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スキマワラシ



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【この小説が収録されている参考書籍】
スキマワラシ
スキマワラシ (集英社文庫)

スキマワラシの評価: 3.80/5点 レビュー 20件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.80pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全10件 1~10 1/1ページ
No.10:
(5pt)

新本同様

古本とはとても思えない。
美品の上、帯まで付いている。
とても気持ち良く読み進めている。
スキマワラシ (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:スキマワラシ (集英社文庫)より
4087444953
No.9:
(5pt)

ノスタルジーの魔術師

ここに見参、という恩田陸らしいお話
ストーリーより匂いや湿度や自分の想い出を追いかけるような読み心地
スキマワラシ (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:スキマワラシ (集英社文庫)より
4087444953
No.8:
(4pt)

不思議なお話

よくある,恋愛や競争を扱った小説ではないです.

各話に緩急があり飽きずに読めました.

結局最後まで現象の理由がわかりませんでした.
スキマワラシAmazon書評・レビュー:スキマワラシより
4087716899
No.7:
(4pt)

次の場所へ

この国の夏は過ぎ去った・・というラストの言葉。
高度経済成長期のような眩しい夏の季節を復活させようとするのは
むしろ後ろ向きなことなんだな、と思った。
秋を迎えるために準備をする・・そのほうが前向きなんだ、と。
『次の場所へ』この言葉が刺さりました。
スキマワラシAmazon書評・レビュー:スキマワラシより
4087716899
No.6:
(4pt)

これまでの恩田ミステリーとは、少し違った感じ

これまでの作品は、私にとっては、最初読みづらいですが、読み進めると、どんどん引き付けられるようなテンポでの展開を感じていました。今回は、どこまで読んでも、なかなか引き付けられるところまでいかず、最後まで読んでしまったという感じがします。面白くなかったことはないけれど、少し期待外れなところもありました。
スキマワラシAmazon書評・レビュー:スキマワラシより
4087716899
No.5:
(5pt)

表紙

最高
スキマワラシAmazon書評・レビュー:スキマワラシより
4087716899
No.4:
(5pt)

恩田陸の筆力の確かさ ファンタジーとしての展開と描写の巧みさ

恩田陸は最後まで読ます筆力があり、好きな作家の一人です。過去の多くの文学賞受賞が、その力量を裏付けていると言っても過言ではないでしょう。

過去と現在を結びつける「スキマワラシ」の存在を通奏低音のように描いているファンタジーです。「スキマワラシ」の存在を探る過程はミステリの色彩も帯びていました。
兄弟2人の主要登場人物の過去が縦糸に貫かれ、そこに導かれるかのように登場人物や関係する町や建造物が登場してきます。それらが少しずつ関連を帯びてくるわけで、読みながら先の展開が待ち遠しくなる密度の濃さも持ち合わせていました。

ファンタジーなのに、実際にこのような出来事やエピソードがあるかのように描写する恩田陸の筆力の確かさが最後まで飽きさせずに読ませる原動力になっていました。

不思議な状況設定と登場人物の心情の変化がドラマ性を帯びてくる展開は見事だと思いました。関連する周辺の登場人物まで気を配り、人物設定がしっかりとしてあるので、読者は安心して、作者の語りについていけるのです。
兄弟の不思議な体験すら解明されていき、ある方向に収れんしていく様は、心地よさを覚えるほどでした。

「すきまわらし」の存在という非日常的な状況設定の場で深く潜り込み、心の奥底まで表面に浮かび上がらせて描写していくという筆力は、誰にでもできるものでは無いと心底感じました。恩田陸、恐るべし。
スキマワラシAmazon書評・レビュー:スキマワラシより
4087716899
No.3:
(5pt)

ドキドキワクワク

最高に面白かった!先が読みたくて、ぐんぐん読み飛ばし、また初めからじっくりと情景を想像しつつ何度も読みかえしました。これ、映像が見えてくる作品。映画化したら素敵だなと思います。架空の場所、建物等、モデルがあるのだろうと調べたりして意外な発見があり、知識も増えました。ハナ子の作品は妻有トリエンナーレで見たものにイメージが重なります。ちょっと怖いけど根底に流れるテーマの暖かさが、ほほえましいです。
スキマワラシAmazon書評・レビュー:スキマワラシより
4087716899
No.2:
(5pt)

新聞に連載されていました

今回の物語は、いくつかの新聞に連載されていたものです。
この本の中に、実際に連載時に掲載された挿絵がいくつかあります。
実際に読んでみると、なんの脈絡もないものばかりが語られており、かんじんのスキマワラシにはなかなか出会えなくてヤキモキしますが、最後の最後でイッキにまとまっていきます。
女の子に弄ばれるのを楽しみながら、この物語を読んでいったほうがいいのかもしれません。
スキマワラシAmazon書評・レビュー:スキマワラシより
4087716899
No.1:
(5pt)

草原のにおいと吹き抜ける風

『蜜蜂と遠雷』や「常野物語」シリーズもそうだが、恩田陸のファンタジーは草原のにおいとそこを吹き抜ける風の印象が強い。そして、それらは強い郷愁を呼び起こす。スキマワラシという、廃墟やがれきに姿を見せる座敷童子のような存在。白いワンピースを着て胴乱を肩にかけ捕虫網を持つ少女。初めて見かけたのに懐かしい感じがする。この世のものではないと思っているのに、目が離せない。彼女は「ハナちゃん…?」と問いかける。
 主人公の散多(さんた)は、若くして亡くなった両親の過去を少しずつ知ることになるのだが、そこに関わってくるのがスキマワラシと「ハナちゃん」だった。やがて「ハナちゃん」に出会うことになるのだが…。
 失われた過去をひもとくことによって、新しいつながりが生まれる。それが「縁」なのだろう。その縁を信じることで未来への希望が生まれる。そんなことを考えさせてくれる、すぐれたファンタジーだと思う。
スキマワラシAmazon書評・レビュー:スキマワラシより
4087716899

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