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緋色の記憶
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緋色の記憶の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.77pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全30件 1~20 1/2ページ
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ストーリーを追う本ではない。 過去の陰惨な事件の中に埋め込まれた、少年の日の美しくも苦い回想。 一瞬きらめく女性の美しさの前にはすべてが意味を失ってしまう、それがすべての始まりだった。 その美しさは少年だけでなく、その父親である謹厳な校長も、そして妻子ある男性教師も魅了してしまう。 一方、母親や教師の妻からみればその女性への讃嘆は軽蔑の対象でしかない。「男というものは、まったく、、」というセリフに集約されてしまう。 ともに、女性に対し積極的な行動に出ない少年と父親との心の交流は、息子にその真意が伝わりがたい故にかえって胸を打つものがある。 私が60年に苦くも悟った人生の真実がいたるところにちりばめられて、苦い感傷に浸ることしきりだった。 私の読書歴の中でも最高ランクの作品。一気読みだった。 | ||||
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文章はとても上手。ただ解説ではおさえた筆致というが、冗長なところが目に付く。似たような心象風景の繰り返しだからだ。こういう内容ならミステリにする必要もジャンルわけする必要もないのでは。 | ||||
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原題の「チャタム校事件」が、どんな大事件かと思いきや・・・。とにかく話が進みません。じわり、じわりと少年時の記憶を老人が一人語りするのですが、私にはストーリーも訳文も、もったいをつけすぎていて、好みに合いませんでした。たとえば、タイトルの「緋色」ですが、文中では「深緋」となっていて「こきひ」とルビを振っています。この類の単語使いが頻出して、それを格調高いと捉えるか、眼がつまづくと捉えるかは読者によるでしょうが、私は後者でした。泉鏡花じゃあるまいし。同じ作者の本をまとめ買いしてしまったけど、次を読む気がなかなかしません。 | ||||
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何か事件があった。どんな事件か何となく想像はつく。しかしはっきりと事件の内容がわかるのは230ページを過ぎたあたりから。延々と断片的回想が続く。これってどうなんでしょう。何という小説的技法か知りませんが読む方は堪りません。ただ、校長先生の人格者ぶりには感服しました。そこが私にとっての救いでした。 | ||||
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ネタバレをしないように 文中に気になった文章を 抜書きしてみたい。 まず、P299から 人間ははかなく、人は欲深く、 熱に浮かれやすいというのに、 われわれはすべてをかなぐり捨てて、 自分の幸福だけをわき目もふらず 追求するようなことはしない。 人間のせめてもの美徳、 誇りといえるのは、 自分以外のものにささげる この不可解な真心だと、 それだけはわかっているのかもしれない。 続いてP366から 父はこちらにやってくると、 わたしの肩に手をおいた。 「ミス・チャニングは 優しい心の持ち主だったんだ。ヘンリー」 そして、これが人生の確信だとでもいいたげに、 誤記を強めてつけたした。 「忘れるな。大切なのは心だ」 最後まで読み通せば、上の二つの文章の意味と この本のテーマである、原罪に対する償いと 人間の心の闇が悪を為したという事が 理解できると思う。 やはり名作中の名作だと思う。 1997年度MWA(アメリカ探偵作家クラブ賞) 最優秀長編賞を取っただけの内容であると 理解できるとおもう。 | ||||
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トマス・H・クックの「緋色の記憶」を読了。ミステリの範疇の作品です。しかし痛快ではなく、娯楽でもない、心にズシンと重いものが残る作品です。様々な場面が入り組んで、物語はゆっくり進んでいきます。子供時代の記憶が生きることに大きく影響します。その人間の心の形成に大きく影響します。 この種の作品は、レビューするとネタバレの可能性が大です。だから中身は何も書きません。 私は最後まで緊張感を持って読むことができた作品です。ゆっくり進む物語に自分を反映させてみるのも良いのではないでしょうか。いい作品です。 | ||||
