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木挽町のあだ討ち



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【この小説が収録されている参考書籍】
木挽町のあだ討ち

木挽町のあだ討ちの評価: 4.45/5点 レビュー 95件。 Sランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.45pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全95件 61~80 4/5ページ
No.35:
(5pt)

必読の名作。面白い。

この本を読んで「ほんとうに久しぶりに、面白い本に出合えた」と思いました。
 江戸の芝居小屋の裏で起こった「あだ討ち」について、登場人物一人ひとりが「第一幕 芝居茶屋の場」から「第五幕 枡席の場」にかけて語っていく物語。この一幕、一幕はそれぞれの人物の語り口や人となりが鮮やかに描かれており、読み応えがあり、惹きこまれます。
 そして「終幕 国元屋敷の場」での鮮やかなラスト。ぱあっと物語の全体像が浮かび上がり、爽快感があります。
 著者の力量を感じさせる、濃密で計算され尽くした物語。息を詰めて没入して読んでしまう本であり、同時に読後感がとても良い本です。心からお薦めできる良い本と思います。
木挽町のあだ討ちAmazon書評・レビュー:木挽町のあだ討ちより
410352023X
No.34:
(3pt)

直木賞受賞というが、、、

直木賞受賞と山本周五郎賞をW受賞したというので期待いっぱいで読み始めたのだが、確かに前半部分は面白く読めた。傑作だとも思ったほどだ。だが後半息切れしてしまって読むのが辛くなってしまった。読者を最後まで引き付けておく度量はまだないのではないかと思う。
木挽町のあだ討ちAmazon書評・レビュー:木挽町のあだ討ちより
410352023X
No.33:
(5pt)

万感の思いを込めての大芝居。木挽町はそんな芝居が似合う町。

●人生はこうあるべきだなどとお為ごかしのアドバイスではなく、自分はこうだったと自分の言葉で
ふわりと語りかける人たち。自分との折り合いをつけ、これだと悟った者たちだからこそ言える言葉
なのかもしれない。捨てたくないものを多く持っている者ほど難しい。「袖振り合うも多生(他生)
の縁」、人との出会いを大切にしたい。悪所と言われている所でないと実現は無理なのだろうか?辛
いですね・・・。

 多くの善意がただ一点に収束して行く。万感の思いを込めて演じる大芝居。木挽町はそんな芝居が
似合う町なのだろう。
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410352023X
No.32:
(3pt)

時代物大好き

時代物は大好きですで休憩中に読むために一気に読むことはありません。
しかし、10ページほど進んでパタっと手が止まりました。
進めない。
西條奈加氏の時はスムーズに行ったのだが・・・
藤沢周平著「玄鳥」のような間が抜けている話は好きなのだが
木挽町のあだ討ちAmazon書評・レビュー:木挽町のあだ討ちより
410352023X
No.31:
(5pt)

流石に直木賞と山本周五郎賞を受賞した作品である。

タイトルがなぜ「仇討ち」ではなく「あだ討ち」なのか。そしてこのあだ討ちがなぜ、芝居小屋の裏で行われたのかが、最後に明かされる。
 敵討ちのために江戸に出てきた若武者・菊之助を、木戸芸者の一八、戯作者の篠田金治、立師(殺陣師?)の与三郎、衣裳部屋のほたる、小道具の久蔵・お与根夫妻が支えていく。これらの人々が吹き溜まりのような芝居小屋に集まって来たか、その経緯も述べられる。
 微妙に絡まった人間関係の糸が、解きほぐされる。
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410352023X
No.30:
(4pt)

独特の視点から描かれる歴史小説

直木賞受賞作品。江戸で起きた仇討ち事件をその関係者からの証言をもとに展開。それぞれの人生模様やまっすぐな生き方を巧みな文体で描く。
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410352023X
No.29:
(4pt)

恐れ入り谷の鬼子母神

ほんと、お武家さんは野暮だねぇ。
仇討ちした菊之助、その友の方もだよ。
それにくらべりゃ、
金治、一八、ほたるさん、そして与三郎さんも
役者魂で面白い。

仇討ち、いやいや徒討ちとは、
恐れ入り谷の鬼子母神だねぇ。
まぁ、これで「木挽町のあだ討ち」一件落着かねぇ。
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410352023X
No.28:
(5pt)

最高に面白かった!

