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チーム・バチスタの栄光
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【この小説が収録されている参考書籍】
チーム・バチスタの栄光の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.84pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全322件 181~200 10/17ページ
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| 前評判と帯の「児玉清」にほだされて思い切って買ったのですが。 思っていた内容とはほど遠く、かといって、医療現場の手術の内容が克明かというと、ほかの医療ものにくらべてもそうでもない。 どちらかといいますと、ワイドショーが医療現場でとりあげそうな場所が主体で、それをとおしての今を垣間見るという感じでしょうか。 ノンフィクションに近そうななハードなものをのぞんでいたものですから、腰が砕けてしまいました。けして悪いとはいっていないのですが、ミステリーとして評価されているのもどうかと思うし、キャラクターたちに共感はしますけど、医療に関係している友人が多い中、ちょっとぬるくないですか、と思ってもしまいました。 表紙買いが習慣の人には、勧められないのは確かですね。 | ||||
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| とにかく、文章が読みにくい。どうでもいいような記述に、もってまわった飾り言葉の嵐。きっとこの人は、海外の小説の翻訳ミステリーばかりを読みふけり、日本語のレトリックを学んでこなかったのだろう。 | ||||
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| 奇人・白鳥の行動が面白かった。あとはおまけか。 読み始めは、指示語の多い文体に戸惑ったものの、 だんだんとリーダビリティの高さと粋な表現に取り込まれた。 人間描写もうまいし、余韻の出せる人だ、この作者は。 前半は「藪の中」のような取り調べが続いて、やや退屈なものの、 白鳥が登場する後半は一転してスピーディに物語が展開していく。 医者やスタッフ面々の心理にメスを入れていく手法が非常に巧みだと思う。 オチよりも、白鳥と田口のやりとりが気になって、 道中すすんでいく感じ。医療モノとしての新鮮さは、 他作品や医療漫画などを見ているかどうかで個人差ありそう。 エンターテイメントとしては抜群の完成度だとは 思うけど、じゃあ200万部売れて作者は満足かというと、 そうでもないだろう。 作者の真の狙いは 「やっぱ、今の医療はやばいな…」と 読み手に感じさせることでは? だとしたら、 読み方もだいぶ変わってくるんじゃないだろうか。 | ||||
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| 現役医師の手によるミステリーである。本屋で平積みになっていてぱらぱら繰ってみるとおもしろそうなので買ってみた。 読み進むと分かるが、ミステリーなのかエンターテインメントか読者を当惑させる。 ミステリーとしてみた場合、例えば、ホームズとかポワロのように切れ味鋭い超人的な探偵が鮮やかに物事を解決するかというとそうではない。 謎も一度聞いてみたら、まあ、そんなものかとの感想である。むしろ、厚生省官房付技官の白鳥と一人称である田口との会話の軽妙さがむしろ痛快である。 あと、現役医師ならではならの現場の緊張感を伝えるシーンが迫真である。 手術室において生じる緊張と、心臓手術特有の再鼓動を待つ一瞬の肌に粟が生じる瞬間の興奮が医師冥利なのであろう。 | ||||
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| いつになったら話が盛り上がるのかと思っていたら、ついに盛り上がらないまま終わってしまった。評判で買ったのが失敗だった。お勧めしません。 | ||||
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| ミリオン突破と映画上映開始と言う話題性にそそられて読んでみました。 最初は、例えばバブル経済絶頂期のことを「いけいけどんどんの地代」とか、田口外来のことを「愚痴(口)外来」と命名されていたり、ちょっと文章の品のなさが気になりましたが、ここはエンターティメントとしてのミステリーということもあって、差し引いて読みました。 ストーリーはバチスタ手術(左心室縮小形成術)が立て続けに失敗しはじめてからの真相究明をしていく、田口と白鳥の活躍伝です。 主人公の田口氏のチーム・バチスタに対するパッシヴ・フェーズ調査と、厚生省の白鳥のアクティブ・フェーズ調査の兼ね合いがとても面白いです。このコンビがバチスタ手術の内情や名声にメスを入れていきます。白鳥が犯人や犯行手口を推理したのは殆ど天才的ですが、白鳥が登場してからのストーリー俄然面白くなっていきます。 こんな事件は本の中で楽しみたいですね。不定愁訴外来の田口先生が竹内結子さんなら診て貰いたいと思いました。 | ||||
