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ずうのめ人形
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ずうのめ人形の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.15pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全136件 61~80 4/7ページ
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あんまりホラーとしては怖くないです。 なんで和人形なのかとか、その辺もしっくりきません。読み終わってみたらタイトルの「ずうのめ人形」ってそういやなんだったの?という感じにもなります。 ただミステリーとしては十分楽しく、工夫された構成でダレる事なく読破出来ました。 ・現実と小説内小説を行き来して徐々に進んでいく物語 ・比嘉姉妹の一人・美晴の登場 ・里穂はゆかりだった ・あれ里穂も里穂でやばい人なの? ・えっ!?戸波さんそうだったの!? ・100人以上巻き添えのダイナミック心霊テロ ・最後に姿だけ示唆されている琴子おねえちゃん ・お約束の不穏な最後 随所にニヤリとなるところがありました。 まあ読んだ人なら共感してくれるんじゃないでしょうか。 ぼぎわんの方がホラーとして怖かったり、ルーツを探っていく面白さがあったりしましたが、こちらはこちらでまた別の楽しさがあったかと思います。とりあえず次も読みますね。くふふふふふふ。 | ||||
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読後感が非常に悪いです。 | ||||
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前作「ぼぎわんが、来る」がとても面白かったため続編のこちらも読みました。 結論だけ言うと「ぼぎわんより面白かった!」です。 ぼぎわんはお姉ちゃんが最後無双するのに対して ずうのめはある意味人間的に解決した話になります。 そして何より最後50ページが怒涛の展開で読んでいて引き込まれる。これはやばい。 恐らく読んだ人全員思ってると思いますが この作品はぼぎわんと違い、絶対に「映像化はできないだろう」なと思います。 ずうのめ人形は、小説だからこそここまで面白いのです。 | ||||
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ホラーなのか?ミステリーなのか? ちょっと中途半端な印象。 起承転結の結を語るには説明不足の箇所が多く、最後は駆け足すぎる。 主人公は別にした方がいいのでは、位に物語の根幹にせまってない。 | ||||
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呪いの本丸との対決が、意外と短くあっさり終わってしまったように感じました。 ミステリー要素もホラー要素も中途半端に思えました。 | ||||
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ぼぎわんに続き、こちらを。 おなじみの登場人物にホクホクしつつ、また、舟木やリホの生活に思いを馳せつつ読みすすめて行ったのですが。 面白くて頁を繰る手が止まらないんだけどこわい! 生活に支障出るとイヤなので中断しました。 わたくし、夫と子どもたちが寝静まった後、リビングで夜仕事してますし、 夫が夜勤で不在のことも多いので! あーでも続き気になる。耐性つくのでしょうか。 | ||||
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ミステリーとしても面白かったです。ずっと本が読めてなかったけど、Amazonプライム・ビデオで「来る」を視聴してから、原作の「ぼぎわんが来る」からこの「ずうのめ人形」「などらき」「ししりば」と4冊一気に読みました。 映画より、登場人物が穏やかで、それ故に怪異の根源となるものの禍々しさが引き立ちました。最初から最後まで、どれも面白かったです。 | ||||
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ぼぎわんも読みましたが、それよりも絶望感がありました。 なので、どういった結末になるのか… 結果、予想外の結末だったので、非常に面白かったです。 | ||||
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読者も呪いにかかったような感覚になります。怖すぎて眠れなくもなるので、夜に読まないほうがいいです。 | ||||
