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BUTTER
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BUTTERの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.40pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全228件 141~160 8/12ページ
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犯罪者に教わったレシピから主人公もそのレシピを元にバターの奥深さを知ることとなるのですが、私もバターを買ってしまいました。読み終えるときっとバターを買いに行く事でしょう。笑 | ||||
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一斉休校で休んでいる息子と行ったTSUTAYAさんで何気なく手に取った本でしたが、 一行目からグイグイと引きずりこまれてしまいました。。。 心理描写が非常に繊細で、鋭く突き刺さるようでありながら、 普段意識していないけれども誰にでもある、 とてもナイーブな心の深いところに触れてもらえる感じがして、 読むほどに心が解放されていく気がしました。 一読しただけではすぐに理解ができない文章もありましたが、 それをなんどか読み返しているうちになんだかしみてくるという。。。 僕は食べたことがないですが、 とても高級な料理を食べるって、こういう感じなのかな?と。 ラストもとてもよかったです!!! | ||||
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筆者の別の著作も読んだことがあり、本作も楽しみにしていたが、私にとっては今ひとつだった。 まず、描写がしつこかった。ちびくろ・さんぼのくだりは何回出てくるのか? あとは主人公の心情や独白が多すぎる。小説は登場人物の仕草や風景などから心情を読み取ることが、醍醐味のひとつだと思っている。ところが、この小説の主人公は、思ったことを何でもかんでも独白する。独白が多すぎて、読者が読み取る余白がなく、読んでいて息苦しい。なんでもかんでも独白で説明される。 さらに時々、筆者の社会への批判めいた主張が、主人公から話されているように思える。 これはもはや小説ではなく、著者の主張の多い、脚本だろうと感じた。 同じ著者の書いた、「ナイルパーチの女子会」はとても面白かった。それに比べると、今回の本はとても残念に思った。 怜子のキャラクターが成立していないようにも思った。 ただ、この著者の描く食べ物の描写は秀逸に思う。 | ||||
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本のカバーと名前に惹かれました。 題材にしている例の事件についてはよく知らなかったのですが、事件や犯人そのものだけでなく女性が意識せずに強いられている生きづらさのようなものに焦点が当たっており、読みやすいです。 展開に突飛さはあるかもしれませんが、冒頭のバターに始まる美食の描写の数々に引き込まれて、つい一気読みしました。エシレバターも購入してしまいました。 | ||||
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旅行先でふと目に止まり、恥ずかしながらモデルとなった事件を知らずに手に取りました。 物語の序盤は欲望に忠実に生きる真奈子の生き方が気持ちよく好意的に感じ、世の女性誰もが抱える仕事、家庭、体型の悩みなど本当にどうでも良いことのように思えてきました。 しかし、中盤以降里佳が真奈子の故郷へ訪れる場面を境に彼女の歪んだ思想が浮き彫りになり、真奈子の生き方で良いのか、、、?と現実に引き戻されまれます。 何事も適量が大事だけど、それが難しい。 生きて行くには何処か逃げ場が必要だということはその通りだと思います。 不器用で極端なキャラクターである真奈子、里佳、伶子ですが3人とも自分自身と重なる部分があるから不思議で、自分の弱さを彼女達が代弁してくれたような気がして読後に勇気づけられた気がします。 基本的に女性的な目線で描かれたストーリーですが、性別問わずできればすべての方々に読んでいただきたいと強く感じました。 中々ボリュームのある本でしたが、読みながら何度も思考が変化していき、本当に読み応えがあり大満足です! | ||||
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一時話題になってたし、装丁に引かれてなんとなく読んでみました。 バターというタイトルではあったけど、本当にバターのことばっかり書いてあるんだなというのが、まず第一印象。 最初想像してたのとちょっと違って、なんだか出てくる登場人物が一人も魅力的じゃない。 リアルではあるので共感する部分もあったり、やたら美味しそうな食べ物描写に思わず明太子スパゲティを作って食べてしまったりもしましたが、読み進めるのが苦痛に感じてしまいました。 この作家さんは初めてだったのですが、ついつい大好きな角田光代さんと比べてしまい、少し表面的なのかなと。 バターの描写と人物描写に胸焼けを感じながらも、満たされないような感覚の不思議な小説でした。 | ||||
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サスペンスとしての出来は大いに称賛する。 被告人の郷里を実在の町に設定している。現実の凶悪事件を下敷きにしフィクションとして作品を仕上げているのだから、被告人の郷里は特定されない架空の町にすべきだろう。被告人の出身地とされた土地の人々に対する配慮に欠ける著者のセンスに疑問を感じる。 | ||||
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バターが溶ける表現や、食事に関する表現は良かった。 主人公やその親友の行動が意味不明すぎる。 は?なんでこんな展開になるの? で、結局何? という感想しか出てこない。 | ||||
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こんな全く真実味がない気持ち悪い小説は初めてだ。いや、小説というより紙に書かれた駄文だ。買った以上は読み終えようと1日10ページくらいずつ我慢して読んだが、浮かぶのは著者の「私こんな気の利いた文章が書けるんです」と悦に入った表情だけで辟易した。つまらないと思える小説の方がまだましだ。 | ||||
