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チーム・バチスタの栄光



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チーム・バチスタの栄光の評価: 3.84/5点 レビュー 332件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.84pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全332件 301~320 16/17ページ
No.32:
(5pt)

性格悪すぎの奇天烈医療探偵登場。連続医療事件に潜む驚愕の真実!

■バチスタ手術とは心臓手術の一種。正式名を左心室縮小形成術といい、肥大した心臓の一部を切り取り小さく作り直す画期的手術だが、超絶技術を要するので危険度も高い。
■東城大学医学部臓器統御外科は、米国から名外科医・桐生恭一を助教授に迎え、バチスタ手術の成功で評判をとっていた。だが最近、手術中に患者が死ぬ事故が3例連続発生。それは果たして単なる偶然か、それとも医療ミスか、あるいは殺人事件なのか?
■病院長は、脱力系変人医師、不定愁訴外来の田口講師に調査を依頼する。死亡事故は、若い優秀なナースがやめた直後から発生していた。調査過程で田口講師は複雑な何かが背後にあることを感じるが後一歩せまれない。■やがて田口の助っ人として、ウルトラ変人医療探偵・白鳥圭輔が登場。白鳥は、なぜかたまごっちをしのび持つ妙〜なオタク探偵。意地悪質問で相手を怒らせる型破りの聞き取り調査で病院は大混乱に陥る。しかし同時に白鳥のスーパーロジックが、事件の謎をグイグイ解き明かしてゆく。果たして死亡事故に隠されていた驚愕の事実とは――。しっかしこの探偵、性格悪すぎ。でも面白いぞ!
チーム・バチスタの栄光Amazon書評・レビュー:チーム・バチスタの栄光より
4796650792
No.31:
(5pt)

一気に読みました。

現在、テレビで放映している『医龍』でも話題のバチスタ手術に関するミステリー。2006年『このミステリーがすごい!』大賞を受賞している傑作です。医療現場のリアリティとコミカルな展開が楽しくて一気に読んでしまいました。
チーム・バチスタの栄光Amazon書評・レビュー:チーム・バチスタの栄光より
4796650792
No.30:
(5pt)

医師のテンション

本書は病院内のあまり外部に知られたくない内幕を次々に暴露しているので、著者と同じく勤務医である私はハラハラとさせられた。多くの医師は概してテンションが高い。救急車が到着するのを腕まくりをして待っているという具合だ。必然的に勉強もよくするので学業成績などは良い。しかしテンションの低い医師も時にいる。桐生医師が前者の代表だとすると、田口医師は後者の代表だ。一方、白鳥医師の様な個性派も多い。
本書はバチスタという難手術の失敗例の原因を暴くうちに、恣意的な関与が明らかになってくるという面白い物語だ。ところで外科手術に限らず、病院でのすべての治療はチーム医療であり、和を非常に重んじる。特に外科手術などは大勢のスタッフで行うので、けっして主執刀医一人がテンションを高めて暴走してはならない。スタッフ全員の個性や疲労度などにも配慮しながらペースを調節する。本書ではそういう事情もうまく描かれている。
病院に限らず、和を重んじない職場は無い。私は本書を読み進んで、この事を強く反芻した。
チーム・バチスタの栄光Amazon書評・レビュー:チーム・バチスタの栄光より
4796650792
No.29:
(4pt)

少しムラがあるが・・・

ミステリーとしては読み応えがあるし、楽しめる。
トリックがすぐ分ってしまうのはちょっと・・・
私には、ミステリーの鍵を解く主役の白鳥さんの具体的イメージが
どうしても沸き難かった。
チーム・バチスタの栄光Amazon書評・レビュー:チーム・バチスタの栄光より
4796650792
No.28:
(4pt)

次も期待

目を引く黄色の表紙と『バチスタ』の文字に心惹かれ読んでみた。
ミステリーとして冴えているか?と聞かれれば、『はい』とは答え難いものの面白かったと思う。
特にパッシヴ・フェーズとアクティヴ・フェーズとやらが興味深い。
田口医師が行う『パッシヴ・フェーズ』で相手の上辺を語らせ、白鳥の『アクティヴ・フェーズ』で本心を曝け出させる。
その全く正反対の方法に比例した二人の個性も面白い。
この作品は著者のデヴュー作。
白鳥主役のシリーズ化をするかどうかは別にして、次作も是非読んでみたいと思わせる。
それと是非ドラマ化してもらいたいものだ。
フジTVの2時間ドラマなんかでどうだろうか。
白鳥は誰が演じるだろうと・・・と想像しながらニヤついてしまう人は私だけではないだろう。
最後に。
どんな高名な医者も看護士も所詮人の子で心に悩みや暗い闇を持つ者もいるのだと、
当たりまえではあるが改めて目の前に突きつけられたような気がする。
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4796650792
No.27:
(3pt)

