地底獣国の殺人



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初公開日(参考)1997年09月
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長編小説

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地底獣国(ロスト・ワールド)の殺人 (講談社文庫)

2001年06月01日 地底獣国(ロスト・ワールド)の殺人 (講談社文庫)

一九三〇年代。創世記の伝説を探るためアララト山を目指した「ノアの方舟探検隊」の飛行船。奇人学者や美人秘書、新聞記者ら一行を待ち受けていたのは絶滅したはずの恐竜と謎の部族、そしてスパイに連続殺人。冒険に満ちた古の怪異を、博覧強記の俊英が精緻な論理で解き明かす奇想天外な傑作本格ミステリ。 (「BOOK」データベースより)




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地底獣国の殺人の総合評価:7.67/10点レビュー 6件。Bランク


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No.6:
(5pt)

魔境小説バンザイ

●数十年前、当時Amazonのレビューもなく、本書再読にて投稿します。私、秘境探検小説(魔境も
の)マニアの心構えとして、腹の底から楽しもうと決めています。なので偏見とひいき目で凝り固ま
っており、あまり参考にならないかと思いますが・・・。

 ある新聞社を買収した財閥の次男坊がライバル社の大当たり企画に対抗し、奇想天外な探検を企画。
キャッチコピーは「創世記の伝説を探るべくアララト山を目指す”ノアの方舟探検隊”」です。もうこ
れだけでゾクゾクします。
 コナン・ドイル「失われた世界」のチャレンジャー教授を彷彿とさせる奇人学者も登場。キャラの
立った登場人物や破天荒の探検計画、出発前の準備段階の雰囲気・・・、魔境小説の王道を行く筋立
てです。この段階でウキウキして来ませんか?加えて本格ミステリで言う”クローズド・サークル”の
殺人事件のコラボです。
 おまけにジュラ紀の巨大生物が跋扈する地底獣国ときたら(こっちの方がメインなのですが・・・)
面白くない訳がないと思いませんか?
 気がついたことなのですが二名の登場人物について・・・
 a)折竹十三・・・小栗蟲太郎の人外魔境シリーズに登場する探検家”折竹孫七”をもじったもの
 b)人見七雄・・・香山滋の魔境ものに登場する国際的秘境探検家”人見十吉”をもじったもの
ではないかと。しかもご丁寧にも名前の”十”と”七”を入れ替えています。著者の遊び心がうかがえま
す。
ーちなみに私の把握している地底世界をモチーフにした魔境ものを紹介しますー
 1.本書
 2.地底旅行         ジュール・ベルヌ
 3.新・地底旅行       奥泉 光
 4.空洞地球         ルーディ・ラッカー
 5.地底世界サブテラニアン  J・ロリンズ
 6.ペルシダー・シリーズ   E・R・バローズ
 7.地底獣国         久生十蘭
 8.沙漠の古都        国枝史郎
 9.地底大陸         蘭 郁二郎
10.ムーン・プール      A・メリット
11.地底の住人          〃
12.地底のとかげ人      アンドレ・ノートン
13.地底の都         野村胡堂
14.鰐の聖殿         戸伏太兵
15.ツングース特命隊     山田正紀
16.魔境密命隊          〃
17.地底の王国        邦光史郎
18.バンドネオンの豹 1     高橋克彦 
19.聖豹紀(バンドネオンの豹2) 〃   以上です。宜しくご笑殺ください。
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4061819836
No.5:
(4pt)

ロストワールドものと推理小説の融合への挑戦

ロストワールドものと推理小説の融合という、心躍るアイデアです。
残念ながら実際に読むと、お互いの要素がうまく溶け合わず、ロストワールドものとしては異世界描写やそこでの冒険に乏しく、推理小説としてはロストワールドが存在したという驚きと比べて、殺人事件が小さな存在に思えてしまうといった、中途半端な感じになってしまいましたが、十分楽しめました。
地底獣国(ロスト・ワールド)の殺人 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:地底獣国(ロスト・ワールド)の殺人 (講談社ノベルス)より
4061819836
No.4:
(3pt)

ロストワールドSFと本格推理の奇抜な融合

講談社ノベルスの担当者も当時「とんでもないものを書いてきましたね」と言わしめた芦辺氏の異色作中の異色作。
1930年代を舞台にした地底にある恐竜やモンスターが生息するロストワールドに迷い込んだ探検隊のアドベンチャーと同時に起こる殺人事件を現代の探偵が話を聞きながら解決するという、SFとミステリーを強引に融合したような作品。
正直、ロストワールドものとして読むと、ありふれた展開であるし、大半がこの地底世界でのアドベンチャーを主体にしていて、やはり読んでいて長すぎると感じてしまう。最期に本格推理的趣向があり、なかなかこのアイデア自体は秀挽なのだが、ネタふりの部分と化してしまっているロストワールド部分はもう少しタイトにまとめても良かったのではないかと思う。
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4061819836
No.3:
(4pt)

森江春策シリーズの異色作

森江春策ファンであれば、許せる範囲でしょうか。いわゆるSFですが、ちゃんと本格探偵小説の範囲を守っているところが魅力です。
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4061819836
No.2:
(3pt)

混沌とした結末

1997年に講談社ノベルスとして出たものの文庫化。 ドイルの『失われた世界』とヴェルヌの『地底探検』を混ぜ合わせたような作品。冒険小説だが、きちんとした推理小説にもなっている。恐竜が出てきたり、ノアの箱舟を探しに行ったり、謎の連続殺人が起こったり。こういうのが好きな読者にはたまらないだろう。 芦辺氏のすごいところは、荒唐無稽な物語に納得できる結末を与えられる点だ。いや、本当は収拾がついていないのかも知れないが、あっと驚くどんでん返しがあり、意外な犯人が判明することで、ストンとまとまっている。
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4061819836



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