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世界でいちばん透きとおった物語
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世界でいちばん透きとおった物語の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.70pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全302件 21~40 2/16ページ
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この本を完成させるまでの労力は、想像を絶するものだと思います。他の作家さんが同じアイディアを思いついても、すぐに断念するでしょう。 ストーリーは、つまらなくはないけれど・・・という感じで、星4つとさせていただきました。 | ||||
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読み始めた頃は、普通の小説かと思い、物語の内容的にはまぁまぁだと思いましたが、ラストを迎えてその発想と構成(作者の努力)に仰天し感動しました。一冊の本そのものが芸術作品です。デジタル書籍では絶対に体感できない一冊です。 | ||||
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タイトルは作品の本質をよく表していると思います。 本一冊を使っての実験としては成功かと思いますが、余りにも小説としての内容が無さすぎます。 実験としても、数ページ読んだ段階で結論に繋がる違和感を感じます。これは、実験優先で内容まで十分に手が回らなかった結果と思われます。 残念ながら評判だおれと言わざるを得ません。 | ||||
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ちょっとした仕掛けがあるだけ。 後の調整次第でこれぐらいできるでしょ。 全部回文になってた、とかなら凄かったけど(笑) | ||||
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読んでいて思わず声が出る、驚きと納得がある小説でした。 最近は電子書籍で読むことばかりでしたが、紙の本での読書の良さも改めて実感しました。 いい作品に触れられてよかった…… 読了後再度読み直して、こんな小説が書けるのか…と改めてしみじみ驚きました。 | ||||
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読み始め、中盤から終盤に差し掛かるあたりで、結末は何となく予想できましたが内容そのものはしっかりと楽しめました それに加えて“紙媒体の書籍”で有ることに意味があり、“その部分”にはすぐに気がついたのですが、感動が乗っかってきました | ||||
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もともと、小説内小説の話や主人公に小説を書くことを勧める様な話は、稚拙さを感じてしまい興ざめしてしまう達です。 全編通しても特に面白いと感じる事もなかったのですが、 最後、鳥肌立ってしまいました。 これだけで星4はいけてると思います。 | ||||
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この本、文庫本の表紙の絵がとても綺麗で、それに惹かれて買ってしまいました。 物語は宮内なるミステリ作家が亡くなった。宮内はモテる男で、何人もの 女子と付き合っていた。そのうちの一人、校正の恵美さんは彼との間に一人の 男の子を授かった。恵さんは宮内より少し早く逝去して、男の子は一人暮らし。 その彼に舞い込んだのが宮内の遺稿の存在。それを探す実子の彼と男の子は 契約を交わし、遺稿探しの日々が始まる。 30点。 電撃大賞出身とのこと。まあ、我慢して十三章読んじゃったからねえ。でも 途中から飽き飽きしてて、いつやめようかなあと思ってたら、終わってました。 30点もつけすぎなんだけど、最後まで読んだから。 プロットが命って言ってる割にね、オチもこれかいって感じで、よく最後まで 読んだなあ。疲れました。 カバーの絵がやっぱり素敵、これが収穫。 | ||||
