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チーム・バチスタの栄光



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チーム・バチスタの栄光の評価: 3.84/5点 レビュー 332件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.84pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全332件 241~260 13/17ページ
No.92:
(5pt)

チームバチスタ

 単刀直入に結論から述べるならば面白い.登場人物が多いのにもかかわらず,彼らが記号化されてはいない.人物描写が掘り下げられていていることで,深みある話となっている.皆生きているのだ.また話も概ね対話に終始しているのだが,それでいて飽きさせない.時折出てくる手術シーンは迫力満点.全体に対するいいスパイスとなっている.
 シリーズ化されているようなので,機会を見つけて全部よんでみたい.もっとも文庫化されてからになるだろうけど・・・
チーム・バチスタの栄光(上) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 599)Amazon書評・レビュー:チーム・バチスタの栄光(上) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 599)より
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No.91:
(5pt)

物語に引き込まれました

 バチスタの意味も本著を読むまで知らなかった私ですが、物語の中に引き込まれました。この上巻ではバチスタ手術で連続して3件起こった術死事件の真相を確かめるために病院長から調査を依頼された主人公・田口がチームバチスタの関係者を聞き取り調査行いその後手術に立会い実際に術死事件が起こってしまうところまでが収められています。チームバチスタのメンバーはどの人も個性的でこの術死事件の結末が気になって仕方ありません。ということで、下巻へ読み進めたいと思います。
チーム・バチスタの栄光(上) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 599)Amazon書評・レビュー:チーム・バチスタの栄光(上) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 599)より
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No.90:
(5pt)

強烈なインパクトのある作品

強烈なインパクトのある作品で、一気に読んでしました。
キャラクター、ストーリー、そして、そこにある緊迫感、リアリティと、どれを取っても最上級の作品でした。おまけに、現代医療の抱えている闇の部分をも表面化してゆくというテーマの面でも素晴らしい作品でした。
この本を読む上で先ず印象に残るのが、探偵役の白鳥圭輔である。一見常識はずれな言動を見せながら、“ロジック・モンスター”ぶりを発揮して、緻密な推理を組み立てて行きます。その相棒であるワトソン役の田口公平との凸凹コンビの組み合わせも魅力的です。
内容的にも、度重なる術中死が事故なのか、故意なのかという、その真実を求めて隠されたベールを一枚一枚剥がして行く手際のよさが、読み手を一層虜にしてゆきます。「手術室」という「密室」に近い状況の中で起こる「死」の真実は、読み進むものの興奮を誘います。
今年読んだミステリーの最高傑作の一つです。
チーム・バチスタの栄光(上) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 599)Amazon書評・レビュー:チーム・バチスタの栄光(上) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 599)より
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No.89:
(3pt)

好き嫌いが分かれます。

バチスタ手術中に起こった殺人を解き明かすという内容です。前半部分は、細かな説明や分析描写が続き、後半から徐々にスピードが上がってゆきます。ある程度まで、誰が犯人なのかわからないというよりも、誰もが犯人の可能性があると考えるように書かれており、ウソや残酷な事実をぶつけ精神的に攻撃し、人間の多面性を引き出して真実を突き詰めます。京極夏彦の京極堂シリーズを好きな方には、よいのではないかと思います。心臓外科などに専門的知識の ある方には、不満が多いようです。あと、男性が男性の目線で書かれているので、医療関係の女性にも、不満に思う部分があるかと思います。読み物としては、☆4ですが、前半を読むのに時間がかかり疲れるので☆3
チーム・バチスタの栄光Amazon書評・レビュー:チーム・バチスタの栄光より
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No.88:
(4pt)

テンポいいし、キャラたってるし ^^

上下巻のこの本を1日で一気に読んでしまった。
それくらい最後までスリリングな一冊だったと思う。
医療過誤というテーマの設定と新しい意味での
密室の殺意。
そして、一人一人際立った個性の主張。
だいたいストーリーが、面接(尋問?)の形を
とっていて、そこで各個性を発揮するという
手法を取っている。
結末を迎え、そのテーマの社会性を問うと共に
かっこよく消える現代のごきぶりホームズ。
そして、ワトスン。
シリーズにもなりそうな余韻を残す一冊でした。
姫宮さん(あだ名”氷姫”)なんていう
名前だけ出てきて登場していないキャラもいるし・・ (笑)
チーム・バチスタの栄光(上) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 599)Amazon書評・レビュー:チーム・バチスタの栄光(上) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 599)より
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No.87:
(4pt)

