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BUTTER



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【この小説が収録されている参考書籍】
BUTTER
BUTTER (新潮文庫 ゆ 14-3)

BUTTERの評価: 3.40/5点 レビュー 228件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.40pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全228件 201~220 11/12ページ
No.28:
(1pt)

小説ではなく評論ならば傑作でした。

木嶋佳苗本人が批判してるとおりで、資料を読んでそのまま小説にしているだけでオリジナリティがない。いえ、オリジナリティなんてなくても面白ければいいけれどそうじゃない。カズレーザーさんが「木嶋佳苗の方がこの小説よりも面白い」とおっしゃってましたが私もそう思う。
ただ作者の木嶋佳苗への考察は面白くて評論としては面白いが小説としてはうーん?!
桐野夏生「グロテスク」は東電OL事件をモデルにしてますが、事件より小説の方が面白いしだから傑作と言われたのでは?柚木麻子ファンとしてはがっかりしました。
BUTTER (新潮文庫 ゆ 14-3)Amazon書評・レビュー:BUTTER (新潮文庫 ゆ 14-3)より
4101202435
No.27:
(3pt)

知りたかったのに

実際の事件をベースにしたフィクションとして読みました。丁寧に話が展開していきましたが、とても残念な事に 犯罪を犯した彼女が【どうやって、どんな風に どんな形で どんな会話で】被害男性と接して魅惑したのか?が書かれていません。
その辺りをつくり込んで欲しかったです。
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4101202435
No.26:
(5pt)

意外に力作

木島佳苗事件にも料理にも興味のないおじさんなので、なんだかな~と思いながら読み進めたら、だんだん引き込まれてしまった。
ハッピーエンドに上手にまとめ、食欲と元気が増した読後感!
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4101202435
No.25:
(3pt)

著者の狙い通りだろうけれど

人間関係も料理の描写も、男女の役割も女性同士のランク付も、
全部が過剰で胃もたれを起こしそうな小説。
表現も、バターを塗り重ねるように何重にも重ねられて
こってりとしている。
それが著者の狙いだとは思うけれど、読むのには力が必要でした。
最後が少しスッキリと明るいので、それが救いだろうか。
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4101202435
No.24:
(5pt)

効果、ありました。

序盤、とにかく、コッテリなバターの表現でオエ〜となりまして…。
中盤〜終盤と、話が進むに連れアッサリとした食物へシフトしてゆきますが、このドロっとしたカバーイラストを見るにつけ、腹が重だるくなり、食欲減退。

おかげ様で読後2ヶ月ほどで、5kgほどへりました!

どんな ダイエット本も大して結果が得られなかつたのにコレは、すごく効きます。

最高のダイエット本です。
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4101202435
No.23:
(5pt)

読み応えのある力作です

いくつもの伏線が張られており、最後はきれいに終結してとても面白かったです。
バターがいろいろを象徴しているモチーフになっています。バターを使った食べ物の描写力は見事で思わず、バターライスが食べたくなります。
ちびくろサンボの物語に沿った構成になっているのかなと思います。「ちびくろサンボ」はうろ覚えですが、ちびくろサンボ一家の敵であるトラたちが争いあって一本の木の周りをぐるぐる追いかけあっていると、そのトラが溶けてバターになったのでサンボ一家はケーキにバターをかけて食べました!みたいな話だったと思います。(ちなみに、件の絵本が人種差別問題で発行停止になったことは、さらっと書いてあります。)この話を知らなくても、楽しく読めます。ゆっくり、味わいながら考えを巡らせて読むと楽しい1冊です。
木嶋佳苗は関係ありません。似て非なりといった感じです。
とにかくバターが食べたくなる、秀逸な作品です。
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4101202435
No.22:
(1pt)

