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スキマワラシ
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スキマワラシの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.80pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全20件 1~20 1/1ページ
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●これはSFかファンタジーか或いはミステリーか・・・とカテゴリーの定義にこだわらずに、大らかな 気持ちで向かい合う小説なのかもしれない。ふと表紙のイラストを見てみる。なるほど、これはメルヘ ンタッチの夏物語なのだと納得した(やっぱりこだわっている)。 「アレ」やタイルやホテル、白いワンピースの少女・・・等キーワードが何度も登場するが、なぜか他 の著作に比べ間延びしている筋立て。同じところをウネウネと蛇行しているアマゾン川のように遅々と して進まない。 記憶の中にのみ存在する白い少女は、変わりゆく時代の中で失われてしまうものに対する惜別のシン ボルなのだろうか?なんて考えてみたけれど、どうも違うような気もするし・・・。どこか懐かしく、 想像力あふれる恩田ワールドだけれど、残念ながら私のツボには嵌まらなかった。 | ||||
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古本とはとても思えない。 美品の上、帯まで付いている。 とても気持ち良く読み進めている。 | ||||
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あの独特の不穏な雰囲気でインパクト強烈な恩田作品を期待するとはずれます。軽く、そして明るいです。 どちらかというと10代向けに書かれたんじゃないのでしょうか。宮部みゆき作で少年が主人公になる物語とよく似ています。そういえば言われなければ恩田さん作だとわからないかもしれません。 主人公は古物商の兄弟。兄は理性と理論が勝ったタイプで、いろんなデザインの襖(ふすま)の引手にはまってコレクションしている”じじむさい”タイプ。弟は古いものに触れた時、その記憶が流れ込んでくるという特殊な能力を持っています。 職業上彼らが訪ねる解体前の建物や町並で、白い服の女の子を見かけるという都市伝説のような話が広まりつつあり・・・というところから話が始まります。 当然この2人は大人の年齢のはずですが雰囲気が少年です。しかも思いっきり草食系っぽいので「ジュブナイルのファンタジーか?」と感じるのはそのあたりが理由かもしれません。 白い服の少女”スキマワラシ”と事故で亡くなった彼らの両親の謎を追いながら話は進みます。分厚い本ですが、文章が軽いので数時間で読み切りました。 そして読み終わってみれば、超常現象があったことに疑問の余地はないのですが、結局なんだったのかいまひとつわからなかったなあ・・と、ぼうっとしてしまいました。どういう意味だったのかは読者の想像にまかされている感じです。 おもしろかったのですが・・恩田作品としてはインパクトが弱かったという意味ではいまひとつでした。 | ||||
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あの独特の不穏な雰囲気でインパクト強烈な恩田作品を期待するとはずれます。軽く、そして明るいです。 どちらかというと10代向けに書かれたんじゃないのでしょうか。宮部みゆき作で少年が主人公になる物語とよく似ています。そういえば言われなければ恩田さん作だとわからないかもしれません。 主人公は古物商の兄弟。兄は理性と理論が勝ったタイプで、いろんなデザインの襖(ふすま)の引手にはまってコレクションしている”じじむさい”タイプ。弟は古いものに触れた時、その記憶が流れ込んでくるという特殊な能力を持っています。 職業上彼らが訪ねる解体前の建物や町並で、白い服の女の子を見かけるという都市伝説のような話が広まりつつあり・・・というところから話が始まります。 当然この2人は大人の年齢のはずですが雰囲気が少年です。しかも思いっきり草食系っぽいので「ジュブナイルのファンタジーか?」と感じるのはそのあたりが理由かもしれません。 白い服の少女”スキマワラシ”と事故で亡くなった彼らの両親の謎を追いながら話は進みます。分厚い本ですが、文章が軽いので数時間で読み切りました。 そして読み終わってみれば、超常現象があったことに疑問の余地はないのですが、結局なんだったのかいまひとつわからなかったなあ・・と、ぼうっとしてしまいました。どういう意味だったのかは読者の想像にまかされている感じです。 おもしろかったのですが・・恩田作品としてはインパクトが弱かったという意味ではいまひとつでした。 | ||||
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入院してる友の要望。読んでないので悪しからず。 | ||||
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謎解きのスッキリ感はないけど、骨董や古民家、現代アートとのコラボも含めた不思議な世界観を楽しむ小説かなと思いました。 | ||||
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ここに見参、という恩田陸らしいお話 ストーリーより匂いや湿度や自分の想い出を追いかけるような読み心地 | ||||
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よくある,恋愛や競争を扱った小説ではないです. 各話に緩急があり飽きずに読めました. 結局最後まで現象の理由がわかりませんでした. | ||||
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この国の夏は過ぎ去った・・というラストの言葉。 高度経済成長期のような眩しい夏の季節を復活させようとするのは むしろ後ろ向きなことなんだな、と思った。 秋を迎えるために準備をする・・そのほうが前向きなんだ、と。 『次の場所へ』この言葉が刺さりました。 | ||||
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言葉は綺麗だし、読みやすくて良い本なんだと思います。 でも、私は面白くなかったです。読了するのが大変でした。後に残る物も残念ながらありませんでした。 | ||||
