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大誘拐
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【この小説が収録されている参考書籍】
大誘拐の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.56pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全62件 41~60 3/4ページ
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1978年にカイガイ出版から出た単行本の文庫化。 大傑作。キャラクターの魅力、スピード感、次々とあらわれるトリック・仕掛け、爽やかな結末。どの点を取っても文句の付けようがない。 なかでも感心させられたのは犯行の動機。すごく共感させられた。 とにかく読んで欲しい一冊。 | ||||
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第32回日本推理作家協会賞受賞作品 「週間文春 二十世紀傑作ミステリーベスト10 」 国内部門 第1位 「週間文春 傑作ミステリーベスト10」 1978年 第2位 「本格ミステリ・ベスト100 1975〜1994」 第35位 極上ミステリー!!! まさに、この言葉が似合う作品です。 是非、多くの人に本書を読んでいただきたい! ミステリーの質はもちろんのこと、登場人物のキャラクターから読破後の爽快感まで、極上のひと言に尽きます! それにしても、本書は発売してから既に25年が経過しているにもかかわらず、全く色褪せていません。 今後もミステリー界に燦然と輝き続けてくれることでしょう! 本書を読んだことのある方は、自分の子供、ないしは、親に本書を勧めてみて、この極上ミステリーを親子の“会話の種”にしてみるのもおもしろいと思います。 ソレデハ… | ||||
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天藤氏を一躍有名にした作品で、映画化もされた。しかし、ファンにとっては「陽気な容疑者たち」で乱歩賞を取っていてば、もっと早くミステリ界の中心に躍り出ていたのになぁ、と感じる方も多いだろう。だが、こうした歩み方も天藤氏に似つかわしいのかもしれない。 話の中心人物は、関西財界の影の大富豪の刀自である。この刀自が誘拐にあうのだが、そこは天藤氏の事、唯の誘拐劇には終らない。作者らしい、ユーモアに溢れた文体とストーリ展開の中、警察側と、"誘拐団"とのアイデア一杯の知恵比べが繰り広げられる。誘拐劇に絡んで登場する刀自の懐刀の女中の人物造詣も巧みだ。 誘拐を扱いながら、全篇が明るく楽しくできていて、サスペンスも充分。それでいて、誰も傷つけない。天藤氏の魅力が爆発した日本ミステリ史上に残る快作。 | ||||
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天藤氏を一躍有名にした作品で、映画化もされた。しかし、ファンにとっては「陽気な容疑者たち」で乱歩賞を取っていてば、もっと早くミステリ界の中心に躍り出ていたのになぁ、と感じる方も多いだろう。だが、こうした歩み方も天藤氏に似つかわしいのかもしれない。 話の中心人物は、関西財界の影の大富豪の刀自である。この刀自が誘拐にあうのだが、そこは天藤氏の事、唯の誘拐劇には終らない。作者らしい、ユーモアに溢れた文体とストーリ展開の中、警察側と、"誘拐団"とのアイデア一杯の知恵比べが繰り広げられる。誘拐劇に絡んで登場する刀自の懐刀の女中の人物造詣も巧みだ。 誘拐を扱いながら、全篇が明るく楽しくできていて、サスペンスも充分。それでいて、誰も傷つけない。天藤氏の魅力が爆発した日本ミステリ史上に残る快作。 | ||||
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誰も死なない、悪人が一人もいないユーモアミステリーです。 犯人サイドが被害者?に振り回され、捜査側はさらに振り回され大騒ぎ。 秀逸な場面描写で、物語にすぐに入っていけます。読後感は最高で、レインボーキッズのファンになること間違いなし! 原作を忠実に再現した映画版も必見です。ミステリーマニアの私ですが、今のところ生涯ベスト5に入ると思います。 | ||||
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推理小説は、結構読んでいたのだけれど、私は天藤真なる作家すら知らなかった。そして、こういう面白い作品の存在すら知らなかった。他の作品は読んだことはないが、他の作品は、あまり読まれてもいないらしいから、この作品が特に傑出した奇跡的な作品といえるのかもしれない。ミステリーというよりは、ミステリー的な舞台における文学といってもいいほどの出来栄えで、主人公が82歳のおばあさんという格好いいヒロインでもない設定でありながら、最後まで、目を話せないスリリングな内容になっている。ミステリー本来の謎解きやトリックに最大の魅力があるのではなくて、物語が、もっと大きなテーマ性と道徳的な側面を捉えていて、それに、読者は、知らず知らずのうちに大きな感動を覚えるのだろう。この作品は、作者自身も、結構ひらめきで奇跡的にできた作品ではないか、と思われるほど、素直で、裏をかこう、裏をかこうとした作品でなく、とても新鮮な感じがして、それでいて、驚かされずには、いられない読み応えのある作品に仕上がっている。 | ||||
