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BUTTER



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【この小説が収録されている参考書籍】
BUTTER
BUTTER (新潮文庫 ゆ 14-3)

BUTTERの評価: 3.32/5点 レビュー 177件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.32pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全177件 41~60 3/9ページ
No.137:
(5pt)

柚木麻子さんの代表作!

「BUTTER」(柚木麻子著:新潮文庫)

現実に起こった事件に題材を取り、数奇なる女性の奥深い闇を鮮やかに描き出した傑作。
何処にでもいそうなおばさん・カジマナの恐ろしき半生記。
一見平凡な女は、何故男も食材も料理してしまったのか。

☆ ☆ ☆ ☆

下世話な表現で恐縮なのだが、下手な〈婚活本〉を読むよりは、この小説を読む方が、よっぽど女子力、否、男性を魅了する魔性の力を身に付ける事が出来るのではないか?

梶井真奈子の欲望を達成する為のレシピにより、男共は、次々と絡みとられ、誑かされ、振り回されて、まるでヤシの木の周りをグルグル回り続ける虎達の様にトロけさせられるのである。

鳥肌ものの指南書として読むのも一興。
BUTTER (新潮文庫 ゆ 14-3)Amazon書評・レビュー:BUTTER (新潮文庫 ゆ 14-3)より
4101202435
No.136:
(3pt)

前半の良さが後半に消えていく・・・

主人公と容疑者のやりとりが新しいタッチで描かれており前半は引き込まれました。バターを猛烈に食べたくなる描写も見事! ただ後半、親友の意味不明な行動から物語が破綻気味になり徐々に本を読むスピードが落ちてしまった。容疑者の殺人動機も分らぬまま終わり。。。消化不良な感じです。
BUTTER (新潮文庫 ゆ 14-3)Amazon書評・レビュー:BUTTER (新潮文庫 ゆ 14-3)より
4101202435
No.135:
(5pt)

帯の宣伝通り

帯に書いてある『読み進むほどに濃厚な味が広がる』一冊。
前半は主人公と容疑者のやりとりが主に書かれていて、休み休み読んでいました。容疑者の聴き取りを仕上げて犯行を明らかにするのかと安易にとらえていました。けれど、途中、主人公の親友の奇行がはじまったあたりから、グッと内容の厚みが増しました。犯行告白が主の単純な作りではなく、複数の複雑な人間心理と成長が丁寧に表現された濃厚な一冊で、後半はイッキ読みしました。登場人物それぞれの抱える問題をときほぐし前進させるきっかけが、結果的に容疑者の言動であったような、不思議な感覚があとを引きました。

とても良い作品だと思います。
BUTTER (新潮文庫 ゆ 14-3)Amazon書評・レビュー:BUTTER (新潮文庫 ゆ 14-3)より
4101202435
No.134:
(3pt)

食べ物の表現だけは美味しそう!

実話の殺人事件を参考に描かれた小説。
これを読んでバターを買いに走らない人がいるだろうか?と思ってしまうほど
食べ物の表現だけはとっても上手。
まぁまぁ面白かったけど、2度3度と読み返したくなるような本ではなかった。
BUTTER (新潮文庫 ゆ 14-3)Amazon書評・レビュー:BUTTER (新潮文庫 ゆ 14-3)より
4101202435
No.133:
(5pt)

実話が元になっているから面白い

普段本を読まない人にも読みやすい文章。
そして実際に起きた事件が題材になっているので想像しやすくリアルなストーリーでとても面白かった。
エシレに行っておいしいバターを買いたくなった。
BUTTER (新潮文庫 ゆ 14-3)Amazon書評・レビュー:BUTTER (新潮文庫 ゆ 14-3)より
4101202435
No.132:
(1pt)

リアリティーがない

事件とBUTTERを絡めた前半は面白く読めたが、中盤からの展開がひどい。
リアリティーが全くなく、読む気が失せた。
BUTTER (新潮文庫 ゆ 14-3)Amazon書評・レビュー:BUTTER (新潮文庫 ゆ 14-3)より
4101202435
No.131:
(2pt)

興味深いお話ではありますが…

初めてこの著者の本を読みましたが、「、」が多く一文が長すぎて読みにくかったです…(私の理解力が足りないせいでもありますが)
女性が生活の中で感じる違和感や、生きづらさが主題なのでしょうか。
やたら結末に遠回りする描写が多く、途中で読むのを諦めそうになりました…
肝心の結末も、これで終わりなのかと感じ、個人的にはあまり満足できませんでした。
しかし、他の方もおっしゃっている通り、食べ物の描写は素敵だと感じました。
また、読み進めるうちに読者である自分も梶井の本質に近付いている気がして、段々梶井に愛着が湧きました。
面白かったとは思いますが、書店や各方面で推されているのは謎だな、と思いました。私には合わなかったのでしょう
BUTTER (新潮文庫 ゆ 14-3)Amazon書評・レビュー:BUTTER (新潮文庫 ゆ 14-3)より
4101202435
No.130:
(1pt)

