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エンプティー・チェア



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エンプティー・チェアの評価: 4.21/5点 レビュー 61件。 Sランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.21pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全61件 41~60 3/4ページ
No.21:
(5pt)

目隠しジェットコースター

読む前から面白いだろうことはわかっていました。
ところが前半でアレ?と肩すかし。
舞台がニューヨークではないせいか、全体的に牧歌的な雰囲気がただよっていてまったり。
犯人らしき人物も、いつものような残虐なシリアルキラーではない。
ところが後半から、思いも寄らない展開に!
どんでん返しはあるのが当たり前のディヴァーですが、
あのサックスがそうきちゃう?!そして師弟対決?!
途中まである人物に同感していたのに、(なんだかそうでもないかもしれない・・・
ああ、きっと全然違うんだ、これはやばいかも。いや絶対やばい!)と
気づいていくときの怖さ。
そして事態は取り返しのつかないことになっていき・・・
最後の数ページでもまたどんでん返し!
いつものシリアルキラーも怖いけど、こんなふうに登場人物自身にふりかかる
危機ってのがいちばん怖いかもしれないです。
登場人物の内面にも踏み込んだ作品だった気もしたし、
ライムが今までになくかっこよく見えました。
しかし、ほんとにどうなることかと思いました。
読んでる間中、心中で叫んでました。「うそー!」「なんでそんなことしちゃう?!」
「マジで?!」そして「お前かーーー!!」
エンプティー・チェアAmazon書評・レビュー:エンプティー・チェアより
4163204008
No.20:
(4pt)

さすがのハラハラ感

リンカ−ンライム・シリ−ズの3作目。今回もアメリア・サックスとのコンビで難事件に挑みます。
舞台が南部の湿地帯と言うことで、前2作とは雰囲気が変わりますが、緊張感はさすが!
途中、少しだらけるところもありますが、中盤以降はその文体にひきつけられ、もう逃れることが出来ません。
さすがのどんでん返しに、最終ペ−ジを閉じるまで安心できず、はらはらの連続。
次作に期待がかかります
エンプティー・チェア〈上〉 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:エンプティー・チェア〈上〉 (文春文庫)より
4167705389
No.19:
(5pt)

師弟対決

2002年度版このミス10 11位。
2001年文春ミステリーベスト10 3位。
<リンカーン・ライム>シリーズの第3作の本作品の見所は、リンカーン・ライムとアメリア・サックスの師弟対決だろう。連続女子学生誘拐犯の容疑者の少年に純粋な心を見いだし、少年を逃がすアメリアと、リンカーンとの追跡劇は、なかなか面白かった。
もちろん、作者の特徴である「どんでん返し」と「科学捜査」の面白さも随所にちりばめられた好作品である。
また、他のシリーズ作品と比較して、アメリアの内面にフォーカスがあたっている部分が多い印象を受けた。
他の<リンカーン・ライム>シリーズは、「ボーン・コレクター」「コフィン・ダンサー」「石の猿」「魔術師」「12番目のカード」。シリーズ次回作は「The Cold Moon」。
エンプティー・チェアAmazon書評・レビュー:エンプティー・チェアより
4163204008
No.18:
(5pt)