何が小説のテーマか不明

私にはまったく面白くなかった。心に残るものがない。長い小説のテーマがぼやけている。
何がいいたいのか?理佳と怜子の人生の生きにくさからの脱出なのか。木嶋佳苗をモデルにした梶井まなこが、複数の中高年男性を引き付けた謎にせまるのか。どちらも読ませる筆力がない。
新聞の書評にひかれて購入してみたが、なんじゃこれー?という読後感。
ナイルバーチも全く面白くなかった・・・この作家が描きたいのは、女子の友人関係的小説なのか?私の好みにあわないだけなのか?
これが直木賞候補・・はないだろう。
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4101202435
No.21:
(2pt)

つまらない

まず非常に残念だったのは文章力がない。語彙力がない。
女性の視点から見て、無理やり嫌悪感を起こそうとしている箇所が目立ちます。女性記者の心中も些細な加害者の言葉にそこまで重みもない割にすぐに惑わされてしまう。

作者が狙ったものは、女性の恐ろしい面だったのか、それともこの事件の某女性の起こした犯罪を心理的に勝手なフィクションとして決めつけてしまい、それをノンフィクションとして獄中の女性の名前を堂々とだした売り文句でセンセーショナルさを打ち出しただけであって、まるで筆者の自己顕示欲を猛烈に全面に出したある意味事実上の犯人とこの筆者の思考は通じるものがあり、不愉快でした。

こんなものなら手記を読んだ方が戦慄するでしょうね。
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4101202435
No.20:
(2pt)

なかなか面白い小説ですが

木嶋佳苗さんが自身のブログで著者との関係性を否定していたので、★2つにします。
大きく宣伝文句に名前を使うのなら使用料ぐらいは支払うべきなのでは? と疑問に感じます。
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No.19:
(1pt)

木嶋佳苗に乗っかり過ぎ

小説自体は中の下ほどの出来ですが,宣伝に「木嶋佳苗」の名を載せているのはどうかなと思います。

「梶井真奈子」の話を追求するならまだしも,途中から雑誌記者の自分語りが始まり,
もうどうでもよくなります。
法廷劇もなく,推理もなく,目新しさは全くなく「女子会トーク」を延々と聞かされているような小説です。
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4101202435
No.18:
(4pt)

バター

人間の欲を濃厚な筆致で描き出した傑作。一気に読破した。ただ(事実を基にした)フィクションとして読むべきだと思う。
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No.17:
(5pt)

ジェンダー論の隙を突いた女。

木嶋佳苗事件はなぜこんなに関心を集めたか。どんな女だったか。
等への一つの考察であるとともに、さりげなく現代のジェンダー問題の現状が散りばめてある
。登場人物たちにも深く感情移入できて、圧倒的なページ数をあっという間に読んでいた。
図書館で借りて済まそうと思ってたけど買ってよかった。
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No.16:
(5pt)

これから時代を作る人達こそが楽しめる作品かな

面白くて、かみしめるように読めました。
女らしさ、家庭的、という、なんとなく時代遅れの感覚の、取り扱い説明書のような作品だと感じました。
働く女性なら心が少しスッとすると思います。
物語で少し出てくるアイドルって、柚木麻子さんの好きなあのプロジェクトのあの子がモデルかな?ってちょっとウキウキしました 笑
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4101202435
No.15:
(5pt)

「生きにくい社会」をも描くミステリー

「3人の男性が亡くなった」事件には全く興味がなかったのですが、
   読み始めると引き込まれ、460ページをじっくり読み切りました。

獄中の被告女性と取材する女性記者、その友人のサブキャラクター、
   3人の女性の生き方が事件のミステリーをからめてしっかり描かれています。
   その重要な切り口が、料理&食べることなので、
   BUTTERも実に美味しそうに何度も登場し、他の食べ物もうまそうでしたねぇ。

(日本)社会の生きにくさや女性の行き辛さに興味がない人にはおススメしません。
   多少なりともこの社会に興味がある、小説好きの皆さんにはおススメします。
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No.14:
(4pt)