人物描写にすぐれている

どのような作品をミステリーと定義するのか、自分でもよく分からないが、この本は、一読の価値はあるだろう。一昔前にはやったこてこてのミステリーではないので、純粋な犯人探しを楽しむ本ではないし、ハラハラ、ドキドキするような本でもない。読んでいくうちに、犯人はだいたい分かってしまう。むしろこの小説で楽しみたいのは、田口・白鳥を筆頭とした登場人物達のキャラクターであろう。この二人を中心に展開されていくストーリーは、十分なエンターテイメント性を備えている。これは、映画化される作品であるが、映画「トリック」でコミカルな役を演じた阿部寛が白鳥というのは、なかなかのハマリ役であると思う。本作品とあわせて、映画も楽しみたいところである。
チーム・バチスタの栄光Amazon書評・レビュー:チーム・バチスタの栄光より
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No.86:
(5pt)

評判どおりのおもしろさ!おすすめです

超話題の本を文庫になるまで読まず、今さらおすすめするのも気が引けますが、未読のかたにぜひプッシュしたくて投稿します。もう、書き尽くされたことでしょうけど・・・
★純粋に、おもしろい!!
★キャラクターが魅力。強烈キャラ、端正なヒーロー、クセのある面々・・・メインから脇役に至るまでよく書けている。
★知らない世界にトリップできるのが読書の醍醐味。病院の内側が堪能できる。手術にまつわるあれこれ、医療問題、大学病院の政治的内幕などなどが、リアルに、実にわかりやく綴られている。
★新人離れした安定感のある文章と、スリリングで一時も飽きさせないストーリー展開。ものすごく文章がいい、というのとは違うけれど、読みやすく、素直で好ましい。
★エンターテイメントとして楽しめるのはもちろん、医療問題や、人の命、人の心といったテーマ、著者のメッセージも盛り込まれていて読み応えがある。何より人の命と真摯に向き合う「誠実さ」のようなものが全編に行き渡っており(俺=田口の人物造形の影響も大きい)、この点に好感がもてた。だから生々しい物語ながら、読後感がよいのだと思う。
評判だけは目にしていましたが、著者の出現がエンターテイメント界公募新人賞における事件だったこと・・・だいぶ遅れて実感しました! おすすめです!
チーム・バチスタの栄光(上) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 599)Amazon書評・レビュー:チーム・バチスタの栄光(上) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 599)より
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No.85:
(2pt)

おもしろいのは前半だけ

軽い口調ながら、田口という一見凡庸な、しかしユニークなキャラクターを視点とした前半は、興味をそそられた。しかし、途中から主人公が白鳥に変わる不自然さと、殺人のトリックに意外性が無い(犯人を知っても何の戦慄もない)ことで、魅力が半減。
桐生、高階など、それぞれのキャラ立てはおもしろいのだが。
チーム・バチスタの栄光Amazon書評・レビュー:チーム・バチスタの栄光より
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No.84:
(4pt)

実にフェアなミステリー

地の文で嘘をつかない、伏線はちゃんと拾う、というミステリーの基本をある意味拡大して(というかより厳しくして)、専門的な件(=一般の読者には嘘か本当か判断がつかないところ)でも嘘をついていないので、きちんと謎解きができます。しかも親切なヒントはいっぱいなので、ちゃんと読んでいけば唯一の結論にしかたどりつけないようになっていることに読後に気づきました。勘が良ければもっと早く犯人はわかるかな。ちゃんと頭を使いながら読めばよかった。
ミステリーとしてだけではなく、日本の医療界の矛盾をきちんと書き出している点も秀逸。
チーム・バチスタの栄光Amazon書評・レビュー:チーム・バチスタの栄光より
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No.83:
(4pt)