安心感とサクサク感

3年前から、半身浴のお供に、どっぷりミステリーやサスペンスにはまった。
とっかかりはP・コーンウェル、A・カーヴァなどの女性作家。
ある日、ふと、「映画、見たことあるけど、原作はないな」と手にした「ボーン・コレクター」
読んで驚く。
面白い過ぎる。
単行本は重いし高いので、文庫本になるまでひたすら、じりじりしながら待つ。
続いて「コフィン・ダンサー」。
それからJ・ディーヴァーの作品を漁った。
「悪魔の涙」は最高傑作だと思った。
そして今回、寝れない。
夜、半身浴をしてから、洗髪したりしている間がもどかしい。
髪を乾かす暇を惜しんで読んでしまう。
そして寝る時間を惜しんで読んでしまう。
読み終わったら爽快感と、同時に「次の作品の発売はいつ?」と苦しい気持ちになる。
まず、テンポがいい。
面白い作家で、最後にはどんでん返しがあるのが分かっているので、
いろいろな可能性(布石)をチェックしながら読みつつ、推理。
この作家にいたっては、当たることがない。
よく犯人を先に出してしまう作家もいるが、まったく分からない。
現時点で、濃厚な容疑者は「昆虫少年」。
しかし、どうなんだろう?
前半しか読んでいない。
こんなに早く容疑者が分かり、そいつが犯人…ってことがありうるだろうか?
エンプティー・チェア〈上〉 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:エンプティー・チェア〈上〉 (文春文庫)より
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No.17:
(4pt)

“どんでん返し”の連続、ラスト100ページは目が離せない

<リンカーン・ライム>シリーズ第3弾。
’01年、「週刊文春ミステリーベスト10」海外部門第3位、「このミステリーがすごい!」海外編第11位。
今回の事件は、脊髄再生手術のために、アメリカ東海岸南部のノースカロライナ州を訪れたライムが、地元保安官の要請を受けて、猛暑の中、町一番の問題児‘昆虫少年’が犯したとされる殺人事件と連続誘拐事件の捜査をおこなうというもの。付添いはアメリアと介護士のトムだけで、ライムは現地の保安官補たちや臨時の鑑識助手の協力の下、不十分な状況で取り組まなければならない。
それでもライムは、例によって、肉眼では見えないような微細証拠物件を手がかりにして、試行錯誤の末、被害者の女性ふたりの監禁場所に着実に迫ってゆく。その科学捜査の過程は本書の、いやこのシリーズの読みどころである。
そして、少年の無実を信じるアメリアがとった捨て身の行動から、思いがけず、“追う”リンカーン・ライムvs“追われる”アメリア・サックスという、師弟コンビの対決が起こってしまう。
さらに、アメリアが誤って保安官補を射殺したり、監禁された女性が何者かに襲われたり、衝撃的なエピソードがつぎつぎと続く。
物語の大半は逃避行と追跡行で占められているが、ラスト100ページを切ったあたりからは、がぜん目が離せなくなる。壮絶な銃撃戦、重傷を負うトム、ライムがたどり着いた真相、アメリアの裁判、そして何よりも最後にページを閉じるその時まで、「これでもか」と展開される“どんでん返し”の連続は、一気読み必至であり、読者に息つく暇を与えない。
本書は、前の2作とは趣が異なり、主役をも凌駕しかねない強大な敵との対決という構図ではない。しかし、スケールの大きさでは決して引けをとらない。ライムが暴いた真相は、町全体を揺るがしかねないほどのものだった。
エンプティー・チェアAmazon書評・レビュー:エンプティー・チェアより
4163204008
No.16:
(4pt)

アメリアの物語

大好きなリンカーン・ライムシリーズの3作目。相変わらず最後までどんでん返しの連続だけど、こりゃこじつけ過ぎ感が否めない。私は虫が苦手だけど、少し彼らに対する見方が変わりました。でもやっぱりこのシリーズはNYが舞台の方がいいかな。 面白いは面白いんだけど、全2作と比べたらいまいち。
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4163204008
No.15:
(5pt)

これでもか、というほどのどんでん返し!

リンカーン・ライム・シリーズ第3弾です。今回はライムのホームグランド、ニューヨークを離れノースカロライナの田舎が舞台です。敵は地元の森や湿地帯を知り尽くしている「昆虫少年」。昆虫の習性を巧みに利用して罠をはってきます。対するライムとアメリアのコンビは苦戦を強いられますが、事件は思わぬ展開を見せはじめます。話はどんでん返しに次ぐどんでん返しで、最後は本当にどうなることやらと思ってしまいました。いやあ、相変わらずおもしろいっす。
エンプティー・チェアAmazon書評・レビュー:エンプティー・チェアより
4163204008
No.14:
(5pt)