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これまでの作品は、私にとっては、最初読みづらいですが、読み進めると、どんどん引き付けられるようなテンポでの展開を感じていました。今回は、どこまで読んでも、なかなか引き付けられるところまでいかず、最後まで読んでしまったという感じがします。面白くなかったことはないけれど、少し期待外れなところもありました。 | ||||
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最高 | ||||
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恩田陸は最後まで読ます筆力があり、好きな作家の一人です。過去の多くの文学賞受賞が、その力量を裏付けていると言っても過言ではないでしょう。 過去と現在を結びつける「スキマワラシ」の存在を通奏低音のように描いているファンタジーです。「スキマワラシ」の存在を探る過程はミステリの色彩も帯びていました。 兄弟2人の主要登場人物の過去が縦糸に貫かれ、そこに導かれるかのように登場人物や関係する町や建造物が登場してきます。それらが少しずつ関連を帯びてくるわけで、読みながら先の展開が待ち遠しくなる密度の濃さも持ち合わせていました。 ファンタジーなのに、実際にこのような出来事やエピソードがあるかのように描写する恩田陸の筆力の確かさが最後まで飽きさせずに読ませる原動力になっていました。 不思議な状況設定と登場人物の心情の変化がドラマ性を帯びてくる展開は見事だと思いました。関連する周辺の登場人物まで気を配り、人物設定がしっかりとしてあるので、読者は安心して、作者の語りについていけるのです。 兄弟の不思議な体験すら解明されていき、ある方向に収れんしていく様は、心地よさを覚えるほどでした。 「すきまわらし」の存在という非日常的な状況設定の場で深く潜り込み、心の奥底まで表面に浮かび上がらせて描写していくという筆力は、誰にでもできるものでは無いと心底感じました。恩田陸、恐るべし。 | ||||
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ファンタジーではあるけど、いつもの恩田作品のラストまで引き込まれる感じがない。 過去と現代を結ぶ内容として引っ張りながらも、ラストも肩透かし。 内容的にはわかりやすいし 会話もテンポよく進むのでボリュームあっても読みやすいのだけど、読み終わった後に何か残った感じがなかった。 | ||||
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最高に面白かった!先が読みたくて、ぐんぐん読み飛ばし、また初めからじっくりと情景を想像しつつ何度も読みかえしました。これ、映像が見えてくる作品。映画化したら素敵だなと思います。架空の場所、建物等、モデルがあるのだろうと調べたりして意外な発見があり、知識も増えました。ハナ子の作品は妻有トリエンナーレで見たものにイメージが重なります。ちょっと怖いけど根底に流れるテーマの暖かさが、ほほえましいです。 | ||||
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恩田氏「らしい」王道感 王道モノは久しぶり~って感じで楽しく読みました ちなみに王道モノには「実はこれこれこうでした」は求めてない。文章を追う事自体が楽しい 風景印を初めて知った。これ貰う時に切手の額面は幾らのか決まってるんだろうか? 孤独死を怖れて看取りを望むのはSNS人種説に1票 | ||||
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今回の物語は、いくつかの新聞に連載されていたものです。 この本の中に、実際に連載時に掲載された挿絵がいくつかあります。 実際に読んでみると、なんの脈絡もないものばかりが語られており、かんじんのスキマワラシにはなかなか出会えなくてヤキモキしますが、最後の最後でイッキにまとまっていきます。 女の子に弄ばれるのを楽しみながら、この物語を読んでいったほうがいいのかもしれません。 | ||||
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『蜜蜂と遠雷』や「常野物語」シリーズもそうだが、恩田陸のファンタジーは草原のにおいとそこを吹き抜ける風の印象が強い。そして、それらは強い郷愁を呼び起こす。スキマワラシという、廃墟やがれきに姿を見せる座敷童子のような存在。白いワンピースを着て胴乱を肩にかけ捕虫網を持つ少女。初めて見かけたのに懐かしい感じがする。この世のものではないと思っているのに、目が離せない。彼女は「ハナちゃん…?」と問いかける。 主人公の散多(さんた)は、若くして亡くなった両親の過去を少しずつ知ることになるのだが、そこに関わってくるのがスキマワラシと「ハナちゃん」だった。やがて「ハナちゃん」に出会うことになるのだが…。 失われた過去をひもとくことによって、新しいつながりが生まれる。それが「縁」なのだろう。その縁を信じることで未来への希望が生まれる。そんなことを考えさせてくれる、すぐれたファンタジーだと思う。 | ||||
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恩田陸の新作なので、迷わずお買い上げ。でも、どちらかと言えば、あたしにとってははずれの方だと思う。文章は読みやすいし、あっという間に読み終えた。どういう展開になるのか?という期待もあったけど、どうも登場人物に入り込めない。魅力があるとかないとかではなくて、どういう人物なのかがあたしの中で立ち上がって来ない。少年なのか大人なのか、中途半端なままで最後まで来てしまった。おもしろかったか?と訊かれたら「おもしろくなかった」と答える。でも、少し時間を空けてから読み返したら、また違う感想を持つかもしれない。今のところ、おすすめはしないなあ。 | ||||
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最後はどんでん返しを期待していたのですが。。。長編小説でしたが会話が多かったので読みやすかったです。難しい文章もそんなになく良かったです。 | ||||
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