■スポンサードリンク


クリスマスのフロスト



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
クリスマスのフロスト (創元推理文庫)

クリスマスのフロストの評価: 4.28/5点 レビュー 58件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.28pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全58件 21~40 2/3ページ
No.38:
(5pt)

下品さ 不条理さ が おもしろい

刑事コロンボ の 一変形ですが 事件が 次々におこって それが 順番無視で 解決されていく なかなか おもしろい趣向です これが 気に入って 全作 読んでしまった^^::
クリスマスのフロスト (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:クリスマスのフロスト (創元推理文庫)より
4488291015
No.37:
(4pt)

名前は聞いたことがあるような。

多分 ドラマタイトルとかで聞いたことあるのかな?見てないけど。
でも ドラマ化されるのはやはり人気の証。
みなさんのレビュー読んでると ジャック・フロスト警部への愛情や このデントンという街やデントン署の面々への愛着が伝わってきます。クリスマスがタイトルにあるように、冬のデントン(架空の街ですが)の厳しさが ひしひしと伝わります。メインの事件以外でも 次々と事件や 出来事が起きます。ワーカホリックのフロスト警部は 事務仕事以外なら むしろウエルカム?みたいです。本人言うとおり ヘマもかなりやります。服装もだらしない。でも なんか 実はカッコいいの?男性ファンも多いようなので 男性が惚れるような要素がどこかに?、、て読んでると なんのオチもなくカッコいい!てとこがないです。
なんかすごい勲章ももらってますが、あ〜そういう実は実績がすごいんだ 、て期待してると それも裏切られます。やっぱりそのまんまの、フロスト警部です。ブレないキャラでした。情は濃いです。みんなに公平に情があるわけではないです もちろん。フロスト警部が嫌いと思ってる人間からはもちろん 嫌われてます。でもやはり訳者の方が 素晴らしいと思います。イギリスの、食事風景や やはり紅茶率が高かったり。作品の時代は70年代?の終わりくらいなのかなぁ。1951年の事件の時 、フロスト警部が、18歳だった書かれてるので。なのでタバコもどこでも吸ってる時代です 、タバコ率も高い。
食事事情は 個々で違いますが、
イギリスて ペースト塗って サンドウィッチとかよく小説で出てきますが、こちらでも
「鰊のペースト」やらを塗ったのを食べてる警察官かいたり。そんな事も楽しめます。
次作も多分読みます
クリスマスのフロスト (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:クリスマスのフロスト (創元推理文庫)より
4488291015
No.36:
(5pt)

中古本で思わず傑作をつかみました

なんとなく気になった中古本の「クリスマスのフロスト」。
最近の日本のミステリー小説と比べると倍近いページ数だったけど
とても楽しくあっという間に読んでしまい、読み応えも抜群でした。

全く”フロストシリーズ”を知らなかったので
今更、こんな有名な本を持ち出してなにを・・・・と言われてしまいそうですが本当に面白かった。

日本で人気の犯罪ミステリー小説と言えば、
何人も怪しい人物が登場し、有能な刑事が犯罪トリックを崩していくストーリーが人気ですが、
こちらは時間軸に沿って捜査を進めていくタイプなので本筋とは別に署には色々な事件が舞い込みます。
それがまた良い意味で読んでいる人を飽きさせない。

主人公のフロストは”刑事コロンボ”を想像させる風貌なのに、
頭は全く冴えなく、数字や確立、犯罪書類作成なんて物はクソくらえ。
長年の経験と感だけを頼りに動き、無駄な事はしないダメ刑事。

頭の回転が速いのは、唯一相手が迷惑しようが、嫌味と捉えようが
周りがドン引きするようなブラックジョーク(それもシモネタを絡めた)を常に連発すること。
読んでいる私も、何度も”クスッ”っと、時には”アハハハッ”と笑ってしまう。

読み終わってみれば、人間味があり、実は人情味の厚いフロストにどっぷりはまっていました。
フロストシリーズは何冊か出ているので全て読みたいと思うほどハマってしまいました。

外国の本というと、難しいと言うイメージを持っている人もいると思いますが
翻訳家の芹沢恵みさんの訳がとても読みやすく、分かりやすく、訳してくれてあるお陰なのか、
楽しくスラスラと読み進む事ができました。翻訳家の功績も大きいのでは。。。。
クリスマスのフロスト (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:クリスマスのフロスト (創元推理文庫)より
4488291015
No.35:
(5pt)