お金出して買うのは勿体ないですよ

婚活連続殺人犯の事をフィクションであれ、少し知りたいと思って購入。
だけど犯人は完全な脇役であり、完全に人間性が著者の都合のように書かれている上、殆ど出てこない。
それはいいとして、ジャーナリストの弱さが際立って書かれている。こんなジャーナリストっているの??
しかも少しの情報だけで踊らされている感じが強く、一般人の方がよほど強く感じてしまうし、実際そうだろう。
それ以上に気になったのは、料理のレシピのオンパレード。普通は七面鳥の丸焼きなんて作りませんよ。
作れない環境にある人が殆どだから、作ろうとも思わないけれど、そこに異常なほどのページを割いている。著者はレシピ本を出した方がいいのかと思う。人の心の描写など出来ていないのだから。本当に読んだ時間が勿体なかった。せっかく買ったから最後まで読んだけれど、肝心の殺人動機などは結局分らずじまい。お嬢さんの暇つぶし小説という感じが拭えなかった。つまらない。私の時間とお金を返して欲しい。
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4101202435
No.129:
(2pt)

事件についての話ではない

よく調べなかった私が悪いのだけど、期待してた内容と違った。あの事件についての話を期待してました。ベースにはあるのだろうが、事件については特に触れてない。被告と彼女を取材する記者との話で、しかも料理が軸になってるというよくわからない内容。食レポみたいな描写が多い。そして話が長い。登場人物の思考や行動も全く理解不能だった。男性には全く理解できないだろうと思う。バターが美味しそうに感じる場面もあったが、やはりバターだからくどい。一瞬は美味しく感じることもあるけど、胃もたれして食欲が無くなる内容だった。まさしくバターそのもの。
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4101202435
No.128:
(5pt)

バター!

誰もが知る事件をイメージする序章から始まりますが、バターと熱を軸に展開してゆくストーリーに惹き込まれ、一気に読みこんでしまいました。『自分を粗末にすることは、誰かに怒りをぶつけていることだと思う』という言葉が、印象深い。
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4101202435
No.127:
(5pt)

ドロドロだけど、爽やか

現実の犯罪をベースにした小説。女性であること、女性としてどう生きるかが主題で、私の気分にぴったりだった。最後まで楽しく読めた。おすすめです。
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4101202435
No.126:
(5pt)

面白かった

柚木さんの本は初めて読みましたが、とても面白かったです。結構な長編ですが、続きが気になってすぐに読み切ってしまいました。女性であることについて、いろんな角度から考えさせられる物語でした。
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4101202435
No.125:
(5pt)

寛大さ

カジマナの体型についての考え方は、体型に悩みを持つ私を救ってくれた。
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4101202435
No.124:
(5pt)

ブラックな方の読み物

柚木さんの小説は、ランチのアッコちゃんのようなホワイトで元気がもらえるストーリーと、ナイルパーチの女子会のようなブラックな心をぞわぞわさせるストーリーがあります。どちらなのか知らずに読みましたが、ストーリーはブラックなのですが、食べ物に関する描写はアッコちゃんのような感じで、自分も作ってみたい、食べてみたい!と思ってしまう文章でした。ちびくろさんぼも、小説の元になった事件もすぐピンと来る世代の女です。現代の女性について、深く考えたり共感できたりする物語を書くのが上手い作者だなぁと思います。
男性はこの小説を読んでどんな風に思うのか知りたい。
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4101202435
No.123:
(5pt)

バターでお料理をしたくなる

有名な殺人事件をもとに書かれているようだが、私はこの事件については犯人の顔以外は殆ど知らない。なので、本当の犯人がバターや、乳製品を愛しているかどうかも知らない。私は乳製品が苦手な部類だが、書かれている料理を想像したらいてもたってもいられなくなり、これを読んでいる最中に思い立って3品ほどバターを使った料理を作ってしまった。しばらくバター料理が続きそう...。乳製品好きな人、太りたくない人は読まない方がいいかもしれない。
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4101202435
No.122:
(2pt)