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| 現役の医者が著者と言うことで、医療関係の記載は専門的でわかりやすく書かれています。 しかしながら、聞き込み中心の犯人当て小説と言うことで、決して新しい小説とは言いがたい。 さらに、犯人の動機に説得力が無いのが欠点。 応募小説と言うことで、枚数に制限があったのだろうが、人間の書き込みが足らないような気もする・ デビュ−作と言うことなので、しかたが無いところもあるだろうが、ここまで話題になった作品で期待していただけに残念だ。 少々退屈な物語運びを助けているのが、軽快な語り口と際立った白鳥のキャラでしょう。 このキャラは良い! | ||||
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| まず「バチスタって何?」とそのタイトルに惹かれました。 裏表紙に手術名だということが書いてあっても、なんとなくその響きから、カーニバレスクな雰囲気を感じ取ったのは私だけではないと思います。 田口先生がチーム内の聞き取りをしながら、少しずつ読者にもチームメンバーのキャラクター紹介をし、漠然と犯人予測をさせ、そこで、もう一人の主人公ロジカルモンスター白鳥の登場。 下巻の始めに田口先生から早速「コイツ」呼ばわりされている白鳥の強烈なインパクトが、ぐいぐいと物語を引っ張っていきます。 さらに、凡人には発想すら難しいと思われるアクティブフェーズで、犯人の絞込みに入る白鳥と読者。 そして、カーニバルの終焉・・・。 おもしろかった〜と素直に思える作品でした!! | ||||
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| キャラが立っていて面白いです。 冷静に考えるとトリックとしては単純極まりないので、ハラハラドキドキのミステリーというよりは、キャラとか雰囲気を楽しむ感じです。しかしこれって理屈っぽすぎて映画にできるのかなあと余計な心配をしてしまいました。 | ||||
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| この程度の小説が賞をもらうのか解せません。 読み進むうちに、犯人の見当も大体ついてきます。 なんせ手術にかかわった人間以外は、犯人ではありえませんから。 もう少し、意外な展開を期待していましたが、少しがっかり。 作者は医者だけに専門知識を散りばめたい気持ちはわかるが、 読んでいて少し冗長すぎる個所も目に付きました。 それと、率直な疑問点。視力の低下した外科医が、事実を隠して難度の高い心臓外科手術を執刀するなんて非現実的、もし本当なら医療過誤、あるいは犯罪すれすれの行為でしょう。 あと、話題がそれるが、中国毒入りギョーザの犯人探しのほうが、今は面白い。 まさに事実は小説より奇なりでは? 映画もつまらなさそう、ストーリー展開が素直すぎるとどなたかが雑誌に書かれてました。 ミスはミスでも、ミステリーではなくミステークのミスでしょうか? 蛇足だが、作者は最近メディアに顔を出されてるようだけど、ペンネームを使っていても、顔を出せば勤務している病院から本名がばれるのでは・・。 因みに、変な顔のおじさんでした。 | ||||
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| ミステリー小説でありながら、事件解決後の話が長めに描かれています。とても美しいエンドロールでずっと読んでいたい気分に浸れます。 | ||||
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| 「東城大学医学部付属病院の“チーム・バチスタ”は心臓移植の代替手術であるバチスタ手術専門の天才外科チーム。」ここで発生した原因不明の連続術中死について、病院長が万年講師の田口医師に内部調査を依頼するところから物語は始まる。 上巻は、この田口医師がチーム・バチスタの一人ひとりにインタビューを重ね、実際のオペに立ち会うところまでが描かれている。 出世欲がなく何とも頼りない田口医師が、神経内科専門(正確には、神経内科から外れて不不定愁訴外来の専門医に落ち着いている)の本領を発揮して、チームメンバーに老獪なコミュニケーションを展開するところが面白い。 立会い後2ケース目のケース32が術死となったところで上巻は終わる。次なる展開は下巻を開かない限り予想できない。 | ||||
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| とてもエンターテイメント性が高く、主要キャラの個性がしっかりしているのでドラマ化や映画化にはもってこいの作品だな〜と思いました。ただ犯人の動機があまり理解できませんでした。それならば桐生医師と鳴海医師のゆがんだ関係にもう少し焦点をしぼってそちらだけで話をすすめてほしかったと思います。最後までだれが犯人かわからないようにするというためだけにつけたしかのように最終的な犯人を登場させたようでどうも不自然な感じがしました。 | ||||
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| 以前から書店で気になっていたのですが、「医療モノ」=「堅苦しい」という偏見的なイメージを持っていたため、手を出しませんでした。映画が公開されると知り、こちらのレビューを読んで面白そうだなと思ったのが読むきっかけです。 東城大学病院のバチスタ手術で術中死が立て続けに発生。病院長が不定愁訴外来の田口に内部調査を依頼。チーム・バチスタのメンバーに聞き取り調査を開始した田口は術中死に異変を感じるが、その原因を突き止められない。医療過誤か殺人か? 最初は病院の仕組みとか専門用語に慣れなくて読むのに時間がかかりました。しかし読んでいくうちに読む手が止まらなくなってしまった。これは面白い!後半から登場する厚労省の白鳥の豪快な調査方法も始めは抵抗があったけど、読み終われば面白かったと思えてしまう。リアルな医療現場に個性的な登場人物、ラストも悪くない。ちょっと切なくなったけど。田口・白鳥コンビの続編も読んでみようと思った。 驚いたのは本編の月日・曜日が、今年と同じって事。それで今年映画公開なのかな? | ||||
