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チーム・バチスタの栄光
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【この小説が収録されている参考書籍】
チーム・バチスタの栄光の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.84pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全322件 201~220 11/17ページ
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| 映画化されるのを知ってから読み始めましたが、 どきどきする展開に最後まで引きずられました。 映画では主人公田口が女性ですが、 男性の原作の方が、リアルな目線に感じて 仲間の医師達とのコミュニケーションに深さがあるし。 完璧だと思っていたものが、ひとつのほころびからするすると 解決へ向かう、途中までの謎が全て解けた時のスッキリ感 で読後の清涼感溢れた作品。 映画も期待大。 | ||||
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| 奥田英朗の「伊良部医師」をご存知の方は、おそらく白鳥氏のイメージがそのまま重なるように思う。 読んでいて面白いし、豊富な知識も勉強にはなるが、どういうわけだか文体が肌に合わず、海堂尊氏の他の作品をあえて読んでみたいとは思えなかった。 主要登場人物として、女性が一人だけ(前任者の女性は語られるだけ)という設定のせいか、彼女が泣き出す場面だけが妙に印象深い。 ところでどうして"チーム・バチスタの「栄光」"なのだろうか? 原題からこのタイトルに変えた理由に興味がそそられる。おそらくどこかのインタビューなどで既に語られているだろうが・・・ | ||||
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| 最近の国産ミステリーの中では、 世間の評価の高い、 大学病院を舞台にした本格ミステリー小説です。 大学病院の神経内科医であり、 学内政治からのアウトサイダーである主人公田口は、 院長からの指示で、 天才外科医桐生恭一率いるチームバチスタの面々から、 バチスタ手術中に連続して発生した術中死の調査を行います。 上巻は主にそのエピソードと大学病院の仕組み(院内政治や人間関係)が続きます。 ここが面白い。 テンポがいい。 田口のキャラクターが際立っているのと、 大学病院という伏魔殿的な舞台を上手に説明しきっています。 ひょうひょうとして、冴えないが、組織を超越している田口は、 多くの作家が挑戦して、多くの場合成功していないキャラクターではないかと思います。 本格的な謎解きは下巻。 ちなみに下巻での謎解きに必要な、 事件の伏線はすべて上巻に出ています。 | ||||
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| 熱血漢で外科の腕は一流。 桐生先生は、白い巨塔の財前教授にダブる。 外科手術や血が嫌いな精神内科医。 田口先生のキャラクタは白い巨塔の里見教授とダブるなんてことはなく、 逆に熱血漢のかけらも見あたらないキャラが最高。 しかもこの田口先生が主人公で、 手術中の死亡(術死と呼ぶらしい)の原因を解明していく。 心理学的要素の多く、展開の妙は一読の価値有り。 そして、映画では田口先生を竹内結子が演じるとなると 小説のイメージとの違いを見てみたい。 | ||||
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| 近々映画になると聞いたので、その前にと思って手に取って見た。 天才心臓外科医桐生の手術中に不可解な患者の死亡が続く。手術の失敗か、あるいは故意による殺人か。病院長高階の命をうけ万年講師田口が事件の調査にかかるが、田口の目の前でまたもや患者が死亡。助っ人として厚生省の技官、白鳥が登場。人を人とも思わぬ白鳥の振る舞いに困惑、怒りを覚えながらも、その極めて鋭利な論理に圧倒されていく。田口と二人三脚の調査は進展し、やがて事件の全貌が白日のもとにさらされる・・・ ストーリー展開のテンポがよく、人物描写もエッジが効いていて小気味よい。医者である著者海堂氏が専門の医療をテーマにした作品ではあるが、専門家としての知識を駆使してリアリティを構築するのではなく、むしろ人物描写、心理描写によってリアリティを獲得している点が興味深い。瀬名秀明氏の「パラサイト・イブ」以来、と評する選者もいたが、「パラサイト・イブ」が生化学者の専門知識に依拠しているのとはこの点が対照的である。 ともあれなかなかの秀作である。映画も楽しみだ。 | ||||
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| 上巻の緊張感は素晴らしい。これがデビュー作なのかという驚きを感じた。が、下巻でもう一人の主人公「白鳥」が登場してからの展開は少々興ざめ。上巻の緊張感は一体何だったの?と肩透かしを喰ってしまった。 リアリティのある展開にいきなりリアリティのない人物(白鳥)が登場してきたから興ざめしたのではない。医者でもある著者にとって、病院の闇ともいえる事件を解決するには、現実にはありえないような役人(白鳥)を登場させなければならないのだ、という想いの現われだったと考えてみれば納得もいくのだが、如何せん白鳥のキャラがこの小説にあっていない。ここまでおかしげな人物にする必要があったのだろうか。 と、気になる点ばかり書いてしまったが、スリリングな展開に時が立つのを忘れて思わず最後まで読んでしまうリーダビリティの高い一冊だった。 | ||||
