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BUTTER
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BUTTERの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.40pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全228件 121~140 7/12ページ
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長らく待って図書館から借りたときには、どんな話かすっかり忘れてたので、うっかり木嶋佳苗ベースの話で棚ぼただった。本人の獄中ブログで、著者に対する罵りがあったのも、なんかもうご愛嬌って感じ。 中盤まで主人公の記者の私生活を絡めて面白くて止まらかったけど、七面鳥料理のくだりから最後これでまとめよう感が如実で、少しだれてしまった。 わたしは友達の玲子みたいな女は好かんな… p.108 自家受粉して咲き乱れる植物のように、実は誰よりも異性を必要としていないのは、彼女自身ではないのだろうか。 p.22 ただでさえ成熟よりも処女性が尊ばれる国だ。女は痩せていなければお話にならない、と物心ついた時から誰もが社会にすり込まれている。ダイエットをせず太ったままで生きていく、という選択は女性にとって相当な覚悟を必要とするだろう。それは何かをあきらめ、同時に何かを身につけることを要求される。 p.399 法廷の中で、巨大なババロアのように見えた。突き刺さるたくさんの視線を跳ね返すどころか、ずぶずぶと己に沈めて、それでもかろうじて形を保っているような、強靭な軟弱さだった。 | ||||
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主人公が、アクリル板越しに、彼女に取り込まれるように、立場を忘れてのめり込んでいく様子が 手に取るようによくわかった。カジマナの犯罪について冒頭で詳しく理解できていなかったので、 「何この人?」と、最初は彼女に惹かれそうになっていた。 見た目もそうであるし、まず刑務所に入っている立場であるにもかかわらず 自信を失わずに毅然とし、太ることも恐れていない女性なんて。 そんな人がいたら、好奇だけでなく、どこかで自分を重ねて羨望の眼差しを向けることもあるかもしれない。 土台になった事件はありつつ、カジマナのキャラクターが強い。ありありと目に浮かぶし、 ただの変人ではなく身近にこういう人もいたかもしれない、と思わせられるリアルさもある。 柚木さんの描く、(悪役含む)個性的な女性が読んでいて面白いので、好き。 とにかく長編で、途中離脱しそうにもなったが、玲子の存在が途中からホラーに変わったところで 新しい展開としてヒヤヒヤしながら、楽しく読めた。 ラストはちょっと綺麗すぎたかな。。 | ||||
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好きな作家なので読みましたが、ストーリーはあまり良く無かったです。 女性の心理状態を描写する内容は分かりやすいが、話の流れが無理矢理感があり、主人公の置かれている立場が特殊過ぎて、共感出来ませんでした。 料理の描写が細かく読むのが大変で、タイトルのbutterじゃ無いけど、胃もたれ感が残りました。 | ||||
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作家のレベルが低くてビックリした。時間が勿体ないので皆さんに勧めません。 | ||||
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某事件で有名になったあの方の話だと期待しすぎなければ面白いと思います。あくまで主人公は出版社で週刊誌の記者をしているキャリア志向の強い女性なので。でも女性ならこの小説に出てくる登場人物の抱える悩みや葛藤は経験している人も多いと思います。主人公の恋人や主人公の面倒を時々見てくれる男性の新聞記者なども出てきていまだにある男の役割女の役割というものにみんな黙ってはいるけども悩んでいます。そこからどう救われていくかは結局社会や会社が決めるのではなく自分次第なんだと言われた気がしました。 | ||||
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事件の内容がほとんど無く食べ物のことばかりで食傷気味になる。文章は読みやすいが事件のことが殆ど無くがっかりでした。 | ||||
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届いた本が破れていました。ページの上半分が破られたようなページがあり、カスタマーサポートに連絡しましたが届いて1ヶ月以内でないと返品交換はできないとのことでした。非常に残念です。 作品はとても面白かったです。ぞっとするところもあり、楽しいところもあり…仕事の好きな女性の生き方が問われる本でした。読んで良かったです。 | ||||
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この作家さん、初読みです。木嶋佳苗の事件をモチーフに書いたとあったので購読。 わざわざ題材に取り上げているので、著者なりの見解があるのかと思いきや、焦点がぼんやりしています。また、ミステリーだと思って読み進めていくと ほぼ 事件よりも、記者を取り巻く人間模様に重点が置かれていたように思う。半分 読んだあたりから飽きてきました。 フィクションなんだから『男たちを殺す動機や、どうやって陥落させ、どんな気持ちで、どのように殺したのか』をもっと掘り下げて書いてほしかった。 記者をマインドコントロールするところ、なんだか『羊たちの沈黙』のレクター博士に似ているなと思いました。 最後に、バターを使った料理は どれも美味しそうな描写でした。食レポ本としてなら良いと思います。(品数は少ないけど) | ||||
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「平成の毒婦」と称された首都圏連続不審死事件の被疑者を題材にした小説。3人の男性を死に追いやった梶井真奈子の独白を記事にすべく、梶井の内面に迫るために言われるがままに食生活や性生活を変えてしまう主人公の里佳。里佳をなだめる役回りだった親友の伶子も梶井に感化され、被害者と居住まいをともにして事件の真相を迫ろうとする奇行に。柚木氏の過去の作品である『ナイルパーチの女子会』のようなドロドロの展開を予想しましたが、引き返せなくなる直前に二人は踏みとどまり、身近な人と取り結ぶ友情やさりげない日常に感謝を捧げる結末に。 梶井真奈子に男が手玉に取られた手口はほとんど触れられず。バターが料理に溶け込んでいく表現に胸焼けを覚えながらも、やや肩すかしを食らった感はあります。 | ||||
