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殺人喜劇の13人
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殺人喜劇の13人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
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数多くの登場人物と癖のある文体に最初はやや戸惑いますが、中盤からぐんぐんと引き込まれていきます。様々なトリックや伏線をこれでもかと詰め込み、そしてしっかりと回収していく内容で、とても面白く読めました。癖のある文体にもしっかりと必然性がある事がやがてわかってきます。全く内容も毛色も違いますが、カズオイシグロの「日の名残り」を読んだ時と似た感覚を持ちました。またじっくり読み返したいと思います。 | ||||
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★★★★☆ | ||||
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作者のデビュー作ということもあって書きたいことを全部やりつくしたといった感じに好感を持ちました。 京都の共同下宿を主な舞台に次から次へと連続殺人が行われ、間には誘拐事件が発生といったジェットコースター展開。 一連の殺人の行われた後、名探偵が登場して登場人物の手記を主に推理します。 解けた謎によって次の謎が解けていくといった真相解決も好きでした。 『不連続殺人事件』『りら荘事件』などの先達を意識しつつ書かれたと思われますが、どちらも好きな私には大満足の一冊でした。 | ||||
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いわゆる本格推理ものが好きで、その他、軽いミステリーやサスペンスなども読んでいます。以前からずっと気になっていた芦辺拓さんの小説。どうせならデビュー当時のものから読みたいと思い、鮎川哲也賞を受賞したこちらを購入しました。評価が低かったのであまり期待していなかったのですが、なかなかどうして私には非常に面白く読めました。確かに登場人物が多く矢継早に事件が起こります。また、その事件に対して手記を書いている登場人物の推理が(かなり論理的に)入ってきます。この辺りを面白いと感じるか、面倒くさいと感じるかで評価が変わってくるのでしょう。ただ、私はこういったものが好きで、最後の方(II部)で事件がほとんど論理的に集約されていくところでは読むのが止まらなくなりました。最後の最後に探偵がやっと登場して颯爽と(本編の主人公はちょっと頼りないキャラクターとなっていますが)解決していく展開はベタと言えばベタですが、そういったものが好きな方にはおススメです。 | ||||
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第一回鮎川哲也賞作品としてリリースされた芦辺氏のデビュー作。 京都の学生寮を舞台にして学生達の連続殺人事件を描いた本格路線の作品だが、シリアス路線というよりライトタッチの青春ミステリーに仕立てられている。あらかじめ限定された登場人物達が次々殺されていき、トリックもアリバイ崩しに密室とてんこ盛りでサービス精神旺盛だが、ちょっと読んでいると詰め込み過ぎという感じもする。 京都弁での会話文体がやや読み憎く、文体もこなれていないので、ややストーリーを追うのに苦労する。 マニアックな本格推理だが、同時期の講談社ノベルズ系新本格作家の一連の作品とはややテイストが異なる感じがする。 | ||||
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記念すべき第一回鮎川哲也賞受賞作です。鮎川哲也さん著の「リラ荘殺人事件」を思わせるトリック満載の派手な本格ミステリ小説でした。きっと何年も練りこんだトリックを小説化したものだろうと想像します。芦辺拓さんの本は6冊読みましたが、この作品が一番面白かったです。先述の鮎川哲也さんの「りら荘事件」や、二階堂黎人さんの「人狼城の恐怖」などが面白かったという方には是非読んでいただきたい作品です。 | ||||
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私が所属するミステリー研究会に現役の同志社大學のミステリー研究会の会員が入会されたことに感激し、先輩である芦辺拓氏の処女作を購入しました。内容は流石でした。状態もかなりよく、満足しています。 | ||||
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私が所属するミステリー研究会に現役の同志社大學のミステリー研究会の会員が入会されたことに感激し、先輩である芦辺拓氏の処女作を購入しました。内容は流石でした。状態もかなりよく、満足しています。 | ||||
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1990年に出た単行本の文庫化。 第一回鮎川哲也賞の受賞作。 10人近くの死者が出たり、ちからわざなトリックが炸裂したりと、けっこう楽しい本だった。デビュー作らしい熱気と大胆さがみなぎっており、本格復権の出発点のひとつとなったのも十分にうなづける。 著者が同志社出身で、「ほんやら洞」が出てきたり、京阪が犯罪現場に使われたりと、京都の人にとっては身近な場所が次々と使われているのも面白いかも知れない。 文章にやや難あり。 | ||||
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記念すべき著者のデビュー作。力が入っています。フーダニットから、ハウダニット、おまけに叙述トリックとてんこもりで凝りに凝っていて,これぞデビュー作・受賞作の醍醐味でしょう。この作者らしいくすりと笑える部分や,ほろ苦い部分まで、後の作品の原型を見ることが出来ます。芦辺拓作品が好きな人は,絶対に読まなければならないバイブルです!! | ||||
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