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BUTTER
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BUTTERの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.40pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全228件 161~180 9/12ページ
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すごくおもしろかったです。 若くもない美しくもない「あんな女」がどうやって何人もの男を手玉にとってきたのか。殺人犯とされる梶井真奈子本人はもちろんですが、「梶井真奈子が気になってしかたない」側の人間たちと、世間を掘り下げて進む物語は読み応えがあり、本当におもしろかったです。 日頃、胸の奥底に押し込んで見ないようにしている「何か」を引きずり出されているような思いでした。しかし、それは不快なのではなく、「自分自身の感覚」について考えさせられる時間でした。 洞察の深さに胸をつかまれ、感嘆の唸り声をあげて(心の中で)、しばし物想いにふけることも一度二度ではありませんでした。 なので、レビュー評価が思いのほか低く驚きました。いつもなら、人様の評価に引きずられて「自分の感想が間違えているのかな…」と不安になり、感動まで小さくしぼんでしまいます。 でも「BUTTER」を読んだ今だからこそ、自分の感覚感性で「すごくおもしろかった」と言いたいです。 「BUTTER」は木嶋佳苗事件のルポではないので、その期待が大きいと落胆する可能性大です。 | ||||
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女子校特有の距離感、女同士の機微、五感に訴える食べ物の描写、匂いに対する独特なアンテナ、柚木麻子らしい視野の狭さはそのままに実際の事件に取材して、自身の世界観は損なわず、時にざらっとした気持ちにもさせられる作品。引き込まれて絡め取られ一気に読みました。レビューが割れていることが意外です。小説ですよ。ノンフィクションではないです。 | ||||
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アッコちゃんのシリーズは面白かったし 軽いタッチの小説は一気に読めたのですが、これは今一つでした。 カジマナに翻弄される理由も今一つだし、料理の知識はあって状況描写は細かいですが、もっとカジマナのドロドロを読みたかったです。 そこのところはイヤミスとの違いですね。 最後の七面鳥も、ネタバレになるので詳しく言いませんが なんで日本酒?と思いました。 結論が全員ハッピーエンドは無理矢理納めた感じです。 | ||||
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ダラダラと描写が長すぎてズレる。 なかなか本題に入らずつまらない。 何を書きたかったのか??? | ||||
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冒頭はテーマ性がはっきりしていて、すごい! 名作の予感! と思いながら読んでいったのですが、だんだんつじつまが合わなくなっていくような、話が行ったり来たりして、登場人物もあとからあとから増えてきて、だんだん何を読まされているんだろう、と不思議な気持ちになってきました。最初からプロットがあって書いているというよりは、思いついたことをだらだら書いて最後になんとかつじつまを合わせているだけのような…。すみません。 この作者さんの本は初めて読んだのですが、この作品はちょっと合わなかったのですが、1つ1つのフレーズにはドキッとするような目線があって、ほかの作品はなぜだか読みたくなってきました。そういう不思議な魅力を感じる本ではありました。 | ||||
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非常に興味深い事件だったので、興味深く読んだが、曖昧でぼんやりとした読後感が残った。とくに際立つ可もなく不可もなし。力作だとは思う。 | ||||
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何人もの男性を死に追いやった女性の性格や心理の捉え方、また事件そのものについての解釈が面白いと思った。 題材が題材だけに楽しい話ではない。ただ、どうしてそのようなことになったのか、ということの答えが知りたくて、つい先へ先へと読み進めてしまう。 なお本筋とは全く関係ないところで、作者はボーダーコリーを見たことがないのではないかという点が気になってしまった。 | ||||
