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木挽町のあだ討ち
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木挽町のあだ討ちの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.43pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全97件 21~40 2/5ページ
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本好きの間で大層評判になっているので読んでみた。ジャンル分けすると、時代劇で人情ものでちょこっとミステリーという感じ。期待通り面白かった。芝居小屋の呼び出しや小道具係など、裏方さんの人生が語られるのだが、よくもまあこんなプロットを思いつくなと感心しきり。 だから、266頁という、今売れ筋の小説としては比較的短い部類に入る本作には、多くの魅力的な人生が詰まっている。読後に知ったのだが、直木賞と山本周五郎賞をダブル受賞している。道理で面白いはずだ。きっと映像化されるはず。 | ||||
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歌舞伎好きにはたまらない小説です。さりげなくNew Waveの時代小説になっています。 一粒で4度美味しい小説です。江戸期の芝居小屋を支える人々を描くことで、この小説は読者に歌舞伎の原初的姿を知る楽しみを提供してくれます。と同時にこの小説は極上のミステリーでもあります。と同時に、建前やシステムや掟や慣習を超えて、どんな時代にせよ、人間が自分の心の声に従って生きることへの賛歌でもあります。同時に、この小説は、人間がリアルと感じることは、その人間が消費してきたフィクションをなぞっているだけであり、現実とは別物であるということも教えてくれます。 江戸時代の芝居小屋の近く、ある雪の晩に、あだ討ち事件が起きました。凛々しい少年武士によって起こされたものでした。 その少年武士は、故郷からひとり江戸に出てきて、父の仇を求めつつ、芝居小屋の黒子として働きます。その少年のことを気にかけ情をかけるのは、芝居小屋の前で劇の筋と立役者の台詞を口真似で紹介して客を呼び込む男に、役者に殺陣(たて)を教える元武士に、衣装部屋で舞台衣装を仕立てたり繕ったりと働く元蔭間の脇役女形に、小道具職人夫妻に、当時は筋書と呼ばれた芝居台本作家。 彼らは、少年のために、一世一代の芝居を打つ。それはどんな芝居だったのか? 非常に読後感が爽やかです。登場人物たちの市井の人々の気風の良さに人品の高さ。 寝床でちょっと読み始めたら、止まらなくなってしまい夜が明けてしまいました。どーしてくれるの!! | ||||
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食いつめた人間、訳ありの人間、 〜等々 様々な人間が吹き溜まる場所、悪所。 しかし、そこにいる人々の何とあたたかいことか。 そこにたどり着いたのがあだ討ちを使命とする菊之助。 悪所にいる海千山千の訳ありの人間たちが菊之助に惚れ込む。 芝居小屋に関わる登場人物一人一人の人生模様も様々で、だからこそ菊之助を放っておけなくなるのである。 そして、そのことが結果としてあだ討ちを「成功」させることになる。そして、その絵になるあだ討ちのシーンの何と劇的なことか。後日談も含め余韻の残る物語であった。 鬼平の、四季折々の風景に重なるジプシーキングのタイトルシーンを想起した。 本作を丁寧に作り込まれたドラマを見てみたい。 登場人物を動かし、ストーリーを回した本作の作者こそが一番の「戯作者」ではないだろうか。 | ||||
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語り口がテンポよく、良い気分で読み進めました。ありがとうございます。 | ||||
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江戸時代は芝居小屋が様々な階級の人達がそれぞれの分担と自分の器量をうまくあわせ芝居がなりたっている さまはまさに当時の人間模様を写した社会でそれぞれの創意で建前社会の武士階級に投げかけられた 人の生き方が実にこの小説をひじょうに楽しく読ませていただきました。 | ||||
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「木挽町のあだ」が最高の舞台でした。ありがとうございました。 | ||||
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素晴らしい本だった。なんの賞を取るにしても、これと並んだらこれ以外はないだろう。物語はいきなり木挽町(現在の歌舞伎座周辺)のあだ討ちの成就から始まり、物語全般にわたってさまざまな証言者によるその検証が進んでいく。そして、さすがは木挽町よ!という思いもよらない結末へ収斂する。江戸言葉の気風と粋、生ききる人たちの真剣、木挽町の外連(ケレン)がみっしり詰まったエンターティメント、素晴らしい! どなたにもお薦めできる。これ読まないのは損、てぇくらいのもんよぉ。聞き読みのリズムも良いねぇ。たぶん今年読んだベスト5か3に入る。 | ||||
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仇討ち?の目撃者の来し方云々、ストーリーのまとめ方は凝っているのかとは思うが、菊之助の父君の死から全てにおいてご都合主義と言わざるを得ない。それとも時代小説とはそういうものなのか?自分が馴染みがないだけ? まあ、このまま歌舞伎の筋書きにしたら結構受けるかも。 | ||||
