■スポンサードリンク
(短編集)
逆ソクラテス
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
逆ソクラテスの評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.38pt | ||||||||
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全229件 101~120 6/12ページ
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 作者さんの本を初めて読みました。 ハッキリいうと面白くないし不愉快…… テーマは小学生のHRでやるような道徳なので今さら新しい発見もなくネットの落書きのようなものです。エンターテイメントでもなく、どこを楽しんで良いかわからないまま読み進めていくと粗全ての登場人物の台詞や言い回しがくどく捻くれていて卑屈っぽい嫌味ばかりなので読んでいて楽しくなくなりました。特に登場人物と違う考え方の相手に対してこっぴどく嫌味を言います、そして碌な反論もさせず話をそこで切り上げます。嫌味とは相手を下げるもので、これでは議論にも和解にもならなず根本的解決に至らない。 何本か単話がありますが、すべて今まで屈辱を受けた相手に恥をかかせる事で口を封じ今度は自分が勝者かのように振る舞いさっさと次の話へといった具合。 全編通じて複数のキャラが多面性を想像しろと説いているに、最終的に一面的な説教を繰り広げる。この二枚舌にはうんざり。 読んだ事を後悔しました。 何がしたいんだろ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| サラッと読めました。 共感できるところも多く、子供の頃のことを思い出しほろ苦い気持ちにさせられました。小学生の頃、ある冒険をして(真似すると大変危険なので具体的には書けません)あと少しのところで同級生の女子に発見され先生に言いつけられて叱られたことを思い出しました。 「先入観」ていつに時代も危険です、みんなが「ソーラー発電大賛成!」のときに「私はそう思いません」って言える子いるかな? | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 不公正、偏見、いじめ、、人間の悪についての伊坂さんの考えの集大成という印象。いじめたり、見下したり、人を傷つけたり、人の不幸を喜んだり等々、人間のこういう部分ってもうどうしようもなくて、どうしたらいいんだろうと思ってきたけれど、なるほどと思えた。自分が幸せになった時に嫉妬されて幸せを妨害されるよと考えて律し、人を罰するとか、ダメだという烙印を押すのではなく、その人のためにも自分のためにも、相手が幸せになるような行動をとるということ、憎しみと罰だけでは何も生まないということ。(結局、自分の利益のために自分を律するしか歯止めをきかせる方法はないのかと落胆してしまうけれど仕方ないよねとも思えた。) | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 逆ソクラテスって何?と思っていたら、5つの短編小説の最初のタイトル。 小学校の先生がある生徒を駄目な子だ、と扱っていて、それに反発した子どもたちがソクラテスは「自分がすべて知っているわけではないことを知っていた」と話している。その先生は逆ソクラテス、ということです。 子どもたちは先生が間違っていることを証明しようといろいろ作戦を立てるのですが、どうなるのでしょうか。 最後の「逆ワシントン」も面白い。 ワシントンとは、アメリカ初代大統領のワシントンが子どもの頃、父の大切な桜の木を切ってしまって正直に告白したら褒められたというお話。 母親からワシントンのように真面目で約束を守る人間が勝つと言われてそれを信じた僕は・・・どうなるのでしょうか。 その答えは、この本を読んでみて感じてください。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 印象に残った所 ・「抽象的な言葉を大声で叫んで怒るのは、独裁者の手法だよ」 「独裁者って、そうなの?」 「具体的な理由が分からず、恐怖を与えられると、次からはその人の顔色を窺うしかなくなるから」 明確な指示が無く怒られた時に怖くなってその人の顔色を伺ってへつらう時があった。あの時の嫌な思い出を思い出したため印象に残った。 ・「何だよ渋谷、厳しすぎるよな」悠太が口を尖らせる。「あれ絶対、親の真似だよ」 子育てでは言ってることではなく自分の行いが子供に反映される。よく聞く話ではあったが、自分が今後親になった時に気をつけようと感じた。 ・「久留米先生って、うちのお母さんと同じで、何でも自分が正しいと思い込んでいる感じがあるから、『それは違うでしょ』っていつか言ってやりたかったの」と平気な顔で主張したのだ。 自分が幼い時にこの違和感を今私は同じ事をしそうになる時がある。自分より立場の弱い人へに対しての傾聴姿勢の重要性を感じた。 感想 すごく面白かった。読んでて自分の学生時代の劣等感を思い出しはしたが、本の結末がすっきりで読んでて気持ち良かった。初めて伊坂幸太郎さんの本を読んだが違う本も読んでみたいと感じる一冊だった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 短篇集『逆ソクラテス』(伊坂幸太郎著、集英社)に収められている『逆ソクラテス』を読んで、3つのことを考えました。 第1は、読み手に「先入観に囚われるな」という教えを伝えている点で、説話集『今昔物語集』を思わせること。 この作品では、久留米という教師から事あるごとに貶められている草壁という小学生が、同級生の安斎から「僕はそうは思わない」という台詞を口にすることを勧められ、そのアドヴァイスを実行することによって、大きく変身していきます。教師を始めとする大人から先入観で決めつけられそうになったときの、「奴らに負けない方法」だというのです。 第2は、さすが、伊坂幸太郎、単なる説話物語で終わらせずに、最後の最後に逆転劇を仕込むことで、奥行きを感じさせる捻りを利かせていること。 草壁がプロ野球選手として活躍する一方で、転校後、行方が分からなかった安斎が社会的に褒められるような存在にはなっていないことが匂わされています。私の経験でも、子供時代、学生時代に目を惹いた友達が社会に出てからどうなったか、逆に全然目立なかった友達が社会的に成功していたりして、想定外の有為転変に驚かされることがしばしばありました。 第3は、その人に出会わなければ、違う人生を歩んでいただろうというような人と遭遇することが、人生では確かにあるということ。 草壁にとっての安斎のような恩人に出会えた人は幸せです。私の場合は、都立富士高1年時の担任・唐木宏先生との出会いが、私を大きく変えてくれました。個人面談で、その直前の中間テストで唐木先生が担当する物理で酷い点数だったことを叱責されると覚悟していたのに、先生は、「榎戸君は、他の人が持っていない、優れた素質に恵まれている」と言いながら、「好漢、奮起せよ」と書いたメモを手渡してくれたのです。これ以降、この「好漢、奮起せよ」という言葉に、どれほど励まされてきたことでしょう。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 面白いです。 ただ文字が少ないから文庫本でいいかな。 でも内容はいい | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 伊坂さんの作品は以前ゴールデンスランバーを読んでいて、これが二つ目です。どちらも登場人物がそれぞれカッコよく面白いやつ、周りに流されず自分を持っている人間たちが出てきて、そして主人公の僕はと言えばどこにでもいそうなちょっと普通でパッとしないやつ、、、 共感します! 僕も『僕はそうは思わない』とちゃんと答えを持ってそう言える人間になりたいなぁ 何かたいそうかもですが、読み終えて自分の人間レベルが少しだけ上がった気がしました(錯覚だと思いますが、、、苦笑) | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 今まで読んだ短編の中にはベスト5に入る。 読了後は、爽快な中にも泣きたくなるような感じがした。 今まで伊坂幸太郎はちょっとチープな反骨精神というイメージだった。 が、良い意味で裏切られた。 ベクトルは同じだったが、今回は短編でありながら、極めて高いクオリティだ。 本作は小学生が主人公と言うことで、今までと毛色が変わっている。 あらゆる作家がよく書くパターンの、天才少年の友達と大人に一泡吹かせるストーリーっある。彼らが一泡吹かせるのは目の前の大人でも教師でも保護者でもあり、なおかつそんな固有名詞を持つようなものに限らない。 安っぽい言葉で敢えて表現すれば、社会なのかもしれないし、自分自身かもしれない。 社会の偏見やレッテルに対して、「僕はそうは思わない」という弱い少年の言葉。そんな反骨と健気さにしてやられた。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 文科省で、推薦図書にして欲しい。というか、文科省で予算とって、全国の学校に配って欲しい。全国の先生に読んで欲しい。毎年の夏休みの読書感想文の指定図書にして欲しい。