罪を憎んで人を憎まずを地でいく

「クリスマスのフロスト」「フロスト日和」「夜のフロスト」と三作品をほぼ一気に読みました(笑)
面白さは他の人が絶賛してる通りで文句なし。今更自分が付け加えることもないです。
ただ、個人的に強調しておきたいのは、すごく面白い、だけの小説ではない、ということです。
次々と事件が起こって話のテンポがよく、合間合間でフロスト警部のこにくらしいジョークや切り返しで笑わされることしきりで、読者を飽きさせないので、そっちが強調されるのはもちろんなんですが、そして、それらが見事に絡み合ってラストに収束していくのも圧巻なのですが、決してそれだけの安っぽい作品ではないです。
フロストはとにかく口も悪いし手癖も悪い。捜査の仕方も、取調べでの容疑者の扱い方も、とにかく勘だけで法律なんかそっちのけ、嘘もハッタリも上等とばかりにやるんで、ひどいもんです。そんな理由で警察に踏み込まれて、身に覚えがなかった日にはたまったもんじゃないよな、とか思うこともしきりですが(笑)、しかし、このフロスト警部、犯人をこきおろすようなことは実はあんまりしない。彼は(時々天才的なひらめきを示すことはあるにしても)決してコロンボのような本当はすごく頭がいい人、なわけではないですし、自身も自分がそんなに高級な人間だなんて思っていないので、どの犯人に対しても上から説教するようなところがないんですね。それどころか真相をつかんでしまえば、ぽろっと犯人に同情的な台詞をもらす。このフロストの「罪を憎んで人を憎まず」を地でいってるようなところが、どの作品でも(そこまでの見事なテンポにかかわらず)、ラストをそこで立ち止まって何度も読み返したくなるような深みのあるものにしてくれます。
よくある正義をふりかざして力ずくで鉄槌をくだす、ようなのに疲れちゃった人に特におすすめしたいです。
クリスマスのフロスト (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:クリスマスのフロスト (創元推理文庫)より
4488291015
No.34:
(5pt)

ああ、このおっちゃんエエっすわ

何や親近感湧きます、このおっちゃん。
敢えて親しみを込めジャックと呼ばせて頂きます。
とにかく、刑事のなかの刑事ですね。
プライベートなんかあったもんじゃない…。
いや、忙しい過ぎるんですね人手不足と事件が多くて。
取り扱うのは、死体ばかりじゃなく、こそ泥だの些事
もありで、動き回って、人をおちょくりまくってます。
署長マレットとのやり取りが最高にエエ感じです。
シリーズもので楽しみです。
クリスマスのフロスト (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:クリスマスのフロスト (創元推理文庫)より
4488291015
No.33:
(4pt)

だらしのなさでは業界一

よれよれフロスト警部。大活躍の割には見返りが少ないのは、ひとえに事件解決の功績に伴う書類仕事回避のために人に手柄を譲ってしまうため。それでも憎めない中年男。訳もしばしば、うむ、そう来たか、と思うほどうまい。
クリスマスのフロスト (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:クリスマスのフロスト (創元推理文庫)より
4488291015
No.32:
(5pt)

クリスマスのふろすと

下品だけど、同時にの利いたセリフまわしが癖になりそうな本です(^^)
クリスマスのフロスト (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:クリスマスのフロスト (創元推理文庫)より
4488291015
No.31:
(5pt)

フロスト、最低で最高。

マンケルのヴァランダー警部に、特捜部Qのカール・マーク警部補。いままでのお気に入りキャラの既刊はすべて読み終え、第三の大好きシリーズを探していたところ、
あまり期待もせずに読み始めたこれが最高のあたりでした。フロストは下品でだらしなく、勘が冴え渡る天才肌でもないけれど、人間味あふれる愛すべき存在です。
情けなくてふがいない自分を笑い飛ばせる懐の深さは、何より彼の強さを物語るものだと思います。特別ドラマチックな展開はないですが、随所に心に響く言葉があり、すっかりはまっております。読み返してもおもしろいものってそうないです。作者がすでにお亡くなりになっているのが本当に残念。
クリスマスのフロスト (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:クリスマスのフロスト (創元推理文庫)より
4488291015
No.30:
(5pt)

