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ある男
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ある男の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.97pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全264件 161~180 9/14ページ
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愛とは何か、存在とは何かという難題を、次の展開が気になる非常に面白い話としてまとめている。最後に優しい気持ちになれる、愛の話にまとめている所も素晴らしい。 堅そうな表紙に騙されず、平野啓一郎という天才を味わってほしい。 | ||||
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著者の作品は日蝕以来だったが、前よりも素直に著者の世界観を受け入れられるようになった気がします。まあ相変わらず漢字は難しいですが、昔より調べるのが容易になったので負けないぜ!笑 | ||||
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弁護士の城戸はかつての依頼者である里枝から「ある男」についての奇妙な相談を受ける。ある男とは里枝の再婚相手であり、仕事中の事故で亡くなった後に、全くの別人ではないのかと疑われた男だった。 城戸が調査する過程で男の正体が徐々に判明するが、この小説でいろいろと裏の商売があることを知った。また主人公の城戸は在日三世という設定だが、これもまた出自という面から考えさせられる問題をはらんでいて、社会問題、時事問題を小説の内容にうまく絡めていて興味深く読めた。『マチネの終わりに』も世界情勢を絡めたストーリー展開だったが、こちらの方が流れに無理がなく、自然に引き込まれる感じがした。 ひとつ難点があるとすれば、著者は女性の描き方がつまらない。ワンパターンとでもいうか、美人か普通。美人は常に異性を魅了し、普通の女性は平凡に人生を生きている。特に最後のくだり、美人は少々問題があっても大丈夫、というのが著者の好みなのか、と勘ぐりたくなる。男性はいろいろなタイプ、底辺で生きる人からエリートまで幅広く描けるのに、女性に関してのみ不満がある。だから城戸の周りにいる女性に誰一人感情移入できなかった。 そこだけが残念であったが、やはりこの著者の本は期待を裏切らないものがある。 | ||||
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文章も上手いし 期待してたけど 作者の所々に出る「反日思想」が 全てを台無しにしてる スムーズに物語が進んだかと思うと 急に長々と自分の思想をねじ込んでくる 日本人の民度の高さを バカにしすぎ。 | ||||
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面白かった。 | ||||
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私は、『マチネの終わりに』よりも好き。 主人公の人間性にも、物語に織り込まれている社会問題への視点にも共感できた。派手さはないけど、誠実に、解のない、人間やその境遇、社会というものを考えさせられる深さがあった。 | ||||
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届きました。ありがとうございます。 | ||||
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引き込まれるような世界観であっという間に読み終えてしまいました。 すごく考えさせられる作品です。 当方、湊かなえさんが好きですが、そのような方でも楽しんでいただける作品だと感じました。 | ||||
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フィリップ・K・ディックの小説の登場人物たちは、自分の記憶は誰かによって埋め込まれたものではないかとか、自分は誰かの頭の中の世界で生きているのではないかなどと疑問を持ち、自分とは何かと考える。一方この小説には、自ら過去の記憶までも他人と取り替え、他人となって生きようとする人たちが登場する。いや他人となるわけではなく、他人の過去を持つ自分に過ぎないのか。幸福であれ不幸であれ、それからの人生を送るのは自分なのだから。結局、自分とは今ある自分でしかないのかもしれない。むしろ、相手にとって自分とは何か、が問われているのだろうか。城戸が在日三世であることを意識しないことに拘りつつ何かと在日問題について語り、排外主義や死刑制度などに言及するのは、自分の意識を明確にすることで自分とは何かを相手に示そうとしていることを意味するように思える。死の恐怖も、死刑に対する考え方も、ベルギービールへの嗜好も、私には共感できるものであり、城戸が自分として表現している人間を私は受け入れられる。音楽については知らなかった部分もあり、参考とさせてもらう。 | ||||
