■スポンサードリンク
それまでの明日
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
それまでの明日の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.69pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全60件 21~40 2/3ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
原尞の小説を初めて読んだ。今まで読んでいなかったことは非常に幸せなことだった。なぜなら、これからいくつもの原尞の小説を読めるということだから、なんてね。こんな気障なことを言いたくなるくらい面白かった。小説に描かれる事件じたいは、とりたてて興味深いという程のものでないが、何といっても主人公の沢崎が素晴らしく魅力的だ。ユーモアと毒舌、そして禁欲的な人物造形がいい。次の場面で、他の登場人物たちとどんな会話をするか心待ちにさせてくれるのだ。上手い、実に上手い! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
やっぱり原さんは面白い。古本でなく新刊で買うべきだったと後悔してます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
変わらず上手い作家。 寡作である理由はこの質のためであろう。 あと何作、読めるのか。 楽しみにしている。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
中盤までは疾走していたはずなのにラストでグタグタになってしまった。 原寮という作家は家族について語らなくともいーんとちゃう?などと思ったり。着地点をあそこに持って行かなくてもいーんとちゃう?とため息ついてみたり。 その存在自体が幻のような青年に語らせすぎて、語り部である原先生が父と子について一類型を描ききれずに不時着してしまった。読んでいた私も一緒に足首捻挫した感じが残る。 巧いんか下手なんかわからん原寮先生ですが、ご自身のかっこよさでぶっちぎる。そんなハードボイルド作家、他にいないもんねぇ。 つまり原寮。その名において、一旦世界へ踏みこめば全作購入させられる、大いなる魅力です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
面白いのですが盛り上がるまで前半の展開がやや遅いのが気になりました。今回のテーマは父性というか父親との絆で沢崎探偵もかなり優しい人物になってました。後半テンポが上がってからは十分楽しめました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
14年ぶりの新作。 過去作品と比べると、少しミステリーとして薄いのかなという感じはしましたが、 主人公のゆるさやいい意味での昭和っぽさは活きていて、一気に読める作品かと思います。 最後の最後の結末は少し震えました。。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本を開いて、驚いたのが、文字が小さくて読みづらい。 前回のレビューで、文字が小さいと書きましたが、 いざ読み始めると、ワクワクして、毎晩、数ページずつ読み進めています。 自分で映像化しながら読むのが楽しいです。 テレビドラマ化を『wowow』でお願いしたいです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
いいのですが、このミス1位かな、とは思いますね。 著者の作品は欠かさず読んでますが、うーんと唸ってしまいます。 こんな暗くてしんどいハードボイルドが受けるんですね。 このミス1位は楽しい冒険活劇がいいですよね。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
原尞さん、懐かしいですね。熱心なミステリー小説のファンではなかったが、『そして夜は甦る』、『私が殺した少女』、『さらば長き眠り』の3部作は、大ベストセラーでしたし読んでいますね。内容はすっかり忘れてしまいましたが。 <ハードボイルド>といえば思い出すのは、コメディアンで書評家かつ新宿歌舞伎町ゴールデン街の飲み屋の主人であった内藤 陳さんの「俺(おら)、ハードボイルドだど」の舞台でのキャッチフレーズ。 さて本作品は14年ぶりの作品ですが、著者によれば「男の美学とか建前に留まらない本当に面白いハードボイルドを書くには、14年はギリギリ常識の範囲内とも思う。チャンドラーも確か、長編は7作だけですしね」と仰っています。 本書は、上記3部作と同じく新宿を舞台に新宿署の刑事やヤクザが登場、シニカルで気障なセリフの沢崎とにやり合う場面が硬質の文体で小気味よく描かれている場面は同じですが、沢崎と一緒になって行動する、大学生向け求人ネットワーク代表の青年実業家の海津の葛藤とか、継母の介護のために組を休職している暴力団清和会の相良の純情とか、暴力団の裏金や町の商人の脱税用資金を預かる金融会社、買収される老舗料亭の話題があり、現代の時代風潮を取り入れる工夫をされてをり、たんなる<ハードボイルド郷愁>の作品ではありません。 プロット的には、金融会社の新宿支店長名を騙って料亭女将の調査を依頼してきた男の正体が巻末で判明し、学生時代の酔っての一夜の料亭女将との不祥事が縁とのことですが、ちょっと安易で不自然な設定という感じがしましたね。 