なるほど

品はないけれど、面白かった。
実際、一日にはいろいろな事件が同時進行で起こるものだ…。
クリスマスのフロスト (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:クリスマスのフロスト (創元推理文庫)より
4488291015
No.29:
(5pt)

あまり近すぎるのもなんだけど、決して敵にはしたくないフロストさん

ドジなところもあるので、近すぎるといろいろトラブルに巻き込まれそうだが、でも敵にはしたくない(ならない)フロスト警部。
読むにつれ、情が湧きます。こういう人は最近多くないからどこか懐かしくもあり、それがこのシリーズの魅力なんでしょう。
また、わき役たちも味があって良く、なんだかそういえばこういうやついるよ、って言いたくなるくらいです。
特にマレット警部の俗物ぶりが結構いい味です。
ストーリーの展開もあまり冗長なところなくてよいです。

結構分厚い本ですが、読んでみるのにそれほど苦にならないと思います。
フロストシリーズはここから始めるのが良いと思います。
おススメします。
クリスマスのフロスト (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:クリスマスのフロスト (創元推理文庫)より
4488291015
No.28:
(5pt)

面白かった!

養老猛司氏が推薦しておられたので、つい買ってしまいました。フロスト警部の魅力にはまってしまいました。シリーズ物のようなので、今後読み進めていくのが楽しみです!
クリスマスのフロスト (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:クリスマスのフロスト (創元推理文庫)より
4488291015
No.27:
(5pt)

みなさん、フロスト病という症状をご存知でしょうか?

みなさん、フロスト病という症状をご存知でしょうか?
医学書にも載っていない比較的新しい病気です。
症状としては、熱や咳はなく、興奮して夜寝られない日が続きます。
中には真夜中、奇声を発する方もおられます。家内もそうでした。
そして突然、一人でげらげらと大笑いしだすのです。
次から次へと、もどかしげにページをめくり、
やがて次の本を飢えたようにさがし求め、さまよいます。
えっ!何の話をしてるかって?
実は、「フロスト警部」という推理小説にとりつかれた方の話なのです。

英国の作家、R・D・ウィングフィールド(1928-2007)という方の手になる
「フロスト警部」シリーズの話なのです。
「クリスマスのフロスト」(1984年)、「フロスト日和」(1987年)、
「夜のフロスト」(1992年)、「フロスト気質」(1995年)
以上4冊が現在、国内で出版されています。
(※実はあと2冊が未刊のままです。
  創元推理文庫様、一日も早い出版をお願いします)

とにかく面白い! ホント読み出したらやめられない、とまらない。
これまで推理小説をいろいろ読んできましたが、
これに勝るおかしい探偵小説に出会ったことがありません。
(※あっ! 思い出しました。大切な方を忘れてました。
  『大誘拐』 (天童真 創元推理文庫)
  これは面白いですよ!! 
  映画にもなりましたので、ご存知の方も多いと思います。
  「外国の小説はどうも」という方、お薦めです!)

どこが面白いのか?
このフロスト警部、彼の日頃行動たるや全く破天荒。
吸い終わったタバコを何の気をはらうことなくどこの床にでも踏みつけ、
彼の机の上は散らかし放題、ごみ箱状態。
そして余人の意向にかかわりなく自ら思いつくままに行動する。

そう、ちょっと刑事コロンボに似ているでしょ。
でも彼の様に緻密ではなく、やぼったくて、もっと「がさつもの」です。
また行き当たりばったりの推理で行動しているうちに、
何故か、突然神の啓示を受けたかの如くもつれた糸がほどけるように、
見事犯罪を暴いていくんです。
どうです、おもしろそうでしょ?

1994年、「クリスマスのフロスト」が週刊文春で
推理小説海外部門1位を獲得しました。
早速、購入、そして読み終わった時の興奮は忘れられません。
以来、続刊を待ちわびながらこれらの本に没頭しました。
これが「フロスト病」のはじまりです。

保菌者の私は数多くの感染者をつくりあげました。
家内をはじめ多くの友人がこの病に罹りました。
そして、その病原菌たる本は今どこに行ったかまったくわかりません。

最近、また一人感染者がでました。
会社の同じ部にいる女性(※私は「さよりすと」とよんでます)が
「じいちゃん、毎朝起きるのがつらくて、つらくて」
とうれしい悲鳴をあげました。
完全に「フロスト病」感染者です。
そして「この正月に読む本を教えてください」とありました。

