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チーム・バチスタの栄光
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【この小説が収録されている参考書籍】
チーム・バチスタの栄光の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.84pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全322件 281~300 15/17ページ
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| このミス大賞受賞作品とは言いつつも、ミステリー風味は薄いです。 どちらかといえば、登場人物の魅力や語り口の上手さの際立ったエンタメ作品。 間違っても、犯人探しなんて頑張らない方が良いです。 トリックなんて言葉忘れて読むべきです。 前半のダルダル文章でマイナス1。 おもしろい作品であることは間違いありません。 | ||||
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| はじまりはよくある推理小説風。 だらだらとはじまっていて 読みやすいけどそれだけに読み応えは薄い感じ。 ただ途中からゴキブリ似の人物がでてきてからは テンポよく進み。 ゴキブリという名前にふさわしく強引にずうずうしく 話をすすめていく。 推理小説としてはありきたりっぽいけど 主人公やゴキブリ似をはじめとする登場人物の描写が おもしろかった。 | ||||
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| 読者には絶対にわからないような犯人の決定方法は如何なものだろうか せめて手がかりくらいは示してくれないと・・・ というわけでミステリとしてはあまり楽しめないと思う。 犯人が誰か、手口はどうか という事を意識しないで読んでいけば普通に面白い作品。 語り手による文章がやや軽いので比較的読みやすいのも良いと思う。 が。 いきなりバチスタとか言われても普通の人にはイメージしにくいでしょうに。 文章中に説明があるが、やはり絵で見たことがない人にはわかりづらいのではないだろうか。 漫画:医龍 を見ている人や専門的な知識がある人ならよりわかりやすく、より楽しめる作品かもしれない。 というわけで、この本を読むならば、まずある程度の知識を得ておく事をお勧めする。 | ||||
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| 今までバチスタ手術に成功を重ねていたが、あるときから失敗が続くようになった。それは、医療過誤か殺人かの解明なのだろう。不定愁訴外来担当の田口講師と厚生労働省の役人の白鳥がその原因解明を行うことになった。 登場人物それぞれのキャラが立つし、物語全体としてもメリハリがあって面白くて笑える部分としんみりと読ませる部分とそれぞれあってよかったと思います。白鳥が登場してからの第二部からは、テンポアップされて良かったですね。それを逆から言えば、第一部の140ページぐらいがすごく退屈で間延びした感じを受けるともいえるでしょう。また、ミステリーとしては、陳腐だと思います。犯人もすぐに察しが着いたからね。まあ、ミステリーよりもキャラクタや医療現場のリアリティ勝負の色合いが強い。それでも言いような気がしますが。 白鳥のキャラクタについては、すごく攻撃的で、論理をこれまでもなく追求して、真実をあぶりだすと共に矛盾した論理を破綻させるようなものはすがすがしくていいなあと思う。しかし、ところどころにでてくる意味のない発言は、面白いというよりは意味がわからん感じだったかな。よく、奥田英朗氏の『空中ブランコ』にでてくる伊良部一郎と比較されているみたいだが、私は伊良部の方が癒されるし、たまに真理をついた発言をするところがいいと思う。 | ||||
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| ブラックジャックみたいに、外科医というと何かかっこいいなんて想像してしまいますが、現実は生きるか死ぬか・・のとてつもない選択であって、面白がって読んでてはいけないなあと思いました。白い巨塔かとドキドキする所もありますが、あいつが犯人か?と思わせるところもあり、医療ミステリーとしては、とても面白く誰にでも読めます。 | ||||