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バターとマーガリンと特に気にしたことなかったけど。 この本読んで、バターが食べたくなりました。 女の怖さを知らされる内容でした。 ちょっと長くて疲れました。 | ||||
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実際にあった事件をベースにしているとのことで、期待したのは一見モテない女性がいかにして多くの男性を惹きつけ、貢がせ、なぜ殺人に至ったのか、そのあたりを事実を変えない範囲で捉え直したもの、だったのですが、その意味ではテーマが少し違うようでした。ここで描かれるのは、男性や世間からどう見えるかを軸にして生きている女性が、欲望に忠実に生きながら多くの男から求められた事実を突きつけられ、生き方を変えられていくさま、一方で女同士の友情なども描かれています。生き方の気づきなどが得られた箇所も多く、考えさせられる内容でした。ただ、自分にとっては思わぬ方向に行った感がら抜け出せず、それ以上は引き込まれなかったのですが、食べ物や人物の描写は念入りで、読んでいて様子が目に浮かぶようで読み応えのある一冊でした。 | ||||
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話題になってたので読んでみたけれど、 思ったよりなんの面白味もない小説でした。 出てくる登場人物に魅力的と思える人が一人もいなかった。 バター醤油ごはんは食べたくなったので、☆+1。 | ||||
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形容詞、修飾語の多いのが少し気になりましたが、女性たちのこころのあり様を深く掘り下げてあり、感動しました。 | ||||
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昼食にいつもと違うガーリックバターチャーハンを作ってみた。意外と美味しくできた。その後 本の続きを読んでいたら、ガーリックバターチャーハンが出てきて 思わず笑ってしまった。 言葉のひとつひとつが私の意識へ静かに語りかけてくる。 どのページを開いても好きな文章がある。エシレバター、カルピスのバターを食べたくなるよりも、もっと知りたいことが出てきて 本を2冊注文してしまう。 頭の中で映像となって 脳と舌を同時に楽しませてくれました | ||||
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五感を刺激する豊かな文章表現、意表を突くストーリー構成、女性対女性の特有の心理描写、女性の社会における生き辛さ。現代における数少ない名著だと思います。 | ||||
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主人公は女子カーストで上位にいるタイプの女性(いわゆる「女子校の王子様」タイプのハンサムウーマン)なので、桐野夏生氏の『グロテスク』の〈わたし〉のような負け組の「性悪女」にならずに済んだのだろう。それに対して、問題の女性犯罪者〈カジマナ〉は嫉妬と羨望に取り憑かれたのかもしれない。 カジマナは、岡崎京子氏の『ヘルタースケルター』のヒロイン〈りりこ〉のように自分の妹には優しかったようだが、仮にカジマナの妹が『グロテスク』のユリコのような美女だったらそうはいかなかっただろう。カジマナの妹は、姉にとっては同性として脅威となる存在ではなかったからこそ、かえって姉の保護欲をかき立てたのだろう。女が3人よれば「政治」が生まれる。 かつて、評論家の草森紳一氏は「男が政治を牛耳っている限り、女は政治的動物であり得る」と書いたが、女性の「政治的動物」としての資質はむしろ、同性同士の関係性においてこそ試されるのだ。そして、この小説はある程度の「強者女性」を主人公にしたからこそ、性善説的な価値観の話に出来たのではないかと、私は思う。 | ||||
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主人公が自分と同じ身長だった。徐々に自分と同じ体重に近づいていった。その過程で他のキャラクターからひどいことを言われるたびに読んでてつらかった。 また、ひととつながることの大切さを描いているので、ぼっちの自分はやはり胸が痛かった。 面白くてぐいぐい読めた。 | ||||
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好きな作者です。木嶋佳苗事件にも関心があったので、木嶋佳苗をテーマに作品を書くと知ったときは胸躍りました。 前半はとても良かったです。 主人公が梶井に接するうちに、被害者男性同様梶井に惹かれていく、擁護したくなってくる、崇拝の対象となる… ここまでの流れは完璧でした。ついつい夜更かしてしまうほど!表題にあるbutterも事件と絡み、また描写がとっても美味しそう! 主人公は目が覚めることが出来るのか?また、被害者同様取り込まれてしまうのか?あの女は悪女か、聖女か? そんなドキドキ感で夢中でページをめくりました。 しかし途中から親友伶子にスポットライトが当たったあたり(ちなみに、何故これほど伶子が出てくるか分かりませんでした…。テーマにも関係ないと思いますし、主人公への執着に恐怖を感じます。別軸の小説にしても良かったのでは…)、何故だか女の友情物語に脱線し、エッこれ、主人公の成長物語だったの?????という終わり方。 すごく惹き込まれただけに残念でした。 | ||||
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おすすめの本を探す際に幾つかのサイトで見かけていたbutter。 自粛期間中に読みたいなと思い、Amazonで購入しました。 届いた時には思ったよりも厚みがあり、読書家ではない私に読み切れるかなと不安になりましたが、意外とすらすら読めてしまいました。 文章から小説の中の情景が簡単に想像でき、どんどんのめり込みました。 タイトルにもなっている、作中に出てくるバターを使った料理が美味しそうで、夜中に何度もお腹がすいてしまいました。 内容的には女性の方におすすめです。 世間の目と自分がどうありたいかを考えました。 | ||||
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バターが食べたくなります。バターを使って料理もしてしまいます。 | ||||
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