なぜ田口が神経内科医なのか理解に苦しむ。

 軽く読める。山崎豊子の「白い巨塔」や大鐘稔彦の「孤高のメス」と比べると筆力は落ちるが。
 ただ一つ理解できないのは、神経内科学教室の万年講師である主人公の田口が担当しているのが不定愁訴外来、愚痴外来である点だ。私も現役の神経内科医だが、脳や脊髄、筋肉、末梢神経などの疾患の専門医である神経内科医がなぜ不定愁訴外来を担当するのかまったく理解できない。元外科医、現病理医の著者の神経内科に対する理解が不十分なのは明らかである。あえて言えば心療内科の方が少なくとも神経内科よりはましな気がする。しかしそう言えば全国の心療内科医の先生にお叱りを受けそうではあるが・・・
 後日、映画を見たが、主人公の田口が女医であっただけでなく、心療内科医になっていた。やはり、原作はどう考えてもおかしいということで変えたのだろう。そのうち、原作も田口が心療内科医になるかもしれない。
チーム・バチスタの栄光(上) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 599)Amazon書評・レビュー:チーム・バチスタの栄光(上) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 599)より
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No.82:
(5pt)

ロジカル・モンスターと万年講師

『四日間の奇蹟』を読んでかなりがっかりさせられて以来、<このミス大賞>作品に手を伸ばすことはなかったが、この作品の完成度は別格だ。現役医師でもある海堂尊によって描かれる大学病院医局の現場は生々しく、慣れない医学専門用語の意味を理解しないまま俳優が発している『医龍』なんかよりも、めちゃくちゃリアルであることは間違いない。
そして、特筆すべきは<ロジカル・モンスター>白鳥圭輔の笑劇度だ。このキャラクターの強烈な存在感はあの<伊良部医師>にも匹敵する。上巻はその白鳥とコンビを組む田口公平のバチスタ手術中死をめぐる受動的な聴取調査が中心で、白鳥はまだ登場してこない。このアクの強いキャラの登場をわざわざ下巻までとっておいた作家の狙いは、本書の中で見事に成功している。静寂の壁をぶち破るような<火喰い鳥>の出現は、ハニカミ王子のドライバーショットなみのインパクトがある。
イリーガルでファイな白鳥も田口も、組織からハミダシたいわばオチこぼれだ。そのオチこぼれコンビがこり固まった旧態依然とした組織(本書の場合は医療チームだが)にメスをいれていく図式は、ある意味横山秀夫の小説や『踊る大捜査線』とも共通している。最近のヒット作の中に、こうした<組織に対する反抗>が描かれるのは、日本人(特に若い人)の中に白鳥や田口と同じ不平不満が渦巻いているからだろう。おかしくなった組織の膿を切除するのは、やはり組織の外にいる人間にしかできないのかもしれない。
チーム・バチスタの栄光(上) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 599)Amazon書評・レビュー:チーム・バチスタの栄光(上) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 599)より
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No.81:
(5pt)

医療を舞台にした人間ミステリ

数多のレヴューがすでに存在するので蛇足かなあ…と思いましたが。文庫化成って大喜び、さっそく購入して読みました。久しぶりに「読み終えたくない!」と感じた小説です。
医療ミステリ、というよりも、医療現場を舞台にした「医師」という立場にいる人間というものののミステリだと思います。子どもたちを助けたいという理想を追いかけるあまり、偏頗になってゆく医師兄弟、保身に汲々とする大学病院幹部たち、傲慢な若手医師、その矛盾と問題を見つめている物語の語り手の神経内科医。人間模様の間から、医療現場を取り巻く社会の矛盾や医療者たちの良心も歪みもきちんと炙り出されていきます。
最後に、神経内科医の自分ができることは「時のゆりかごをゆすること」だけだという語り手の言葉は、現在注目だけは浴びていて、医師たちは本当にわかっているのか?と思いたくなるNarrative based Medicineの、真の本質を見事に言い当てているのでびっくりしました。海堂尊、何科がご専門の医師かわかりませんけれど、只者ではありません。感服。
チーム・バチスタの栄光Amazon書評・レビュー:チーム・バチスタの栄光より
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No.80:
(4pt)