さて、「クリスマスのフロスト」を読まれたことない方、
あなたは幸せものです。
この本の一ページをめくるとあのぞくぞくとするような快感を
初めて体感できるのですから。
真夜中、げらげらと笑うことができるのですから。
そうすれば、あなたは立派な「フロスト病」患者になるでしょう。
そして、保菌者となって友人にうつしてやってください。
やがて彼らから「フロスト病」に罹ったことに感謝されると思います。

追伸
『土曜日の夕方、「ジュンク堂」が私を呼んでいて、
行ってみたら、な、なんと、フロスト君のあの一冊が・・・。
早速、購入しました。
当然ながら年末だというのに何も出来ない散々たる週末でした。

本屋に行く前、「フロスト日和」を貸してあげた友達から
昨日の早朝、朝2時半まで読んじゃった・・という
フロスト病に罹患した嬉しい報告が!

では、来年もじゃんじゃん病人を増やしましょう!
今年も本当にお世話になりました。
来年も宜しくお願いします。
よいお年を!』
「さよりすと」からのメールです。(12/28)

第3次感染者、発生!
クリスマスのフロスト (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:クリスマスのフロスト (創元推理文庫)より
4488291015
No.26:
(4pt)

久しぶりに熱中した

読むのはもっぱらノンフィクションばかり。小説はそんなに好きじゃない。
でも何故か数年前に購入して、そのまま積読状態になっていた本作。
掃除の折りにふと興味が湧いて数ページ読んでみたらこれがまた面白い。
ご都合主義なところもあるけど構成はしっかりしている方だし、何だか雰囲気が好きで読んでしまう。
訳もこなれているし、たった4日間の出来事とは思えないほど色々起きるので、飽きずにページをめくってしまう。
この主人公のフロスト警部、下品なジョークだの何だのって言われているけど、想像よりは控えめだった。
というかまだ笑えるレベルの下品さだから特に嫌な感じもせずに読めた。
ミステリーによくありがちな、しょぼい真相を急ぎ足で書き連ねていくオチに行きつくまではとても楽しく読めた。

ただ、表紙イラストのフロストは全然イメージと合っていないと思った。もう少しまともな人使ってよ。
向こうでドラマ化されてるんだけど、そのキャストのフロストはすごく合っていると思った。
読んでるときに想像してたのとかなり近かった。イラストレーターはちゃんと読んでるのか?
この古臭い、センスのない表紙をやめれば書店で棚に戻さない人も多そうだけど。
クリスマスのフロスト (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:クリスマスのフロスト (創元推理文庫)より
4488291015
No.25:
(5pt)

最高に面白い

もう面白いとしか言いようがありません。
フロストのキャラもそうだけど
ほかの登場人物もいい。
そして、ストーリーも面白い。
これは完全にユーモア・ミステリーですね。
クリスマスのフロスト (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:クリスマスのフロスト (創元推理文庫)より
4488291015
No.24:
(5pt)

シモネタの訳が抜群

1994年の刊行なので、初読後かなり経過している。

大筋(偉いさんの甥っ子である若い刑事が、ロンドン近郊の田舎町デントンの警察署に異動になり、そこの名〈迷〉警部フロストと共に難事件を解決していく)は知っていたものの、細部はすっかり失念していたので、読むのが新鮮だった。

ストーリーは勿論一級品であるが、フロストが相手にする上司、部下、同僚から事件の関係者や容疑者との会話の妙が冴えに冴えわたっているので、訳者の芹澤恵氏に敬意を表したい。

とりわけフロストの下ネタをどうやって訳しているのか、ネットで調べると恵はめぐみと読み、女性なので、ホトホト感心してしまう。
クリスマスのフロスト (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:クリスマスのフロスト (創元推理文庫)より
4488291015
No.23:
(5pt)

魅力的なダメ警部

随分まえから、フロストシリーズの面白さを小耳にはさんでいた。しかし、ハードボイルドが芯から合わない体質の私は、
この「ダメで、だらしないが魅力的」というフロストの人物に懐疑を感じていたのだ。
例の「アノ」タイプだったら読めないなあ、というわけである。
「女に逃げられ、酒におぼれ、コートの襟を立てて街を歩く、アノタイプ」である。

