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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.69pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全20件 1~20 1/1ページ
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この本が出版されていることを知らなかった。 他のコメントにもあるように、著者の高齢化が心配。 今時携帯を持たない、しかも私立探偵が存在するか? キャストがみな犯人に至るまで喋ること喋ること。 こんな現実離れした小説はありえない。 ハードボイルドとはおしゃべりなのね、、。 | ||||
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私が本って面白い!読書って楽しい!という事を教えてくれた のは、35年前に読んだ直木賞受賞作「私を殺した少女」であった。 それ以来、原尞作品を楽しんで来たが、、、、、、。 14年ぶりの新作は、無理を感じる。 沢崎が心赦す梅津青年も、不思議な父親捜しのストーカー的な感じ。 偽りの依頼人で超紳士も、実は強姦犯で、絵画泥棒。 ストーリーの展開もダラダラで、管理人、料亭関係者も、ぺらぺら と刑事でもない沢崎探偵に全面自供する不思議! 挙句の果てに、警察関係者も情報を流すし、、、。 懐かしいシリーズのため高評価が多いようですが、私的には ど~もスッキリしない展開を感じで残念な作品でした。 | ||||
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最低の作品。 とにかく展開が行き当たりばったり。 一応ミステリということになるのだろうが、気になる謎はひとつもない。 まだ最後の種明かしで、ほんの少しだけ驚かされはするが、20枚の短編小説の方がまだ驚かせてくれる。 この程度の作品だったらこの1/5の分量で十分。 つまらなくて、謎も大したことがなくて、その上、やたら長ったらしい。時間の無駄以外の何物でもない | ||||
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当初の3部作、短編を期待して読まれる方は注意して下さい。前作から予兆が有りましたが以前とは全く別物として考えた方が良いです。それでも良いと覚悟を持つ方が読まれて下さい。 先にこちらを読まれると当初の作品のアンチになる可能性が高いです。 作品から卒業したいと思われるなら最適かもしれません。 昭和は遠くなりにけり。 | ||||
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どんでん返しのないハードボイルド風の文章を読むだけの本を、十数年もかけて書くのはいかがなものかと。 シリーズを重ねて、レベルが落ちていくよくある傾向の作品の一つとなってしまった。好きだったのに。 | ||||
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あまりに良い良いと書きすぎていたと思う。そのために、期待値が上がってしまった。普通に何も書いていなければ、期待通りだったになっていたと思う。 | ||||
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14年間の沈黙を破っての登場ですので、原ファンからの絶賛の嵐は理解できますが、一般的な読者はこの世界観に違和感を覚えながら読む方も出るだろうと予想しています。 寡作作家ゆえ、評価がかさ上げされている感じがしました。作家が心酔しているレイモンド・チャンドラー風の文体が悪いとは思いません。それなら、最後までスピード感をもって突っ走って欲しかった気がしました。 前半のストーリー展開のスピード感は流石です。緊迫のシーンはまるで映像を見ているかのような描き込みで、ワクワクしながら読みました。 後半は一気に読むスピードが落ちました。それは筆者の構想の時間の長さとリンクするものなのでしょうか。 ミステリですから、ストーリー展開については何もかけませんが、後半部分である登場人物が語るエピソードは、前半での人物の印象とは大きく違い、このような描き込みで良いのかな、という疑問まで持ちました。 それと頻繁に登場する喫煙シーンはいかがでしょうか。2010年から2011年にかけての物語のようですが、テレビでも映画でも喫煙シーンについて批判を浴びている中で、小説であえてこれを組み込む意味合いが分かりません。沢崎は禁煙をしている登場人物にまでタバコを勧める始末ですから。 ハードボイルドさを喫煙で演出する手法は古さを露呈します。 ブルーバードもそうですし、携帯をもたない探偵というのも昭和でしかありません。昭和を感じさせる多くの純喫茶の登場もそうです。もっとも昭和の喫茶店でないとタバコも吸えないでしょうから。 平成の世も終わったというのに。これでは40年前が舞台だと言っても通用します。 作家の頭の中で時が止まっているのでしょう。サザエさんはサザエさんという世界観を視聴者が支持しているからのお約束ですが、本作品を初めて読む者にとって、このストーリー展開は2010年を舞台にしていると言ってもなかなか納得ができませんでした。 | ||||