期待過剰でした

前評判以上のものは得られませんでした。
むしろそれ以下でガッカリ…
確かに皆さんおっしゃるとおり、キャラは立ってるし、笑わされるし、描写はすごく細かくて緊迫感はある。
でも「このミステリーがすごい」んだから、トリックがもうちょっと何とかならんのか〜!?と思った。
詳しくは書けないけど、医療関係者だったら途中ですぐにわかっちゃうもの。
人間の医者じゃない私でもわかってしまいました…
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No.26:
(5pt)

栄光の陰に潜む・・・最先端技術の医療現場

 東城大学医学部病院の誇る心臓手術「左心室縮小形成術」通称創始者R.バスチタ博士の冠した俗称「バスチタ手術」。
アメリカの心臓専門病院から心臓移植の権威、桐生を臓器制御外科助教授として招聘し構築された「チーム・バスチタ」。
桐生助教授率いる7名の心臓移植の代替手術は100%の成功率で栄光に輝く中、立て続けに3例の術中死が起こってしまう。
この内部調査を院長が依頼する不定愁訴外来の「田口公平」。
田口にとっては何故自分が調査の依頼を引き受けなければならないのか困惑の色を隠し切れない中、院長の言葉が続く。
「術死には3つの可能性がる。たまたま連続した不運。医療事故。悪意によって事態が引き起こされた可能性。・・・」
調査開始からチーム全員の聞き取り調査。この会話がまたさらに田口らしく愉快にも思える。鋭い洞察力をもち備えながら個々の言葉の深層心理まで読み取る力量は素晴らしい。
しかし調査は難航。
国境なき医師団から日本に来日した南アフリカ国籍のアガピ君7歳。
手術室の臨場感溢れる描写は素晴らしく繊細に鮮に手際よくまるで音楽の無駄のない旋律に奏でられるように手術は進んでいき成功。メスさばきに魅了されるほど桐生助教授の手腕は輝かしい。
院長に報告書を上げるや否や院長が未然に内密に調査を依頼しておいた厚生労働省大臣官房秘書課付技「白鳥啓輔」が調査に加わる。
この田口と白鳥の何ともいえないコンビの愉快さに重々しい医療術死の中本書はユーモラス性を含みまた個々のキャラを細部に渡る描写で際立たせ語りの巧妙さが読者の脳幹を妙に最期までくすぐり最終場面まで一気に読み上げさせてしう。
専門知識を駆使した細部の確かさ リアリティなどがしっかり織り込まれている。その点でも医学ミステリーとしては評価したい。
主人公の田口と白鳥のコンビ物はシリーズ化を懇願したい。
著者の才能を評価し今後の作品に注目! 
 
 
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4796650792
No.25:
(5pt)

シリーズ化を期待!

「あ〜面白かった」と読み終えて素直に思えます。
探偵役の2人のキャラクターの書き分けがよくできていて
うまく役割分担ができています。
名前だけ出てくる、役人の助手の女性もぜひ登場を願って
この2人(特に役人の方)が活躍するシリーズをぜひ読みたいものです。
チーム・バチスタの栄光Amazon書評・レビュー:チーム・バチスタの栄光より
4796650792
No.24:
(5pt)

栄光の陰に潜む・・・最先端技術の医療現場

東城大学医学部病院の誇る心臓手術「左心室縮小形成術」通称創始者R.バスチタ博士の冠した俗称「バスチタ手術」。

アメリカの心臓専門病院から心臓移植の権威、桐生を臓器制御外科助教授として招聘し構築された「チーム・バスチタ」。

桐生助教授率いる7名の心臓移植の代替手術は100%の成功率で栄光に輝く中、立て続けに3例の術中死が起こってしまう。

この内部調査を院長が依頼する不定愁訴外来の「田口公平」。

田口にとっては何故自分が調査の依頼を引き受けなければならないのか困惑の色を隠し切れない中、院長の言葉が続く。

「術死には3つの可能性がる。たまたま連続した不運。医療事故。悪意によって事態が引き起こされた可能性。・・・」

調査開始からチーム全員の聞き取り調査。この会話がまたさらに田口らしく愉快にも思える。鋭い洞察力をもち備えながら個々の言葉の深層心理まで読み取る力量は素晴らしい。

しかし調査は難航。

国境なき医師団から日本に来日した南アフリカ国籍のアガピ君7歳。

手術室の臨場感溢れる描写は素晴らしく繊細に鮮に手際よくまるで音楽の無駄のない旋律に奏でられるように手術は進んでいき成功。メスさばきに魅了されるほど桐生助教授の手腕は輝かしい。

院長に報告書を上げるや否や院長が未然に内密に調査を依頼しておいた厚生労働省大臣官房秘書課付技「白鳥啓輔」が調査に加わる。

この田口と白鳥の何ともいえないコンビの愉快さに重々しい医療術死の中本書はユーモラス性を含みまた個々のキャラを細部に渡る描写で際立たせ語りの巧妙さが読者の脳幹を妙に最期までくすぐり最終場面まで一気に読み上げさせてしう。

専門知識を駆使した細部の確かさ リアリティなどがしっかり織り込まれている。その点でも医学ミステリーとしては評価したい。

主人公の田口と白鳥のコンビ物はシリーズ化を懇願したい。

著者の才能を評価し今後の作品に注目! 