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※ネタバレ注意 激しくネタバレなので未読者は注意です 母子家庭でいじめられていて家にも学校にも居場所がないという、よくいるレベルの可哀そうな少女でしかない里穂。彼女が広めた、小学生の考えた怪談が、実際に人を死なせる呪いに変化した理由が説明されてない。 一応「地に眠る古い呪いが焦点をさだめて襲ってきてる」みたいな説明はありますが、どういう経緯でその呪いの主が、自らを伝える媒体として、寂しい少女と、別の小学生が即興で作った創作怪談を選んだのか? 里穂が実は障碍者の少年や自分より小さい子を陰でいたぶって楽しんでいるクズだったから?それでもおかしいでしょう。そんな理由で人が目を抉られて死ぬような怪奇現象が起きて、一つのマンションの住民が全滅するまで行くのはあまりにもリアリティに欠ける。 「『聞いたら死ぬ怪談』という怪異の正体が、実は小学生の考えた怪談でしかなかった」というどんでん返しがやりたかったのは分かりますが、ほんとに投げっぱなしです | ||||
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楽しめました。 | ||||
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夜に読んでいたのですが、怖くて続きは明るいうちに読もうと決めました。澤村伊智さんの作品はこの国で生きる女性にかけられたおぞましい呪いも強く感じる奥深いホラーです。今は一度目なので何度も読み返して深めたいです。 | ||||
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前作の知識が邪魔する作品。比嘉姉妹の設定必要でしたかね。 | ||||
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ぼぎわんからすぐに購入し読みました。 上から目線で申し訳ないのですが、1作目より上手いって思いました。 人形は恐いし、ストーリー展開も工夫されてて、なにより最後で一気に「え?」ってなり、「ほーなるほど」ってなったし。 怖いというより、やはり心の内が丁寧に描かれていてその辺りが面白いです。 人形が出てくるのはやはり何となく恐いし薄気味悪いし。 比嘉姉妹はもとより、野崎さんがなんか良い感じです。 | ||||
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澤村伊智の比嘉姉妹シリーズ第2弾。 ぼぎわんも面白かったが、この作品は更にそれを上回る。 呪いの主体である里穂の生い立ちと、呪いの原稿による一連の怪奇事件の経緯が交互に描かれてあり、どんどん引き込まれていく。 原稿を読んだ人間は、間もなく黒い着物を着た小さな和人形が見えるようになる。その人形は、日が経つにつれて、じわじわと対象者に近づいてくる。そして、その対象者は、原稿を読んだ4日後に化け物によって無残に殺される。 呪いを受けた藤間は、ライターの野崎とともに彼の婚約者である比嘉真琴に助けを求めるが、この2人も藤間と同じく呪いを受けてしまう。 比嘉真琴もオールマイティではなく、この化け物には大いに苦戦するが、最後・・・ 姉の琴子は、今回は出番無し。 後半、えーっ⁉︎と驚いてしまうような仕掛けがいくつかあり、思わずページを繰り直し読み返してしまった。 ぼぎわんでもそうだけど、当日人物の造形がとても深く掘り下げられていて、人間ドラマとしても高いレベルにある。 もちろん、ミステリーとしても、間違いなく秀作です。 いやあ、面白かった! これは、「ししりば」も読まなきゃ!と思わせる。 | ||||
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読んだら呪われるという原稿をめぐるお話。長編第2弾です。 ホラーですが、ミステリ要素もありました。 読むと呪われるというお話なので一見怖そうなのですが、読んでみると…やっぱり怖くはないですね。ただ、読みやすいしあらすじも先へ先へと読みたくなる展開なので、怖くないけれど面白いホラーを読みたい方へおすすめです。 | ||||
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「ぼぎわんが来る」には`家族を何よりも愛するイクメンパパ`本作にも`家族が大事で、子供を取り戻そうとテレビにまで出演する父さん`が出てくる。この`パパ`も`父さん`も視点を誰に置くかで読者の印象や善悪さえ変わってくる「視点の差異による物事の認識の違い」というのが、この作者、一連のテーマ、モチーフなのかもしれないなと。某少年向け探偵マンガは「真実はいつもひとつ」と言い切るが、実際は「真実は人の数ほど無限にある」といったところだろう。それを踏まえて、未読の方は、どうか、本作を2回読み返してほしいし、それでできれば1回目は登場人物たちそれぞれの`視点からの言いぶん`を裏読みせずに「うんうんそうだよね」と素直に読んでほしい。 ・・・その方が2回目に読み返した時に怖いから・・・ 2回目に読むときは、登場人物たちの言いぶんをそのまま信じないで読み直すと怖いですよ・・ 個人的は「(井原くんと)そのまましばらく遊んだあと」という、何気ない文章が、1回目と2回目に読み返した時では意味が全く違って、全身毛羽立つぐらいにぞっとした・・ あと本書のラストに来て、読者の多くが、作者に騙されてた!印象を思い込まされてた!と唖然とするでしょう。 本書にならって、一部伏字で書くと「まさか■■さんの■■が■■だなんて!口調の荒っぽさと■■■という職業の■■から、■■さんは■■に違いないと思い込んでいた!確かに■■さんの容姿については、白髪とあるだけで■■については言及がなかった!」 | ||||
