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宝島
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宝島の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.05pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全118件 61~80 4/6ページ
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沖縄の歴史、あまり触れられて来なかった事実を小説にしてあります。戦争アギャー、密貿易、生きるための手段がリアルに描かれています。連面と続く基地問題、事故、事件の歴史的回帰をさせられます。 | ||||
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今にも続く沖縄の熱い歴史.この苦しみを終わらせるのは誰か,そしていつの時代か.冷静に考えたら無謀な戦い・・でも彼らの情熱はいつのまにか「統制」出来ないほど時代を揺らす.歴史のダイナミズムが描かれています.自分はどう生きるのか・・.とりあえず,思考停止って格好悪いな・・ | ||||
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結末はちょっと期待はずれだったけど、沖縄の歴史をリアルに見ることができた。 | ||||
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語りべの語り口が効いていて映画を観ているように映像が頭の中に映し出される。 本土に住む私にも知っている実際の事件が物語に深みを与えている。 後半は少し読み飛ばしたくなる箇所もあったが総じて興味を逸らさず一気に読まずにはいられない展開。 実際夕方から読み始め午前3時まで食事も忘れて一気に読んだ。 結末には少々疑問が残るがそれはそれで良いのだと思う。 | ||||
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戦果アギヤーのアメリカーへの抵抗の活動を軸に、アメリカ統治時代の戦争で傷を負った沖縄戦中派というべき若者の青春の挫折と現実の受容と希望の物語り。沖縄出身でない、ウチナーグチを駆使した作家の筆力には拝伏させられる。ぜひ一読を! | ||||
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戦後アメリカ占領下での沖縄は、戦時中とは違う更なる悲劇や苦悩を強いられていた。その後日本に返還されてもそれは全くと言っていいほど解決されないままである。 戦後から返還までの沖縄については、知らないことが多く、日本史の授業でも詳しく学ぶ機会はなかった。それは、その時代は日本ではなくアメリカだったから? 自分がまだ占領下の時代の沖縄で産まれていたら、と想像してみると、どんな人生だったのだろうか?平穏に暮らすことが出来ていたのか?日本への返還は歓迎気分になれたのか?そんなことを考えながら、飽きることなく読み進めることが出来た。 沖縄言葉のルビがふってあるこの本は、読みづらい部分もあり好みも分かれるかもしれないし、フィクションの内容がちょっと行き過ぎた感も否めないが、沖縄の問題を沖縄だけの問題にしないために、たくさんの人が読んで色々と感じてもらいたいと思える作品である。 | ||||
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戦後の沖縄の過酷な歴史を浮彫にし、沖縄を理解するための必読書。 小説としても秀逸で読み深けてしまう。 | ||||
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沖縄という歴史の荒波に翻弄された島で、その宿命を呪いながらも、島の英雄の姿を追い続けながら、苦しみ、のたうち回って懸命に今を生きる3人の男女と彼らを取り囲む沖縄人の圧倒的な熱量に、すっかり魅了された。我々は沖縄の過去も未来もそして現実も何も分かっていない。この物語がその真実の一端を教えてくれる。単なる娯楽小説ではない魂を揺さぶる一冊。ここ数年で最大の収穫だ! | ||||
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戦後の沖縄が舞台。戦果アギャーと言われる米兵とのアンダーグラウンドな戦い。 どうして沖縄の人は基地問題でもめるのか。読む前までは、市街地にある普天間基地は危険で、無くすためには代替地が必要。米軍の基地は沖縄に集まり過ぎているので、日本が米国の防衛力に頼り続けるのであれば、日本全体で負担すべき。だけど、仮想?敵国である中国に睨みを効かせ続けるには、沖縄の地以外はなかなか難しい。ならば辺野古も仕方なし。という認識だった。 けれど、やはりその考え方は、戦後の沖縄が負わされてきた、知られざる、いや日本人ならば、沖縄を日本の一部と考えるのであれば、知らなければならない歴史を無視した考えだと気付かされた。 総理官邸や国会議事堂前では、頻繁にデモが行われ、嫌々していた基地問題。けれど、自分の中に新たな視点が加えられたことは、価値ある一冊のおかげだと思う。また時間をかけて自分の中で答えを見つけていこう。 | ||||