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この本を読み終わるまでに一月以上かかった。 文章が重く、専門的な言葉遣いで何度か読み直す必要があったり、止めた(とどめた)など、漢字の選択が内容を分かりにくくしている。 この本を特に読み進みにくい単調な内容にしているのは、作者の最大の特徴でもあり欠点でもある男性描写。 ナイルパーチの女子会と同様に、主人公の父親への嫌悪感がひどい。 ここまで同様の設定にしていると、作者自身、実の父親が本当に嫌いなんだろうと思わせる。 しかし、読む方からしたら、一番どうでもいいこと。 北村は、その手をにぎりたいに登場する後輩と同じキャラだし、怜子の旦那さんの亮介は、ナイルパーチの翔子とキャラかぶり。 何よりも、男性描写がステレオタイプ。 そんなに男性社会であることに不満があるなら、その辺をテーマにしたらよかったのではないだろうか。 この本に登場するどの男性よりもカジマナよりも、怜子が一番異常。 途中で日記という形式で主役になっておいて、その後はそのままっていうのがいいかげん。 長すぎて300ページくらいで限界だった。 柚木麻子の本はこれで卒業したい。 | ||||
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毒々しいまでの食べ物の表現で胸やけしました。 内容は充実していると思います。 ただ、「男尊女卑」とか「女性の生き方」「妊活問題」とか、今の世の中や男性に対する筆者の怒りがずっと付きまとうので、「ジェンダーめんどくせー」みたいな気分になりました。(自分は女ですが…) 「自分の思っていたことを代弁してくれている!」みたいに読める人にはハマる1作かと思います。 | ||||
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ずっと気になっていた首都圏連続殺人事件をモチーフにした本を大好きな柚木麻子さんが書いてくれてドキドキしながら読みました。 木◯佳苗はこの本に怒っているみたいですが、特徴をよく捉えていると思います。 お料理もたくさん出てくるので読んでいるとお腹が空いてきます。 死刑囚を題材にした本ってだいたいが恐ろしい。常人には理解できない精神構造ですが木◯佳苗だけは何故か怖くない。その特徴をよく捉えている本だと思います。 | ||||
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別の作品が面白かったので、購入して読んでみたが、非常に退屈で読むのをやめました。まず、主人公である記者の女性の内面描写に嫌気がさしました。文体が鼻につくというか、読んでいて苦痛に感じました。物語に出てくる女性の言葉に作家のナルシシズムが漂っており、優等生が一生懸命に人間の醜い部分を描こうとして描けないみたいな感じがしました。 | ||||
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期待はずれの読後感。話の中盤から風呂敷を広げすぎて畳まれずに終わってしまっている。 この人の書く話は、主人公に語らせる問題提起を中途半端に解決させてしまうところがつまらない。すべてを主人公のモノローグで説明してしまって、物語を小さくまとめすぎ。 せっかく面白い題材を扱っているのに、どの登場人物も人物造形が中途半端で、誰も魅力的に思えない。 | ||||
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独身中高年の男性の死に関与が疑われる女。収監された彼女を取材する女性記者が主役の物語。取材を重ねるうちに、被疑者に人生をシンクロさせていく主人公と、親友、恋人らその周辺が描かれる。いわゆる後妻業の女に、凶悪犯とは違った角度でスポットをあてた作品だ。 被疑者のグルメ志向にあわせて、美食に拘り体重まで増加してしまうという主人公の有様に戸惑う人々。取材を受ける側とする側で、奇妙な主従関係に発展していく過程の濃密さに惹かれる。著者の他の作品とは違ってブンガクの味わいがあるね。 物語が枝葉末節に行き過ぎた感ありで、毒婦の内面を掘り下げた結末以降のくだりのは冗長かなとは思う。 | ||||
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同じ内容の事を人物視点を変えて書いているので、無駄に長い。 | ||||
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主人公に共感出来ず、ランチのアッコちゃんとあまりに違って途中で挫折しました | ||||
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これまでの柚月麻子の作品でトップクラスの読み応えがあった。 表現方法やストーリー展開も少し変わってきのかなと思った。 過去の作品のようにぶっ飛んだキャラクターは存在しないが、リアリティばかり求めた単調な作りでもなく、ちょうど良いバランスの作品だと思います。 | ||||
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欲望、抑圧、父親の死をカジマナに投影しながら、自問自答する主人公。人間の底にあるものを描きながらも、レシピと料理という花で物語という形が整えられている。バターで始まり、七面鳥料理で終わる。 | ||||
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Amazonでは批判的な声もあるが、十分に読み応えのある小説だった。なぜ、批判的なコメントが多いのだろう? あの木嶋佳苗事件を題材にしているが、あくまで題材で、本作には小説らしいオリジナリティもある。 木嶋にあたる犯罪者の女性が、「肥満で虚言癖もある」のに、本の主人公の記者と一緒に彼女の話を聞いていると、つい、同情的になるというか、肩入れしてしまうほど魅了されてしまうのが不思議だ。夢にまで見てしまった。 ただ主人公の親友が、失踪して事件関係者と同居する場面だけは、話の本筋と無関係な感じがしたし、少し違和感があった。また主人公の恋愛事情が進展しないのは最後までもどかしい。 この作者の別の作品もぜひ読んでみたい! | ||||
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