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| バチスタ手術のチームを巡る殺人事件を解決する、万年講師と内閣官房庁付けの変わり者の話 破天荒なキャラクターの白鳥が、奥田英朗の伊良部医師にイメージがかぶった。 破天荒なキャラクターが物語に躍動感を与えていた 読み応えのある推理小説 バチスタ手術について知りたい時に読むと良い本 | ||||
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| まだ上巻ですが、某有名ドラマ(漫画)と扱う疾患が同じなのでダブって見えました。 この人がこのキャラに近いかな?という感じで読んでました。そういう意味二重に楽しめました(ははは・・・)。 上・下巻とも薄いのでかなりテンポ良く、パパッと読めそうです。なんとなく先が読めてしまうような気もするのですが…。 | ||||
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| この作品には下巻があり、それで完結する。だがその下巻がいまいち。 もしこの上巻だけで物語が完結するなら(しないけど)星5つ上げもいい。そのくらいすばらしい。 正確に言えば、白鳥が登場する前、田口が術死を目撃して動転する辺りまでのストーリー展開のテンポの良さと緊張感の盛り上がりは絶賛に値する。文章的には少々気になるところがあるが、そんなことは喜んで目をつぶってもいいと思った。田口という医師が、一見病院組織の中で、出世欲もなく、いかに楽して生き延びるかを考えるアウトローとしての顔を見せながら、実は医師としての最も崇高な才能を持ち合わせていると言う辺りを、さりげなく、ユーモラスに表現しながら、奇想天外な物語を、しかしリアリティーをしっかりと併せ持たせながら描いていく様は、さすが医者が書いているという部分と、それを越えた作家の力量を感じさせるに余りある。 残念ながら、一般的には人気があるらしい白鳥が登場してから、私は一気にテンションが下がってしまった。白鳥というキャラそのものは魅力がないわけではないが、あまりにもリアリティーがなさ過ぎる。そのため、せっかく構築した物語の世界が、一気に崩壊してしまう。 付け加えて言うなら、後半、特に謎解きと、動機付けの部分は、これが医師の書いた作品でなければ、「荒唐無稽に過ぎる」として切り捨てられてしまっても致し方ないという展開を示す。「医者が書いているんだから、現場ではこういう事がリアリティーがあると思われているんだろうなあ」と漠然と思うから、なんとか成立したという感じがしてしまう。 設定、トリック、物語構成、キャラクター設定と非凡な要素が数々あるのは確かだし、上巻を読む限り、この水準が最後まで持ち越せなかったのは非常に残念である。 その気持ちを込めて、星4つ。 | ||||
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| こういうお話だったのねぇ。 最近医療関係ドラマも豊富だったから…。 『バチスタ』は耳馴染んでいて。 そこに。ミステリーがついて。映画化だものねぇ。 下巻から、厚生労働省の白鳥技官登場と共に。 と〜っても面白くなっていきます。ロジカル・モンスター←このWord大好き! ほとんどの方が神経内科学 教室講師 田口先生のような生き方なんだろうな。 〜不定愁訴外来(愚痴外来)を設立し、ベテラン看護師と共に影で病院を支えている〜 このコンビ田口&白鳥誕生ですよ! 白鳥技官のぶっ飛び方。しかし計算されている??? おもしろ〜いっ。 人と人との繋がりというより、結びつき絆。 なぁ〜んてものが、絡んでおります。 どこにも、ドラマが潜んでいてね。 でも。術死(=Dカルテ)の際これをお祭りと、捉えた犯人って。 今の世の中、想像できちゃって。 想定内なところが逆に怖かった。アタシがいます。 | ||||
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| 医療、病院をテーマにしながら、 これほどまで実におもしろく、軽妙なタッチで描くミステリーは、 もうおもしろくておもしろくて、 一度読み始めたら先を読まずにはいられない! 特に主人公・田口と白鳥の2人のキャラがたまらない! これは確かに売れる本だと納得がいく。 おすすめ本です。 | ||||
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| 今年初めての徹夜本だった! 正月休みを利用して一気に読んでしまった。 一度読み始めると続きが気になって途中でやめる事ができない。 著者は現役の外科医であり、医学界ではAi(死亡時画像検索システム)の導入を訴え続けている人物だ。 日本では、術死した患者の解剖率がわずか2%と、先進国では断トツで最下位。 つまり残りの98%は、死因不明という事。 手術中の不幸な偶然なのか、医療過誤なのか、あるいは悪意ある犯罪なのか、わからないまま葬られているのが日本の現状。 著者は、医療現場のこの問題に対して警鐘を鳴らすために、この小説を書いたそうだ。 難しいテーマを内包しているのだが、小説としての娯楽性も見事に両立させている。 気軽に楽しめるのだが、重厚なメッセージも込められている。 これは、同じく医学博士である手塚治虫の「ブラックジャック」と共通する。 「ブラックジャック」も高い娯楽性と重いテーマを両立させている 新人のデビュー作でこれほど話題になり、大ヒットしたのは、馳星周の「不夜城」以来ではなかろうか? とにかく登場人物のキャラが立っていて面白い。 魅力的な登場人物が大ヒットの大きな要因になっていると思う。 他の作家には書けない医師ならではの問題提起と、魅力的なキャラクター。 この2つが海堂作品の魅力だと思う。 この作品以降も、白鳥・田口コンビシリーズを続々と書いているが、文学史に残るシリーズとなるように頑張って欲しい。 ここ数年の新人の作品では一番面白かった。 | ||||
