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BUTTER
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BUTTERの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.32pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全177件 81~100 5/9ページ
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話題になってたので読んでみたけれど、 思ったよりなんの面白味もない小説でした。 出てくる登場人物に魅力的と思える人が一人もいなかった。 バター醤油ごはんは食べたくなったので、☆+1。 | ||||
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形容詞、修飾語の多いのが少し気になりましたが、女性たちのこころのあり様を深く掘り下げてあり、感動しました。 | ||||
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昼食にいつもと違うガーリックバターチャーハンを作ってみた。意外と美味しくできた。その後 本の続きを読んでいたら、ガーリックバターチャーハンが出てきて 思わず笑ってしまった。 言葉のひとつひとつが私の意識へ静かに語りかけてくる。 どのページを開いても好きな文章がある。エシレバター、カルピスのバターを食べたくなるよりも、もっと知りたいことが出てきて 本を2冊注文してしまう。 頭の中で映像となって 脳と舌を同時に楽しませてくれました | ||||
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五感を刺激する豊かな文章表現、意表を突くストーリー構成、女性対女性の特有の心理描写、女性の社会における生き辛さ。現代における数少ない名著だと思います。 | ||||
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主人公は女子カーストで上位にいるタイプの女性(いわゆる「女子校の王子様」タイプのハンサムウーマン)なので、桐野夏生氏の『グロテスク』の〈わたし〉のような負け組の「性悪女」にならずに済んだのだろう。それに対して、問題の女性犯罪者〈カジマナ〉は嫉妬と羨望に取り憑かれたのかもしれない。 カジマナは、岡崎京子氏の『ヘルタースケルター』のヒロイン〈りりこ〉のように自分の妹には優しかったようだが、仮にカジマナの妹が『グロテスク』のユリコのような美女だったらそうはいかなかっただろう。カジマナの妹は、姉にとっては同性として脅威となる存在ではなかったからこそ、かえって姉の保護欲をかき立てたのだろう。女が3人よれば「政治」が生まれる。 かつて、評論家の草森紳一氏は「男が政治を牛耳っている限り、女は政治的動物であり得る」と書いたが、女性の「政治的動物」としての資質はむしろ、同性同士の関係性においてこそ試されるのだ。そして、この小説はある程度の「強者女性」を主人公にしたからこそ、性善説的な価値観の話に出来たのではないかと、私は思う。 | ||||
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主人公が自分と同じ身長だった。徐々に自分と同じ体重に近づいていった。その過程で他のキャラクターからひどいことを言われるたびに読んでてつらかった。 また、ひととつながることの大切さを描いているので、ぼっちの自分はやはり胸が痛かった。 面白くてぐいぐい読めた。 | ||||
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好きな作者です。木嶋佳苗事件にも関心があったので、木嶋佳苗をテーマに作品を書くと知ったときは胸躍りました。 前半はとても良かったです。 主人公が梶井に接するうちに、被害者男性同様梶井に惹かれていく、擁護したくなってくる、崇拝の対象となる… ここまでの流れは完璧でした。ついつい夜更かしてしまうほど!表題にあるbutterも事件と絡み、また描写がとっても美味しそう! 主人公は目が覚めることが出来るのか?また、被害者同様取り込まれてしまうのか?あの女は悪女か、聖女か? そんなドキドキ感で夢中でページをめくりました。 しかし途中から親友伶子にスポットライトが当たったあたり(ちなみに、何故これほど伶子が出てくるか分かりませんでした…。テーマにも関係ないと思いますし、主人公への執着に恐怖を感じます。別軸の小説にしても良かったのでは…)、何故だか女の友情物語に脱線し、エッこれ、主人公の成長物語だったの?????という終わり方。 すごく惹き込まれただけに残念でした。 | ||||
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おすすめの本を探す際に幾つかのサイトで見かけていたbutter。 自粛期間中に読みたいなと思い、Amazonで購入しました。 届いた時には思ったよりも厚みがあり、読書家ではない私に読み切れるかなと不安になりましたが、意外とすらすら読めてしまいました。 文章から小説の中の情景が簡単に想像でき、どんどんのめり込みました。 タイトルにもなっている、作中に出てくるバターを使った料理が美味しそうで、夜中に何度もお腹がすいてしまいました。 内容的には女性の方におすすめです。 世間の目と自分がどうありたいかを考えました。 | ||||
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バターが食べたくなります。バターを使って料理もしてしまいます。 | ||||
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犯罪者に教わったレシピから主人公もそのレシピを元にバターの奥深さを知ることとなるのですが、私もバターを買ってしまいました。読み終えるときっとバターを買いに行く事でしょう。笑 | ||||
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一斉休校で休んでいる息子と行ったTSUTAYAさんで何気なく手に取った本でしたが、 一行目からグイグイと引きずりこまれてしまいました。。。 心理描写が非常に繊細で、鋭く突き刺さるようでありながら、 普段意識していないけれども誰にでもある、 とてもナイーブな心の深いところに触れてもらえる感じがして、 読むほどに心が解放されていく気がしました。 一読しただけではすぐに理解ができない文章もありましたが、 それをなんどか読み返しているうちになんだかしみてくるという。。。 僕は食べたことがないですが、 とても高級な料理を食べるって、こういう感じなのかな?と。 ラストもとてもよかったです!!! | ||||
