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チーム・バチスタの栄光
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【この小説が収録されている参考書籍】
チーム・バチスタの栄光の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.84pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全332件 261~280 14/17ページ
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大変面白いという世間の評判を聞いて、 やっと手に入れました。 面白さは評判どおりで、一気に読まずにはいられませんでした。 でも、犯人の動機には少しがっかりです。 結末までが面白いだけに、ちょっと残念です。 昔、マークスの山を読んだときも、 最後に同じような気分になりました。 ミステリー小説とは、こういうものなのでしょうか。 でも、それを考えても、読んでよかったです。 楽しめました。 | ||||
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「チーム・バチスタの栄光」「ナイチンゲールの沈黙」「ジェネラル・ルージュの凱旋」「螺鈿迷宮」全て読んだ。とにかく面白い。東城大学病院を舞台に、白鳥・田口・姫宮・高階病院長の人物構成がすばらしい。読む順番はこの通りでいいのだが、できればナイチンゲールとジェネラルは同時に3章位ずつ交互に読んだ方が、病院内で同時進行で起こる事件が理解できて面白いと思いますね。海堂先生おみごとと言うしかないくらい引き込まれる。そして終章で必ず次の作品への布石を怠らない。本当にすばらしい。 | ||||
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ミステリーとしての要素はあまり高くないように感じますが、ストーリー自体は愉しめました。バチスタ手術の描写もかなりリアル。流石、本職なだけはあります。 何より、中盤から登場した白鳥のキャラが秀逸。彼の御蔭で、物語中のピリピリした雰囲気が和らぎました。 唯、導入部だけが不満です。これは、巻末の審査員の皆さんのコメントにも書かれていましたが。カバーデザインも恰好良いですし、それ以外はとても良かったです。 | ||||
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早く次のページが読みたくて電車を降りてから帰宅する間ももどかしく 喫茶店で読了しました。久々の一気読みに大拍手です。 ラストは少々長すぎるかなと思うようなカーテンコールでしたが 登場人物全てのサイドストーリーを読みたいという期待で いっぱいになりました。 次はどこにカメラを据えて書いてくれるのかとても楽しみです。 ひとつだけ個人的好みで追加注文をするならば「泣かせ」の場面が もう少しほしいというところでしょうか。 シリアスとコミカルの落差は十分。笑いもOK、後は浅田次郎ばりの 笑いと涙の無限連鎖で揺さぶられてみたい。 ラストでその片鱗を見せた、田口のハードボイルドトークに期待します。 | ||||
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ストーリーは、前半はバチスタ手術をめぐる謎を中心として読者を引っぱっていく。専門用語が適度にちりばめられており、物語の臨場感を高めている。それだけでも面白いのだが、厚労省の役人、白鳥が出てくるところから、物語はがぜん面白味を増していく。 白鳥のキャラクターが秀逸。超がつくほどずうずうしく、無神経で、しかしとんでもなく頭が切れるトラブルメーカー。こんな奴、現実にはありえない。しかし、彼のおかげで、この小説は一流のエンターテインメントになっている。極端に言うと、手術をめぐる謎を除けば、この小説は白鳥1人でもっているようなものだ。彼と田口のやりとりを読んでいるだけで十分面白い。新たなタイプの名探偵登場!! ―そう評しても差し支えないと思う。ただし、医療に関する事件に限られるが。ホームズやポアロにはほど遠いが、三毛猫ホームズを越えるぐらいのインパクトはある。 白鳥の活躍により謎は解決するのだが、その真相が明らかになった時、暗たんたる気持ちにならざるを得ない。医者が命に鈍感になった時、それはその人物が辞表を出すべき時なのだ…そう考えずにはいられなかった。 | ||||
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第4回『このミステリーがすごい!」大賞作品です。ダントツで選ばれた そうですが、その割には、ミステリーはすごくないです。 物語の背景は興味深いし、登場人物のキャラクターも印象的(特に主人公 の田口と外科の桐生は魅力あり)。文章のテンポも軽快で、物語にぐいぐ い引っ張りこまれていきます。で、手術の失敗で第1部が終わり、「さー て2部で犯人が・・・」と思ったら、そこからがいまいち。急に白鳥とい う中途半端な人物が横から出てきて、最初から全部知っていたかのように 事件を解決していってしまいます。第1部って一体なんだったんでしょう か??ミステリーとしてももうちょっと思い入れやどんでん返しが欲しか ったです。 ミステリーとしてはつまんなかったけど、物語を読む楽しさは十分味わえ た作品でした。 | ||||
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うーん。納得のできないことばかり。 アメリカ帰りのすご腕医師が、感情論ぶちまけてごねているだけにしか思えなかった。 トリックも、ちょっと調べればすぐわかってしまう。 それを調べずに引っ張っていくのが物語の核なのだから、違和感が強い。 白鳥のキャラだけがおもしろさを演出しているのだと思う。 推理小説としての完成度は高くないと感じた。 | ||||