個人的には、これが本屋大賞でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| これぞ伊坂幸太郎! 嫌みなくさりげなく、優しく実践的な実社会で 役立つ人間関係についてを書いてある道徳本のような物語です 小中学生への推薦図書にしてもいいのではと思います どうなるんだろう…と少しの心配と、後半のおもしろかったり、感動したりの 逆転劇、短編5つに爽やかな読後感をもらいました こんな伊坂さんの物語が大好きです | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 短編小説が複数載っているが、それぞれの話に繋がりある、緻密な設計がなされていると思います。この小説をきっかけに、オーファザーやマリアビートルを読みました。伊坂幸太郎万歳 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| いつも通勤電車で読むのですが、降りる駅を通過してしまうほど、集中してしまった(笑) 続きが、知りたくて、あっという間に読みました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 逆ソクラテスというタイトルに興味を持ち、おもわずインターネットでソクラテスを調べてしまった。 アリストテレスの先生で自著はない。ということだけわかったのだが、この本との関わりがわからなかった。 単に私の勉強不足かもしれないが、どのへんがソクラテスの逆なのか皆目検討がつかなかった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 小学生が主人公の短編集ですが、一連の物語に何かしら教訓のような、世の不条理が 手を変え品を変え描かれています。 子どもが主人公のものは小説にしてもドラマにしても、個人的にあまり得意ではないのですが、 なかなか飽きることなく読み進めます。 伊坂幸太郎特有の完全にハッピーエンドでは若干のビター感もありますが、 読みやすい小説だと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 昔は好きだったが、今はなんでこんなに面白いと思わないんだろう。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| いずれも小学校時代の出来事や思い出を題材にした短編5編から構成されています。作者は随分思い入れがあるようで、アマゾンにも色紙を寄せて、20年の集大成だと言っていますね。たしかに第1作目の『逆ソクラテス』を読んだときには思わず目頭が熱くなるものを感じました。しかし読み進んでいくうちに、作品自体には引き込まれつつも、一方でこの作者の思想に疑問を持つようにもなりました。世の中に起ることは思いやりや話し合いで解決できる問題ばかりではなく、ときには暴力やそれに準ずる手段以外では決着が着かない問題もあるという視点が抜け落ちているように思ったからです。小説もまた現実の世の中に存在するもののひとつです。尖閣諸島問題や南シナ海問題が思いやりで解決するでしょうか。ミヤンマーのクーデターは話し合いで解決がつくのでしょうか。そう考えたとき、この小説がベストセラーになる日本の社会に何となく危機意識をもってしまったのですが、行き過ぎでしょうか。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 主人公が小学生でも、伊坂マジックは健在!登場人物達の会話の中に、子どもの前に立つ人達が大切にしなければならない数々の言葉があり、胸が熱くなりました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 今度は短編ではなく各々の長編小説を読んでみたいと思いました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 小学生の高学年と先生や親が、主に登場する5つの短編からなっている 主人公になっている少年はそれぞれ違うけど皆、おとなしくて、いい子で賢こいと思った 私がもし小学生で、この子たちのグループだったら楽しい小学生生活だろうな。いじめもあったけどそれは、先生にとか、女子対女子でいじめにあった子はいじめた女子よりもっと強くて、賢こく、友情に厚かったので相手をも変えてしまうのではと思うほどだ。 追記 東京オリンピックの開会式直前に何十年前にしたいじめが原因で下ろされた作曲家がいました。この短編集に最後のほうで出てくる、元気なお母さんの言ったことが証明された気がしました。いじめはやめよう。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!