医療ミステリー

私は医療者でありながら医療もののミステリーは初めて読みました。最後の結果は医療者が考えそうなものだと思いましたが、果たして、解剖生理が理解し図らい医療者でない読者はここまでリアルな話の意味がどこまで通じるのか?とも思いました。
チーム・バチスタの栄光Amazon書評・レビュー:チーム・バチスタの栄光より
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No.79:
(5pt)

「白い巨塔」のミステリー

 大学病院のスーパー外科医チームをめぐる謎解きミステリー。
 「白い巨塔」における特殊な出世レースや独特の人間模様の描写が秀逸。理科系で論理的思考力に長けた登場人物たちの緊張感あふれる会話の応酬の数々。さすが現役の医師の手によるものと、そのスリリングな臨場感に圧倒された。
 どこの組織でも必ずいそうなタイプの登場人物のキャラクターや彼らが話す内容にひきつけられていくうちに、物語はどんどん展開。途中から時のたつのを忘れて物語に没頭してしまった。 
 読後は、久々の爽快感。
 ミステリーとしては最後の最後の動機がやや弱いと言えるが、読んでいくうちに本筋とは別の謎や物語の魅力が次から次へとあふれ出ては展開していくので、あまり気にならない。ひたすら作者のストーリーに身をゆだね、安心して楽しむことができた。
チーム・バチスタの栄光Amazon書評・レビュー:チーム・バチスタの栄光より
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No.78:
(5pt)

チーム・バチスタの栄光

話題になっている本だったので
なんとなく図書館に予約して読んでみる事に・・・・
前半は、医療過誤を無理やり殺人にもっていっている感じがして
違和感がありましたが白鳥調査官が出てきてからは、
この人のキャラの面白さも手伝って一気に読み終えました。
現役医師が書いている小説だけあってリアリティがあります。
白鳥調査官が言った言葉で
「か細い糸を張り巡らせて大切な命を守る」
あと、犯人の言葉で
「医者だってこわれる」
医療現場の現状の一部分を見た様な気がしました。
面白い本だと思います。
チーム・バチスタの栄光Amazon書評・レビュー:チーム・バチスタの栄光より
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No.77:
(3pt)

ストーリーはおもしろいかな

様々に意見が分かれる本書ですが、私はあまり高評価ではありません。
話の流れ自体はミステリーを読む楽しみに溢れているのですが、文章がどうにも好きになれません。
なんせ修辞が多すぎる。
そうきたか!というような、クスッと笑える比喩も多いのですが、
この物語には、「イン・ザ・プール」や「空中ブランコ」のような小さな笑いはなくてもいいのではないかと感じます。
それらの修辞により、本筋が霞むようなところがあり、もっとスッキリとストーリーを楽しみたかったという思いが残りました。
この手の話は一気に読み進められるのですが、なかなか読み進められず、
読み終わった時にはホッと安堵するような気持ちさえありました。
医学関連のミステリーは大好物なので、やや残念です。
チーム・バチスタの栄光Amazon書評・レビュー:チーム・バチスタの栄光より
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No.76:
(4pt)

ストーリーとキャラが両立

はじめのうちは、スムーズに読めていた。
それが、半分に少し満たない辺りで、どうも止まってしまう。
しかし、クライマックスでは本を置くことが考えられないくらいの勢いでページを捲り、
またラストで止まってしまう・・・。
そんな感じでした。
物語は悪くない。どころか面白い。
全く判らない医学の世界、それでも惹きこまれる。
ミステリーとしても十分な作品だと思う。
キャラが立っている、ということだが、確かにその通りで、登場人物の人となりが容易に想像できる。
これでデビュー作だというのだから、先が非常に楽しみで、既刊を全て読みたいと思わせた。
チーム・バチスタの栄光Amazon書評・レビュー:チーム・バチスタの栄光より
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No.75:
(4pt)