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素晴らしい作品です!文句なしに楽しめます!なんとな~く手にとったこの本、あまりの面白さに目からウロコが落ちまくりました。作者は天才じゃなかろうか?・・・などと本気で考えています。誘拐を描いていながら、まったく暗くなることなくユーモアあふれる展開に舌を巻きました。読後は爽やかな気分に浸れます。 | ||||
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20世紀ベストの評は伊達ではなく、かなり楽しい時間を過ごしました。この作品の肝は柳川とし子刀自の人間的魅力で、万一これがうまく表現できなければ物語が全く成立しません。80歳を超えるこの老女の、その凛とした振る舞いや、思いやりの深さ、天才的な頭脳などに、いつの間にか読者も「刀自信者」となることでしょう。悪人はおらず、誰も傷つかず、暖かさだけが残る、とても良い作品です。 | ||||
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宮部みゆきの「火車」や高村薫の「マークスの山」を抑えて、文藝春秋の20世紀ベストミステリの1位に輝いた極上のエンタテイメント小説。さすが20世紀のベストオブベストだけあって、個性的で憎めない登場人物、無駄のない映像的な文体、名人の落語を聴くようなテンポの良さなど、非の打ち所がない出来栄えである。だがやはり何といっても素晴らしいのは、その奇想天外なプロットだろう。書かれてから四半世紀経つのにまったく古臭さを感じさせず、今これを原作として漫画化してもヒットするだろうと思えるほどである。それだけに、内容を少しでも知ると面白さが削がれてしまうので、この本については粗筋になど目を通さずにとにかく読み始めることをお勧めしたい。そして、読了後は、携帯電話やインターネットが普及した現代において、こうした「大誘拐」を実現しようとしたらどういう手があるだろう?と思考実験してみるのも一興だろう。 | ||||
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宮部みゆきの「火車」や高村薫の「マークスの山」を抑えて、文藝春秋の20世紀ベストミステリの1位に輝いた極上のエンタテイメント小説。 さすが20世紀のベストオブベストだけあって、個性的で憎めない登場人物、無駄のない映像的な文体、名人の落語を聴くようなテンポの良さなど、非の打ち所がない出来栄えである。 だがやはり何といっても素晴らしいのは、その奇想天外なプロットだろう。 書かれてから四半世紀経つのにまったく古臭さを感じさせず、今これを原作として漫画化してもヒットするだろうと思えるほどである。 それだけに、内容を少しでも知ると面白さが削がれてしまうので、この本については粗筋になど目を通さずにとにかく読み始めることをお勧めしたい。 そして、読了後は、携帯電話やインターネットが普及した現代において、こうした「大誘拐」を実現しようとしたらどういう手があるだろう?と思考実験してみるのも一興だろう。 | ||||
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映画の方は見ていませんが、みどりの山々のなかでとぼけた犯人ときりっとしたおばあちゃんが、犯行の実行計画を練っているのになぜかほのぼのした会話、そしてそれを奇想天外な方法で実行する姿など目に浮かぶようでテンポよく読めました。ミステリーというより、とても愉快なエンターテインメントでした。 | ||||
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日本ミステリ史上の金字塔にして、誘拐テーマ作品の最高峰。 「誘拐」と聞いた時点で敬遠してしまう“本格”志向の人も少なくないでしょうが、心配無用。と言うか、本物の一級品にはジャンル分けなど関係ありません。 いやあ、面白い。一気に最後まで読まないと気が済みません、多分。英訳に大賛成。 | ||||
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本作品は、文春による「二十世紀傑作ミステリーベスト10」の国内部門で堂々一位に選出された三人組の「虹の童子」は、和歌山随一の大富豪・柳川とし子刀自(82歳)を誘拐する。身代金は5千万円。ところがこれを聞いたとし子刀自が烈火のごとく怒り出し、身代金はなんと百億円に。以後、誘拐したとし子刀自自身が「虹の童子」を指揮するという奇想天外な展開に。果たして前代未聞の「大誘拐」は成功するのだろうか?身代金強奪の発想、悪人が善人になる荒唐無稽なストーリーとちりばめられたユーモア、そしてなんといっても幸福な読後感。どれをとっても超一流のミステリーである。 | ||||