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| 「バチスタ」とは何だろう?心臓手術の名前。正確にはこの技術を確立した人の名前である。通りがよいのでバチスタと呼ばれているようだ。 さて、推理小説である。語り手が主人公。でタッチは少し古臭いアメリカ探偵小説風。医療現場が舞台だが、あまり難しい専門用語は出てこないので読みやすい。展開もテンポよく進む。脇役の描写も中々のものだ。臨場感がある。 がしかし、しかしだ!語り手が主人公ではなかった。途中から割り込んできた変な奴が、あれよあれよと言う間に謎解きをしてしまい、事件を解決してふっと退場。「何じゃ、こりゃあ!」と叫んでしまった。 主人公と思っていたのは、ホームズのワトソン博士、ポアロのヘィスティング大尉だったのだ。 まあ、これはご愛嬌。僕の勝手な思い込みだから仕方ない。エンターテイメントとしてはよく出来た作品だ。お暇ならどうぞ。 | ||||
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| 読み終わっての第一印象。 「なんなんだぁ〜!?」、この本。 主役が途中で交代するは、医学用語がいろいろ出てくるは・・・ でもミステリィなんですよねぇ。 とにかく「おもしろい」。ミステリィ的な紐解きの楽しさじゃなく、単純に「面白い」。 役人・白鳥の意味不明の会話術には脱帽。よくあれだけ、会話にならない言葉をあやつったものだ、作家の海堂さんに拍手! | ||||
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| 作者は現役の医師だそうですね。大したものです。途中若干気になる点はあったものの、最後まで一気読みしました。真相の解明・犯人特定部分が陳腐だという意見も散見されますが、裏をかえせば医学ミステリとして落としどころが現実的であるということでしょう。いろいろなおふざけはありますが、芯の部分は大変しっかりしている小説だと感じました。お勧めできます。 若干気になる点のひとつは、大多数のレビュアーさんに好評の白鳥という登場人物です。確かに絶大なインパクトを持っていますが、あまりにアクが強すぎて彼の登場以降やや小説のトーンが変わってしまい、読み手として不安を覚える段階がありました。第三部のまとめ方がうまかったため読後感は良かったですが。白鳥が主人公になったら、よほど書き方を工夫しないと読んでいてただ疲れるだけの小説になってしまうかもしれません。 余談ですが宝島社はいつも「このミス大賞」作品をを年末恒例の「このミステリがすごい」の候補から外しちゃってます。同じ出版社がやってるので、という大義名分はあるもののどうも体の良い「逃げ」みたいに感じなくもありません。でも、今回のこの作品はなかなか良いんじゃないでしょうか。どのくらいにランキングされるか、みてみたい気がします。 | ||||
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| 登場人物の笑い方、千差万別。会話文と建前の中にある文章の機微、たまに漢字が難しくて自分の無能にほとほと困ったりもしたが…全キャラ(主役から脇役まで)が作品にインパクトをあたえてたり、すごい楽しい文体を扱う作者です。 前半の内容と後半の内容が一人の登場人物のおかげというかせいでというか極端に違った視点で眺められること請け合い、すげ〜笑えます。少しだけ触れると、この人物伊良部先生に似てます。わかる人にはわかるでしょう。気になったでしょ?気になったら読んでもらえばわかります。回し者みたいですが自分が面白いと思ったものは他の人にも読んでほしい。読めばわかるさ(猪木風)。 | ||||
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| テンポ、キャラのたった登場人物、セリフまわしの点で高評価。無論欠 点がないわけではないが、一気に読み終えることの出来る資質をもった ミステリー。用語や語彙は現代なんだけど、構成というか構造は古典的 な推理小説を読んでる感じがしたのもよかった点か。 最初は南米を舞台にした傭兵ものかと一瞬勘違いしたが、タイトルの 「バチスタ」という語もよかった。この本も含め、ドラマや漫画などで 医療現場を刺激的な題材として扱っている作品がふえてるなぁと実感。 読中、一番のお目当ては白鳥の部下の姫宮さん。彼女ががいつ登場する のかずっと待ちわびてるうちに終了してしまったのがこの本の、個人的 にケチをつけたいところ。 ドラマ化・映画化されるのだろが、鳴海医師は北村一輝さんでよいか も。 | ||||