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最初から何となく結末が予測できるような始まりなので、余計に 「結末はどうなの?」 と思って、しっかり最後まで読み終えたのですが、 序盤から中盤までのストーリーの起伏が小さくて、 「やっと読んだか…」という気持ち。 だけど、情景とともに物悲しい感覚が、後からジーンときます。 『このミス』の上位にランクされてましたが、ちょっと物足りないかも。 優等生向けの御本って感じです。 | ||||
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「記憶シリーズ」の中での最高峰です。 久しぶりに、ミステリ好きな人に勧めました。 ホーソーンの「緋文字」を読んでいた時の感覚が一挙に蘇りました。 中学生時代に、家にあった「なんとか世界文学全集」の中に「緋文字」があり、 とにかく「愛すべきでない人を愛した不幸」が強烈な印象を私に残しました。 過去が次第に蘇る恐怖と主人公の過去。 ゆっくりとしかし確実に真実に迫るその恐怖。 過去に縛られながらもそのまま生き続けて行かなくてはならない主人公。 この手の本は読み慣れているつもりでしたが、私には十分強烈でした。 ただ、「緋文字」を読んだ人でないと、このタイトルも印象が薄れると思いますし、 内容も「こんなんでは謎とは言えない」と思うかもしれません。 ちなみに、この本を薦めた人(ミステリ好き)からは、「結末が分かってつまらん」とのこと。 人によって様々な評価があるでしょうが、ミステリではなく小説として評価すれば、 極めておすすめの本です。 | ||||
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はっきり言って、過大評価されている作品だと思う。クックは人の心の深淵に迫る作家だとよく言われるが、書き手が自分に酔ったような文章が時に鼻につくし、ヴィクトリア朝小説のような大仰な表現にも辟易する。 構成は緻密で、読者は「あの事件」の真相を知りたいがために、なかなか核心に触れない語り手(主人公)の「じらし」作戦に仕方なく付き合うのだが、全体の2/3がその「じらし」に費やされているので、もどかしくて仕方がない。かといって、最後にそれまでの伏線が一気に生かされて真相が明らかになるという快感もない。事件のあらましも殊更もったぶって隠し続けるほどのものでもないし、最後の最後に明かされる事の真相は、前半部分とは何の関係もなく唐突に告白されるだけである。 こういう似非ミステリ的手法で読者をたぶらかすのは実にあざとい。 | ||||
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原題は、The Chatham School Affair(チャタム校事件)。 主人公のわたし(ヘンリー・グリズウォルド)は、 ニューイングランドのチャタムの村で 「チャタム校」の校長である父を持ち、 自身もその学校の生徒である、15歳の少年。 年老いた弁護士となった彼が、 1927年の当時発生した「チャタム校事件」を 回想するという物語構成です。 このストーリーのユニークな点は、 「チャタム校事件」とは、どんな事件だったのか、 その全貌がなかなか見えてこないところです。 物語の冒頭、1926年8月、チャタム校に、美しい美術教師、 エリザベス・ロックブリッジ・チャニングが赴任してきます。 彼女は、やがて妻子ある英語教師、 レランド・リードと親密になっていくのですが・・・。 ヘンリーの紡ぐ物語は、 現在と過去を行きつ戻りつしながら進行していきます。 そこには、1927年に起きた事件に関する公判の記録もあり、 ヘンリーが証言台に立っているようなのですが、 では、どんな事件に関するものなのかは、なかなか明かされません。 この作品は、作品解説にもあるとおり、 「だれがだれになにを為したのか」、 その謎を巡るミステリと言えます。 その真相は、ラストで明かされますが、 それは、ヘンリーのその後の人生を変えてしまうほどの、 恐ろしい内容のものとなっています。 ところで、本書を読んでいて特に印象に残ったのは、 文章が美しいということでした。 抑え込まれた人物描写に思わず引き込まれてしまいます。 原文ももちろん素晴らしい文章なのだと思いますが、 訳文としても優れているのではないでしょうか。 それほど日本語的に美しい小説に仕上がっています。 この作者の文章は、 「雪崩を精緻なスローモーションで再現するような」 と評されているそうです。 文学的な香りのするミステリに、 一度酔いしれてみてはいかがでしょうか。 | ||||
