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BUTTER
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BUTTERの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.32pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全177件 21~40 2/9ページ
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食についての視察が深いということで期待して読みましたが、その点では少し強引と言うか一方的かな、とくに奥深いとは感じませんでした。まぁタイトルがバターなのでそうなりますか。ストーリーそのものと、どこまでがフィクションなのかの興味がそそられ、面白く読み進みました | ||||
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【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する | ||||
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文庫本は丁寧に扱って欲しい。わざわざ新品にしたのに。 | ||||
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何を食べても同じ味だったら、しかもそれがあまり美味しくなかったら、あなたはどう思うか。 直木賞の候補に昔読んだ作家の名前を見かけて、久しぶりに開いてみたくなった。気分で適当に一冊選び、さてどんな味がするのかなと。 読むほどに、過去の同作家の読書の記憶を思い出した。 主人公の境遇は、連作短編『あまからカルテット』の主人公の一人のものと重なった。どちらも大学で英文学を教える父を持ち、両親の離婚で母親について行き、女子校を卒業して出版社で雑誌の仕事をしている。幸福とは言い難い家庭環境で育ち、離れた父親に対しては好悪入り交じった複雑な感情を抱えている。 主人公が連続不審死事件の被告人の女性を取材するため、彼女の指示する様々な美食を味わう序盤では、主人公の派遣社員が強引な女上司の命令で色々なランチを食べる『ランチのアッコちゃん』を想起した。強い女性の指図に従って動き、新しい世界を知っていく展開も同じだ。 実際の出来事をモデルにしつつ、それがさほど深く物語に絡んでこない様は、バブル時代の年表を辿るようにして寿司屋との交流を描いた『その手をにぎりたい』に似たものがあった。 そして何を題材にしようが結局最後には女の生き辛さや女同士の友情やささやかな未来への希望に着地する様は、これまでに読んだ同作者の全ての作品を思い起こさせた。 以前に使ったモチーフを出すなとは言わない。似通った主人公や同一の題材、共通の作劇法で傑作を生み続ける作家もいる。 だが過去と同様の技でつまらないのはいただけない。 今作で惜しかったのは、作品の軸が途中からぶれたことだ。 せっかく調べたのだから最後まで連続不審死事件の被告人の女性に迫り続ければ、女の友情を描くにしても彼女一人を相手にすれば良かったのに、中盤から主人公の女友達の話が大きく取り扱われてしまった。被告人の女性は主人公を捏造記者として社会的に傷付けてフェードアウト、以降は「カジマナって本当は○○かも」と、推測でしか心が描写されない。まるで解決編が存在しないミステリーだ。マンションを買うのも客を集めて七面鳥を振る舞うのも好きにすればいいが、その前に被告人の女性と再対決して堂々と決着をつけて欲しかった。一味違った社会派の佳作になった可能性もあるのに、いつもの味に逃げてしまった印象を受ける。 文章は書ける作家なので、もっとストーリー構成に力を入れてみて欲しい。それが難しいなら、プロットの巧みな人に話の骨組みだけ作ってもらってはどうか。別に恥ずかしいことではない。料理の世界では、レシピの作者とシェフが別人のことは多々ある。 | ||||
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面白かったー。本を昼休みや仕事終わりに少しずつ読んでいます。次の読む時間が待ち遠しく感じました。料理もたくさん出てきます。美味しそうでした。 | ||||
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ひょっとしたら自分は、誰かが作ったドールハウスの中の人形で、誰かが自分を動かしているのかも、、、というような表現が印象深い。 また、他人の些細な、本当に些細な仕草や言葉尻や呼吸までも複雑に絡め取って自分の城壁に塗り固める。 そしてドールハウスに籠る様が胸糞悪いほど自分に似ていて。 | ||||
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図書館で単行本読んですごく良かったので文庫本買ったら、自分が個人的に好きな文章が2箇所ほど削除されててちょっとショックだった。単行本も購入しようかなと迷っています。 内容もとても良かったです。日本で女性として生まれ育だてられた人ならこの小説に書かれている、男性や世間から求められる女性像との葛藤みたいなものは誰しも経験があるんじゃないかなと思いました。 | ||||