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| おもしろい作品です。お勧めします。 著者の文章表現が非常に上手い為、スムーズに読み進めることが出来ます。 また、医学的な内容も判りやすく説明されています。 ミステリーとしても、登場人物のキャラ、状況設定、トリック等、おもしろく感じました。 欲を言えば、犯人の動機にもう一ひねり欲しかった気がしますが。。。 全体としては、非常に面白く、お勧めできる作品です。 | ||||
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| 読みやすくてあっという間に上下巻読破してしまいました。内容的にも軽く感じました。しかしもしかしたらそれは私が医療関係者だからかもしれません。よく考えると結構耳慣れない専門用語なども出てくるので、読みにくく感じる方もいらっしゃるかもしれません。 麻酔科医の私としては「麻酔科の一般的なイメージはこんなものなのかな?」と少し複雑ではありました。 一応誤解のないように言っておきますが術中死が起きた場合真っ先に疑いをかけられるのは間違いなく麻酔科の誤薬や処置についてです。ですのでこの話は純粋にフィクションとしてお楽しみください。 | ||||
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| あとがきも含めてベタ褒めの評価の多い作品ですが、読んだ印象としてはかなり軽く、 ライトノベルのような読後感でした。 あとがきによると「このミス」の選考でも「キャラが立っている」と 評価されていたとのことですが、 典型的なホームズ&ワトソンスタイルで、 探偵役・白鳥のセリフは時として冗長に感じました。 ごく簡単な内容を英語の用語で理論風に仕立てる手法は、 外資系のマーケッターに多いパターンと言えます。 せっかく医療の専門分野を舞台にしているので、 もっと緻密な情報量で構築してもらったほうが楽しめたように思いました。 また、この分量で上下巻に分けるのも疑問でした。 とはいえ、軽い気持ちで読める良作だと思います。 | ||||
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| 医療事故の調査を命じられた門外漢の内科医田口の視点から物語は始まる。 鮮やかなまでの情熱を持つ桐生とチームバチスタ。 難解な専門用語はあまり気にならず、テンポのよいストーリー展開に ぐいぐいと引き込まれていく。小説としてちゃんと面白い。 大学病院が孕む多くの問題点を示唆しながらも その中で自分の居場所を見つけて生きていく田口に与えられた試練。 下巻への期待が大いに膨らむので上下セットでの購入をお勧めする。 ちなみに上巻でもっとも印象に残ったのが回想シーンでの高階教授の言葉である。 「ルールは破られるためにあるのです。そしてルールを破ることをことが許されるのは 未来に対して、よりよい状態をお返しできるという確信を、 個人の責任で引き受けるときなのです」 | ||||
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| 医療小説という事で内容を知らないまま敬遠していたが、あまりにも売れているので買ってみたら面白い!サスペンスとは知らなかった。しかもキャラも濃く、ストーリーも引き込まれていきます。医療用語はかなり説明はあるものの、素人の私にはまだ少し難しかった^^;でもビデオで『ER』や『白い巨塔』見ていのでだいぶ助かりました。後半は一気に展開して行くので、あっという間に読み切ってしまいました。 | ||||
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| う〜ん、はっきり言って下巻に「人物相関図」さえつければ上巻は要らないと思った。 どなたかが言われてた「古館っぽい言い回し」だけで疲れてしまった。 それでも下巻には時々、ドカン・ドカンと突然真実が判明するのでまだ心地よいです。 映画では田口→竹内結子、白鳥→阿部寛とCMされてますが、 シリーズ化してら面白いかも。 | ||||
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| 犯人が最初になんとなく目星がつくのが、この方の書き方でしょうか? そんなことはまあいいとして、面白かったです。 白鳥が出てくるのが遅いかな?とは思いましたが。 どなたかも書かれていましたが、面白いけれど、地に足のついてない感じも少々。 奥歯でぐっとかみしめられないような。処女作だからか、 それともこの方の作風かわかりませんが。 でもエンタメ小説として、とても面白かったです。 | ||||
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| 本書が大絶賛を受けているのは理解できる。 スピーディな展開の気持ち良さを味わえ、人物同士の掛け合いの妙を面白く読めた。 しかし、本書のテーマが重たいが為にスピーディかつ軽いタッチで描かれているのかも知れないが、 それが使い捨て社会と評される現代を、奇しくも投影した作品である様にも感ぜられた。 重たいテーマをじっくりと読むのは気が重くなりがちだけれども、 読書にさえスピードを要求されかねない今だからこそ、もっとじっくりと読ませて欲しいと思う。 自分には、アンビバレンシーを感じさせ、もどかしくさせられる作品だった。 | ||||
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