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世界でいちばん透きとおった物語
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世界でいちばん透きとおった物語の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.70pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全188件 1~20 1/10ページ
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小説を読み終えた後、「透きとおった」余韻にどっぷりと浸ってしまいました タイトルの意味がわかった時の胸の高鳴りが忘れられないです | ||||
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①最後にすべての謎は解ける。父が生前「殺したい」と言った言葉の意味?息子に遺作を探させたことの意味は何だったのか、読めば分かる。 お勧めの一冊だ。 | ||||
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「電子書籍化不可能」って煽りは要らないと思う。 こんな事書かれたら、途中から気づく人もいると思う。 帯のおかげで売上が確保されるんだろうけど、ルール違反ではないだろうか。 帯の煽り文句がない方が、もっと評価は上がったと思う。 ストーリーはいまいちというか、稚拙ですし、密室トリックのようなものも面白くなかったし、人物像もうまく描かれているとは言い難い。 ただ、最後の落としどころは上手いなと思った。その一点だけでも★4つある。帯がなければ★5の書籍だった。 | ||||
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クチコミが多かったので読んでみた。表紙とタイトルで中高生向けかと思ったけどそうではないし、内容も途中までは面白くなかった。先に与えた子どもも途中でやめた。 ただ、もしこの本を手に取ったのなら、最後まで読むことをお薦めする。好む好まざる、面白い面白くないを別にして、大したものだと驚かされる。 | ||||
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トリックのために、特殊な書体で書いたにしては、文章も読みやすい。 読んでよかったと、思える作品。 今年読んだ中では一番好きな小説だった。 | ||||
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紙の本でなければ出来ない仕掛けが施されており、それが明らかになった時にあまりの見事さに唸りました。是非ネタバレ無しでご覧ください。 | ||||
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1番は紙の書籍でしかできない緻密な仕掛けに感心した。最後まで読んで、「あれ?もしや?」とパラパラとページを確認して驚いた。なるほど、このページ量でも相当な大作だったのだろう。 この仕掛けが強すぎて物語の内容が薄いレビューが多いのだけど、物語は、いたって素直で、粛々と主人公の行動を読み進められる。最後も清々しいというか、サラッとした心地良い感覚がある。 | ||||
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多種多様なミステリを読み、色んな読書体験を得てきたけど、この歳になって、また新しい読書体験をするとは思わなかった。 この本は単なる読書ではなく、まさしく『読書体験』を与えてくれる本だった。作者先生のお名前は随分前に読んだライトノベルで知ってはいたけど、別ベクトルの傑作も書ける方だったのだなと改めて思った。 このレビューを読んでいる方、とりあえずはスマホを閉じて、本を買って欲しい。ネタバレを見ないで、感想を読まないで、本をじっくりと体験してほしい。 世界で一番透き通った物語というタイトルが意味するところを、読み終わった時に貴方はしみじみと感じ入るだろうから。 | ||||
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いい話でした。 | ||||
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ラストに従ってわかる仕掛けに脱帽。 本当に世界でいちばん透きとおった物語。 | ||||
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途中から何となく、想像ついたけど、最後には主人公が精神的に一山越える事が出来、よかったと思う。 そして最後の『あとがきにかえて』を読んでようやく、この本の、物語を越えるほどの凄さに気付いた。 この本は、読み終わった後、実際に本を手に取り、ある一点を見ながらパラパラ漫画のように見てほしい。感動するか驚愕するか。 この本の作家さんと、この小説を支えられた方々に敬意をこめて★5つ。 | ||||
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コーヒーこぼしたら完全にアウトwww | ||||