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男たちを手玉にとり殺害した事件の犯人として裁判中の梶井真奈子。彼女の記事を書くために奮闘する週刊誌記者の町田里佳。里佳は拘置所の梶井に面会するのに料理のレシピをきっかけにした。それが良かったのか、里佳は梶井との接触に成功する。 怖いのはここから。里佳が梶井に取り込まれ、どんどん梶井のペースにはまっていく。里佳の友人も巻き込み、さらに周辺の人々も巻き込む。読んでいて恐怖を感じる。実際に発生した首都圏連続不審死をモデルにしており、その事件を鑑みると、自分なんかすぐに殺されてしまう立場だろうし、物語の根幹にある狂気が自分を襲う。怖面白い作品だ。 | ||||
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面白かったです、前半は一気に後半、他の方も書いてましたが少ししつこいかな。星マイナス1にしました。「家庭的な女性」「女性と付き合ったことがない」「淋しい」などのキーワードがバターが溶けるように、グルグルと回ります。 杏さん主人公で映像化してほしいな。ずっと彼女をイメージして読んでました。 | ||||
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柚木さんの著書は美味しそうな食べ物が登場するものが多く読むのが楽しいです。BUTTERは発売当初、テレビや雑誌など様々なコラムで取り上げられ、絶賛されていたように思います。実際にあった木嶋佳苗事件を題材にしたフィクションということで、ミステリー好きな私は興味を持って読みました。前半、主人公の里佳が容疑者の女に面会するたび翻弄され生活にまで影響を受けていく様は引き込まれました。が、後半になると話がたるんできたように思いました。容疑者や里佳、友人の生い立ちなどがくどくどと語られます。結局、事件の真相はうやむやのまま。あくまでもミステリーとして読んでいた私にはもやもや感が残りました。フィクションとして、作者なりの決着をつけてほしかったです。きちんとした結末を求める人には消化不良になるかもしれません。 | ||||
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料理本? 途中で読むのに萎えた 結末も納得できず 帯のコメントに惹かれて買ってはみたものの 言うほどではない わたし的には もっと事件の真相を突き止めるのであってほしかった 料理には興味ない | ||||
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これは今の時代を生き抜く 、一つの形だったり思考だったり、、、 ここに犯人捜しというか、カジマナが自ら手で殺したとかは、本編の核ではないなと思った。 里佳の苦悩やら生き様やら、鬱になりかけな絶対絶命の瞬間の、意地を捨てる勇気や、またローンを組んで、までストイックに背水のシチュエーションを作る姿勢。 実際、子供問題の玲子やらいろいろ今のこの社会のひとつの縮図だったりもしたし。 ただ、 この長編のまとまりが今一つだった気がする。 直木賞候補どまりはその辺もあると思った。 最後の方はほんと緊迫、気迫ある内容だった。 ただトータルで引き付ける、緊張感が今一つだった。 でも決して悪い作品ではないし核の主張したい事のテーマはでかい! 表紙のデザインや質感もグッド! やっぱあとは作者のスタイルをもっとバランスというか。。。骨組みがほしかった。 ちびくろさんぼの虎の骨は?に疑問をもったように。。。 ある意味哲学的小説で、けっしてミステリー小説ではない! | ||||
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著者の視点がどこに向かっているのか。最後までわからなかった。 カジマナなのか、BUTTERなのか、里佳なのか、怜子なのか。 まあ里佳については丹念に描写しているし、 他のマターも字数はたくさん要しているものの、 何を一番伝えたいのか伝わってこなかった。 個人的には 怜子が単独である家を訪れるシーンに 最も興味をひかれたが、 ここもまさに竜頭蛇尾で、 あっさり終わってしまった。 非現実てきで残念だった。 女性らしい細やかな心理描写は 関心する部分もあるものの 小説としての骨太感が感じられず 木嶋をなぞったものとしては 残念な感じで終わってしまった。 | ||||
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柚木麻子ファンで、ほぼ文庫本すべてを制覇したものの、柚木先生のハードカバーの本はなかなか文庫本にならないのでたまたま本屋さんで見つけたこの本を購入しました。実は、読みはじめてから、似たような事件あったよな?と思い、調べてから始めて実際にあった事件がベースであることを知りました。 柚木麻子さんの本を読んでいていつも思うのは、「食べ物の描写が素晴らしく上手い」ということ。バターもちろん買いましたよ。笑 ただ、中身は読んでいて疲れました。 くどいです...食べ物の描写も細かく書いているのはいいですが、出てくる回数が今回多すぎました。 また、主人公がこの事件の確信に近づくまでの過程、親友とのやりとりなど、ここまで書く必要ある?と感じることもしばしば。 あと、会話文においてところどころ唐突に始まる部分も気になりました。 柚木麻子さんの本は大好きですが、今回は読むことが辛かったです。まだあるの?!という感覚が最後までぬぐいきれないままでした。 結局核心をつかないまま終わるお話なので、オチを求めるタイプの方にはすっきりはしない作品だと思います。 短編向きな作家さんだと思います。 | ||||