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原題は、The Chatham School Affair(チャタム校事件)。 主人公のわたし(ヘンリー・グリズウォルド)は、 ニューイングランドのチャタムの村で 「チャタム校」の校長である父を持ち、 自身もその学校の生徒である、15歳の少年。 年老いた弁護士となった彼が、 1927年の当時発生した「チャタム校事件」を 回想するという物語構成です。 このストーリーのユニークな点は、 「チャタム校事件」とは、どんな事件だったのか、 その全貌がなかなか見えてこないところです。 物語の冒頭、1926年8月、チャタム校に、美しい美術教師、 エリザベス・ロックブリッジ・チャニングが赴任してきます。 彼女は、やがて妻子ある英語教師、 レランド・リードと親密になっていくのですが・・・。 ヘンリーの紡ぐ物語は、 現在と過去を行きつ戻りつしながら進行していきます。 そこには、1927年に起きた事件に関する公判の記録もあり、 ヘンリーが証言台に立っているようなのですが、 では、どんな事件に関するものなのかは、なかなか明かされません。 この作品は、作品解説にもあるとおり、 「だれがだれになにを為したのか」、 その謎を巡るミステリと言えます。 その真相は、ラストで明かされますが、 それは、ヘンリーのその後の人生を変えてしまうほどの、 恐ろしい内容のものとなっています。 ところで、本書を読んでいて特に印象に残ったのは、 文章が美しいということでした。 抑え込まれた人物描写に思わず引き込まれてしまいます。 原文ももちろん素晴らしい文章なのだと思いますが、 訳文としても優れているのではないでしょうか。 それほど日本語的に美しい小説に仕上がっています。 この作者の文章は、 「雪崩を精緻なスローモーションで再現するような」 と評されているそうです。 文学的な香りのするミステリに、 一度酔いしれてみてはいかがでしょうか。 | ||||
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孤独な老人の回想から始まる話。 封建的な田舎町で鬱屈した少年時代を送るヘンリーが出会った美しい女教師。 斬新な授業で生徒を魅了し、父と旅した異国の話を聞かせヘンリーの自由への憧憬を煽った彼女が当事者となったチャタム校事件の顛末とはー 推理物だと思って読むと、いつ事件がおこるのか人が殺されるのかとそっちばかりに意識が集中してじれったい思いをする。だがこの本のテーマはそこにあらず。 郷愁と回想。 誰もが体験した年上の女性への淡い憧れ、少年時代の終焉。 厳格な校長を父にもち、メイドのサラに身分差に阻まれた恋心を抱くヘンリーの思春期特有の焦燥や鬱屈などが繊細で情緒的な文体により瑞々しく描写される。 不貞な女の烙印を押され排斥されたチャニングの芯の強さ、凛々しさ、終盤で明らかになる彼女が法廷で嘘を吐いた理由が素晴らしい。 少年時代に犯した罪によりその後一生罪の意識に囚われ続け、妻子も持たぬまま老境にさしかかった現在のヘンリーと、愚かでひたむきな少年時代の彼との落差が深く静かに胸を打つ。 人の心の深奥に分け入り、その複雑さの一端を紐解く本書もまた広義のミステリーだと思う。 | ||||
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自分の信条としてよほどのことがない限り読み止しはしないと 常々思っているが時々これが難儀となる本と出くわすことがある。 難解であり読みこなすのに時間がかかるかまたは退屈極まりない本。 本作は後者に属するが勿論放り出す程のものではない。評価が高い ようなのでこれは意外であった。最後の一点に向かって物語が進行 するが、とにかくそれまでが飽きてしまう。サスペンスではあるの だろうけれど文学ではない。中途半端。 この手のジャンルは詳しくないので本作がどのような位置に属す るかよくわからないのだけれどたとえばメアリー・H・クラークの 作品など読むと面白くて止められなくなる。色々な意味で「楽しむ 為の読み物」の範疇に入るのであれば本作のテーマは別として、とて も読むのに難儀だった理由はさもありなんと思った。 | ||||
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自分の信条としてよほどのことがない限り読み止しはしないと 常々思っているが時々これが難儀となる本と出くわすことがある。 難解であり読みこなすのに時間がかかるかまたは退屈極まりない本。 本作は後者に属するが勿論放り出す程のものではない。評価が高い ようなのでこれは意外であった。最後の一点に向かって物語が進行 するが、とにかくそれまでが飽きてしまう。サスペンスではあるの だろうけれど文学ではない。中途半端。 この手のジャンルは詳しくないので本作がどのような位置に属す るかよくわからないのだけれどたとえばメアリー・H・クラークの 作品など読むと面白くて止められなくなる。色々な意味で「楽しむ 為の読み物」の範疇に入るのであれば本作のテーマは別として、とて も読むのに難儀だった理由はさもありなんと思った。 | ||||
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物語は一老人、ヘンリーの学生時代の回想という形で進む。ヘンリー学ぶ田舎校に赴任してきた美人教師チャニング。妻子もちの同僚教師リードとただならぬ恋に陥る2人だが… 次第に事件の真相が明らかになってくるが、ストーリー上、事件自体はさほど重要ではなく、特別な趣向もない。深い余韻を放つ回想と、フラッシュバックのような強烈なシーンの回顧、ストーリーの流れ自体を楽しむ本。心の奥底にしまい込んだ真実に人はどう対峙するのか。なかなか読み応えが、ある。 | ||||
