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死体が多すぎる



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【この小説が収録されている参考書籍】
死体が多すぎる ―修道士カドフェルシリーズ(2) (光文社文庫)

死体が多すぎるの評価: 3.91/5点 レビュー 11件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.91pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全7件 1~7 1/1ページ
No.7:
(5pt)

カドフェル・シリーズの良き味を演出するヒュー・ベリンガーのキャラクター。本作がカドフェルとの初めての出会い。

ストーリーは 多すぎる死体一体をめぐる単純なものと思はれたが、善悪男女がそれぞれ一様に絡み合い、面白い展開となっている。 ヒューの人間味がこれからどう描かれるのか? 第三作以降の興味が湧く。
死体が多すぎる ―修道士カドフェルシリーズ(2) (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:死体が多すぎる ―修道士カドフェルシリーズ(2) (光文社文庫)より
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No.6:
(4pt)

発見っ‼︎

光文社で復刊、しかし再版無しという事で探索、発見しました!
死体が多すぎる ―修道士カドフェルシリーズ(2) (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:死体が多すぎる ―修道士カドフェルシリーズ(2) (光文社文庫)より
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No.5:
(4pt)

中世の混乱と歴史ミステリがよく合わされた秀作

12世紀のイギリスで、領土争いの中、殺された捕虜の死体が一体多すぎ・・・というお話。

聞いていた遺体の数が合わずカドフェルが調べたら、領土争いの王の内紛が絡み・・・と中世を舞台にした謀略小説としても読める、歴史ミステリでした。

これといって特別な事はしておりませんが、現代とは関係のない時代のミステリとして、気軽に読める所が嬉しい作品でありました。

この後も大体同じだと思いますが、読み続けようと思います。

歴史ミステリの秀作。機会があったらシリーズ順に。
死体が多すぎる ―修道士カドフェルシリーズ(2) (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:死体が多すぎる ―修道士カドフェルシリーズ(2) (光文社文庫)より
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No.4:
(5pt)

カドフェルだけが「切れ者」なのではない。従来の名探偵物とは一味違う!

シリーズの2巻目で、この回からヒュー・ベリンガーが登場します。(個人的には、これと、「死者の身代金」が大好きです)
舞台は、ウイリアム征服王の孫たちの時代、英国では「無政府状態」と言われた時代ですね。
日本では、武士の台頭が著しく、平氏や源氏が台頭してくる頃ですかね。

主人公は、第一回の十字軍遠征に加わった後、傭兵となって各地を歴戦したのち、
男盛りを過ぎてから故国に帰還し修道士になったという変わり種。

この小説の特徴は、所謂「名探偵物」とは大きく違う点にあると思います。
主人公の修道士カドフェルだけが、頭が切れるのではなくて、その助手や犯人に、
敵か味方か分からない、ヒュー・ベリンガーまで。
特に、女性たちの頭の良さ!(ま、筆者も女性なんですがね)
その各々の知力と知力がぶつかり合うところが面白いと思う。

ホームズやポアロでは、主人公の探偵以外の登場人物は、(犯人を除いて)知力は相当落ちるので、読んでいてイライラすることがあります。(年のせいか最近は特に)
登場人物たちの頭脳や知力のレベルが高いと、物語の質もアップする気がしますね。
また、カドフェルは薬草やハーブにも詳しく、その知識だけでも為になりますね。

しかし、TVドラマの方はいけませんね。脚本家が悪いのか、ディレクターの好みか、
原作の面白さに遠く及ばない気がします。助手役のオズウインには「絶望」します。
死体が多すぎる ―修道士カドフェルシリーズ(2) (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:死体が多すぎる ―修道士カドフェルシリーズ(2) (光文社文庫)より
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No.3:
(5pt)

カドフェル活躍

二作めを読破。
時代を感じさせない躍動感があります。
おそるおそる手に取ったけれど、すでに二作目、この後も読み続けることでしょう
死体が多すぎる ―修道士カドフェルシリーズ(2) (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:死体が多すぎる ―修道士カドフェルシリーズ(2) (光文社文庫)より
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No.2:
(5pt)

死体は、たったひとつでも多すぎる!

スティーブン王がシュルーズベリ城を陥落させた。
王は、その戦いで捕虜にした者、94名を処刑する。
しかし、埋葬を頼まれたカドフェルが見たのは、95名の遺体だった。
存在しないはずの死体を、誰が何のために紛れ込ませたのか?
面倒を嫌い、増えた死体を黙殺しようとする王の副官に対し、
毅然とした態度で真相の究明を要求するカドフェル。
彼は、誰もが定められたルールのもとで公正に扱われるべきだと
考え、あくまで社会的な手続きを尊重し、筋を通して行動します。
しかし、かといって何でもかんでも真相を白日のもとに
晒せばよいという極論を振りかざしたりもしません。
たえずこれから先の未来の幸福を考え、無用な告発は行わず、
正しき者や弱者が報われる現実的な妥協点を見出していきます。
このあたりの判断や線引きも的確で、首尾一貫しています。
正しくあるためには、人の弱さや悪に対する共感や理解が不可欠ということなのでしょう。
死体が多すぎる ―修道士カドフェルシリーズ(2) (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:死体が多すぎる ―修道士カドフェルシリーズ(2) (光文社文庫)より
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No.1:
(5pt)

英吉利の歴史に詳しくなれる

私にとってこのシリーズは英吉利の歴史を再確認させてくれました。どろどろした王権の争いは、小さな村の生活にまで影を落とします。「死体が多すぎる」それが一体であっても。一見見逃されるかもしれない事実の裏には、争いが色々な場面で行われていたことを示してくれます。修道士の生活の裏にあった十字軍への従事。後の作品でそのときのことは明かされ始めるのですが、この作品は読み応えがあり、大好きです。テレビシリーズの中でも、良いできあがりでした。
死体が多すぎる ―修道士カドフェルシリーズ(2) (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:死体が多すぎる ―修道士カドフェルシリーズ(2) (光文社文庫)より
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