しかし、杞憂にすぎなかった。我がフロスト警部は「ソレ」ではなかった。ぜんぜん違う本物のダメ警部であったのだ。
趣味の悪いエビ茶のマフラー、よれよれのコートに背広。いつ磨いたのか分からないドタ靴。
下品なジョーク(ほとんど下ネタ)を飛ばし、どこでも煙草を吸い、吸殻を窓から捨てる、人のオフィスのトレーに押しつぶす。
本当にだらしなくて迷惑なオヤジだった。
田舎町デントンに起こる数々の事件。
8歳の少女の行方不明事件を始まりに、強盗、詐欺、白骨死体の発見、等等。
降りかかる事件のなかをフロストはエビ茶のマフラーをなびかせて疾走する。迷惑そうな相棒をお供に。
捜査も勘に頼ったり、家宅捜査は面倒なので、相棒にまかせて自分は煙草を吸ってたり。いいかげんなこと、この上ないのだが、
不思議なことに何故か事件の鍵を見つけて解決に導いてしまう。
といっても、作者の力量なのだろう、ご都合主義に陥らずに犯人を見つけ出すところなど、構成のうまさとともに感心するところだ。
人間らしい温かみもたっぷり入ったこの作品。お薦めです。
クリスマスのフロスト (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:クリスマスのフロスト (創元推理文庫)より
4488291015
No.22:
(5pt)

この下品さはクセになる。

イギリス版コロンボ刑事と言いたいところなんですが、もっと下品で、ひねくれていて、猥褻で、鼻が曲がりそうなくらいたばこの脂やらオヤジの加齢臭やら酔っぱらいホームレスのゲロやおしっこのにおいやらがリアルに臭ってきそうな一冊です。このあけすけさとべたさが私はたまらなく好きです。最初にテレビドラマのシリーズものを観たのですが、テレビシリーズでは、一冊の中からのエピソードを取り上げていくつもの回のエピソードにしていて、原作を読むとそれらが全部同時進行でおこるので、原作の方が断然面白かったです。イギリス英語の口語が多用されていて、イギリス英語独特の言い回しもあり、かゆいところに手の届く創元推理文庫の翻訳版のお世話になりながら読みました。
クリスマスのフロスト (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:クリスマスのフロスト (創元推理文庫)より
4488291015
No.21:
(4pt)

もっとゆっくり過ごしたい

クリスマスはお祭りだと言うことは理解できるけれども,ここまで事件が起こらなくても良いでしょうという感じだ。
フロスト警部は根が正直だから,とことん追及の手をゆるめないけれども,相棒にとっては迷惑千万な話だ。
今読んでもおもしろいし,納得できる作品だ。
作者が亡くなってしまい,冬のフロストがいつ刊行されるかが一番の気がかりだ。
クリスマスのフロスト (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:クリスマスのフロスト (創元推理文庫)より
4488291015
No.20:
(4pt)

気楽に楽しめる刑事小説

 何とも型破りで自分勝手なフロスト警部が事件を次々に解決していく。展開はラッキーでご都合主義的なところがありますが、まずまず楽しめます。
 英文はイギリスの小説のせいか、分かりにくい部分もありますが、基本的に平易な文章で、それほど読みづらくはありません。
 終わり方は予想外で、これでは退職してしまうのではないかと思ってしまいましたが、ご都合主義の小説で、シリーズものの第一作なので、問題なく蘇るということなのでしょう。
クリスマスのフロスト (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:クリスマスのフロスト (創元推理文庫)より
4488291015
No.19:
(5pt)

颯爽とデビューだ、フロスト警部!

どんな作品よりも輝く面白さを誇るフロスト警部伝説は、ここから始まった!とにかくジョーク全開、下品きわまりないフロスト警部に爆笑!うわー、警部、全然家に帰らない〜…!仕事仕事、とにかく仕事、起こりまくる事件を切れ味するどく(?)さばきながら、えび茶色のマフラー(シリーズ中ずっとこれだけど、洗濯しているのかな…)とよれよれのレインコート、ボロい車でデントン市中を駆け回る!思ったことをよく考えず口に出すから、ロクなことにならない。でもそこが好きです、フロスト警部…!出会えて良かった。これからこの本を読む人が本当に羨ましいです!
クリスマスのフロスト (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:クリスマスのフロスト (創元推理文庫)より
4488291015

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!