なんという面白い作品なのだろう。仇討の話かと思いきや、芝居一座の人々の人情噺が続いていくのに驚かされます。人の世の生き方を語る内容は心に沁みました。最後にどんなオチが待っているのかと、待ち遠しい思いで読み進めていくと、最終章で見事にやられました。他に類を見ないユニークな作品で、心から楽しめました。・・そうか、ミステリーの手法も取り入れていたのか!!日本語の美しさも堪能できました。
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No.27:
(4pt)

視点が面白い

通勤電車で読みました
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410352023X
No.26:
(5pt)

2軒の本屋で売り切れ。

これはきっと面白いに違いないと思い、即アマゾンに注文。
期待通り、本当に面白かった。
遅読の私が久し振りに一気読みしました。

5人の目撃者による証言が、
後で、上手に繋がる。途中で推理するのも醍醐味。
最後のどんでん返しが痛快。
これは、絶対映像化すべきだと思いました。

永井紗耶子氏の小説は初めてだが、他の小説も読みたくなりました。
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410352023X
No.25:
(5pt)

流石の直木賞作品

当時の時代背景を非常に良く理解出来るし、中々の展開が面白く、寝不足になってしまったです。
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410352023X
No.24:
(3pt)

直木賞ですが、、、

前半は楽しめる。後半、結末に近くなるにつれ「いくらなんでも」のご都合主義というか、展開のいい加減さが鼻につく。落としどころが甘すぎて読了感半減。
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No.23:
(5pt)

見事などんでん返し

単なる時代小説の域を超えている。最後の告白によるどんでん返しが誠に決まっている。久しぶりに面白い小説を読んだ。
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No.22:
(5pt)

新しい風

■最近発表された山本周五郎賞受賞作である。
この作品はあちこちで評判を聞いていた。受賞作は毎年読むことにしているのでまさに渡りに船である。
直木賞の後援の文藝春秋社に対抗して作った山周賞は新潮社後援である。日本で2番目に権威のある大衆文学賞と言えるだろう。
特徴は直木賞よりも大衆性が高く受賞作は間違いない。

■さて本作だが主人公菊之助は父親のあだ討ちを見事に成し遂げる。2年後ある若侍がことの顛末を聞きたいと木挽町を訪れる。

木戸芸者を筆頭に、立師、衣装部屋の女形、小道具係、戯作者それぞれが、あだ討ち前後の事情を語っていくのだが本人たちの人生までが語られ、その人情噺が胸をうつ。

最後に菊之助が語りだすのだが、何となく結末が見えてくる。そういう作品は悪く言われることが多いが、これは違う。もしかしたら“あのことは複線なのかい?” といくつか思い浮かんでくる。
どうか自分がした想像通りの結末であってくれと読者は祈るような気持ちで頁をめくっていくだろう。

素晴らしい読後感である。かなりネタバレ的なことを言っているが読んだ人でこのレビューを怒る人はいまい。

■時代物とミステリーを掛け合わせた作品は捕物帖的なものも多く珍しくはないが、米澤穂信の直木賞作の『黒牢城』で何かフワーッと新しい風が吹くのを感じたが本作にも同様のものを感じたのは自分だけか?

■直木賞とは多少趣は違うがさすがは山本周五郎賞と受賞作を読むといつも思う。(本屋大賞はもっと違うが 笑)
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No.21:
(1pt)

こりゃダメ!

文体が話し言葉で、べらんめい調で、読み難くて仕方ない。それと話があっちとび、こっちとび、忙しい私はだんだん腹が立ってきた。時間を返せ!
こんな本が賞をとると若い人が読んでみようと思い、手に取ったら5ページで止めてしまう。
これで一層、本離れが進むばかり。浅田次郎が編み出したこの文体は、書く方は楽だが読む方は極めて苦痛である。
内容、ストーリーはそれなりに良かったかもしれない。
真面目な文体で書き直してほしい。
木挽町のあだ討ちAmazon書評・レビュー:木挽町のあだ討ちより
410352023X
No.20:
(5pt)

それがお前さんの胸のドン突きにあるんだよ。

直木賞&山本周五郎賞受賞作
江戸時代の色々な階級の人生がメイン。
あだ討ちに関わった人達の想いと暖かさ。
もの凄い面白かった。
超おすすめ。
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No.19:
(4pt)

筋書きはよくある話ですが、読んで良かったと思える

結末はありきたりかもしれませんが、
各章に出てくる人物たちの生き様があってこそのお話。見事でした。
この手のお話に詳しくはないのですが、義理や人情、そして忠義や身分が時代小説らしく描かれている一方で現代にも通じるメッセージもあるように感じます。読んで良かったと思える作品でした。
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No.18:
(5pt)

ワクワクした

物語の組み立てが面白い。
途中でオッと思わせ、あとは期待通りに進むだろうとワクワクしながら、読めた。
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No.17:
(5pt)

芝居を観ているよう

舞台が木挽町だし展開は予想通りだけれど、流石の筆力。登場人物がいきいきと芝居を演じ、一気に読み終わりました。面白かった。
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No.16:
(5pt)

伏線だと気づかない伏線がいっぱい

美しい仇討。絵に描いたようなドラマチックな仇討ちが描かれる。むろん、その経緯は決してただ美しいだけではない。…のだが、芝居小屋が小説の舞台となったことも、偶然じゃなかったのか。
 人間関係に意外なつながりも出てきたりして、いよいよ面白くなってくる。
 で、何かい。阿吽の久蔵さん、あんたまで一枚かんでたのかい。ただの口下手だと思っていたら、とんだ役者ぶりじゃないかよ。ありゃあ、やっぱりそのエピソードまで伏線だったってわけかい。
 まあよくできてますわ。
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410352023X

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