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木嶋佳苗を題材にした話は、この不細工な女性にどんな秘密があるのかと興味を持つ女性は多いものの、一歩間違えるとものすごくつまならくなってしまう題材だという見本の本だと思います。 食べ物のの描写がしつこくて、同じような描写ばかりで、おいしそうどころか下品と感じました。 蟻地獄に落ちていくような恐怖は、この不細工な女性に夢中になった男性本人でないと表現できないのかもしれません。 | ||||
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「おいしそうな料理がたくさん出てくるよ」という評判を受けて、食べ物目当てに本を購入しましたが、運悪く私はバター醤油ライスが苦手で、本来なら一発で惹き込まれるはずの所でハマれなかった悲しさがあります。ついでに私はバター室温保管派でして、冷蔵されたままでバターを使う最初の2品で大いに戸惑ってしまい、完全にツカミから漏れた。ラーメンもそんなに……。 期待していたグルマンディーズよりも、女性ならではの息苦しさから開放されたらどうですかというメッセージの方が印象的でした。日本の、日本では、と前置きして語られることが多かったけど、いやいやどこ行ったって同じですよ。女性なら誰でも共感する部分が少しはあると思います。まだ自信が持てない、自力でベストバランスを見つけられない若い人にこそおすすめしたい本です。 男性を輪の外にしたいわけではないですが、男性が読んでこの感じわかるでしょうか?特定の人 –例えば主人公リカさんやアイドル恵ちゃん- だけじゃなくて女性全体にかかっている圧力的なものを、あなたの家族や恋人も日常的に感じて生きてきたのだよ。っていう。あっちにはあっちの世界観があると思いますから別に知らんでもいいですかね。 | ||||
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Amazonで酷評投稿や☆1つや☆2つがあまりにも多いので、購入をためらいましたが、なーんだ面白いじゃん! 木嶋佳苗をモデルにしたカジマナがどのように男達を籠絡していったのか、どのように殺害したのかをフィクションでいいから読みたい、実際の事件と擦り合わせて読みたいという期待を持っていた人は、ガッカリしたかも。 物語の本筋は、里佳(主人公)や里佳の親友が獄中のカジマナの言動に翻弄されながら、無意識下に沈めていた自分のエゴ、罪悪感、ヒリヒリするような渇望にたどり着く…というところではないでしょうか。 多くのレビューと反対に、前半は胸焼けしそうになりながら食べ物の描写を読みました。 時々「シャリアピンパイ」とか検索しましたけどね(笑) 里佳の親友が、仰天するような行動に出たあたりから、加速度つけて読みました。 前半のどろどろした噴火前のマグマのような不穏さから変化していき、凍えてる時温かいシチューを食べて胃がほっこりするような読後感で終えられたので、買って良かったです。 ちなみに、エシレバターは、高いけど最高に美味しいです。カルピスバターより濃厚で深い甘味があります。おすすめです。 | ||||
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モチーフとなっている事件も興味深いものだし、どんな展開になるのか楽しみに読み始めました。さすが筆力があるのでグイグイ読ませますが、登場人物たちの行動が都合が良すぎるというか、納得できないものが多すぎて・・・。頭の中に「???」が浮かびながらの読書でした。 | ||||
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あくが強い女性、そしてその女性を軽蔑したり、自分とは世界の違う世界の人間のように感じながらも目が離せない気持ち、これがあるから 女性週刊誌がなくならないんだろうなと思いました。 孤独な老人、共働きの女性のしんどさやいまだに残る女性蔑視の習慣なんかをからめて目が離せない小説で読みごたえもあったと思います。 結局このモンスターのような女性は古いやまとなでしこ的な武器を使う最新型の犯罪者で頭もよいのが面白いんでしょうね。 ラストはちょっと理想的というか夢見がちですが、この小説を読むターゲットが好みそうな感じの生活なんでしょう。 | ||||
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視点がコロコロ変わるので読みにくかった。最後まで読みましたが非常に疲れた。 | ||||
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