蝶たちは今…



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初公開日(参考)1975年01月
分類

長編小説

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蝶たちは今… (1978年) (講談社文庫)

1978年07月01日 蝶たちは今… (1978年) (講談社文庫)

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蝶たちは今…の総合評価:7.29/10点レビュー 7件。Dランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(5pt)

江戸川乱歩賞とはこんなものですか

またまた凡な江戸川乱歩賞受賞作を読みました。登場人物のメリハリがなくダラダラと話が進んで行きました。各賞が短いので全体が細切れにされています。トリックも結末もありきたりで詰まらないものでした。作者が冒頭のコメントで「自分で書くことにした。」とありましたが、こんなミステリーを自分で読みたいと思ったのでしょうか。

わたろう
0BCEGGR4
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.6:
(3pt)

謎が謎を呼ぶミステリ V.S. 謀略もの

■日下圭介『蝶たちは今・・・』
旅行先でとり違えたバッグの中の一通の手紙。不承不承ながら持ち主へ連絡をつけようとした主人公は、差出人も受取人もすでに故人であったという事実に直面する。

なし崩し的に調査を続ける主人公の前に、幻の女の影がちらついて、という謎が謎を呼ぶミステリだ。

ばらまかれた謎が拡散していく様は、偶然以外の何物でもないのだけれど、ギリギリのところでとどまって一応、筋は通っているように思う。なにか見落としてしまっているような気もするが、この筋道のつけ方が本作品の見所ということになるだろうか。

ただ、登場人物の役どころの変わり方や、決着のつけ方が唐突な印象があり、スカっとはいかないね。

■伴野朗『五十万年の死角』
真珠湾の緒戦間もない頃の中国。戦況が刻々と変わっていくどさくさの最中、人類のかけがえのない遺産 北京原人の化石骨が消失する事件が起きる。軍属通訳の主人公は、軍の密命を帯びて北京原人の追跡に乗り出すのだった。

大戦がはじまろうとする中国を舞台に、様々な国の思惑が交差し、諜報合戦を繰り広げるという謀略ものだ。残念ながら北京原人の重要性がピンとこないので、これをめぐっての諜報機関の暗躍にノリきれなさを感じてしまった。

彼の地の人々の日常等、興味深く読み進めましたが、ミステリ(もしくはエスピオナージ)としての面白さは今一つだったかな。
蝶たちは今… 五十万年の死角―江戸川乱歩賞全集〈10〉 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:蝶たちは今… 五十万年の死角―江戸川乱歩賞全集〈10〉 (講談社文庫)より
4062649780
No.5:
(3pt)

筋は通っているがスカっとはいかない

旅行先でとり違えたバッグの中の一通の手紙。不承不承ながら持ち主へ連絡をつけようとした主人公は、差出人も受取人もすでに故人であったという事実に直面する。なし崩し的に調査を続ける主人公の前に、幻の女の影がちらついて...という謎が謎を呼ぶミステリ。

ばらまかれた謎が拡散していく様は、偶然以外の何物でもないのだけれど、ギリギリのところでとどまって一応、筋は通っているように思う。なにか見落としてしまっているような気もするが、この筋道のつけ方が本作品の見所ということになるだろうか。

ただ、登場人物の役どころの変わり方や、決着のつけ方が唐突な印象があり、スカっとはいかないね。

【乱歩賞】
蝶たちは今… (1978年) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:蝶たちは今… (1978年) (講談社文庫)より
B000J8NAL4
No.4:
(3pt)

読んだ人たちは今・・・・・・

新聞記者である日下氏の江戸川乱歩賞受賞作。
こう書くと社会派ミステリーかと思われがちだが、社会派ではなく、フランス系のサスペンスミステリーである。あまり本格推理趣向ではない。
全編蝶のイメージに彩られた過去の事件を巡るサスペンスストーリーで、いわゆる死者からの伝言ネタで幕を開ける冒頭は興味深いが、終盤になると、結構早くに事件の構造は分かってしまうような感じで、盛り込まれたアリバイトリックと首つり偽装トリックもこの当時でさえかなり陳腐なトリックである。
短いセンテンスの文体が特徴だが、最初は違和感を覚えるだろう。
序盤の不可能趣味に対して後半の展開が何か2時間サスペンスドラマみたいなあまり新鮮味のない展開になっているのが惜しまれる。
蝶たちは今… (1978年) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:蝶たちは今… (1978年) (講談社文庫)より
B000J8NAL4
No.3:
(5pt)

幽霊が手紙書いた!? 幽霊から電話!?

『蝶たちは今…』この作品は、乱歩賞最大の異色ホラーサスペンスです。物語のメインになるのは、ズバリ幽霊。
まず、普通のミステリーとは違い、物語の冒頭で犯人(殺人事件の犯人)が読者に明らかにされます。この犯人、自分が昔殺した被害者の「幽霊」から不気味な脅迫状を受け取っていたのです。
一方、バス旅行に出掛けた男子大学生2人が、車内で自分の荷物と他人の荷物を間違えてしまいます。相手の女性はある男性に手紙をしたためていたので、それを手掛かりに持ち主を訪ねると……男性は20年近く昔に、女性は3年前にそれぞれ死んでいた!! じゃあ、この手紙書いたのは誰!?という巻き込まれ型ミステリーです。探偵チームは男子大学生2人&ガールフレンドの看護士&蝶に詳しい学校の先生の計4人VS冒頭の殺人犯VS謎の幽霊、三つ巴の推理バトルになります。毎回レストランなどで犯人(読者も登場人物も誰か分かってる)をどうやって追い詰めようか、探偵グループが謀議(笑)していると、店に幽霊から電話が掛かってくるのがシュールに気味悪いです。

はっきり言って主人公達は全くの無関係なので、気にせずに日常生活を送ってれば良い(乱歩賞でこんな設定はまずない)ものの、暇つぶしにこの『蝶たちは今・幽霊事件』に首を突っ込んで、とんでもないことになってしまいます。
ラスト数ページの大どんでん返しと幽霊の正体に愕然((;゜д゜)
蝶たちは今… 五十万年の死角―江戸川乱歩賞全集〈10〉 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:蝶たちは今… 五十万年の死角―江戸川乱歩賞全集〈10〉 (講談社文庫)より
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No.2:
(4pt)

毛色の変わった映像的ミステリーの佳作

死者からの手紙ーこのような設定で物語が始まり、蝶のイメージが醸し出されているユニークな作品で映像的な描写です。新聞記者の方なので、社会派ミステリーかな?と思って読み始めましたが、心理的サスペンスと云って良い作品。他に類をあまり見ない感度の作品でお勧めです。
蝶たちは今… (1978年) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:蝶たちは今… (1978年) (講談社文庫)より
B000J8NAL4



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