沢崎に付きまとい探偵ごっこをするイケメン青年年実業家の海津青年、未婚の母子家庭で育ち父性に憧れる心情が動機のようですが、ちょっと理解できなかったですね。 ちょっと気になったのは、暴力団の裏資金など預かったのは金融会社の組織ぐるみなのか、新宿支店長がヤクザとつるんで手数料を取り自分の懐を肥やすためにやったのか、本書では明らかになっていませんね。この小説そして沢崎の究極の目的は「沢崎に調査を依頼した人物の正体の解明」ですから。 本の題名の『それまでの明日』ですが、巻末で東日本大震災を思わす地震に沢崎は、新事務所で出くわすんですが、これ以降の明日、すなわち未来への不安を示唆してるのでしょうね。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ラストシーンは重い。こういう結末としたからには、次作は東日本大震災に真正面から向き合う作品を待ちたいと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
妙に〈理屈っぽく〉なったなぁ・・・途中で面倒くさくなったが、ラストでやはり名作と感じる。 いつになるか判らないが、次回作を待ちます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
久し振りの新作で、著者の大ファンとしては一にもなく飛び付きました。 ハードボイルドな語り口は健在で、冒頭から物語にのめり込みました。 物語自体は今までの作品と比べると趣が異なりますが、相変わらず読後感は悪くありません。 ただし、いささか性急に物語を進めたような印象を受けました。 おそらくはラスト数章が書くために全てを準備したのだと思いますが、もう少し消化に時間をかけても良かったと感じました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
久しぶりの新作。以前、原氏はエッセイの中で、「自分の作品の数は、後で思い出して数えられる位がいい」と書いておられましたので、まあこんなペースなんでしょう。レイモンド・チャンドラーの世界観が現代の日本で成立するか?というテーマに取り組んでおられる孤高の人です。本作品は、いわゆる上手い小説ではないです。プロットはギクシャクしているし、キャラクターは不自然、台詞回しはスベリ気味で、やはりハードボイルドは現代日本には浮きます。けれど、そんな欠点がそのまま他では得難い魅力でもあるのです。いろいろ合理化されていく時代の流れに沿わず、あくまで自分の美学を貫く事のロマン。これぞまさにハードボイルド!こんな作品を書く人は今時珍しいです。あるかどうか分かりませんが、次回作もお待ちしています。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本当にお久しぶり。相変わらずのハードボイルド。かっこいいです。一気に読ませてもらいました。そしてラストは...こうくるのか‼ 次回も楽しみにしています。次はあまり間をあけずに読みたいです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
やっと続編が出て感激です。新宿の街で繰り広げられるハードボイルド小説は、この作品が元祖。新宿鮫とは、また違った男臭さがあって大好きです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ハードボイルド作家原尞を教えてくれたのは30年以上お付き合いした人でした。物書きの彼は私の読まなかった作家を沢山教えてくれましたが、 中でも御自分は、原尞が好きで、この作家の寡作なのを残念がっていました。3年前彼は亡くなりましたが、生きていたら喜んだでしょう。 今回の作も歯切れの良いテンポでほかのことを見送って短時日で読みました。ただ新品を買ったはずなのに、ところどころ鉛筆か蛍光ペンで 傍線が引かれていました。読むのにジャマにはなりませんでしたが・・。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
昔、直木賞受賞作品を読んだことがあります。久しぶりに作家のお名前を拝見し購読する気持ちになりました。 物語の組み立て等とても興味をもって余も増した。過去の作品も読み返してみようかと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
沢崎さん、お帰り。最後は、鳥肌がたちました。 どうしろと?やっぱり、面白い | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
はっきり言って表紙の夜景やビルの写真が良かったので購入しました、ジャケ買いです。 著者は初めて聞く名前の人で70歳以上、写真を見るとタバコを持っている写真が・・・・・。 この本買って大丈夫かなぁ~と思いながら購入しました、値段は2000円弱。 でも読んでいて買って良かったかなぁ~と思い始めました。 友人ふたりに「この本おもしろいよ」とすすめました。 文章を読んでいて、何かが多いな、何かが少ないなと感じる内容ですが、 自分が途中でレビューを書くときは評価が高い場合です。 また、最後まで読み切れないときです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
レビューを見ると様々なご意見の方がおられますが熱狂的な一ファンとしてはただただ原尞が新作を書いた、それだけで十分満足です。次回作は何時になるのか、私の存命中には叶わぬ夢かも知れませんが期待したいです。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!