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キャラクターがいい。伏線も周到に張ってある。このミスの名に恥じない秀作だ。 2部からまた話が展開。 結末には完全に著者にやられた。 痛快で軽快な、まったく新しいエンタテイメント。 ありそうでないタイプの小説だ。 続編も読みたい。 | ||||
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不定愁訴外来という設定はとても面白かったし、そこでの風景もリアルでよかった。厚労省の役人白鳥もよかった。 が、作者は内科医で心臓外科は専門外なんでしょうが、もう少しきちんと取材してから書かれたほうがよかったと思う。バチスタ手術そのものが今の日本の心臓外科の世界では見限られている術式であるための違和感もさることながら、そもそも術中にこのような行為が行われたからといって心臓がまるきり拍動しないということは決してないし、またこの状況で心臓がぜんぜん動かないからといってその場で臨終を宣告して終了するなどという事態も考えにくいと思う。一般の方はごまかせるでしょうが、その専門の人間にはこのことが非常にひっかかり興を削がれてしまいました。著者が医者ならばこそきちんと調べてから書いてほしかったです。 | ||||
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大賞受賞作品であって、医師が書いた医学ミステリーということで気になっていて買いました。 何より登場人物の性格、言動が生き生きと表されていてすごく読んでいて面白いです。 ジャンルはミステリーですが、人物のやりとりが可笑しくて、笑ってしまうような作品です。 謎解きの方も医学素人には分かりにくいものでしたが、上手く組み立てられて満足のいくものでした。 ただ気になったのが、主人公の回想シーンがよく出てくるせいで、始め読んでるうちに どれが現在のことで、どれが昔のことなのかがよく分からなくなりました。 2回目以降は問題ないですが、初めて読むには少し注意深く読まないとならないかも。 すべての登場人物が個性的で、上手く描かれているため続編を読みたくなる作品だと思います。 | ||||
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基本的に新人賞受賞作はどんなに売れていても買わないんだけど本屋でめぼしい本がなくて つい買ってしまいました。 「謎解きの意外性がないけど残りページが多いからどんでん返しあるな」と思っていたら そのまま終ってしまいビックリ。 評価の高いレビューが多いけど、面白いと思えない少数派だな、オレは。 気になったのはこんなところ。 <謎解き>フーダニット[犯人]、ハウダニット[手口]、ホワイダニット[動機]とも意外性なし。 まぁ(ミステリ < エンタメ)ってことか。 <キャラ>描写はうまい。特にワキ役はシリーズ化されたらイイ味出しそうな人物ばかり。 (二作目読んでないけど) 白鳥は面白いけどちょっとマンガすぎるかな。でもアレだからいいのか。 田口は色々なキャラ設定したけど白鳥登場以降は強烈なキャラに押されて設定が生かせず。 典型的なワトソン役[凡庸な常識人]にしなかった意気込みは買うが。 シリーズが進むにつれて田口のキャラが生きてきて、白鳥とのカラミがもっと面白くなる ことに期待。 <文体・構成など>「いまからカットバックして説明に入ります」的ないかにもな説明文章 はじめて挑戦してこなれていないかのような軽ハードボイルド風文体 ながーーーいエピローグ (白鳥のアレで余韻を持たして終らせるか、登場人物のその後を描きたいならアメグラ方式 でいいと思うんだけど) | ||||
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面白くてあっという間に読み終えた。 第一部での状況設定とキャラクター設定が見事で、読んでいてすぐに犯人 にはたどり着けない。ただ、何回もその伏線はしっかり張られている。 最後にそれに気がつくと著者にやられた!という気分になる(良い意味で)。 第二部では新しい人物の登場と共に、怒濤の展開に流され、話が終わる。 この強烈な人物が物語のスパイスとしてかなり効いている。痛快である。 正直、最後の部分はあれ?という感じの肩透し感が残るのだが、そこまで がかなり面白いのでまぁ良いだろう。 次作がすでにでているようなので、また読むことにしようと思う。 | ||||
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内容説明を見るとシリアスなんですが。 シリアスの中に存分にちりばめられた、コメディがまた。 厚生労働省の変人役人・白鳥が、いろんな意味ですばらしいんですよ。 精神科医伊良部のファンの方なら、絶対に嵌ります。 現役のドクターが執筆したということで、細部がとてもリアルなんです。 で、登場人物がまた全員個性的で、いい味出してます。 犯人は、なるほどなぁって感じで、あまりどんでん返しじゃないところが、 かえってリアルでした。 とにかく一気に読めます。おもしろいです。 続編の「ナイチンゲールの沈黙」も、ぜひ読もうと思ってます。 | ||||
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内容説明を見るとシリアスなんですが。 シリアスの中に存分にちりばめられた、コメディがまた。 厚生労働省の変人役人・白鳥が、いろんな意味ですばらしいんですよ。 精神科医伊良部のファンの方なら、絶対に嵌ります。 現役のドクターが執筆したということで、細部がとてもリアルなんです。 で、登場人物がまた全員個性的で、いい味出してます。 犯人は、なるほどなぁって感じで、あまりどんでん返しじゃないところが、 かえってリアルでした。 とにかく一気に読めます。おもしろいです。 続編の「ナイチンゲールの沈黙」も、ぜひ読もうと思ってます。 | ||||
