歴史街道殺人事件
- バラバラ殺人 (74)
- 廃墟 (61)
- 森江春策の事件簿シリーズ (18)
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点7.00pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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芦辺拓氏の鮎川哲也賞受賞作『殺人喜劇の十三人』に登場した森江春策はその後シリーズキャラクターとなり、今なお書き継がれているが、本書はその2作目にあたる。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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他の作品では遺体をバラバラにした理由をしっかり描写しますが、なぜバラバラ殺人にしたのかにこれといった理由がありません。作者がこのトリックを使いたいが為に理由なくバラバラにしたものだと感じました 人に見られるリスクを背負い、バラバラにする時間を取ったりせずにナイフで刺して放置すればいいのにと思いました。(恨みがあったり時間アリバイを取ったという面もありますがリスクが高いし実際に顔を見られていて証拠にもなった。被害者との関係を知っている人は誰もいない) 最初に立て続けに殺人がありインパクトがあったのですがそこからは二転三転とする出来事もなく終わりました。メイントリックは衝撃的でした 中盤からは地味な聞き込みのみで今までの推理が逆転するほどの新しい情報というものはありません。 私が好む探偵ものと違い警察が介入しすぎたり地味に足を使い聞き込みしたりオチが弱かったりとにかく地味さが目立ちます 殺人喜劇につづき森江シリーズ2作目を読んだのですがこの作者の作品は推理するだけ時間の無駄で本格推理物を好む人にはお勧めできません | ||||
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芦辺氏の90年代前半の長編4作目であり、れっきとした森江春策シリーズものだが、タイトルが読み捨てトラベル通俗ミステリーみたいでかなり損をしている作品。 徳間ノベルスというレーベル自体がマイナーため、芦辺初期作品ではかなりマイナーな位置づけとなっているが、これが非常に面白いので侮れない。 この時期の新本格系では珍しいバラバラ死体が絡んだアリバイをトリックの中心にした意欲作。芦辺作品としては徳間ノベルスというレーベルを意識したのか、ややファン以外には退屈ないつものマニアックな引用やお遊びはなく、それが返って作品を引き締めており、コンパクトにかっちりとよく纏まった作品に仕上がっている。 | ||||
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トラベルミステリーと歴史ミステリーを混ぜた作品に見えて本格的な要素もある作者が欲張った構想を作品に仕上げた物だろう。是非ご一読を願う次第である | ||||
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1995年に出た単行本の文庫化。かなり加筆修正されているらしい。 森江春策シリーズの第二弾。 タイトルからするとトラベル・ミステリかと間違えてしまう人がいるかも知れないが、内容は本格ミステリである。しかも、なかなか大きなトリックが仕掛けられており、満足できる一冊であった。 ただ、ミステリ、トリックとしては優れているのだが、他の芦辺作品に見られるような叙情性、ロマンチックな要素は少なめ。薄目の本なので、削られてしまったのか。そういう意味では、やや期待はずれであった。 | ||||
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新本格の推理小説好きの間ではカリスマ的な人気のある本書。 文庫、ノベルスといずれも徳間から出版されているがいずれも廃盤である。 その人気の理由は悪魔的ともいえるトリックにあるのだろう。 小説としては文章も稚拙で謎の出し方と料理の仕方もお世辞にも上手いとはいえないが とにかくトリックのインパクトは強烈。 簡単に解説すると推理小説のテーマの一つである「バラバラ殺人」に 全く新しい解釈を与えたのが本書だ。 書き手が違えば『占星術殺人事件』を凌駕する評価を得る作品になっていただろう。 余談だが、この悪魔的なグロテスクなトリックゆえに本書が廃本になっているかの ような噂もささやかれ、好事家達の間では高値で取引されている一冊である。 未読の方には一度は手にとってみられる事をぜひお奨めしたい。 | ||||
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