 

 
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4796650792
No.23:
(5pt)

久々の一気読み!

これは面白いです。間違いない。
導入部はいささかぎこちない印象で少々読みづらい感があったが、我慢して読み進めるともう大丈夫。専門用語が続出したって適当に解釈してれば良いのです。主人公だってよく分かってないんだもん。
選評にあるように、聞き込み調査がだぶるくどさはありますが、これぞ白鳥が言うところのアクティヴ・フェーズとパッシヴ・フェーズの実践なんだと思えば楽しめます。エルキュール・ポアロってアクティヴ・フェーズ派の探偵だったんだな、と今更になって納得してしまった次第。
白鳥は昔読んだジョイス・ポーターのドーヴァー警部を彷彿させる、ホントに他人を不快にさせる人物ですが(現実には絶対遭遇したくない)、次にどんないやな言動をするのか楽しみで楽しみで、いや絶対シリーズ化して欲しいです。
難を敢えて言えば、エンディングがしつこいところかな。後日談は、読者に多少の想像と物足りなさを与えるぐらいの方がよいと思います。
 個人的には、主人公田口の患者に対する辛抱強さ、優しさに感服致しました。
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No.22:
(4pt)

医療界の光と影

心臓が肥大する拡張型心筋症を治療する方法はふたつ。心臓移植かバチスタ。バチスタとは大きくなった心臓を切り取り、形を整え元の大きさに戻すという手術でブラジルのバチスタ博士が考案した方法だ。15歳未満の移植が許されていない日本では、子供にとってバチスタしか治療する方法は残されていないのだ。
 東城大学医学部付属病院では、アメリカ帰りの天才外科医・桐生率いるチーム・バチスタが輝かしい術績を収めていた。しかし、ここ最近、術死が続き桐生は第3者による原因究明を高階病院長に直訴。高階はリスクマネジメント委員会に報告せず、内々に調査するをこと決断。その探偵役に任命されたのが、“愚痴外来”の万年講師田口だった。田口は厚生労働省からきた白鳥技官とふたりで調査を進めていく。
 術死の原因は事故? それとも……。果たして、田口と白鳥のでこぼこコンビはチーム・バチスタの“膿み”を見つけ出すことができるのか!?
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4796650792
No.21:
(4pt)

飛行機の中で一気読み!

これはかなり楽しめます。香港出張時に飛行機内で読み始めたのですが、到着時刻近くには読み終えてしまうほど、本から手が離せませんでした。すいすいテンポ良く読めたのは、全てが病院の中で行われるシンプルな舞台構成と、会話のみで物語が進行していく点による事が大きいと思います。
登場キャラクターは多少類型的ではあるものの充分に魅力的で、主人公の医師と役人とのやり取りには思わずニヤリとさせられます。脇役では病院長が印象的。犯人の意外性や動機、解決方法という点ではチョット・・・。謎解きよりもキャラクターや会話を楽しむ小説かな?
全体的には良質なコメディタッチの芝居を見ているようで非常に楽しめます。
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No.20:
(5pt)

やばいです・・・・!

久しぶりに小説を買って読んでみたらこれが大当たり!
すごく魅力的なキャラクターがいてテンポ良く読めた。
とくに白鳥がおもしろかった。人が持っているプライドをズタズタと踏み込み、壊してゆく。「パッシブフェーズ」「アクティブフェーズ」の意味がわからない主人公を思いきり馬鹿にするなど、笑えるところが沢山あって読みやすかった。
でも、一つだけ言うと、専門用語などをもっとわかりやすく説明してほしかった。
 一番のオススメは最後の主人公の下りです(笑)
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No.19:
(4pt)

発展途上小説

ネタは悪くないけれど、ちょっと饒舌すぎる感じ。もう少し刈り込んでくれると、中身がすっきりして、話も俄然面白くなってくるはずなのに、登場人物がジャングルのような文体をかきわけては、出てきたり、消えていったりするようで、もう一つ名付ければ密林小説というところでしょうか
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No.18:
(4pt)