新人にして老練・老獪

先入観ゼロで読み始めた、「チーム・バチスタの栄光」。
「バチスタってなんやねん?」と、本屋で目立つ黄色のカバーが気になっていたのだが。
「このミス」大賞受賞、という帯につられて買うのはなんだか悔しくて。
でも駅ビルの中の大型書店を一周して、今の気分で読みたいものが他に見当たらず。
そんな消極的な理由で、手に取った。
この手の小説は、大体一気に読了してしまうケースが多いのだが。
夕食後に読み始めて1時間以内にうたた寝に突入、という展開が2度ほど続き。
興奮しながらページをめくる手ももどかしく、となったのは、3分の2を過ぎてから。
でも。もしかしたら最初は退屈に感じるかもしれないが。
出来れば一気通貫で読むことを、お勧めする。
というのも。
物語が動き始めてから、「そうか、あそこはこの展開のための伏線だったのか」、と何度も気づかされることがあり。
2時間ドラマの最初の30分でストーリーを全部深読みして、一緒に見ているものの興を削いでよく怒られるのだが。
そんな単純に、死亡フラグ、とか真犯人発見フラグ、とかの存在に気づく、安っちいミステリ小説ではなく。
多分何度か本を置きながら読んだので、私が作者の意図を読み飛ばしているところも、たくさんあったに違いない。
だから、通して読んだほうが、面白いかと。
ここまで複雑に入り組んだ糸を織り成せるのは、余程の手だれた作家なのだろう、と思ったが。
これがデビュー作であることに、びっくり。
現役勤務医であることからくるリアリティを差し引いても。
(特に次作への伏線まで張っている新人作家は、そうはいないだろう。
単行本化に当たって、加筆されたのだろうが、老練・老獪…。)
てんでバラバラにとっ散らかった素材がテーブルに広げられて。
それを一気に収束させていく手腕と論理性は、見事。
チーム・バチスタの栄光Amazon書評・レビュー:チーム・バチスタの栄光より
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No.74:
(4pt)

読みやすいです。

主人公の田口先生(医師)と、白鳥捜査官(役人)の
コントラストが良かったです。
バチスタ手術は、成功確率が60%と言われている。
その中で、この物語に出てくるバチスタチームは
20数例連続成功という驚異的な成功率を
誇っていた。しかし、ある日突然3例連続で
失敗してしまうと言う「事件」が発生する。
原因は何か・・?
そんなストーリーで、さくっと読めます。
内科医の田口先生と、厚労省の白鳥捜査官が
二人で事件を解決するのだが、この二人の
やりとりが本当に面白い。
また、登場人物がそれぞれキャラ立ちしていて
イメージしやすい。
☆4つなのは、ややテンポがゆっくりなため。
それでも「このミス」大賞は、伊達じゃないと
思います。
チーム・バチスタの栄光Amazon書評・レビュー:チーム・バチスタの栄光より
4796650792
No.73:
(3pt)

伊良部か?

東城大学付属病院で不定愁訴外来で勤務勤務する主人公・田口光平は病院の出世や派閥争いには無関係の安穏とした日々を過ごしていた。同病院臓器統御外科のアメリカから招聘された桐生が行う心臓の難手術:バチスタ手術は成功率100%を誇っていたが,ここ3例失敗が続いていた。その原因究明の院長命が何故か田口へのもとへ下る・・・
第4回このミステリーはすごい大賞受賞作。物語前半は手術失敗の原因究明を田口が手術スタッフへの聞き取り調査を中心に進めていき,ある程度おだやかな物語であるが,そこへ厚生省から派遣された白鳥の登場で物語は一変する。傍若無人,我田引水であるが頭の切れるこのキャラの変な?!調査法をポジとし,前半の田口の調査のネガと対照させることで調査を最終段階へ導いていくところは面白いと感じた。ただ,あまりにも白鳥のキャラが飛びすぎている感は否めないと思う。また,インザプールの主人公を彷彿するのは自分だけであろうか?
チーム・バチスタの栄光Amazon書評・レビュー:チーム・バチスタの栄光より
4796650792

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