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. 藤阪燈真(とうま)はミステリ作家の宮内彰吾の非嫡出子として生まれ、母の恵美(めぐみ)に女手ひとつで育てられた。母が事故で、そして一度も会ったことのない父が癌で、相次いで亡くなってしばらく経った頃、宮内の嫡出子である松方朋晃(ともあき)から突然連絡が入る。宮内彰吾が生前、ミステリ小説を書いていた形跡があるが、未発表のまま亡くなってしまった。その原稿が見つからないが、心当たりはないか、と言うのだ。燈真は父の愛人たちや文壇関係者を訪ね歩き、『世界でいちばん透きとおった物語』と名付けられていた遺稿を捜すことにするのだが……。 ------------------ 2024年『このミステリーがすごい!』の国内編第8位の作品です。文庫本ならではの仕掛けがされた小説と耳にし、興味を惹かれて手にしました。電子書籍では味わえない企みとはいかなるものなのか。読んでいるうちに、各章の最終行が必ず頁の端いっぱいに来ていることには気づいていましたが、それ以外に特段おかしなところが見当たらないまま頁をくりました。物語そのものが、謎の原稿を追うというサスペンスに満ちた展開を見せていて、リーダビリティが非常に高い日本語の文章に引っ張られるように読み進めることが出来たのです。 そして終盤、この文庫本に仕組まれた奇略が種明かしされた時、思わず唸ってしまいました。そんなことがそもそも可能なのかと思いながら、頁を遡って思わず確かめ、作者である杉井光氏の巧みな計算とそれを実現するための労力を思い知り、嘆息が漏れました。 最終頁の鍵括弧を空欄にし、そして「あとがきにかえて」までをも使った心憎い演出を施すなど、作者の知略は果てしないほどです。電子書籍化が絶対に不可能であることの意味がよくわかりました。 もちろんこうした巧緻な計略に満ちた〈結構〉を味わうだけで終わってしまってはもったいない小説です。主人公の燈真青年が、出自を今一度見つめ直し、親の愛情を改めて知り、そして人生における次の一歩をしっかりと踏み出す実に魅力的な成長譚となっているのですから。 -------------- これに関連して以下の書籍を紹介しておきます。 ◆泡坂妻夫『 しあわせの書―迷探偵ヨギガンジーの心霊術 』(新潮文庫) :謎のヨガ師ヨギガンジーは、新興宗教団体「惟霊講会」を揺るがす教祖継承問題に首をつっこむ羽目になる。そこで手にした布教用の小冊子「しあわせの書」。なんの変哲もないこの本には、深慮遠謀が隠されていた…。 230頁もの間、とてつもない――『世界でいちばん透きとおった物語』とは別種の――企みが目の前で常に展開されていながら、私自身、全く気がつかなかったことに大きな驚きを味わいました。 . | ||||
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主人公が亡くなった親族について、その人物ゆかりの人たちを尋ね歩き、その人物の以外な一面を知る。 過去に読んだ事があるプロットだが、まぁ、そこは良い。 評価を低くしようと思ったのは、人物像が全くわからないから。 主人公は何故一度も会った事が無い父親の事に関する調査依頼を受けたのか 主人公は何故一度も会った事が無い異母兄の依頼に応じようと思ったのか 母親の担当者である霧子さんは、何故主人公にそこまで付き合うのか 捨てたも同然の主人公に対し、何故人生最後の小説を書こうと思ったのか 父親は何故捨てたはずの息子に向けて児童書を作ったのか 特に父親の主人公に対する気持ちと言うのが唐突過ぎるので、消化不良を起こしてしまう。自分の名前をアナグラムにしてまで児童書を作ったのにも関わらず、面会には来ていない。 ある有名ギタリストは、その人自身もまた愛人の息子で父親は別に家庭を持っており、母親と別れて以降は会っていなかったらしいが、息子が東京ドームのステージに立った際、チケットが無いのでドームの壁で聞いていたというエピソードを読んだ事があるが、その様に本人に直接会っていなくても、心の奥では主人公の事を気に掛けていたというようなエピソードが欲しかった。 さて、本書を読む前に、本書は本の作り方自体にタネがあると言う事だけを知っていた。そして最後の部分で、そのタネを見たが「あぁ、なるほど」と思っただけだった。 しかし、改めてタネに至る部分を読み返し、実は冒頭から全てのページにタネが仕込まれていたのを知った。改行を合わせる為に何度も何度も推敲しただろうし、語彙も選んだのだろう。その努力に対し、星一つ増量。 もっとも、その努力よりは、人物像をもっと深く描いて欲しかった気持ちもある。 | ||||
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前半は、なかなかに読ませる内容で引き込まれた。しかし、原稿が一足違いで燃やされるという展開にガクッときて、そこからは、真面目に読む気が失せた。都合良すぎ!一番肝心な部分で肩透かしを食わせるとは、読者を舐めてるのか・・・ 会う人間、皆んなが皆んな、それなりの重大なヒントを抱えているってマジ!?その、ご都合主義に呆れるばかり。 原稿なくなったので、「代わりに貴方が書いてください」なんてド素人に頼むかな。ページの裏側を読む、特殊な能力がある、それがミステリの最大の謎だったとは!ミステリーの風上にも置けない小説だと思いました。 | ||||