どうなるのかと・・・

 シリーズ3作目。今回はニューヨークを離れ、アメリカ南部の街が舞台。これまで2作では、ボーンコレクター、コフィンダンサーという強力な敵とライムやサックスの戦いだったが、3作目では趣向を変えて、田舎臭い南部の閉鎖的な街での事件で、敵の正体ははっきりしない。 サックスは窮地に陥り、介護士のトムも銃弾を受けてしまう。これまで室内に籠もってひたすら証拠物件を分析し事件を解きほぐしてきたライムだが、車いすで屋外へ・・・ 好みで言うと、私はコフィンダンサーという強敵との息を呑む対決を描いた前作がベストだけど、ランズデールばりの今回作も案の定、最後まで作者に引きずられてしまった・・・こういう本に読書の醍醐味を感じます。 ところで、1作目のレビューでも触れたのだけど、作者はトレッキーなのか?はたまた偶然か、1作目ではライカー副長とドクター・クラッシャー、2作目でジョーディー、3作目ではスポックという名前が出てくる。次作「石の猿」にもスタートレックの登場人物が現れるのか・・密かな楽しみです。
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4163204008
No.13:
(4pt)

良く練られた筋書き

'Insect Boy'と呼ばれるギャレット・ハンロンが、女性を誘拐。出来るだけ早く見つけ出さなければ、殺されてしまう確率が高くなる。われらがリンカーン・ライムとアメリア・サックスがいつもどおりの大活躍。そして、いつもどおりのどんでん返し。読んでいると、残りの頁数で何かどんでん返しがあることがわかるので、どういうどんでん返しがあるか、つい考えながら読んでしまう。予想が当たったりはずれたりで、これがまた楽しい。今回は、アメリア・サックスが絶体絶命のピンチに立たされ、ああ今回でこのシリーズからアメリア・サックスは退場するのかと思ってしまったのだが・・・。このシリーズは、これで3作目(1作目:ボーン・コレクター、2作目:コフィン・ダンサー)だが、これまでのところ、どれも筋が良く練られており、はずれがない。お勧めです。4作目(ストーン・モンキー)もぜひ読みたい。
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4163204008
No.12:
(5pt)

アメリアが主人公、子供の描き方が絶妙

この作品ではアメリアが主人公で、彼女の視点から物語が進行する。精緻な作品構成の一方で少年を描く文体がどの作品にもまして「文学的」出来栄えで素晴らしい。読了感がもっともさわやかなライム・シリーズ。買って損はありません。
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4163204008
No.11:
(5pt)

タイトルからは想像もできない面白さ

Lincoln Rhyme シリーズ3作目ですが、これはその中でも最高傑作と言えます。今までの2冊を読んでこないと、この感覚は味わえませんが、Amelia Sachs との関係も進展しそうで、そうでもなくという期待を持たせながら、読者を引きずっていくさまはさすがです。Rhyme が重度の身体障害者であり、生きる希望を失っていたが、次第に生きる希望を見出していくという展開もシリーズ全編にわたり共通で、次作を早く読みたいという気にさせてくれます。この本を読める人は幸せです。Lincoln Rhymeシリーズを翻訳本で読まれた方は、是非原文でそのスリルとサスペンスを感じ取って欲しいと思います。
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4163204008
No.10:
(5pt)

A five-diamond suspense

As it is a Lincoln Rhyme novel, we can fairly expect it to be a page-turner, and it really is. But I could not finish it so quickly, because every time I turned its page I feel suffocated and had to stop my hand to inhale oxygen. It is especially so in the last quarter of the novel.Rhyme is to undertake a surgery for his neurotic injury and visit North Carolina, where he is asked to help the local police in the pursuit of a suspected murderer and kidnapper. Rhyme and Sachs are forced to be in an unfamiliar position; a fish out of water.It is difficult to explain the magic of this book without marring a pleasure of readers. Just try it and enjoy it. This is a five-diamond suspense novel.
エンプティー・チェアAmazon書評・レビュー:エンプティー・チェアより
4163204008
No.9:
(5pt)