女子力、バターとは。

克明に、立体的に、写実的な描写に、眼前にシチュエーションが迫ってきます。
特に香りの表現が緻密。
ミステリアスなゾーンを持ちつつ、登場人物の心情をつかんでいきます。
事件そのものの解明というよりも、むしろ女性の心境や心理を追求したものです。
人生の軸足をしっかりと置くために、様々な様相を通して自分という存在を見つめ直し、定義していくこと。
この小説では最初から最後まで頻繁にバターが出てきます。
バターの源を追い続けると共に、溶けだしたバターの行く末を描いています。
完熟した甘美さを背景に、人生を再スタートしていく姿を映し出しています。
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No.13:
(4pt)

食べたくなりました

序盤は面白かったのですが、終盤は「あーそういう展開か」と思ってしまいました。(好みによるものですが)

ただ、バターを使った料理はとても食べたくなって自宅で真似したりしました。
ウェストのクリスマスケーキが気になります!

木島香苗の事件はあまり興味がなかったのですが、いま調べてびっくりしました。
この小説はほとんどあの事件を下敷きにしているのですね・・・。
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4101202435
No.12:
(2pt)

期待して読み始めたのですが、、、

序盤から、毒気に満ちた物語の気配、、、
どれだけの傑作になるのかと、ときめきながら読み進めたのですが、
中盤からだれてしまいました。

記者である主人公と、その父親とのかかわりやトラウマなどへと課題が広がって行くに連れ、
また、主人公から脇役(主人公の友人)の視点などへと話が拡散して行く中で、
物語の濃度がどんどん落ちて行き、
ラスト100ページほどを読了することが苦痛でした。
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No.11:
(1pt)

つまらない本でした。

木嶋佳苗被告から8年、、と書いてあったから、期待して高いお金を出して買ったのに、見事に期待はずれ。最後まで読むのが、しんどいです。あたしには、とてもつまらない本でした。柚月麻子の本は もう買わない!
本文中の、ちびくろさんぼ?七面鳥?そしてタイトルのバター、意味がわからない。およそ木嶋佳苗とは関係ない事柄ばかり。無理してやっと読み終えたけど、腹が立つ。
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No.10:
(5pt)

我慢したかいがあった。

最高。こんなのを待ってた。
勢いと暴力性がすごい。
バターは苦手。
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No.9:
(4pt)

数えきれない程の料理の説明と比喩に食傷気味になるも

良書と言えるでしょう。
少しネタバレあり。
木嶋佳苗ならぬ梶井真奈子に取材するうちにヒロインの里佳は
カジマナという得体のしれない沼にずぶずぶと足をとられていきます。
それが二転三転して・・・でも、それはたぶんこの作品のテーマでは
ないでしょう。生きづらさを抱えた者たちが楽に呼吸をするには
どうしたら良いのか?、里佳と共に考えさせられるし、不意に涙が溢れたり
身体が震えたり、不思議な体験をしました。
里佳は父親の死に責任を感じ、また里佳の親友の伶子は両親の異常な関係に
幼い頃から心を痛めています。
それ故か、周囲の人々と上手に関係を結べません。恋人や夫とも。
里佳は常に伶子を守る王子様のような存在だけど、自分とカジマナの
せいで伶子を危険な目に合わせてしまいます。
そのあたりは非常に面白くミステリーのようです。伶子の手記?風に
綴られるページはめくる手が止まりません。
個人的にはこのタッチを続けて欲しかった。
後半からラストにかけて、今度は里佳がひどい大波を被り、撃沈。
エンターテイメント性はあるし、心理描写もさすがです。
しかし、これ程の文字数(原稿用紙にして一体どれくらいだろう
しかもどの頁もびっしり)が必要とは思えませんでした。
どなたかも言っていますが賞狙いかなぁとチラッと思うけれど
これほど料理や食材が前面に出ると文学からは離れていきそうな気がします。
最後の方はお腹いっぱいでちょっと飛ばし読みしてしまいました。
「ナイルパーチ」にも似たセルフアファメーションがモチーフの
作品だと思います。
☆は3+1(応援しているので)
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4101202435

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