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本作品は20世紀を代表するミステリーであり、本作品を読まずしてミステリー(特に誘拐物)は語れないという作品である。初版から20年以上たっても面白さは色あせておらず、未読の方は是非お勧めである。 三人組の「虹の童子」は、和歌山随一の大富豪・柳川とし子刀自(82歳)を誘拐する。身代金は5千万円。ところがこれを聞いたとし子刀自が烈火のごとく怒り出し、身代金はなんと百億円に。以後、誘拐したとし子刀自自身が「虹の童子」を指揮するという奇想天外な展開に。果たして前代未聞の「大誘拐」は成功するのだろうか? 身代金強奪の発想、荒唐無稽なストーリーとちりばめられたユーモア、そしてなんといっても幸福な読後感。どれをとっても超一流のミステリーである。 この、「死人が一人もでない!ミステリー」は、文春による「二十世紀傑作ミステリーベスト10」の国内部門で堂々一位に選出された。 | ||||
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本作品は、文春による「二十世紀傑作ミステリーベスト10」の国内部門で堂々一位に選出された 三人組の「虹の童子」は、和歌山随一の大富豪・柳川とし子刀自(82歳)を誘拐する。身代金は5千万円。ところがこれを聞いたとし子刀自が烈火のごとく怒り出し、身代金はなんと百億円に。以後、誘拐したとし子刀自自身が「虹の童子」を指揮するという奇想天外な展開に。果たして前代未聞の「大誘拐」は成功するのだろうか? 身代金強奪の発想、悪人が善人になる荒唐無稽なストーリーとちりばめられたユーモア、そしてなんといっても幸福な読後感。どれをとっても超一流のミステリーである。 | ||||
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三人組の「虹の童子」は、和歌山随一の大富豪・柳川とし子刀自(82歳)を誘拐する。身代金は5千万円。ところがこれを聞いたとし子刀自が烈火のごとく怒り出し、身代金はなんと百億円に。以後、誘拐したとし子刀自自身が「虹の童子」を指揮するという奇想天外な展開に。果たして前代未聞の「大誘拐」は成功するのだろうか? 身代金強奪の発想、荒唐無稽なストーリーとちりばめられたユーモア、そしてなんといっても幸福な読後感。どれをとっても超一流のミステリーである。 この、「死人が一人もでないミステリー」は、文春による「二十世紀傑作ミステリーベスト10」の国内部門で堂々一位に選出された。 | ||||
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小説を読んで本当にショックを感じたのは、これを読んだ時が初めてです。 作品の隅々にまで張り巡らされた奇想の凄まじさは、これを読んだ者ならば誰もが保障してくれるでしょうし、読後感の良さも誰もが太鼓判を押すでしょう。 とにかく、読者に息をつく暇も与えずグイグイと先を読み進めさせるその勢いが物凄い。文体そのものに「面白さ」がみなぎっているかのようにすら感じられるそのテンポ。 百億円もの身代金を奪い取ろうという、たった三人の誘拐団「虹の童子」の空前絶後の誘拐計画といい、それぞれ自分の使命のために全力で動く登場人物達といい、警察を煙に巻く虹の童子の奇策と良い、何もかもが「痛快」の一言。 これを読んで損をすることは無いが、これを読まないで損をする事はあるだろう、と思える一冊。読むべし。 | ||||
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とかく、まったりしてたりじっくり考えたりという印象がある日本の小説なのに、この本は、ぽんぽんとテンポ良く、あれよあれよという間に引き込まれて読み進んでしまう、日本の作家にしては珍しい逸品。無駄がなくあとであっと思わせる辺りも憎い。映画を観たのが本を読んだきっかけだったけれど、この本もビデオもあまり知られていないのが本当に残念。 | ||||
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映画を見たあとで(映画も本当におもしろい)、どうしても原作を読みたくなって探した本です。映画を見ているから、話の展開やエンディングなどはわかっているのに、それでもとにかく面白い。やめられなくて徹夜で読んでしまいました。クスクス、ドキドキ、そして読み終えたあとはスッキリ爽快な一冊です。 | ||||
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国内推理小説の人気トップの座を守っている、ということがよくわかりました。こんなに面白いとは。絶対お薦めです。読後見た映画では北林さんが主役で俳優さんたちを見ているだけでその好演にわくわくしましたが、原作にはかなわない。これほどすばらしいミステリーを日本人だけが独占していてはいけません。どなたか英訳して「輸出」してください。「そして誰もいなくなった」とはカラーが違う最高傑作となること間違いなし、ですね。 | ||||
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