大興奮

「なんじゃこれッ!!」思わず叫んでしまう面白さ。「マジでっ!」「うわっ!」「そんなアホな・・・」これほど突っ込みの回数が多かった本って今まで無かった。もう終わりかなと思うラスト近くにもあっと驚く仕掛けが用意されていて,直後に訪れるシーンで愕然。 「そ,そんな・・・」と呟くと同時に涙が流れる。でもその直後に訪れる安堵のシーンで「ホッ」心底「良かったぁ」と胸を撫で下ろす。幾度となく訪れる様々な仕掛けに驚きながら約500ページ一気に読破してしまう。文句無しに面白い!
エンプティー・チェアAmazon書評・レビュー:エンプティー・チェアより
4163204008
No.8:
(4pt)

読むことをやめられない、嬉しさ。

 ボーン・コレクターからのシリーズ3作目ということで、良くも悪くもシリーズもののたどっていく運命を感じさせる作品です。頭の中では、ライムのデンゼル・ワシントン、サックスのアンジェリーナ・ジョリーが活躍していて、止まらない感じです。作者もこの二人の役者を頭に置きつつ、書かざるを得ないのではないでしょうか? これから俗っぽくなっていく気配が少しするので、星は4つ。続編で盛り返せば、星は5つに。続編に期待をもたせてくれる内容です。
エンプティー・チェアAmazon書評・レビュー:エンプティー・チェアより
4163204008
No.7:
(3pt)

ライムシリーズの転換点か?

ライムのホームグラウンドであるニューヨークを離れ、舞台は蒸し暑い南部の湿地帯である。ハイテク科学捜査の趣向は乏しく、もっぱらアウトドアの追跡劇が主体だ。昆虫少年の人物像は興味深いし、二転三転する展開も息をつかせないが、構成や登場人物の緻密さは前2作に及ばない。ライムとアメリアが立場を異にする後半部分がひとつの大きな見せ場だが、こじんまりと職人技で纏め上げた感じがしなくもない。シリーズ物のマンネリに堕していないことは評価したい。
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4163204008
No.6:
(3pt)

誰の椅子?

「エンプティー・チェア」題名を見ただけでディーヴァー、もしくはリンカーン・ライムファンは本書を手にしてしまうに違いない。僕もニヤリとさせられたこの題名は、2重3重の伏線となって物語とシンクロしていく。さすが!不満がないわけではない。シリーズ物の面白さはいつもの人物がいつもの活躍をするところにあると思うのだが、反面、彼らの書き込みが不足していたり、「お約束」が作者のひとりよがりになってしまったりする嫌いがある。本書もご都合主義が随所に顔を出す。1作目でホームグラウンドのNYですら、土の分析に四苦八苦していたライムの、あまりのスーパーマンぶり、まるでライムがノースカロライナのその町に来ることを予知していたかのような、もうひとりの主人公ー昆虫少年の偽装工作、こと仕事にはあれだけクールだったサックスのエキセントリックな振る舞い、時折そういう不協和音が顔を出す。でもそれは素晴らしい演奏をするピアニストの、ほんのちょっとのミスタッチのようなもので、そういうときは「おっ、今ミスったな」と逆に嬉しかったりするーこれもまた、シリーズ物を読む醍醐味ともいえる。そして最後は、どんでん返しーこの「お約束」は大歓迎。気になるのは、煮詰まってきたライムとサックスの関係と、いわゆる「アームチェア・ディテクティヴ」のライムを戸外に引っ張り出してしまった今後のこと。ハンディキャッパーという新しいタイプの主人公を、作者がどう進化させていくか(あるいはさせないか)ー次回作にとても興味がある。
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4163204008
No.5:
(5pt)