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平野啓一郎は初めて読んだ。最初「別の人生を生きる」というテーマに興味を惹かれて読み始めたが、正直期待外れだった。まず、主人公を初めとする登場人物が作者自身の偏狭な価値観で善人・悪人の紋切型に仕分けられていて薄っぺらくリアリティがない。次に、「文学的」な古めかしい表現が多用されているが、そうしようと意識するあまりか却って伝わりづらく、感情移入しにくくなっている。そして、他の方も指摘している通り、主人公を作者自身の政治的思想を代弁させるツールにしてしまったのが全てを台無しにしている。小説という虚構の世界に生々しい自己主張を持ち込んだ結果何が主題かよく分からない作品になってしまった。テーマは面白いだけに残念な作品。 | ||||
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前半は食い入るように読んでたのだが途中から中だるみし始めて内容が入ってこなくなってしまった。。。 発送はおもしろいのだが 誰が誰だっけ?となってしまった。 | ||||
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平野啓一郎さんの小説は、どの作品も、ストーリーにぐいぐいと引き込まれる。ページをめくる手を止められなくなるというくらい、面白い内容だ。 「ある男」も、そうした平野作品のひとつである。私が、改めて感服したのは、子供の描写の巧みさである。ストーリーを読み進めると、登場人物の子供が、重要な役どころになってくるのだが、改めて凄いと思った。 | ||||
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人に勧められて読んだ本です。勧めた人も感想としては「いまいち」だったらしいのですが、せっかくなので読んでみてとのこと。 他の方もおっしゃっていますが、朝鮮関係の話が出てくるのですが、正直邪魔です。くどい。うんざりします。以前に読んだ『草原の椅子』を思い出しました。 もしかしたら、その朝鮮関係の話がメインなのかもしれませんが、もしそうだとしたら薄いし浅いです。 朝鮮関係の話を抜きにした部分も、最初はどうなるのだろうとドキドキしましたが、結局盛り上がらずに終了。 私には合いませんでしたね。 | ||||
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途中までは普通に読めましたが、虐殺だのヘイトだのの在日アピールが強すぎて途中で読むのをやめました。 商品説明に書いておいて欲しかったです。 | ||||
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ネタバレするので内容は割愛しますが、非常に読みやすい本でした。 | ||||
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たくさんのキーワードが出てきました、東日本大震災、在日、ヘイトスピーチ、死刑制度… 逃れられない運命というものがあります。生まれを変えることはできません。災害で理不尽な被害を受けることがあります。 何が正しいのか、自分はどう生きるのか、何を求めているのか。複数の人物の考えが出てきますが、主人公の思考は澄んで淀みがなく、最後まで共感を持って読むことができました。 ストーリーはミステリ仕立てで、亡くなった男が誰だったのかを探し出す過程にはハラハラしました。探偵物としても面白かったと思います。 | ||||
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大変安くKindle版を手に入れることができたので購入。 まあ楽しく読めました。「マチネの終わりに」よりはストーリーが良い。 ただ登場人物を通じて著者の嗜好が読者に押し付けられる感じがします。 「嫌い」という言葉を使って、他の考え方は一切容認できません、といった… ですが、 こういう思想押し付けの風潮が最近の日本社会に蔓延している、と伝えるために わざとそんな作風にしているのだとしたら、この小説も大したものです。 わたしはそこまでこの著者の本を読み込んでいないので、 実際のところどうなのかは分かりません。 | ||||
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平野さんの本は、何冊か読み、「マチネの終わりに」に深く感動しました。この本もそれと同様。面白い設定で、ページをめくるのがもどかしい感じで進みました。人に紹介しています。 | ||||
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この本に出会えて良かったです。若い人達にも是非お薦めしたい1冊。戸籍とSNSとリアルの実生活、どれに本当の自分を見つける? | ||||
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マチネの終わりに、に続き、平野さんの小説の2冊目です。 社会的な問題、でも、なかなか注目されづらいことが話が進むための大事な要素として書かれていて、大変おもしろいです。細かい取材や研究をつづけて、この小説が出来上がっているのだろう、と思うとより価値が増しますね。 もちろん、ストーリーもめちゃくちゃ面白いです。マチネの終わりに、は恋愛小説、という感じでしたが、こちらはドキュメンタリー、ルポルタージュ、サスペンス、ヒューマン・・・?たくさんの要素が混ざり合っていて、読み始めたら止まりません。情景が想像できないような堅苦しい文章を書く作家さんもいますが、この本は、イメージがどんどぬん浮かびながら読み進められるので、小説をあまり読まない人にもぜひおすすめしたいです。 | ||||
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