質の高い作品であることは確かだが…

難易度の高いバチスタ手術中に起こった「事件」が題材だが、医学的専門知識が無くとも、読みこなすことは難しくない。「生命」をもテーマにしているが、所々にくだけた表現を織り交ぜることにより、重くなり過ぎることを防いでいる。エピローグに至る展開も含め、この辺の著者のテクニックはすばらしい。
ただ、巻末に『このミステリーがすごい!』大賞選考委員たちの選評が収録されていて、そこでは重要な登場人物のひとりである厚生労働省の白鳥のキャラクターを高く評価しているが、私は逆である。彼のキャラクターが強すぎたために、この「事件」の輪郭が薄れてしまったような気がする。故に☆は4つとする。
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4796650792
No.17:
(3pt)

なかなか。

バチスタ手術という本来緊迫感のあるテーマながら、主人公ののんびりしたキャラクターがこれを中和しているため物語に悲壮感が漂わず、ミステリーながらある意味気楽に読める仕上がりです。しばらくゆったりしたテンポでのストーリー展開が続きますが、白鳥氏の登場から一気に加速し読者を引きつけます。自分で犯人を推理しながら読む、というよりも白鳥氏に主人公と共に引きずり回されながら読む、という感じでしょうか。比喩・ユーモアなどがさほどエッジが利いているわけではないですが、桐生氏と白鳥氏のキャラが立っているので、結末までつい一気に読んでしまいました。白鳥氏の活躍はもう一回見てみたい気もします。
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4796650792
No.16:
(4pt)

超大型デビュー作

 バチスタという心臓手術をタイトルにしたセンスのよさ。そもそも題名がいい。謎解きは、オーソドックスながら焦点がしぼられていて読みやすい。ストーリーは、長セリフや一人称思考場面によって少し流れが滞る部分もある。しかし、白鳥という傍若無人な小太りの、はみだし高級官僚が、停滞を一気に突破する。つきぬけたお笑いキャラで、物語に大きくメリハリをつける。
 愚痴外来の田口講師は、ニュートラルな落ち着きのあるキャラクターで、読者の視点としてなじみやすい。
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4796650792
No.15:
(3pt)

白鳥さん、あなただけにでも再び逢いたい

第4回「このミステリーがすごい!」の大賞作品で
審査員がベタぼれ状態のこの本。
個人的にはミステリーとしてなら、私はそれほど評価は高くない。
でも、「白鳥さん」
このキャラクターを知るだけでも読む価値はある。
医療ミステリーとしては目新しくはないし
全体の構成も容疑者(?)への質問が繰り返されるので正直中だるみする
その作品に輝くキャラクター「白鳥さん」
厚生労働省の役人でありながら、常識を覆す行動に会話の展開
正直大笑いしました。滅茶苦茶です。
白鳥さんの番外編、例えば厚生労働省の話など、是非読みたい。
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4796650792
No.14:
(5pt)

星6つあげたい!

文句なし!最近読んだ小説の中では最高に面白く、久しぶりにワクワクしながら読んだ。
 一見読むのをためらうような重いテーマを扱っているが、作者の軽妙なペン捌きと登場人物のユニークなキャラクターによって、すぐに小説の中に引き込まれてしまった。
 また、単に面白いだけでない。現在、医療界が抱えているさまざまな問題を、奥深い洞察力と含蓄ある文章でわかり描いている。
 手術室の描写も現役医師だけにリアリティがあり、オペ中の緊迫した場面が臨場感あふれスリリングであった。
 ストーリーは読んでのお楽しみであるが、最後まで予想のつかない展開で、読後感もこの手のミステリーにしては爽やかだ。
 ただ、誰が読んでも解かるように、専門用語は解説するなど表現に工夫がほしかった。次回作が楽しみである。
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4796650792
No.13:
(5pt)

久しぶりに一気呵成に読了!!

 人物設定が面白い。白鳥氏を除き、他の人物は実際に「大学病院にはこんなやついるいる!!」というキャラ。キャラの特色のあぶり出し方が、秀逸。前半の人物描写、思わずにんまりしてしまう。作者は、一種の愛着を持って院内の人物と日常を観察分析しているようだ。作品の舞台が、俄然立体的に浮かび上がる。
 「神の手」の手術の失敗ーーー事故か事件かはたまた単なる失敗か。白鳥ー田口コンビの調査開始で加速する展開、明らかにされる各自の事情抱えているストーリーを読ませながら、スピードを上げてラストに突入。緊張感に紙面から目が離せず、読了。細部よくよく考えればちょっと無理な設定もあるように思うけど、そんなことどうでもいい面白さ。
 是非読んでみてほしい。次回作も楽しみ!
 ところで、筆者は、現役医師とのこと。手術場や心臓手術の描写は見事だけれど、外科医ではない気がします。何科の先生なのでしょう。どなたかご存知なら教えてください。
 
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4796650792

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