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| 巻末にある選者の評といい、ここのレビューといい、ずいぶん評価が高いです。しかし、全体的に悪ぶった書き方が目立ちますし、肝心の謎解きの部分は陳腐すぎると思います。キャラが立っているという評価も、ぼくには浮いているとしか思えませんでした。人気のある白鳥のキャラにしても、漫画ではよくみるキャラです。たとえば、『弁護士のクズ』なんかがそうですね。しかも、最後には正義感あふれる役人ってことになってしまいますし。同じバチスタ手術を題材にしている漫画に『医龍』がありますが、医療現場の実情にしても、チーム医療についても、はるかにおもしろく描けています。実は、この小説は、『医龍』にインスパイアされたのではないかと思ったほどです。 | ||||
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| ■バチスタ手術とは心臓手術の一種。正式名を左心室縮小形成術といい、肥大した心臓の一部を切り取り小さく作り直す画期的手術だが、超絶技術を要するので危険度も高い。 ■東城大学医学部臓器統御外科は、米国から名外科医・桐生恭一を助教授に迎え、バチスタ手術の成功で評判をとっていた。だが最近、手術中に患者が死ぬ事故が3例連続発生。それは果たして単なる偶然か、それとも医療ミスか、あるいは殺人事件なのか? ■病院長は、脱力系変人医師、不定愁訴外来の田口講師に調査を依頼する。死亡事故は、若い優秀なナースがやめた直後から発生していた。調査過程で田口講師は複雑な何かが背後にあることを感じるが後一歩せまれない。■やがて田口の助っ人として、ウルトラ変人医療探偵・白鳥圭輔が登場。白鳥は、なぜかたまごっちをしのび持つ妙〜なオタク探偵。意地悪質問で相手を怒らせる型破りの聞き取り調査で病院は大混乱に陥る。しかし同時に白鳥のスーパーロジックが、事件の謎をグイグイ解き明かしてゆく。果たして死亡事故に隠されていた驚愕の事実とは――。しっかしこの探偵、性格悪すぎ。でも面白いぞ! | ||||
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| 現在、テレビで放映している『医龍』でも話題のバチスタ手術に関するミステリー。2006年『このミステリーがすごい!』大賞を受賞している傑作です。医療現場のリアリティとコミカルな展開が楽しくて一気に読んでしまいました。 | ||||
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| 本書は病院内のあまり外部に知られたくない内幕を次々に暴露しているので、著者と同じく勤務医である私はハラハラとさせられた。多くの医師は概してテンションが高い。救急車が到着するのを腕まくりをして待っているという具合だ。必然的に勉強もよくするので学業成績などは良い。しかしテンションの低い医師も時にいる。桐生医師が前者の代表だとすると、田口医師は後者の代表だ。一方、白鳥医師の様な個性派も多い。 本書はバチスタという難手術の失敗例の原因を暴くうちに、恣意的な関与が明らかになってくるという面白い物語だ。ところで外科手術に限らず、病院でのすべての治療はチーム医療であり、和を非常に重んじる。特に外科手術などは大勢のスタッフで行うので、けっして主執刀医一人がテンションを高めて暴走してはならない。スタッフ全員の個性や疲労度などにも配慮しながらペースを調節する。本書ではそういう事情もうまく描かれている。 病院に限らず、和を重んじない職場は無い。私は本書を読み進んで、この事を強く反芻した。 | ||||
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| ミステリーとしては読み応えがあるし、楽しめる。 トリックがすぐ分ってしまうのはちょっと・・・ 私には、ミステリーの鍵を解く主役の白鳥さんの具体的イメージが どうしても沸き難かった。 | ||||
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| 目を引く黄色の表紙と『バチスタ』の文字に心惹かれ読んでみた。 ミステリーとして冴えているか?と聞かれれば、『はい』とは答え難いものの面白かったと思う。 特にパッシヴ・フェーズとアクティヴ・フェーズとやらが興味深い。 田口医師が行う『パッシヴ・フェーズ』で相手の上辺を語らせ、白鳥の『アクティヴ・フェーズ』で本心を曝け出させる。 その全く正反対の方法に比例した二人の個性も面白い。 この作品は著者のデヴュー作。 白鳥主役のシリーズ化をするかどうかは別にして、次作も是非読んでみたいと思わせる。 それと是非ドラマ化してもらいたいものだ。 フジTVの2時間ドラマなんかでどうだろうか。 白鳥は誰が演じるだろうと・・・と想像しながらニヤついてしまう人は私だけではないだろう。 最後に。 どんな高名な医者も看護士も所詮人の子で心に悩みや暗い闇を持つ者もいるのだと、 当たりまえではあるが改めて目の前に突きつけられたような気がする。 | ||||