眠れぬ夜、ふたたび

リンカーン・ライムシリーズ3作目は、前2作とやや趣を異にしてサウスカロライナの田舎町が舞台。殺人&女性誘拐の犯人と思しきは16歳の昆虫オタク少年。登場人物も少なめ……これはディーヴァーにしては小品か?と思っていたら甘かった。中程から、いつもの如く圧倒的なスピードとテンポの良いストーリー展開で一気に読ませる。誰が敵やら味方やら、ドンデン返しの連続ワザに加えて、ライム対サックスの追跡劇や、お馴染みレギュラーメンバーや過去の作品の登場人物もシブい場面でチラリと顔を見せたりして、サービスたっぷりだ。エンディングでは、またディーヴァーにやられてしまった……という思いしきり。ボーン・コレクター、コフィン・ダンサーに勝るとも劣らない傑作。
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4163204008
No.4:
(5pt)

リンカーン・ライムシリーズの最高作!!

ボーン・コレクターのリンカーン・ライムシリーズの第3弾!半身不随の犯罪科学者、リンカーン・ライムがまたしても大活躍。シリーズを読んだ人、また読んでいなくても存分に楽しめるミステリー・ファン必読の一冊。前作に続きライムと彼のパートナー、アメリアとの息を呑む連携プレーにより、難解な事件が解き明かされていきます。最近主流の犯罪心理捜査(プロファイリング)にも勝る科学捜査のすごさに圧倒されます。実際、パートナーのアメリアがプロファイリングと科学捜査の間で揺れ動く心理描写もうまく書かれています。科学捜査の専門用語も多数出てきますが、知識がなくても十分楽しめます。最後の1ページまでハラハラ・ドキドキの1冊。一気に読んでしまいました。読み終わったあとは次のリン
エンプティー・チェアAmazon書評・レビュー:エンプティー・チェアより
4163204008
No.3:
(4pt)

第1、2作よりは若干劣るが、Deaverらしいテンポの速いLincoln Rhymeシリーズ第3作

 Bone Collector、Coffin Dancerに続くLincoln Rhymeシリーズの第3作。今回は、神経再生手術を受けにNorth Carolinaにやって来たRhymeが、そこで遭遇した誘拐事件の解決に当たる。そして科学捜査の手法を駆使して、狡猾な「犯人」の裏をかき、彼を捕まえる。そこまでは、いつもの通りだが、今回は腹心の部下Sachsがとんでもない行動に出て、重大な危機に陥ることに。従来のNew Yorkを舞台にした都会的な作品とは趣が異なり、North Carolinaの地方色がよく出ているが、これまでと同様にテンポが速く、どんでん返しが相次ぎ、一気に読ませてくれる。終盤、一件落着と思える所から、話が大きく展開し、さらに最後の最後でどんでん返しがある辺りは、まさにDeaverの真骨頂と言えよう。ただ、今回の話の展開には若干強引な所もあり、いつもの緻密な構成に比べると、多少気にならないでもない。それでも十分楽しめる作品であることは疑いないが。英語は比較的容易である。
エンプティー・チェアAmazon書評・レビュー:エンプティー・チェアより
4163204008
No.2:
(5pt)

これでもかのストーリー展開に唸る

前作2作がNYを舞台とし、殆どを自室のベッドから動かず(あるいは動けず)に事件を解決していたリンカーン・ライムであるが、本作ではベッドから出るだけでなく、遠くサウスカロライナまで出掛けている。もちろんそれは理由があってなのだが、出不精のというか身動きのとれないライムが「動く」だけでも本作は前2作と比べ、違ったテイストを出そうという作者の意気込みが感じられる。出色はライムの手足となって犯罪現場の証拠を採集するパートナーのアメリアを、今回はリンカーンが追うはめになるところだろう。ストーリーも相変らず2転3転、いや、4転5転。ようやく終わったかと思われた最後の数ページにもこれでもかのサプライズも用意されている。まさにサービス満点のスリラーだ。
エンプティー・チェアAmazon書評・レビュー:エンプティー・チェアより
4163204008

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