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読みやすく一気に楽しめました。 未読でネタばれ嫌な人はこの後は読まないでください。 が、他の方のレビューにもありましたが、”この世ではとうに絶滅していると思っていたまぎれもない紳士”の正体が24年前にレイプと窃盗をしていて探偵の依頼も作中の実在の人物の名を騙ってしたものというのがなんとも違和感が。 紳士はそんなことしないでしょ。 文句はあるものの楽しめました。 | ||||
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ファンとしてはとても残念な作品である。 様々な描写が昭和なのだ。設定が2010年前後であるにもかかわらず。 ・海津は人材マッチングの仕事をプロとしてしていることになっているが、平然として「看護婦」という言葉を用いている。 ・マンションの管理人や料亭の女将が個人情報に類することを平然と第三者に語る。 ・警察官の公務における言葉遣いが時代遅れも甚だしい。また、取り調べ中の被疑者の前でありえない言葉を吐く。 ・55歳定年の役員制で退くなんて今時ありえない。 そのほかにも他の評者が指摘しているように「とんでもございません」だの、ありそうもない延々と続く冗長な会話も情けない。ハードボイルド作家としての原寮の資質さえ疑わせる。 デジタルについて行けない老人だけが読み手と舐めきってお話を作っているのなら、どうかこれを最後にして欲しい。 | ||||
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14年ぶりの新作だとか。昔、『そして夜は甦る』『私が殺した少女』に熱狂した身としては、飛び付くようにして手に取った。相変わらず、チャンドラー風の乾いた文章。これ、これ! ただ、今回ばかりは極力説明を省いたその文体が、ストーリーや構成をわかりにくくするという逆の効果を生んでいるのではないかと。実際、読み終えた後も、ミレニアムでの強盗事件が起こった理由とか、そこに沢崎がいることの必然性が判然としない。 要は消化不良。多くの読者がそうなのではないかと。ラストが印象的だが、それが本作全体に与える効果はそう大きくはないなというのが私の感想。あと、「とんでもありません」(206頁)という日本語はない。 | ||||
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好みの問題だけど、チャンドラーもどきで気取った感じが鼻につく。 まどろっこしくて骨董品の世界に感じる。 好きな人にはたまらないかもしれないけど、私にはあわない。 | ||||
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寡作の作家でも熱烈なファンがおられる原氏。『私が殺した少女』を初めて読んだ時は途中で挫折してしまったが、今回は何とか読みきったという感じ。 物語の主軸がハッキリしないため、混乱する。どの筋も中途半端な印象が否めない。 ハードボイルドのテイストの割に、登場人物たちに簡単に語らせすぎるのが気になった。このジャンルは、もっと人物たちが醸し出す空気を楽しむものではないかと考えている者としては、物足りなさは否めなかった。 | ||||
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今までのシリーズと比べて、明らかにレベルダウンした内容でした。 懐かしさの補正がなければ、最後まで読めなかったと思います。 | ||||
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新刊が発売されたとネットで知って、近くの書店にダッシュで買いに行き、その日の内に読了した。14年も待ったのに… そりゃー、作品を全部読んでいればわかる部分もあって、ファンにはいいけどこれを初めて読んだ人は、面白いと思うのか疑問。 なにより、作者が年をとってしまって老いを感じ、文章や構成にキレが無くなっているような寂しさを感じました。 | ||||
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残念である。期待していた。しかし、今の時代に「携帯電話、パソコン、デジカメ、スマホ」を使わない探偵など考えられない。本職の探偵さんは、鼻で笑っていると思う。タバコの描写が多すぎる。途中で読むのを止そうかと思ったが、大枚をはたいた事だし、最後まで読んだが、最後は笑ってしまった。 | ||||
