(短編集)

夜の淵をひと廻り



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初公開日(参考)2016年01月
分類

短編集

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夜の淵をひと廻り (角川文庫)

2018年11月22日 夜の淵をひと廻り (角川文庫)

「警察官だって怖いものは怖いんだよ」。職務質問と巡回連絡が大好き、管轄内で知らない事があるのが許せないシド巡査の下には奇妙な事件が呼び寄せられる。通り魔連鎖、謎の多世帯居住ロッジ、十数年未解決のシリアルキラー。普通の人が暮らす街の片隅に怪物の巣食う奈落が密かに口を開けている。悪意のスパイラルを追い続けた果てにシドが辿り着くのは。新人賞4賞&山田風太郎賞受賞の奇才による異色の警察官サイコ・ミステリ。(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.00pt

夜の淵をひと廻りの総合評価:7.80/10点レビュー 10件。Bランク


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全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(7pt)

夜の淵をひと廻りの感想

異色な警察官物語。著者初読書。
交番勤務のシド巡査。自分のいる街で知らない事があるのは気に入らない。住人の生活スケジュール、給与明細までなんでも情報は欲しい。同僚には一歩間違えれば犯罪者のストーカーと言われる。そんな人物が主人公。設定も面白いが、場の表現や語り口調が面白い。雰囲気はコミカルなのですが扱う事件はサイコホラーや怪奇小説に近い。事件と表現の温度差を楽しく感じました。
読んでいて感じる雰囲気は、平山夢明の狂気や江戸川乱歩の幻想をシド巡査のコミカルさで包んでマイルドにした感じ。
9つの短編集の中では『新生』が好み。ただ、単品として楽しめたという分けではなく、順番に読んでシド巡査や場の雰囲気を捉えたうえで読む『新生』は狂気や虚無感を感じました。真相もちゃんと現実的にまとまっているのでわかりやすい。
幻想的で結局なんだったのか分からないエピソードもあるので、好みが分れる作品だと思う。個人的には新鮮な読書で楽しめました。

egut
T4OQ1KM0
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

ちょっと毛色の変わったミステリがお好みなら

連作短編集となっている少し毛色の変わったミステリ。
語彙が豊富で語り口が面白いが、内容は人間の闇の部分が引き起こす残忍な事件を交番勤務のシド巡査が解き明かすミステリ仕立てという趣向。
9作が収められているがどれも読みごたえのある内容で引き込まれながら読んだ。
主人公のシド巡査のキャラクターづけも良いと思う。これまでにないキャラクターの創造じゃないかと思ったがどうだろう。
どれも捻りの効いた内容で書かれており軽さとかでスラスラ読めるようなそういったミステリではない。
けっこうこちらに訴える内容のものもあって引き込まれながら読んだというのはそういう意味だ。
明るい感じのコージーミステリのあとにこちらを読んだとしたら、ちょっと胃にもたれる感じがしないでもない。
そんな表現があいそうな毛色の変わったミステリということです。
この並みではないところがこの本の面白さという評価になります。
この作者面白い。( ´艸`)

ニコラス刑事
25MT9OHA
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.8:
(3pt)

タイプじゃない

ショートストーリーだから?なのか、人物描写が表面的でストーリーに深く入れない。
結構グロいシーンもさらっと表現されていて現実なの?と思わず疑ったりして、、、
自分のタイプじゃないです。
夜の淵をひと廻りAmazon書評・レビュー:夜の淵をひと廻りより
4041035589
No.7:
(5pt)

これまた怪作である

この著者の本で読んだのは『宝島』『畔と銃』に続いて3冊目である。

主人公は交番勤務の警官。

新任時代から退職後までのエピソードで連作となっている。

まず、警官の人物造形が素晴らしい。

街のことをすべて知りつくしたい、という欲望にとりつかれた男だ。

刑事になりたいとも、昇進したいとも思っていない。

ただ、街のことに耽溺しているのだが、それゆえにその街で起こる不思議な事件をいくつも解決してしまう。

新任時代から退職後までだから、おそらく40年近くの時間差があり、その中には時代的におかしいところもある。

例えば、どう考えても1980年代末のはずなのに、店の看板に「携帯つながります」などと書いてあったりする。

しかし、そんなこともほとんど気にならないほどで、やっぱりこの作家はただものではない。
夜の淵をひと廻りAmazon書評・レビュー:夜の淵をひと廻りより
4041035589
No.6:
(5pt)

どんどん面白くなる。

中盤からグイグイ引き込まれて「ヤバ面白い」。
この作家さんの頭の中はいったいどうなっているんだろう。天才としか思えない。「畦と銃」「墓頭」「庵堂三兄弟の聖職」を読んでからのこの作品。「天才作家」とはこのかたのためにある言葉だと思いました。大真面目に読み進めていると途中吹き出してしまったり。文章がたまらなく魅力的です。
夜の淵をひと廻りAmazon書評・レビュー:夜の淵をひと廻りより
4041035589
No.5:
(5pt)

登場人物の個性が楽しい

好みの分かれる作者だと思いますが、どこで読んでもすぐ没入できる内容は流石。
夜の淵をひと廻りAmazon書評・レビュー:夜の淵をひと廻りより
4041035589
No.4:
(3pt)

異能派の警察小説

初読の作家だが、破天荒な警察官ものだった。この作家は注目されてよい。
夜の淵をひと廻りAmazon書評・レビュー:夜の淵をひと廻りより
4041035589



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