七日じゃ映画は撮れません



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初公開日(参考)2014年02月
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長編小説

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七日じゃ映画は撮れません

2014年02月28日 七日じゃ映画は撮れません

映画への愛と情熱と敬意を注ぎ込んだ 真藤順丈の新たな代表作、ここに誕生! 60~70年代にハリウッドと日本の架け橋として活躍、80年代以降、日本映画界の屋台骨となって、 評論活動や製作支援等を通じ後進育成に尽力した重鎮・皆田晃三郎が逝去した。 彼の薫陶を受けた若き映画監督のもとに、皆田が関わった、 とある散逸した脚本を「読んでみて欲しい」という遺言が届く。 その脚本に紡がれた“天使"にまつわる物語を本編として完成させるべく、監督は奔走。 彼の誘いに応じて異能の映画職人たちが集結し、全人生を賭けた奮闘がはじまる――。(「BOOK」データベースより)




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七日じゃ映画は撮れませんの総合評価:6.20/10点レビュー 5件。Dランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(2pt)

七日じゃ映画は撮れませんの感想

正月映画の打ち上げの晩に
小道具の「関さん」と朝まで飲んだよ。
関さん この道40年
俺まだ5年のペイペイだけど.......

話しは好きだけど
読みにくい
なんか長い

関さん言ってたな
映画が好きでこの道に入ってきたやつで
映画が嫌いになってやめてく奴はいないって

jethro tull
1MWR4UH4
No.1:
(9pt)

映画愛につつまれて

映画は各ポジションの職人が結束して作り上げる総合芸術だということが今さらながら良く判るお話です。
各々のプロが主人公となって映画作りにおけるその部署の技術の凄さを知らしめると共に、そのキャラクターを生かした短編小説になったものを読み進む構成になっている。
監督、助監督、美術、照明、衣裳、録音、俳優とプロデューサーたちにスポットを当てた一話形式で、そのあとに全員が係わり一本の映画を作る様子がメインの長編小説となっているかなりのボリュームの本である。
制作部とはプロデューサーの指示のもと予算やスケジュールを管理しお茶を沸かしロケ弁を注文し撮影が終わったら清掃する。演出面以外のあらゆる雑用をこなす制作部なくして現場は回らない。
こんなプチトリビアが随所に散りばめられた映画愛につつまれたお話がいっぱいです。
一つ一つの短編もキャラクターを上手く生かしたエピソードが綴られており映画製作における苦労に理解が及ぶお話ばかりです。
内容もちょっとしたミステリ味になっていて、まぼろしの脚本を探しそれを映画として作り上げる監督その他の各セクションのプロたちの情熱が熱く伝わってきます。
単なる読み物としても面白くちょっと日常から離れてこれまで知らなかった世界で遊ぶという楽しみが味わえる本です。
かなりの資料やアドバイザーの協力が無ければ書き上げるのが難しい本で著者の熱量も半端ないと思います。
この著者は独特というかボキャブラリーが豊富でそれでいてセンテンスが短く事態がさくさく進むので物語そのものはスピーディな展開で読みやすい。
映画が好きな人にはおススメできる本です。

ニコラス刑事
25MT9OHA
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.3:
(3pt)

タイトル通りのイメージ

スラスラ読みやすく方のこらない内容だと思います
七日じゃ映画は撮れませんAmazon書評・レビュー:七日じゃ映画は撮れませんより
4408536407
No.2:
(5pt)

圧倒的面白さ

これだけのアイディアを一冊に惜しげもなく注ぐとは。7,8冊は書けそうな面白さが詰まっている。
ここ最近で最も「小説は面白い」と思わせてくれた作品。

映画は単なるモチーフではなく、実際に終始映画の話である。この一冊を読むだけで、映画通になれるくらい様々な作品の情報が盛り込まれている。
しかし映画情報に富んでいることは、この本の価値とは関係ない。
小説として面白い。それに尽きる。

前半は短編集で、一話ごとに映画技師が主人公となっている。例えば録音技師の回、照明技師の回、衣装の回、というように。
一話ごとに主人公に合わせて構築するためか世界観がそれぞれ異なっていて、まるでアンソロジーを読むような鮮度が続く。
実際の映画製作の現場をよく取材しないと書けないだろうと思える話ばかりで、そのリアリティも魅力的。
後半は前半に登場した人物たちが集合して実際に映画を撮る長編になっている。
あらゆる方面から苦難が押し寄せるが、中でも「映画の低コスト化」「映画人たちのスト」には掴まれた。

短編集+長編というスタイルが新しいが、読むとこの形がベストだったと納得する。

今の映画界についてのメッセージは膝を打つばかり。映画界評としても頼もしい一冊だと思う。
七日じゃ映画は撮れませんAmazon書評・レビュー:七日じゃ映画は撮れませんより
4408536407
No.1:
(2pt)

好みが分かれる作家

この作者の作風はもともと癖が強く人を選ぶが、キャラクター造形には非常に光るものがありその魅力だけでも読み進められるようなところがあった。
本作にもその特徴は遺憾なく発揮されており「活きた」キャラの魅力にあてられるとグイグイ物語に引き込まれてしまう。
オムニバス調の掌編にはどれも甲乙がつけ難く、きっと読み返す度その時の心理に応じて一番好きな一編が変わっていくだろう。
個人的に非常に心に残ったのは無骨な録音係と孤独な照明技師の話。
読み進めるうちに彼や彼女に対して無意識のうちに愛着が湧いてくるような非常に生き生きとした描写はこの作者の真骨頂だが、荒削りな部分もある。
特に個人的に目に付くのは結末の甘さ・唐突さだ。

もちろんいつもその特徴が現れるわけでも無いし、全体の流れでラストがハッキリしないほうが作品に味が出る場合もある。
氏はオムニバス調の掌編を纏め上げ一つの結末に導く手法をこれまでに何作か採ってきたが、この作品のラストはこれまで読んだ中で最も肩透かしを喰らったように思う。
唐突な時間跳躍、映画製作の曖昧模糊とした終わり方。
魅力的な各キャラクターが出揃い、物語の核心に迫っていくー作品としてはこれ以上無いクライマックスへの舞台を整えながら、ラストでそれを全て台無にしてちゃぶ台返しをしてしまったのは本当に残念でならない。
次作に期待しつつ、キャラクターの魅力を加味した評価を記してここに筆を置く
七日じゃ映画は撮れませんAmazon書評・レビュー:七日じゃ映画は撮れませんより
4408536407



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