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宝島
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宝島の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.05pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全12件 1~12 1/1ページ
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当時の、文字知識だけではわからない沖縄の歴史や空気感は味わえる。が、それも正確かはわからないので読者はこうした物語は注意して読む必要がある。 すでに歴史は中国を交えた別のステージに移っており、アメリカと本土に翻弄される時代ではない。 ただの小説としても冗長にすぎるきらいがあり読みづらいような印象だった。合間のユンターの声も、最後まで読めばグッとくる感もあるが多過ぎ長すぎで邪魔。 ただ、沖縄を知った気になれたので星3つ。偉そうですみません。 | ||||
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終戦(1945)から返還(1972)くらいまでの沖縄を舞台に、そのころの沖縄はこうだっただろうなというフィクション。書いたのは沖縄人ではない。フィクションとはいえ、沖縄戦・占領・進駐・アメリカ統治・返還運動・ベトナム戦争・コザ暴動などを踏まえているので、歴史のあらましを知るという意味ではよかった。 小説としてどうかと言えば、とにかく長いわりに展開が遅く、枝葉の部分も書き込みすぎ。そこま紙数を費やしたなら、そこから発展するだろうなと思っても、発展しないので、出来事の軽重感がわからず、その結果として物語の芯がぼやけた感じ。 まあ、この本に書かれた時代のあとに安室奈美恵の時代が来るわけだが、彼女の家庭環境もこんな歴史の延長にあるんだよね・・と感じてみたり。まあ、沖縄だけの悲劇ではないのだろうが、日本人みんながふたをしてなかったことにしようみたいな部分をフィクションとはいえ、若い人に読んで(聴いて)もらうという意味はある。 | ||||
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他の人も書いているが、カッコ書きで 著者の独白が多数挿入されており、それが非常に邪魔 軽薄な口調で、著者が登場人物に呼びかけたりして、読書のリズムを狂わせる 途中から、カッコ内はすべて読み飛ばすようにした。 ストーリーには なんら関係ないので、今後読む人も読み飛ばしをお勧めする | ||||
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著者名を覚えるところまでいかず、奥付でそういやあれもこれも読んだなという程度の認識です。今回もこの長い作品を読了して、さしたる感銘を覚えず、すぐに記憶から消えそうです。 沖縄を描くのに基地、ウタキ、ガマ、ユタなどという手垢のついた道具を使い、著者が公平さを装いながらも特定のイデオロギーに肩入れするため、たくさんのアウトロー達を登場させながら、政治臭さが前面に出てしまった堅苦しい物語になってしまいました。読者の思考力、想像力をあまり信じていない作者による、無駄に長いお話しでした。 「戦果アギヤー」で思い出したけど、これの10分の1もない開高健の「日本アパッチ族」は面白かったなあ。 | ||||
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初めての作家の初めての作品を読了。直木賞でもあることの作品は、沖縄を舞台にした戦後を描いた大作。沖縄を題材にしたものは、内容が重い。沖縄のコトバが当たり前だが多用されるから読みにくい。 | ||||
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テーマは、読む前に期待していた、そのまんまでした。(不勉強で)なかなか腑に落ちない、戦争や基地や、本土(日本)との関係をめぐる沖縄の人たちの思い、その一端を知ることができてとてもよかった。 でも小説としては、ストーリーも、それから特徴のある語り口も、どちらもリアリティに通じておらず、(長いんだけど)なかなかスラスラ読み進めませんでした。勉強のために読んだ?という感じか。それなら漫画のほうがよかったかも。 | ||||
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終戦前の沖縄戦を描いたノンフィクション物は数冊読んだが、どれも想像を絶する悲惨さで心が震えてしまうが、 この物語はフィクションとは言え、沖縄の戦後から返還に至るまでの様子が窺い知れたこと、アメリカに蹂躙される中でも戦争孤児の逞しさにも胸が熱くなりました。 ただ、余分な表現や言い回しが多く感じ、長ったらしいストーリーの中に上手く入り込めませんでした。 | ||||
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事件の詳細のみで、読み続けてもあまり変化がない。島の事件を知るのには良いが感動できなかった。 | ||||
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最初の100ページぐらいまでは、熱中して読みましたが、その後は失速。さっき読み終えたんですが、ちょっとどうかなという感想です。沖縄の問題を取り扱ってるので、物語全体が、どろどろしています。読んでるこちらも、圧力を感じます。 でも、沖縄問題とか、沖縄戦について、もっと勉強しようかなとか、思いました。 | ||||
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読み応えはあったけど、感動やワクワクなど感情に訴えるものはなかったかな。 ちょっと沖縄方言が読み難い。 | ||||
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1952年から72年までの20年間のグスクと弟のレイ、恋人のヤマコの三人のそれぞれの生き方を 描いた青春ミステリー作品です。 この三人は、米軍基地に忍び込んではその物資をかすめ取って貧しき人たちに分け与え、まさに ヒーロー的な存在だったオンちゃんが、ある日行方知れずとなり、その志を継いだ彼らがそれぞれ 警察官、やくざ、小学校の教師という職業に就き、沖縄を少しでも住みやすい良い島にしようと 微力ながら奮闘努力するという物語です。 沖縄の暗い戦後の部分、米兵による婦女暴行事件、交通事故、米軍機の墜落事故など、これらは沖縄に 米軍基地が存在する限り切り離すことのできないもので、本土に住む人間には実感としてわかりづらい ものです。沖縄という宝島に住む人たちはその美しい自然と豊かな文化に恵まれているが、米軍基地は 将来にわたって相容れない象徴的な存在として、人々の心の底に深く重く堆積しているのだろう。 この作品で沖縄の人たちの心というものが痛いほど感じられるのですが、作中における小説 らしからぬ文章や軽いタッチの人物描写と会話の中に、少しばかりの違和感を覚え、自身の気持ちが 入り込めない部分があったことは確かです。 | ||||
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戦後の沖縄のお話。幼なじみの3人を中心に沖縄が日本に返還されるまでのそれぞれが語られます。 ひらがなが多く、読み易い文章というわけでもないのですが、不思議と頭の中にはストーリーがすっと入ってくるような不思議な文章でした。物語のほうは、沖縄の人の明るさの中にある悲しみが伝わってきて、物語のエンタメ的な面白さ云々というよりも、”いい”作品として評価されるのだろうなぁとは思いました。 ただこれは全くの好みの問題だとは思うのですが(こういう類のお話はなかなか批判的なことが書きにくいです)、グスクという主人公的な人物はじめ、登場人物のほどんどの人たちの思考回路が破天荒過ぎるのかなんなのか共感できなかったのと、シリアスな場面なのに、のんきな語り手の合いの手が結構な頻度で入ってきて(悲惨でも、沖縄人はこんなにも明るいんだよ、との演出かもしれませんが…)、あまり物語に入り込むことができず、さすがにラストでは少し泣けましたが、500ページがとても長く感じられました。 | ||||
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