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この本を直木賞に選ぶあたり、直木賞にいいね!したい。 分厚い上に"語り部"のうるささはあるものの、ものすごい疾走感で読めてしまうアクションミステリーな本。 瀬長カメジローさんや屋良朝苗さん、数々の海兵隊員が起こした事件やその果てのコザ騒動など実際の出来事をなぞりながら、戦後の沖縄史の一部を知ることができる。 ものすごくしっかりと取材されてはいるものの、沖縄の人たちが味わった絶望感のすべては語られてはいないであろうと思う。今の時代のヤマトンチュであれば一生に一度も経験しないかもしれない絶望(という言葉で言い尽くせているのか不明だ)が、こんなにもたくさん降りかかるのであろうかと思わずにはいられない。しかも、それは全て『戦争』が持ち込んだものだ。そこで暮らしている人にはなんの関係もない人たちの、本当にどうでもいい都合によってだ。昔から沖縄ではセジ高い人がいると聞くが、死ぬことの方がずっと楽だと思える出来事に、自暴自棄に陥らず、酒や薬に溺れず自分を保てたなら、その経験値だけでセジ高くならざる得ないだろうと思う。 私自身うた三線に触れさせてもらっているが、ずっと沖縄民謡はウチナンチュでなければ唄えないと思っていた。その理由がこの沖縄史から生まれた事情によるもの(戦前もヤマトや薩摩からの支配はあったが。)であれば、それは皮肉すぎる。 | ||||
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終盤の伏線回収は見事。ともすればヤマトゥへの恨み節になりかねない事象を取り上げながら、そうはせず未来と生への希望に消化した結末も見事。 ただ、そもそも何が謎なのか、導入のミステリーづくりの部分がピンとこなかった。更に、オンちゃんの謎を追う中盤に少しダレがあった。 しかし、沖縄の本土返還前後の沖縄人の態度がどうも解せなかったが、それがすっきりした。辺野古をめぐって現在に続く感情のもつれに共感できた。また、戦果アギヤーという反体制抵抗運動があったことを初めて知った。 | ||||
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文字が小さいようです。高齢の父は読むのに必死になったとか言っていました。 | ||||
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一読後、図書館に寄贈しました。たくさんの予約が入っていたようです。 | ||||
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沖縄現代史と沖縄の民俗を元にした新たな歴史小説のあり方かと思える作品。 | ||||
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沖縄の人々の苦悩が少しは理解できた気がします。日本人全体が真剣に沖縄の人々の苦悩や怒りを理解する必要があると痛感しました。 | ||||
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戦後、日本に返還されるまでの沖縄の姿は歴史の授業では学ばず、どのような状況だったのか知らなかった。 その一端が垣間見れるだけでなく、小説としても本当に面白い。 | ||||
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ワクワクする展開、読み応えのある内容。沖縄の住民が置かれた戦後の様子が手に取るように伝わる。映画化を待ちたい。 | ||||
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この物語を通じて初めて沖縄が生きてきた壮絶な過去に触れた。 それはそれとしてそんな悲惨な歴史がありながらも主人公たち、ヤマコ、グスクらの生き様は逞しく、美しい。ウチナンチュの魂に触れたようなそんな気にさせる、熱く、またどこか伸び伸びした生のありように揺さぶられました。 | ||||
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あくまで小説だが、最近見た映画「沖縄スパイ戦史」の戦後編のようで面白かった。 | ||||
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平成最後の直木賞。 傑作長編大作だ! 小説世界を通じて、沖縄問題、もっと核としては自分は沖縄人の気持ちや想いをしる機会となった。 それを小説をベースに展開され、まったく緊張感を抜くページなく圧倒的に読者を惹き付ける内容だった。 この本を気に沖縄問題もまた個々に感じられ考えるよい良書だった。 | ||||
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