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物語は一老人、ヘンリーの学生時代の回想という形で進む。ヘンリー学ぶ田舎校に赴任してきた美人教師チャニング。妻子もちの同僚教師リードとただならぬ恋に陥る2人だが… 次第に事件の真相が明らかになってくるが、ストーリー上、事件自体はさほど重要ではなく、特別な趣向もない。深い余韻を放つ回想と、フラッシュバックのような強烈なシーンの回顧、ストーリーの流れ自体を楽しむ本。心の奥底にしまい込んだ真実に人はどう対峙するのか。なかなか読み応えが、ある。 | ||||
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なんというか、詩的というか映画的というか、読んでいると映像が目の前に浮かんでくるような美しい文章です。現在と過去が入り交じった形で描かれているせいで、時間の感覚がなくなってきて、昔の話を聞いているのではなく、読んでいる私自身もその当時にタイムスリップしたような感じがします。最後まで読んでよかったなあ、と思いましたよ。 | ||||
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老弁護士が少年時代を回想するという形で語られます。 ある日、少年の住む町に一人の若く魅力的な女性教師がやってきます。やがて彼女は、妻子のある同僚と不倫の関係になります。姦通罪のある頃のこと、それだけでも、十分スキャンダラスですが、純粋さ、正義、率直さ、憧憬を追い求める少年がこの二人にのめりこむことによって、終息するはずだった不倫が、思いがけない事件に発展してしまいます。 見事なプロットの構成により、読者には最後まで“事件”の顛末は語られません。―いったいどういうことなのか、本当にそうなのだろうか―必然的に読む側は先へ先へと読み進めることになります。そして最後に、ひとつひとつの断片が定位置にはめ込まれます。これは単なる犯人探しのミステリーではありません。人のなせる、悲しい物語なのだと思います。 | ||||
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アメリカにおけるミステリーの最高峰、’97年度MWA(アメリカ探偵作家クラブ)最優秀長編賞(エドガー賞)を受賞した、トマス・H・クックの代表作。といってもセンセーショナルな「本格謎解きパズラー」でも「警察小説」でも「ハードボイルド」でも「サイコサスペンス」でもなく、とても静謐な作品である。 本書は『記憶』シリーズの第1弾として’98年に翻訳・発表され、この年の「このミステリーがすごい!」の海外編で第2位にランクインされた。他の3作品もすべて邦訳発表年の「このミス」の上位ベストテンにランクインしていて、それほどこれら『記憶』シリーズの完成度は高いといわれている。 本書の原題は『チャタム校事件』。『事件』は通常ミステリーで使われるCaseではなく、Affair(浮気、情事、醜聞という意味もある)という言葉が使われている。 1920年代後半、ニューイングランドの静かな田舎の学校に、ある日若く美しい女性美術教師が赴任して来た。そして妻子持ちの同僚教師との不倫が悲劇をよぶ。物語は老弁護士が15才の頃の自分に戻って当時を回想する形で進んでゆく。 彼の少年時代の述懐は、精緻な美しさに満ちていて、事実を感受性豊かにとらえている。そして語るともなく語られてゆく謎と、最後の章で明かされるその恐ろしい真相は、彼がここまでストイックに人生を重ねなければならないほどのものだった。 哀愁に満ちた老弁護士の、諦念の情すら漂う語り口から移行して、瑞々しい感性がふんだんにあふれる少年の視点で語られる物語は、ミステリーというより英米文学の逸品を読んでいるような感じがした。 | ||||
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1920年代,アメリカ東部のケープコッド.伝統と重んじ,しきたりを守るこの町の名門校に,若く美しい美術教師が赴任してくる.校長の息子である少年は,彼女の美しさに魅了される.やがて,彼女は学校の英語教師と密やかに愛し合う.呪縛から逃れたいと願う少年の一途な思いが,男を寄る辺ない未来へと駆り立てる.妻と子を捨て,彼女と新たに生きる決意.あまりにも大きな犠牲に,彼女は男と決別することを選ぶが,その矢先,事件が起きる.ピューリタニズムが支配する旧い町で,不倫には縛り首が相当と,住人たちの容赦ない証言が続く.原書を読むと,鴻巣友季子の翻訳が古典的な香り高い名訳であることに気づく. | ||||
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