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この本に出てくる梶井真奈子を彷彿とさせるような、カリスマ性をもつ人物とはいったい何なのか?ということが知りたくなり、気になって読んでみました。 読んでみたら、単純に梶井真奈子について描かれているわけではなく、「何か」によってアイデンティティを守り、自立し、時に破滅までしかける様々な女性の生き方について描かれていた本だと思いました。 自分は食べ物にあまり興味がないので、味の描写部分は少し億劫になりながらも、その「何か」に「料理」という女性らしさの権化をを据えなくてはいけなかったんだろう、と読み進めながら納得できたので、苦痛を感じるようなことはなく、最後まで一気に読み切れました。 カリスマ性のある人物(他人の人生を簡単に振り回したり、崩したりする人物)とは一体何なんだろう?という疑問は解決できないながらも、そういう人間にひかれてしまう人々の弱さについては肯定してくれたような気がして、読んでよかったと思っています。 | ||||
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久しぶりに小説を読んだ。まず文章の軽快さ、奥深さに虜になり、ストーリーに飲まれていった。料理を作ることが好きなことも楽しめた一因でした。 今後小説を読むきっかけになりそう。 | ||||
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人の心理状態がわかったとき、それは自分の心理になってることではないのか。でも楽しく読ませてもらいました。 | ||||
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すがすがしい読後感の人間ドラマ。冗長に感じる部分もあったが、食べ物や料理の描写がよかった。 | ||||
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私は面白くなかったです。私の読解力がなかったのかもしれません。楽しみにしていた本なので最後まで読みましたが最後まで何が言いたいのか分かりませんでした。ただただ長い長い小説でした。 | ||||
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結局、ゴシップ記者がどうなるのかという話でした。 いろんな料理の解説もあって、いかにも記者っぽく書いてありますが、私にとってはクドいし、どーでもいいので、ほぼ飛ばして読みました。 これがなければ、もっと簡潔に終わってます。 結局、なんなのかよくわかりません。 バターは美味しそうでしたが、ゴシップ追いかける記者って、やっぱり感覚がおかしいと思いました。 読んでよかったとは思いません。 | ||||
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何かを表す 伝える ということに長けている。 読んだ文字がちゃんと頭の中で絵になる。 一本の映画を観ているような感覚になった。 | ||||
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心理描写や情景についての言い回しがしつこく頭にすんなり入ってきませんでした。性的な表現もやや生々しく気分が悪かったです。 主人公の親友についても、実際にこんな子が近くに居たら面倒だし、自分なら距離を取りたいと思うタイプなので、全く感情移入できませんでした。 序盤はこんなものかと我慢して読み進め、中盤になり何か大きな事件が起こりそう!と期待しましたが肩透かしを食らい、それでも意地でなんとか最後まで読み切りましたが、ただ時間を無駄にしただけだったみたいです。 エシレバターだけは買ってみたいなと思わされました。 | ||||
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途中まではグルメな容疑者の話が面白かったけれど、後半に向かって退屈になってしまいました。 興味深い人物を描いているのに、意外な真実や人間的な深みを感じさせる展開もなく、自分が求めていた感じとは違いました。 周りの登場人物についても、設定はユニークなのに、色々なことがバラバラと描かれすぎて、浅く終わってしまっているのが残念。 長い割りには、スッキリしない読後感でした。 でも、料理に関する描写は本当に秀逸で、そこだけは想像力を掻き立てられ、楽しく読めました。 バター醤油餅、美味しいです(笑) | ||||
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一つ一つの文章が長いというだけでなく、無理やり、それ風?に装飾されてるような表現が苦手でした。感じで時間だけがすぎていくのにページも内容も進まず読むのがしんどい本でした。 | ||||
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時間返せ。 伶子がとにかく苦手。 登場人物はわんさといるのに誰ひとりとして実在感がわかない。 | ||||
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脂質に糖質、あれこれ気にしてたはずなのに この小説を読んでどうしても少し塩味のきいたエシレのバターが食べたくなります。 とはいえ、美味しいグルメ系小説では決してありません。 なんと書いたらいいか、極論「人」に関する小説だなと思いましたし、登場人物に会ったことがないのに、周りにいる誰かに近しい気がして、不思議な気分になります。 まずはマーガリンではなく、バターを選ぶところからです。 | ||||
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グイグイ読めるというより、取り込まれる感じ。 素晴らしい小説であり、良い意味で問題作! | ||||
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