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ある男
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ある男の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.97pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全30件 1~20 1/2ページ
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人生は一度きりだと思っていたけど、こんな生き方があるのかと。ひたすらに思いながら夢中で読みました。 ある男に出会ったことは幸せだったのか。それぞれの立場でいろんな受け止め方があるのかなと思いました。 出会ったことを自分の境遇に置き換えて想像してしまいたが、幸せだった日々がちゃんとあったから、つらかったです。 | ||||
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なかなかの長編。 ラストが物足りなく感じた。 そしてまた始めにページを戻す。 | ||||
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ストーリー自体は面白く、なるほどそういうことか!と思わせてくれて、里枝の夫にも同情とというか、共感というのか、さわやかで愛おしい悲しみが胸に広がった。登場人物やその時々の思いの描写なども良質なのだけれど、著者が伝えたい文学的な哲学のうんちくが多くそのたびに話のテンポが崩れてしまっているようのが残念だった。その部分を思い切って削ってくれていたらもっと話自体が面白くなると思った。それと、途中で段落くずれや文字の大きさがずれている箇所もあったので最後に体裁を整えたらよいのにな、とも思いました。 | ||||
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「家系のロンダリングだよ」という一言がこの小説の主題である。 しかし、この小説を特徴付けるのは、一定水準の良識であり、読者の規範意識を逆撫ですることなく、かなりの長編にもかかわらず、分かりやすく読み通せる。この常識的な雰囲気のために、少し疲れたと感じたら、いつでも休息を取れた。 | ||||
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欺瞞的、そこに感動を見出せない。何の訓示もないように感じる。古風な言葉選びが散見されるが、文体として効果的であるかは疑問。これが著者にとって自然、というならそれだけなのだろう。 | ||||
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早く映画を観て、自分が本を読んだイメージとどう違うか確認したい。 | ||||
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読み終えて映画見るのが良いかもしれません。 | ||||
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その人がその人である理由は、本人や周りの記憶でそれ以外に証明できる事って無いのかもと思った。前に脳科学関連の本を読んで記憶=自分のイメージがあって、確かにやっぱりそうなんだと改めて思った。記憶が積み重なっていくからお互いがお互いをその人だと思って一緒に生きて行くんだろうな。 父親がもし殺人犯だったらと想像しただけで、吐き気と頭痛がしてくる。周りの全てが信用できなくて怖い存在に変わって、誰も信じられなくなる。幸せなって良いのかとか、なれるはずないとか、生きていて良いのかとか、否定的な言葉しか出てこない自分になってしまう。 違う誰かになって生き直す。犯罪なのは分かるけど、それでしか救われない人は確かにいるんだろうと思うと、気付かれずに最後まで生きて欲しいなとか思ってしまった。 ちょっと身近な事に置き換えると、今いる環境で自分を変えたいと思っていても難しくて、周りから思われてるイメージに自分自身が縛られていたりするから、環境を変える事は大切かもしれない。 平野さんの文体が自分には少し独特で読み進むのが遅くなった。でも、その独特の文体が話全体を良い意味で重くしている感じもした。 また平野さんの作品を読んでみよう。 | ||||
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「マチネの終わりに」に続いて平野啓一郎さんの作品を読んでみたかった。 | ||||
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少しのサスペンス、リアル感のある人間像、人間らしさ、人間の複雑な感情を擬似体験することはできたが、心に残る良い話ではなかった。 | ||||
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物語そのものは面白いんだが、なんだか政治的なのか作者の心情的なものが絡まってきて少し違うのでは? と思う時があった。 それが粘着質のようにしつこいので、途中で読むのを中断したりした。結局は最後まで読んだが、物語を 楽しむ自分と、少々しつこい記述が混ざり合って複雑な気分になった。 | ||||
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そんなこともあるのかなぁ…といった感想です。 | ||||