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ハッキリ言って面白くありません。 沢崎が自分のスタイルを貫くのは分かりますが、現代においてパソコンも携帯電話も使わないで、留守電のみを聞いて探偵稼業が務まる訳がない。 海津一樹という青年が失敗でした。 | ||||
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個人的には原寮は「そして夜は甦る」と「私が殺した少女」、短編集の「天使たちの探偵」までと改めて思いました。まあ、それらの作品に魅了されたので、新刊が上梓されれば読んでしまいますが.... | ||||
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以前の作はまあまあ読めたので久しぶりに出たので購入、全く面白くも何ともなく大落胆。筋は判りにくいし、人物は全く面白くも何ともない。小生頭が悪いのか、内容を全く理解できない。ダラダラとイタヅラにページを増やしているだけの超退屈な作品、最近 読んだなかで最悪でした。お金を返して下さい。 DVD「決斗ウエストバウンド」とともに最悪の買い物でした。 | ||||
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既刊5作もかつて読みましたが、フィリップ・マーロウ気取りが鼻につく以外にほとんど印象に残っていない。今作も同じ穴の狢である。おもしろくない。退屈である。表現や描写が古くさい。わざとらしい。kindleの画面をタップするのが億劫になる。というわけで、50%を越えたあたりで読むのをやめ、マイライブラリからさっさと削除した。これが1,750円の対価か? あまりにも「待ってました!」の絶賛しきりなので、あえて物言いを付けたくなった次第。 | ||||
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1ヶ月くらい使って「そして夜は甦る」から順に読みかえして、新作を楽しみにして、発売初日の未明にkindleでダウンロードしました。 が…どうもダメでした。 「ミステリマガジン」の特集号も買ってしまったくらい楽しみにしていたのに… 最大の違和感は沢崎の年齢ですね。 以前のインタビューで、沢崎は作者より1歳上となっていました。 だから、沢崎は1945年12月生まれだと思って読んでいました。 「そして夜は甦る」は1986年、「私が殺した少女」は1988年、「さらば長き眠り」は1993年、そして「愚か者死すべし」はおそらく2001年の話です。 「そして夜は甦る」で40歳だった沢崎が、「愚か者死すべし」で55歳になったと解釈して読んでいました。 それが今作では2010年の話なのに、おそらく50-51歳になっています。 別に登場人物の年齢が変わらないとダメだと言っているわけではないんですよ。 ”新宿鮫”シリーズだって”疫病神”シリーズだって、時代背景は変わっても登場人物の年齢はゆっくりとしか変わっていません。 ただ、この沢崎シリーズに関しては違うと思うんです。 丁寧に時事を取りいれていましたからね。 「<毎朝新聞>で事足れりとすることがどうしても出来なかった」と著者が後記で書いているくらい、実在のものと同一の固有名詞が頻出していました。 それによって、本来はありえないはずの個人営業の私立探偵(しかも、かなり仕事を選ぶ)という設定にリアリティが出たのではないかと思っているのです。 新宿で探偵を続けている沢崎が実際に存在しているように感じられていたのです。 だから、このシリーズだけは時代に合わせて年齢を重ねてほしかった。 60歳代、70歳代の沢崎に会いたかった。 ダメなら、その時代で止めるべきだった。 今作でも、沢崎は携帯電話もパソコンも使っていません。 デジカメも持っていなさそうです。 ちょっと21世紀の私立探偵としてはありえない設定です。 どうやって証拠写真を撮っているのでしょう? 2001年を舞台にした「愚か者死すべし」でも違和感があったのに! これなら20世紀のままで良かったですよ。 藤田宜永の浜崎順一郎シリーズみたいなので良かったんですよ。 また、これだけどこででも喫煙してしまうというのは2010年の物語としては非常に違和感があります。 タバコも我慢できないダメな探偵というイメージしか持てませんでした。 刑事やヤクザに横柄な口調をとりつづけるというのも、違和感が出ています。 最初のころの作品なら、橋爪や相良にこんな口調で話して大丈夫なのかな?と感じてハラハラしたのですが、完全に馴れあいが出ているというか… 刑事も、単なる探偵の前で、こんなに簡単に事件の詳細を語ったりしないだろうと思いました。 ハードボイルドを気どるのであれば、もう錦織、橋爪、相良あたりは登場させず、事情の分からない刑事やヤクザだけにしてほしかった。 孤独な探偵のままでいてほしかった。 マンネリを好むひととか、この嘘っぽい沢崎がひたすらにカッコイイと思えるひとにしか向かない小説だと思います。 若いひとが改めて、今作から読んでも面白くないんじゃないかな? | ||||
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