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なるほど「木挽町の”仇”討ち」じゃなくて「木挽町の”あだ”討ち」なんですね | ||||
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すべて登場人物の台詞のみという形式は真新しくていいのかもしれないが慣れていないので読みづらいところがあった (真新しいと言っても、吉原手引草など既出の技法ではある) けどそんなこと関係なくこの小説は退屈だった 木挽町の仇討ち事件の真相を探るような内容だが冒頭ではそれが分からずただ目撃者の話を聞いているだけ しかも事件と全然関係ない目撃者の生い立ちを聞かされる これが非常に苦痛 江戸時代の人の有り様が見れていいと評価をよく見るが、それに興味がなければストーリーの本筋に関係ない本当ただただ無駄な自分語りを聞かされるだけである 仇討ちの真相を追うミステリーなのか、江戸時代の風習を知るドキュメンタリーなのか、コンセプトがぐちゃぐちゃで、それもまた読む苦痛を生んでいる 最終的に仇討ちはただの仇討ちではない事がわかるが、どこにでもあるようなオチであり、小説を読み慣れてない小中学生ならともかく大人なら物足りない感を得るだろう 私が真相を知ったときの感想は「剣客商売にありそう。いや、なんかあったな」である 直木賞を取ったとのことだが、そんな凄い小説とは思えない 考えてみると友人知人との会話で「直木賞の小説読んだ?」なんて話題が上がるのはまず無い 結局、そういうこと 古い権威、それもハリボテのスカスカになった権威(笑)がまだのさばっているだけ その賞をとったところでたかが知れてるのだろう 芥川賞受賞作品なども読んだが、時間を損した気分ばかりだ もう受賞作品は読まないかもしれない | ||||
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よく書けていて面白い作品だが、ミステリーとしてはちょっとどうかな。つまり犯罪捜査担当の役人は生首には驚かないよ。ちゃんと調べないなんて考えられない。武士なんだから。赤穂浪士の討ち入りで死んだ吉良邸の遺体はどこにどんな傷を受けたかが全部調べられている。遺体をすぐに焼き場に持っていくのも無理だとおもうなあ。目明しとか岡っ引きとかが焼き場まで調べにくるよ。そういうリアリティをもっと追求してくれると、良い作家になるとおもうがなあ。 | ||||
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ネタバレがありますからご注意下さい。 このインタビューをしている親類縁者は誰なのだろう?と思いながら読み進めていた。インタビューが終わり、終章で菊之助により真相が開示される。それ自体は良かったのだが、最後の最後でこの親類が菊之助の兄であることが明かされる。 これまでにお兄さんって出てきてたっけ?今更出てきたってストーリーには何の影響もないと思うのだが。 国元を逐電した作兵衛が都合よく江戸に、しかも都合よく森田座に現れるのはあまりにも都合良すぎ。きっと国元は関東から東北の藩なのだろう。西国なら京・大坂だろうし。 まぁイマイチ釈然としない部分もありましたが、十分面白いお話でした。 | ||||
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時代小説については、最近の直木賞は信用できない!葉室麟・・道徳の本を読まされている感、 青山なにがし‥題名を一ひねりしただけ‥これが小説? この作品の価値も、ストーリーの展開だけ… 本屋大賞の作品の方が、はるかに、読みごたえがある。 | ||||
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読み進めていくうちに自身が木挽町の人々にすっかり騙されていました。 最終章で謎解きがあり、気分がスッキリしました。私も木挽町の人々に会ってみたいです。 | ||||
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こんな納得いかない仇討ち? と思ってました。 最終章で納得。 | ||||
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賞を受賞した作品なので試しに読んでみました。時代小説は普段読まないのですが語り口などもおもしろく引き込まれていく、 結末に回収された物語りが心地よい! | ||||
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面白かったです。浅田次郎氏に通じる登場人物目線で語る進行で、世界に引き込まれます。 早い段階で最後のネタはわかりますが、飽きさせず楽しく読ませてくれます。 ただ惜しむらくは、ここまで作り上げた世界観を最後にネタバラシせずに終わらせるってのが粋では? と感じてしまったので、そこが好みの分かれるところかもしれません。 ラストのみこの世界観で言うところの、「野暮」な気がしました。 | ||||
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だんだん明かされていくのが良いです。とても楽しく読めました。 | ||||
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時代ものが嫌でなければスラスラと読み進められます。良いお話でしたね~っという感想。 薄っぺらくもなく重い感じもない心地良い小説でした。 | ||||
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読後感が爽快でした。いいお話だった。面白かった。やっぱり読書は楽しい! そう思える作品でした。 | ||||
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