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とにかくおもしろくて、先が知りたくて一気に読みました。非常に読ませる力のある作品だと思います。 たくさんのキャラクターが出てきますが、その全てがきちんと立っていていて、無駄キャラがいません。白鳥圭輔が人気みたいですが、他のキャラも個性的で本当に素敵。読み始めたときは「あ、この文体はあたしには合わないかも。。」と思ったんですが、お話に引き込まれて途中からは全く気にならなくなりました。 現役のお医者さんが書く医療系小説ということで、あんまり期待してなかったんです。自分がいる場所のことって、近すぎて冷静に見ることができないんじゃないかな、と思って。でも、この作品は全然そんなことなかったです。著者の専門知識をうまく生かしつつ、適度な距離を保って書いてはるな〜と思いました。 初めて読んだミステリーがハズレだったことから、それ以来ミステリー嫌いだったんですけど、この作品を読んだことでちょっとミステリーが好きになりました。 ・・・で、今現在続編(ではないのかな?関連作品という感じでしょうか)が2作出てるみたいですが、評価を見る限りでは微妙な感じ。。でも、やっぱり気になるので読んでしまうと思います。 | ||||
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めちゃめちゃ面白かったです!半分くらいで「そりゃないぜベイべー!」と思い、四分の三くらいで「えぇっ(;'Д`)」って思いましたw調査に行き詰まる田口の目の前に、とんでもない爆弾が投下されます。爆弾の名は白鳥圭輔。通称“ロジカルモンスター”“火喰い鳥”。白鳥の強烈なキャラと、火事を爆風で消すようなやり方に反感を抱いた田口ですが、次第に彼を認めていくことに。現役のお医者さんが書いた病院の話なので、めちゃめちゃリアルです。専門用語や器具名なども出てきますが、話の流れでちゃんと理解できます。多忙な医者の実情、権力争い、人間関係が浮彫りに。受動的な田口と能動的な白鳥のコンビネーションにより、徐々に解き明かされていくチームの人間関係の描き方は面白いですvたくさん登場人物がいますが、キャラがちゃんと確立しているし、うまく区切ってあるので混乱しません。不定愁訴外来に来る患者さんの気持ちはとてもよくわかりますが、他人の愚痴を延々聞き続けることはとても疲れることだから、田口先生はどうやって折り合いをつけているんだろう。漠然とそんなことを考えながら読んでいると、最後の方に田口先生の独白がありました。それ読んでボロ泣き。『患者に対して、俺がやってあげられることはほとんどない。話を聞くだけ。うなずき返すだけ。吐き出した思いのたけを上手に丸めて心にくるみ込むのは、話す本人自身だ。そうした繰り返しをしていると、かさぶたがはがれるように、彼らから愚痴外来の存在がぽっかり抜け落ちる日が、突然訪れる。こうして彼らは愚痴外来を卒業する。その時がくるまで、俺は黙って時のゆりかごをゆっくりゆする。俺がしていることといえば、ただそれだけのことなのだ。』この本を読んで泣く人はあんまりいないと思いますが、心が折れたことがある人には、ぐっとくるかもw | ||||
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神経内科教室の万年講師の田口と、厚生労働省の変人役人・白鳥が、3例続けて起きた手術死の真相を探る。2人がそれぞれの方法で関係者の話を聞き込み、そこから事実や深層心理を引き出していく課程では、自分も一緒に行間から謎を探りながら読みました。結論は流れから外れすぎてて、肩透かしされたような気分になりましたが、内容が深く専門的なのにコミカルで、楽しく読めました。 | ||||
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白鳥の登場からがぜん面白くなってくる。名探偵の登場というような観もある。何を根拠に「これは殺人ですよ」とか「明日のオペで殺人が起こる」というのか、明らかでないような点はあるが、キャラが強烈なので読者は圧倒される。「このミス」の選者でなくとも白鳥のシリーズものを期待してしまう。 | ||||
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医療ミステリーとジャンル付けされるのでしょう。 私のような一般人には、全く馴染みのない背景設定, 題材でありながら、物語にリアリティを感じました。 難しい業界用語と、際立った性格付けの登場人物達との 微妙なバランスの中、最後まで楽しく読み進みました。 犯人が明らかになる場面で、やや拍子抜けの感もありましたが、 最後に著者が言わせたい台詞のための意識的な“間”なのかもしれません。 著者は、なるほど現役のお医者様ということですが、 ここまでエンタテイメントに“現場”を仕立て上げられるのを見せられると、 読者になるのは楽しみですが、患者になるのはどうかと…(笑) 既に上梓されている二作目,三作目を早速に読んでみたいと思わせる処女作です。 | ||||
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正直最後の結論(帰結部分)よりも、中身が面白いミステリー。結構珍しいが、それゆえに個性があると言える。医学用語も少なからず出てくるけど、そこは別に理解しなくても、十分楽しめる。 犯人は結構意外ながら、その人が犯行に至った背景が今ひとつ面白みに欠ける印象がある。だからこそ現実味があるとも言えるかも知れない。 とにかく僕はそこがもっと深まっていると、もっといいと思う。 | ||||
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