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| 前評判以上のものは得られませんでした。 むしろそれ以下でガッカリ… 確かに皆さんおっしゃるとおり、キャラは立ってるし、笑わされるし、描写はすごく細かくて緊迫感はある。 でも「このミステリーがすごい」んだから、トリックがもうちょっと何とかならんのか〜!?と思った。 詳しくは書けないけど、医療関係者だったら途中ですぐにわかっちゃうもの。 人間の医者じゃない私でもわかってしまいました… | ||||
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| 「あ〜面白かった」と読み終えて素直に思えます。 探偵役の2人のキャラクターの書き分けがよくできていて うまく役割分担ができています。 名前だけ出てくる、役人の助手の女性もぜひ登場を願って この2人(特に役人の方)が活躍するシリーズをぜひ読みたいものです。 | ||||
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| 東城大学医学部病院の誇る心臓手術「左心室縮小形成術」通称創始者R.バスチタ博士の冠した俗称「バスチタ手術」。 アメリカの心臓専門病院から心臓移植の権威、桐生を臓器制御外科助教授として招聘し構築された「チーム・バスチタ」。 桐生助教授率いる7名の心臓移植の代替手術は100%の成功率で栄光に輝く中、立て続けに3例の術中死が起こってしまう。 この内部調査を院長が依頼する不定愁訴外来の「田口公平」。 田口にとっては何故自分が調査の依頼を引き受けなければならないのか困惑の色を隠し切れない中、院長の言葉が続く。 「術死には3つの可能性がる。たまたま連続した不運。医療事故。悪意によって事態が引き起こされた可能性。・・・」 調査開始からチーム全員の聞き取り調査。この会話がまたさらに田口らしく愉快にも思える。鋭い洞察力をもち備えながら個々の言葉の深層心理まで読み取る力量は素晴らしい。 しかし調査は難航。 国境なき医師団から日本に来日した南アフリカ国籍のアガピ君7歳。 手術室の臨場感溢れる描写は素晴らしく繊細に鮮に手際よくまるで音楽の無駄のない旋律に奏でられるように手術は進んでいき成功。メスさばきに魅了されるほど桐生助教授の手腕は輝かしい。 院長に報告書を上げるや否や院長が未然に内密に調査を依頼しておいた厚生労働省大臣官房秘書課付技「白鳥啓輔」が調査に加わる。 この田口と白鳥の何ともいえないコンビの愉快さに重々しい医療術死の中本書はユーモラス性を含みまた個々のキャラを細部に渡る描写で際立たせ語りの巧妙さが読者の脳幹を妙に最期までくすぐり最終場面まで一気に読み上げさせてしう。 専門知識を駆使した細部の確かさ リアリティなどがしっかり織り込まれている。その点でも医学ミステリーとしては評価したい。 主人公の田口と白鳥のコンビ物はシリーズ化を懇願したい。 著者の才能を評価し今後の作品に注目! | ||||
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| これは面白いです。間違いない。 導入部はいささかぎこちない印象で少々読みづらい感があったが、我慢して読み進めるともう大丈夫。専門用語が続出したって適当に解釈してれば良いのです。主人公だってよく分かってないんだもん。 選評にあるように、聞き込み調査がだぶるくどさはありますが、これぞ白鳥が言うところのアクティヴ・フェーズとパッシヴ・フェーズの実践なんだと思えば楽しめます。エルキュール・ポアロってアクティヴ・フェーズ派の探偵だったんだな、と今更になって納得してしまった次第。 白鳥は昔読んだジョイス・ポーターのドーヴァー警部を彷彿させる、ホントに他人を不快にさせる人物ですが(現実には絶対遭遇したくない)、次にどんないやな言動をするのか楽しみで楽しみで、いや絶対シリーズ化して欲しいです。 難を敢えて言えば、エンディングがしつこいところかな。後日談は、読者に多少の想像と物足りなさを与えるぐらいの方がよいと思います。 個人的には、主人公田口の患者に対する辛抱強さ、優しさに感服致しました。 | ||||
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