途中から失速

ランチのアッコちゃんが面白かったので期待して読みました。
木嶋佳苗モチーフの話で最初はおもしろくスーパーで特選カルピスバターを買ってしまった程。
途中から伶子が暴走しだして話が長く何か面白さが失速し、本を読む手がなかなか進まなくなりました。
七面鳥を家で焼くの想像以上に大変なんですね…
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4101202435
No.121:
(4pt)

料理が全ての鍵

ジャケ買いをしたのですが、表紙のイメージと違って陰湿でドロドロとした展開だったので怯みました。個人的な感想ですが、ここに描かれている性的な表現は苦手でした。

中盤からは主人公が殺人の容疑者と対等に渡り合うようになり、サスペンス調で面白かったです。

全編料理が出てきます。とくに最後の料理は美味しそうで、香ばしいバターの香りが感じられる程です。

全般的に男性嫌いな雰囲気というか、シスターフッドな雰囲気があるのですが、私は割と好きでした。男性の登場人物は好感が持てないタイプが多く、特に主人公の恋人は薄っぺらでどうでもよい人物でした。女性の自立や友情が重視されていたと思います。

最後は爽やかな展開です。
BUTTER (新潮文庫 ゆ 14-3)Amazon書評・レビュー:BUTTER (新潮文庫 ゆ 14-3)より
4101202435
No.120:
(1pt)

ひつこい描写

本のタイトルがBUTTERで、とにかくバター、バター、バターばっかり出てきてひつこいです。逆に一番最後だけに出てくるとか、全く出てこないとかすればタイトルも際立つと思います。最初から出てきすぎ。また、主人公の自己陶酔がこれもまたひつこくて同じ女性として読んでて痛々しい・・。しかも何回も軸がブレます。主人公は女性にもてる王子様キャラで、化粧っ気がない男らしい人かと思いきや、男性からセクハラをうけたり男性にも好かれる?またその友達も人物像がぶれぶれです。人物像をもっと固めてほしいです。
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4101202435
No.119:
(4pt)

もやっとしたあの出来事、一つの答えをだした作品

面白かった。少しテーマがぼやけているような気もするけど。最後七面鳥のくだりでまとまった感がある。玲子さんと元彼の話は必要だったか?

求めているのはパートナーではなくエンターティナー。
何故自分で足りないものを補おうとしないのか。
何故、冷たい惣菜か誰かが作った豪華な手料理の二択なのか。
手作りの味と愛情の味は同じではない。

モデルになったあの事件が残したもやもや感を、考えに考え抜いて答えをだしたという印象。小説というよりはルポルタージュのような感覚。
BUTTER (新潮文庫 ゆ 14-3)Amazon書評・レビュー:BUTTER (新潮文庫 ゆ 14-3)より
4101202435
No.118:
(4pt)

木嶋佳苗。モンスターの素顔を描きっに秀作。

木嶋佳苗の事件には当時から関心があった。
主人公の記者・町田理佳が彼女にのめり込み、彼女と格闘するうちに、
「適量を知る」・・・例えば自分の胃袋を満たす適量。
…………………………生きていく上で今の彼氏は本当に分かり合えているか?
…………………………仕事への時間の使い方。
様々な刺激をカジマナから受ける。
殺人犯に生き方を変えられる(?)
悔しいけれどカジマナには実際そんなパワーがある。
それって、凄いことだと思う。
料理の記述が圧巻。
私もバターかけご飯を子供の頃普通に食べて育ったのです。
大人になってからはほとんどやらない。
トーストにもハーフカロリーのマーガリンを塗っている。
カジマナの言う、
「私は本物の分かる人としかお付き合いしません」
・・・・からすると全く本物思考ではない人生を送っているせいで、
太り過ぎとも生活習慣病とも無縁だけど無味乾燥な人生なのかも知れないが、
お陰で殺人犯にはならない。
主人公がバターひとつまるまるパック食べてしまう食生活を送って都合9キロ太る体型変貌。
私には真似出来ないけれど、町田理佳と親友の人生を見直すキッカケになり事実、
生活形態が大きく変わる。

名物編集委員の篠井さんがとても素敵です。
親友の怜子の犬のメラニーの使い方。
篠井さんがマンションの利用法など、流石と思いました。

七面鳥の丸焼き(解凍だけで3日かかる)を食べたい・・・
そう思うほど美味しい小説でした。
それにしてもカジマナのキツーい一発には恐れ入った。
木嶋佳苗は死刑にならないだろう。
(証拠が多分少ないから・・・)しかし獄中で一生を終えることは確かだろう。
BUTTER (新潮文庫 ゆ 14-3)Amazon書評・レビュー:BUTTER (新潮文庫 ゆ 14-3)より
4101202435

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