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昭和の終わりか、平成の初めぐらいに、新聞の三面記事欄に長年暮した夫(もしくは妻)が、誰だったのかわからない、という話が載ることがあった。 共通するのは「内縁関係」で籍を入れていないので相手の公的書類を見たことがない。ということ。 保険証がなく病院にかかるのを嫌がったが、保険証がないことも知らなかった、もしくは、勤務先が保険証を発行してくれたので、通院出来ており(昔は緩いところもあったらしい)、その名前を名乗っていたので、配偶者もそれを信じていた、など。最近もドキュメンタリーで孤独死した女性の身元がわからなくて・・(偽名を名乗っていた)、という話が本になっている。 今、そんな事件もあったなぁ、と思って調べても、出てこないが確実に何度かは見たケースだ。 なので、この物語を「驚愕の」などと謳われると、うーん、昔時々見た話しだけどな・・と思ってしまうが、ストーリー展開は、グイグイ読ませるし、昔目にした記事の人達にもこういう裏側があったのかも、と思わせる真実味がある部分もあった。 ただ、そんな出自の人が、これだけの知恵や社会常識をどうやって身につけたんだろう??など、設定と人物像に矛盾を感じる部分は多々あったので、★5つは個人的には無理だな。 | ||||
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映画化されるということで興味をもち読んでみました。結論から書くと面白いとは思えず。 まず物語の前にそもそも文章が雑です。平野啓一郎さんの小説は久しぶりに読みましたが、こんなに雑な文を書く方だったかと首を傾げるくらいでした。この変化は、本を売るためなんでしょうか、それとも三島由紀夫から脱皮するため?どんな理由があるのかわかりませんが、これはさすがに雑すぎではないかと。 物語についての感想は先行の低評価レビュアーの方々と同じようなことを思ったので書きません。 37ページから物語の本題に入り込むわけですが、この謎が映画化を決めたプロデューサーかどなたかに響いたのかな。これってすでに似たような話が映画化されてますよね。『嘘を愛する女』とか。 なんというか、平野啓一郎さん原作の映画『マチネの終わりに』がヒットしたから、それじゃ他の平野作品で映画化できそうなものはないかと誰かが安直に考えて探し当てた作品という感じがします。 念のため書いておくと、ぼくは『マチネの終わりに』は観ましたし(原作は未読)、『ある男』は映画を観に行こうと思って読んでみました。悪意はありません。原作を読んだ限りでは観に行く気は失せました。 | ||||
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戸籍上別人になって他人を騙すことができても、体や記憶は元のままなので、これに何の意味があるのかと思ってしまう。本書には在日3世問題、ヘイトスピーチ、夫婦間の諍いなど様々な問題点が描いてあったが、本書のテーマと深い関係があるとは思えない。 | ||||
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初めて平野啓一郎さんの小説を読んだんですが、 ミステリーが好きなので雰囲気は良かった。 ただしちょっとテーマが飛びすぎてるというか、 主人公が韓国系の日系三世であることで、 むしろ戸籍入れ替えの背景が広がりすぎて よくないのではないかと思いました。 自分の過去を消したい人間がいるということと 日系三世を結びつけるのは安易であり、 過去を消す意味がバラけてしまう。 最後の方、妻が上司と不倫しているのが わかったのに回収してないし、 美鈴との恋も未回収のまま。 | ||||
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作者が一番伝えたかったことは何か分からなかった。 ミステリー小説なのか、民族思想の話なのか、恋愛小説なのか…織り混ぜすぎて、肝心の「ある男」がぼけてしまってるよう思う。 主人公と美涼さんの秘めた恋も、いい歳の大人が何を言ってるんだと興醒めするし、奥さんの浮気の件も結局スルー。スルーするなら要らなく無いか? 読後感はあまり良くない。 | ||||
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話事態はとても興味深く、一気読みしちゃうほど引き込まれて凄く良かったんですが、読後の今、なんかモヤモヤする。城戸さん、嫁をもうちっと反省させてくれよ。もしくはさっさとポイしてみすずちゃんと人生やり直しなよ。ダメだよこの嫁、自分の事、棚にあげすぎ、許しちゃダメだろ。谷口兄弟もなんだこのゲスどもがっていう感じやし。この作者さん、一人一人の個性がしっかりと書ける人だと思うのでキャラが嫌いになったら半端ない。マチネの終わりも私的には正直モヤモヤする終わり方で嫁が嫌い過ぎて二度と読む気が無くなった。 もうこのモヤモヤ味わいたくないからこの人の本は読まないかなあ… | ||||
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着想や物語の構成は、さすが平野啓一郎、素晴らしいが、スムーズに入ってこなかった。 | ||||
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『マチネの終わりに』を読むかずっと悩んでおり、こちらの作品のほうがおもしろいよと薦められて読みました。 悪くはないけれど、長い… 城戸の夫婦関係については宙ぶらりん。 結局は曽根崎についても宙ぶらりん。 色々と大筋のストーリーに乗っからせすぎて消化不良な感じがしました。 神話の話とかもくどかったのでとばし読みしました(^^; 悪くないけれど、全体的にくどいなぁという感想です。 もう少し焦点をしぼっているほうがいいように思います。 | ||||
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