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七日じゃ映画は撮れません



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七日じゃ映画は撮れませんの評価: 5.50/10点 レビュー 2件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点5.50pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(2pt)

七日じゃ映画は撮れませんの感想

正月映画の打ち上げの晩に
小道具の「関さん」と朝まで飲んだよ。
関さん この道40年
俺まだ5年のペイペイだけど.......

話しは好きだけど
読みにくい
なんか長い

関さん言ってたな
映画が好きでこの道に入ってきたやつで
映画が嫌いになってやめてく奴はいないって

jethro tull
1MWR4UH4
No.1:
(9pt)

映画愛につつまれて

映画は各ポジションの職人が結束して作り上げる総合芸術だということが今さらながら良く判るお話です。
各々のプロが主人公となって映画作りにおけるその部署の技術の凄さを知らしめると共に、そのキャラクターを生かした短編小説になったものを読み進む構成になっている。
監督、助監督、美術、照明、衣裳、録音、俳優とプロデューサーたちにスポットを当てた一話形式で、そのあとに全員が係わり一本の映画を作る様子がメインの長編小説となっているかなりのボリュームの本である。
制作部とはプロデューサーの指示のもと予算やスケジュールを管理しお茶を沸かしロケ弁を注文し撮影が終わったら清掃する。演出面以外のあらゆる雑用をこなす制作部なくして現場は回らない。
こんなプチトリビアが随所に散りばめられた映画愛につつまれたお話がいっぱいです。
一つ一つの短編もキャラクターを上手く生かしたエピソードが綴られており映画製作における苦労に理解が及ぶお話ばかりです。
内容もちょっとしたミステリ味になっていて、まぼろしの脚本を探しそれを映画として作り上げる監督その他の各セクションのプロたちの情熱が熱く伝わってきます。
単なる読み物としても面白くちょっと日常から離れてこれまで知らなかった世界で遊ぶという楽しみが味わえる本です。
かなりの資料やアドバイザーの協力が無ければ書き上げるのが難しい本で著者の熱量も半端ないと思います。
この著者は独特というかボキャブラリーが豊富でそれでいてセンテンスが短く事態がさくさく進むので物語そのものはスピーディな展開で読みやすい。
映画が好きな人にはおススメできる本です。

ニコラス刑事
25MT9OHA

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