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物語の終盤で編集者が数々の複線を回収し真実を解き明かしますが、残りの数ページで畳みかけるような2段落ちが待ち受けており、「おおっ」と唸りました。 「本」というメディアに仕掛けを施す小説として、アプローチが全く異なる深水某の「読者全員が犯人」なるテーマの作品を思い出しましたが、壮大にすべり倒しました。対して本書は物理的にキチンと成立して いるので遥かに評価できます。 文章はやや稚拙で、記述として腑に落ちない箇所があったので☆ひとつマイナスとしました。 | ||||
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読み進めると、ふっと気づいた理由が主人公と繋がっているなんて。 どうして読みやすいのか。どうして紙媒体でなければならないのか。 その答えがタイトルになっていて、徐々に加わる滲む愛情と生の儚さと尊さ… すっきりとした文章もとても良かったです。 これは、本当に…紙媒体でしか出来ないことだと感動しました。 | ||||
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この本を完成させるまでの労力は、想像を絶するものだと思います。他の作家さんが同じアイディアを思いついても、すぐに断念するでしょう。 ストーリーは、つまらなくはないけれど・・・という感じで、星4つとさせていただきました。 | ||||
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読み始めた頃は、普通の小説かと思い、物語の内容的にはまぁまぁだと思いましたが、ラストを迎えてその発想と構成(作者の努力)に仰天し感動しました。一冊の本そのものが芸術作品です。デジタル書籍では絶対に体感できない一冊です。 | ||||
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読んでいて思わず声が出る、驚きと納得がある小説でした。 最近は電子書籍で読むことばかりでしたが、紙の本での読書の良さも改めて実感しました。 いい作品に触れられてよかった…… 読了後再度読み直して、こんな小説が書けるのか…と改めてしみじみ驚きました。 | ||||
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読み始め、中盤から終盤に差し掛かるあたりで、結末は何となく予想できましたが内容そのものはしっかりと楽しめました それに加えて“紙媒体の書籍”で有ることに意味があり、“その部分”にはすぐに気がついたのですが、感動が乗っかってきました | ||||
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もともと、小説内小説の話や主人公に小説を書くことを勧める様な話は、稚拙さを感じてしまい興ざめしてしまう達です。 全編通しても特に面白いと感じる事もなかったのですが、 最後、鳥肌立ってしまいました。 これだけで星4はいけてると思います。 | ||||
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. 藤阪燈真(とうま)はミステリ作家の宮内彰吾の非嫡出子として生まれ、母の恵美(めぐみ)に女手ひとつで育てられた。母が事故で、そして一度も会ったことのない父が癌で、相次いで亡くなってしばらく経った頃、宮内の嫡出子である松方朋晃(ともあき)から突然連絡が入る。宮内彰吾が生前、ミステリ小説を書いていた形跡があるが、未発表のまま亡くなってしまった。その原稿が見つからないが、心当たりはないか、と言うのだ。燈真は父の愛人たちや文壇関係者を訪ね歩き、『世界でいちばん透きとおった物語』と名付けられていた遺稿を捜すことにするのだが……。 ------------------ 2024年『このミステリーがすごい!』の国内編第8位の作品です。文庫本ならではの仕掛けがされた小説と耳にし、興味を惹かれて手にしました。電子書籍では味わえない企みとはいかなるものなのか。読んでいるうちに、各章の最終行が必ず頁の端いっぱいに来ていることには気づいていましたが、それ以外に特段おかしなところが見当たらないまま頁をくりました。物語そのものが、謎の原稿を追うというサスペンスに満ちた展開を見せていて、リーダビリティが非常に高い日本語の文章に引っ張られるように読み進めることが出来たのです。 そして終盤、この文庫本に仕組まれた奇略が種明かしされた時、思わず唸ってしまいました。そんなことがそもそも可能なのかと思いながら、頁を遡って思わず確かめ、作者である杉井光氏の巧みな計算とそれを実現するための労力を思い知り、嘆息が漏れました。 最終頁の鍵括弧を空欄にし、そして「あとがきにかえて」までをも使った心憎い演出を施すなど、作者の知略は果てしないほどです。電子書籍化が絶対に不可能であることの意味がよくわかりました。 もちろんこうした巧緻な計略に満ちた〈結構〉を味わうだけで終わってしまってはもったいない小説です。主人公の燈真青年が、出自を今一度見つめ直し、親の愛情を改めて知り、そして人生における次の一歩をしっかりと踏み出す実に魅力的な成長譚となっているのですから。 -------------- これに関連して以下の書籍を紹介しておきます。 ◆泡坂妻夫『 しあわせの書―迷探偵ヨギガンジーの心霊術 』(新潮文庫) :謎のヨガ師ヨギガンジーは、新興宗教団体「惟霊講会」を揺るがす教祖継承問題に首をつっこむ羽目になる。そこで手にした布教用の小冊子「しあわせの書」。なんの変哲もないこの本には、深慮遠謀が隠されていた…。 230頁もの間、とてつもない――『世界でいちばん透きとおった物語』とは別種の――企みが目の前で常に展開されていながら、私自身、全く気がつかなかったことに大きな驚きを味わいました。 . | ||||
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