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映画『来る』を見て、原作を読んで見たくなり勢い比嘉姉妹シリーズの三作を順を追っての今作。『リング』をはじめ歴代の怪奇譚への単なるオマージュには終わらぬ引用をまじえ呪われた側の焦燥が絶妙に展開され、果たして呪いの発祥にフォーカスする。ハイブリッドという表現も似合いそうなな感覚、しかし恐い。オカルト業界批評的な部分は素直に面白い。 | ||||
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解決方法が無い中でもう直ぐ命が無くなると思いきやギリギリでのどんでん返しでしたが 果たしてこの先は大丈夫なのだろうかと不安が残りました。 | ||||
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『ぼぎわんが、来る』も良かったけど、完成度や怖さの点では手放しに賞賛はできなかった。今作は面白さ、怖さ、完成度……どれをとっても激賞できるクオリティ。これを維持できたら三津田信三や鈴木光司の後釜になれるだろう。 元々ぼぎわんは、科学全盛のせいで人間が一番怖い系ホラーが氾濫しすぎた現代において、往年の化け物ホラーを最後まで書ききったという点に意義があった。更に本来はミステリーで用いられる多視点トリックという仕掛けを盛り込むことで、「懐かしいのに新しい」という読み味を描いてみせた。 これってリアリティ重視のために社会派だらけになったミステリ界で、孤島の名探偵モノを現代風に復興させた新本格ミステリーの、ホラー版とも言える造りなんだよね。 今作でもかしまさんやさっちゃんを彷彿とさせる「呪いの都市伝説」という、今では鼻で笑われるような題材で、こんなに面白くて怖い現代ホラーを描いている加えてミステリとの融合も深化している。 計5つの視点から成り、主人公の視点と交互に挟まれることで、恐怖を味わいながら、謎が解かれながら、また謎が深まるという構成。どんでん返される度に、最初から読み返すことになった。それ以外にも、何重にも張り巡らされた叙述トリック等、伏線だらけ。 更にぼぎわんにはなかった本作独自の魅力に、メタ性がある。リングや四谷怪談の評論があったり、サダコがキーパーソンだったり、そもそもあらすじがリングとそっくり。 単なるモチーフやパロディではなく、現実世界とのリンク強化や、往年のホラーを下敷きに現代に新たなホラーを生み出そうとしているこれも、ホラーでは珍しいが、ミステリでは定番の「本歌取り」と呼ばれる手法。 しかし本作でも示されたように、この手法はホラーで凄く活きる。なぜなら当事者意識(自分も呪われたかもしれない)が恐怖を高めるから。 呪いのトリガーが「原稿を読む」であるあたり、メタホラーへの強いこだわりが伺える例えばリングの呪いのトリガーはビデオだった。しかし原稿なら読者も読んでいる。でも所詮都市伝説、フィクション。呪われるわけがない…と思いきや、都市伝説としてはベタなウソ系の創作都市伝説であることが明かされる。それなのに人が死ぬ。読者も目をつむると赤い人形が視界に浮かぶ気がしてしまう。 そういう意味で、本作は新本格メタミステリホラーとして高い完成度を誇っていた。そもそも「山村貞子と鮎井郁介へ」という献辞からも新本格ミステリとホラーへのこだわりは明らかだ。 ただ、ミステリ的志向のせいで複雑すぎ・ひねり過ぎのきらいがあるし、名作ホラーのネタバレはあるし、ベタな都市伝説のあるあるを前提とした造りになっているため、ベタで純粋なホラーを読みたい人、ミステリやホラーの先行知識があまり無い人にはあまりオススメできないかもしれない。 ところでリングへの直接の言及やあらすじの相似から、リングとの比較が多い本作だけど、上記の点では三津田信三、特にそのデビュー作である『忌館』を、一番直接の下敷きにしているんじゃないかと思っているのだが… 作中作とメタ性を巧みに使った入れ子構造、名作への評論分析とその本歌取り、新本格ミステリとモダンホラーの融合、作中作のあらすじの相似など、あまりにも似通った点が多い。と思ったら愛読書は三津田信三らしくて、確定かな? ※以下ネタバレ 戸波を真相は、何度も読み返したのにこんなバレバレで基礎的な叙述トリックに気づけなかったのが本当に悔しかったのだが…… 一人称である以上、絶対「女性とは思えないくらい〜」みたいな記述が入るはずだから、叙述トリックを成立させるために恣意的な書き方をしていると、本格ミステリ的な見方ではマイナスポイントになりそうなんだけど……主人公は「戸波を女性として見てなかった」という記述をちゃんと最後に入れて、アンフェア問題もクリアしてるあたり、本当にミステリーとして細かいところまで手が行き届いているなと感心する。 欠点をあげるなら、ぼぎわんに続き、オチがよくあるB級ホラーみたいなのと、文章が無味なことかな。 全てが解決した後に、読者を疑念の渦に放り投げる三津田信三のオチに、鈴木光司の濃密な文体をも取り込んだら完全無欠のホラー作家になっただろう。 最後に。 面倒臭いホラーオタクの、「呪怨はビデオ版2作のみ認める」がリアルすぎて笑った。 | ||||
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