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筆者の別の著作も読んだことがあり、本作も楽しみにしていたが、私にとっては今ひとつだった。 まず、描写がしつこかった。ちびくろ・さんぼのくだりは何回出てくるのか? あとは主人公の心情や独白が多すぎる。小説は登場人物の仕草や風景などから心情を読み取ることが、醍醐味のひとつだと思っている。ところが、この小説の主人公は、思ったことを何でもかんでも独白する。独白が多すぎて、読者が読み取る余白がなく、読んでいて息苦しい。なんでもかんでも独白で説明される。 さらに時々、筆者の社会への批判めいた主張が、主人公から話されているように思える。 これはもはや小説ではなく、著者の主張の多い、脚本だろうと感じた。 同じ著者の書いた、「ナイルパーチの女子会」はとても面白かった。それに比べると、今回の本はとても残念に思った。 怜子のキャラクターが成立していないようにも思った。 ただ、この著者の描く食べ物の描写は秀逸に思う。 | ||||
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本のカバーと名前に惹かれました。 題材にしている例の事件についてはよく知らなかったのですが、事件や犯人そのものだけでなく女性が意識せずに強いられている生きづらさのようなものに焦点が当たっており、読みやすいです。 展開に突飛さはあるかもしれませんが、冒頭のバターに始まる美食の描写の数々に引き込まれて、つい一気読みしました。エシレバターも購入してしまいました。 | ||||
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旅行先でふと目に止まり、恥ずかしながらモデルとなった事件を知らずに手に取りました。 物語の序盤は欲望に忠実に生きる真奈子の生き方が気持ちよく好意的に感じ、世の女性誰もが抱える仕事、家庭、体型の悩みなど本当にどうでも良いことのように思えてきました。 しかし、中盤以降里佳が真奈子の故郷へ訪れる場面を境に彼女の歪んだ思想が浮き彫りになり、真奈子の生き方で良いのか、、、?と現実に引き戻されまれます。 何事も適量が大事だけど、それが難しい。 生きて行くには何処か逃げ場が必要だということはその通りだと思います。 不器用で極端なキャラクターである真奈子、里佳、伶子ですが3人とも自分自身と重なる部分があるから不思議で、自分の弱さを彼女達が代弁してくれたような気がして読後に勇気づけられた気がします。 基本的に女性的な目線で描かれたストーリーですが、性別問わずできればすべての方々に読んでいただきたいと強く感じました。 中々ボリュームのある本でしたが、読みながら何度も思考が変化していき、本当に読み応えがあり大満足です! | ||||
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一時話題になってたし、装丁に引かれてなんとなく読んでみました。 バターというタイトルではあったけど、本当にバターのことばっかり書いてあるんだなというのが、まず第一印象。 最初想像してたのとちょっと違って、なんだか出てくる登場人物が一人も魅力的じゃない。 リアルではあるので共感する部分もあったり、やたら美味しそうな食べ物描写に思わず明太子スパゲティを作って食べてしまったりもしましたが、読み進めるのが苦痛に感じてしまいました。 この作家さんは初めてだったのですが、ついつい大好きな角田光代さんと比べてしまい、少し表面的なのかなと。 バターの描写と人物描写に胸焼けを感じながらも、満たされないような感覚の不思議な小説でした。 | ||||
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サスペンスとしての出来は大いに称賛する。 被告人の郷里を実在の町に設定している。現実の凶悪事件を下敷きにしフィクションとして作品を仕上げているのだから、被告人の郷里は特定されない架空の町にすべきだろう。被告人の出身地とされた土地の人々に対する配慮に欠ける著者のセンスに疑問を感じる。 | ||||
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バターが溶ける表現や、食事に関する表現は良かった。 主人公やその親友の行動が意味不明すぎる。 は?なんでこんな展開になるの? で、結局何? という感想しか出てこない。 | ||||
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こんな全く真実味がない気持ち悪い小説は初めてだ。いや、小説というより紙に書かれた駄文だ。買った以上は読み終えようと1日10ページくらいずつ我慢して読んだが、浮かぶのは著者の「私こんな気の利いた文章が書けるんです」と悦に入った表情だけで辟易した。つまらないと思える小説の方がまだましだ。 | ||||
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この本を読み終わるまでに一月以上かかった。 文章が重く、専門的な言葉遣いで何度か読み直す必要があったり、止めた(とどめた)など、漢字の選択が内容を分かりにくくしている。 この本を特に読み進みにくい単調な内容にしているのは、作者の最大の特徴でもあり欠点でもある男性描写。 ナイルパーチの女子会と同様に、主人公の父親への嫌悪感がひどい。 ここまで同様の設定にしていると、作者自身、実の父親が本当に嫌いなんだろうと思わせる。 しかし、読む方からしたら、一番どうでもいいこと。 北村は、その手をにぎりたいに登場する後輩と同じキャラだし、怜子の旦那さんの亮介は、ナイルパーチの翔子とキャラかぶり。 何よりも、男性描写がステレオタイプ。 そんなに男性社会であることに不満があるなら、その辺をテーマにしたらよかったのではないだろうか。 この本に登場するどの男性よりもカジマナよりも、怜子が一番異常。 途中で日記という形式で主役になっておいて、その後はそのままっていうのがいいかげん。 長すぎて300ページくらいで限界だった。 柚木麻子の本はこれで卒業したい。 | ||||
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毒々しいまでの食べ物の表現で胸やけしました。 内容は充実していると思います。 ただ、「男尊女卑」とか「女性の生き方」「妊活問題」とか、今の世の中や男性に対する筆者の怒りがずっと付きまとうので、「ジェンダーめんどくせー」みたいな気分になりました。(自分は女ですが…) 「自分の思っていたことを代弁してくれている!」みたいに読める人にはハマる1作かと思います。 | ||||
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