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| 設定が面白い、文章にユーモアがある、キャラも立っている。筆者が現役の医師だけあって、医療現場の「今」がリアルに描写されています。良作であることは間違いないです。 ただ、「犯人は誰か?動機は?犯行の方法は?」を考えながら読むミステリー好きの方には疑問が残るかもしれません。 さて、主人公キャラを完膚なきまでにブッ壊すキャスティングをした映画はどうでしょうか? とても楽しみです。きっと笑わせてくれることでしょう。 | ||||
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| 映画が面白いと浜村淳が絶賛していたので、新幹線のお供に新大阪で購入。 あまりに面白くて寝るのも忘れて、仕事が終わったら速く読みたいと 思ってしまった。 医学関連の小説は読むと後味が悪い(医者が嫌いになる)ので積極的では ありませんでしたが、帯のセールストークや平積みになってるので外れは ないだろうという軽い気持ちだった。 内容は他の方が書かれているので書きませんが、とにかく面白いの一言です。 題材は病院や医者ですが不快感もなく万人に受け入れられる作品だと思います。 ひさしぶりに小説の醍醐味を充分堪能させてもらいました。 作者はこれが初めての小説でおまけに本業は医者と聞いて あまりの才能にびっくりしました。 他の作品も早速読んでみようと思います。 久しぶりに完全にノックアウトされた素晴らしい作品でした。 文句なく星五つです | ||||
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| 現役医師の初の著書とは思えないほど 人物造詣が完成されていて、 結果的にシリーズ化されていることも 十分納得できる。 多くのレビュアーも書いてあるように 前半と後半にアンバランスな部分があることは 否めない。 厚生労働省担当官の白鳥を もう少し早い段階で登場させればよりバランスが よくなったのでないだろうか。 とはいえ、それを差し引いても、 一気に上下巻を読み通させるだけの 魅力をこの小説は持っており、 映画を見る予定の人も、 そんな予定のない人も 買って損はない本だと自信を持って勧められる。 また、文中に現在の医療に対する 実際の問題点が数多く提示されているので、 この本をきっかけに医療問題に興味を持ってもらえたら 著者としては本望なのであろう。 | ||||
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| ■ 始めの数ページは退屈しますが、そこを過ぎると一挙に下巻の終わりまで読めます。 主人公の印象は以下の通りです。 ・不定愁訴外来の田口のヒヤリング方法(聞き遂げる)は絶妙! ・白鳥の"アクティブフェーズ"は現実離れしているようで稀にこういう人もいるようで不思議 ■ 警察小説の新境地を開いたのが横山秀夫なら、医療小説の新境地を開いたのは海堂尊と言ってもよいでしょう。 共に適度に、組織やマネージメントの問題の描写があり隠し味として効いていますが、横山秀夫のそれは想像し得る範囲でありかつ勇気付けられますが、「チーム・バチスタの栄光」のそれは想像の範囲を越えており複数回読み直して勉強すべきところがありました。 ■ 上巻が静なら、下巻は動。 下巻の途中の闇・失望感から、最後は明日に向かって頑張ろうと思わせる変化はすごいと思いましたが、如何でしょうか? <43歳会社員> | ||||
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| 久々におもしろいと思ったミステリーもの。 展開もテンポもよく、一気に上下刊読みました。動機がちょっと弱いなあと思ったので星マイナス1。 | ||||
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| おもしろい!まず、題名がふざけていて良い。栄光という言葉は、科学としての医学からは最も遠い言葉だ。主人公の田口は、現在の医局崩壊した大学ではありえない存在なのだが、かつては存在したであろう牧歌的な人物だ。小説ならではである。映画では竹内結子が演じる様だが、できれば荒川良良でやっていただきたかった。チームバチスタの面々は、よくいそうなタイプの人間ばかりでリアリティがあり、田口の存在とは対照的である。下巻になっていきなり登場する厚労技官の白鳥は、絶対にありえない役人で、レビューアーからは賛否のある人物だ。しかし、作者は現実の医師であり、もしもこういう役人がいてくれたら、もっと医療現場は良くなったのではないか、という思いが見え隠れする。田口・白鳥ペアでシリーズ化されている様だが、続編を読んでみたくなった。通勤電車で読むので、できれば早く他の作品も文庫化して欲しいものである。 | ||||
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