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オーダーし翌日夜21:09すぎに大雨の日に届き、翌朝郵便受けで受け取りましたが、新品の本を買ったのに少し湿っていました。ラップくらいはしてほしかった。新本なのにがっかり。 | ||||
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ひさびさに紙の本も良いと思った。 このごろは専らディスプレイのほうが眼が楽と思ってきたけれど、すらすら読める本もあるんだ あと、本書核心の謎解き部分を除いても、作中人物にそれぞれ魅力もリアル感もあって、けっこう素敵な物語です。作者の尽力に、感謝。 | ||||
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物凄く頑張って書いたのは伝わるし、最後まで読んでなるほどとはなるが、そもそもの話が面白くない。 本として一番大事なシナリオが疎かになってる時点で☆3以上はつけられないですね。 | ||||
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わかりやすい言葉選びで、一気に読み進めるにはちょうど良いページ数。登場人物の個性に感情が揺さぶられながらもイメージしやすく入り込みやすいが、展開が想像できて物足りないなぁと感じながらも、最後にそうきたか!と迂闊にも鳥肌が立ちました。普段本を読まない方ににも、デジタルではなく、本を手に取り小説が好きになるきっかけとなりそうな、人に勧めたい一冊です。 | ||||
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読んでいて、途中で「アレ」が謎に関係すると気づく人もいると思います。 ただ私の場合、もう一つ踏み込みが足りなかったようで、謎解きの後、戻って確認して「ヤラレタ」と感心してしまいました。 | ||||
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小説家の父が遺した未発表の小説を、愛人の子である主人公が探す話 ストーリーは主人公に目的があって分かりやすいし、テンポがいいので読みやすい。 ただ主人公の言動に違和感。 会ったこともない、むしろ下半身のだらしなさから「人でなし」とまで言う他人以下の父、主人公がその遺作である小説を探す動機が薄い。 実子に依頼されたからしぶしぶ承諾するといった流れであるが、そんななんの得にもならないこと断れよって思ってしまった。 主人公が「父」と呼び、妙にこだわるのも違和感がある。会ったことのない人なのだから「あの人」ぐらいの距離感が適切なのではないかと思ってしまう。 あと霧子さんのことを謎に好きすぎる。何かあるのかと思ったら何もない。 父親はだらしなくもあるが最後は善人のように表現されているが、愛人の子どものために金を工面しただけのプレイボーイ小説家である。そんなことするよりも一目だけでも息子とか母親のために何かもっとすることあるだろって思ってしまう。 トリックも最初は「すごい!」って思ったが後々冷静になるとだからなんだ?って思ってしまう。トリックが作られる理由も少し無理があってかなり都合がいい(特に眼の病気やその後遺症らへん) 散々述べたがこれらを差し置いても、トリックを使用して一つの物語にまとめるのは素晴らしい。 ミステリー調に進む物語に少しずつ謎が溶ける鍵を散りばめて、最後は一気に回収していくというストーリーは圧巻だし、改めて読み返してみても不自然な文章は見当たらず、多大な時間と労力をかけて作られたのが分かる。 京極夏彦先生を始め、様々な実在する小説家の方々が登場するのである程度小説を読んできた人ならもっと楽しめるかもしれません。 | ||||
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普段、感想を言わないのですが「中盤がなかなか…」良かったようです(^o^) | ||||
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本を手に取り物語りという虚構の中を愉しんでいるはずが、突然、あるページで、ある1行で虚構が現実を呑み込んでしまうという体験。 | ||||
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歳を重ねてこれまでの感動や推理本の結末に斜に構えて読書をやめていたが、この本にはハッとさせられ子どもの頃の飛び出す絵本の感覚を味わえた | ||||
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