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マチネの終わりに
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マチネの終わりにの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.84pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全387件 101~120 6/20ページ
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映画を観て、さらに原作も読みたくなったので購入。映画は細部で違う点があったがほぼうまくまとめてあったことがわかった。薪野のキャラは福山雅治と似たところもある。アラフォーの恋は年の近い人が読んだ方がしっくりくるのでは?クラシックギターと関わっていたものとしては(もちろん、福田進一氏のギター演奏もナマで聞いたことがあります)、映画のシーンで使われていた曲、小説の中の曲が頭の中で流れてきて、曲とともに小説を楽しむ事ができた。 | ||||
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ギタリストと女性ジャーナリストとの恋愛物語であるが、人物像を描くための背景説明がくどくて物語としては、私には合わなかった。いろいろと取材をされて何でも盛り込みたいというご苦労は顧みられるが、ドキュメンタリーに近いものとなってしまい、また、演奏曲についても、曲をご存じの方々にしか通じない表現に感じられ読者を選ぶ作品に感じられた。 | ||||
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福山さんが大好きでこの本を手にしました。蒔野は福山さんを重ねて洋子さんはゆり子さんを重ねて読みました。 一行に要約でも書きましたが、何度絶句して「ええっ」って声が出てしまったか。そしてどうしても許せなかったのが早苗の洋子さんへの勝手なメールとせっかく蒔野のライブに来た洋子さんを帰ってと言ってしまう性格。 早苗は、結局それが自分を苦しめることにはなるんだけど…。やっぱり悪いことするとと思ってしまった。 そして、リチャードの裏切りには絶句どころではなかった。しかも洋子さんにいろいろ偏屈を言ってるなと思ってたらので余計に「はぁ?」みたいになりました。 日本で蒔野に会えずにフラれたと思って傷心で帰ってリチャードのお姉さんに救われたのに…と。。やっぱり本当にお互いが好きなのに運命のイタズラですれ違って、違う人と結婚して子どもにも恵まれるのに別れるのだなと思いました。 蒔野の恩師が倒れ手術も、タイミングが悪いしタクシーも違うタクシーに乗っていれば携帯をタクシーに落とすこともなかったのに…どこまでも続くすれ違うなぁって。。。 一緒にライブをした武知の死も絶句、なんか蒔野との会話で後で思えばなんだけど、何故って思った。何故って。。。 最後は、公園で洋子さんと蒔野は5年半の歳月を経て微笑み合ったのが唯一の救いだった。 最後にまた泣けたのが、完成を楽しみにされていた後藤氏に、本書を届けられないのが残念でならない。に泣けてきた。 いろんなことが詰まっている小説でした。 | ||||
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芥川賞ではなく、直木賞の間違いなのでは? 芥川賞受賞時から知っている作家でしたが、はじめて今回作品を読みました。衒学趣味が鼻につくものの、中盤まではけっこう面白く読めました。 が、多くの方が言及されているように、途中、二人がすれ違う原因になる事件がご都合主義的というか、ファンタジーというか…。とにかく一気に興醒めしてしまい、本を閉じました。その後、とりあえずラストまでは見届けようと拾い読みで後半の半分を読み切りました。 三谷の行動はさながら名探偵コナンに登場する犯人のような軽率なもので、「んなわけあるかい!!漫画か!!」と思わずにはいられませんでした。購入せずに図書館で借りて良かったです。 最後にイスラムの女性はそんなに音楽に酔いしれるものなのでしょうか?教義的には微妙な気がしました。 | ||||
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映画の原作が気になって読みました。著者の小説を読むのは初めてでした。 天才ギタリストの蒔野と通信社記者の洋子が一瞬で恋に落ち、深く愛し合うもののすれ違ってしまい、、、というストーリーなのですが、二人が恋に落ちたきっかけや、すれ違った経緯にもやっとしてしまいました。特に後者のすれ違った理由はネタバレになってしまうので詳しく言及しませんが、「もっとなんとかできたんじゃ?」と思わずツッコミを入れたくなってしまいました。そんな感じで本筋の恋愛の話はやや退屈に感じたのですが、二人の仕事観は興味深かったです。特に洋子は、イラクに赴いた当時の歴史的背景など、感じることが多々ありました。実在の人物をモチーフにしているからか、このあたりはリアリティが感じられました。 というわけで、当初期待していた大人の深い恋愛についてはちょっとがっかりでしたが、リアリティのある二人の仕事観に惹き込まれたこともあり、一気に読めてしまいました。総じて、小説としては楽しむことができたのでよかったです。 | ||||
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ギタリストとジャーナリストのラブストーリーを軸に、人の心の内面を平野氏独特の表現で描写できている作品です。音楽、絵画、心など本来なら言葉で語ることの極めて困難な事柄を、これでもかというくらい圧倒的な描写で文章に落とし込むことができるのは、この作家を置いて他にはないとまで思えます。ストーリー自体は単純なものですが、これはこれでエンターテインメントとしては充分満足のいくもので、加えてそこに「人生の再生」というテーマが貫かれ、軽い読み物として素晴らしい出来に仕上がっています。コルク社プロデュースになるとこういうテーストになるのでしょうかね。 ただ残念だったのは、物語の大きな転機となる場面が、某お笑いコンビの「勘違いコント」の様に只の言葉遊びの様に感じられたこと。この部分だけ「おや?ゴーストライターでもいるの?」と思ってしまうほどの違和感。なので2点減点です。 | ||||
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ハイスペックなカップルにおとぎ話みたい~と思いながらも、クラシック好きには音楽の話は楽しく読んだし、ヨーロッパ的な考えや紛争地域の話も興味深かったです。 素敵なカップルのすれちがいを決定的にした出来事が「膝カックン」されたようなツマラナさで、一気に興ざめしてしまい、後半も面白い部分はあったけど絶えず「なんだかな~」な感じがつきまといました。 | ||||
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以前、平野啓一郎の小説を読みかけて、挫折した経験があるが、こちらは普通にメロドラマチックで、読みやすい。 感覚を研ぎ澄ました人生を送っている蒔野と洋子、2人が共鳴しあうところが崇高で美しい。 平民としては、それを美しく眺めることはできても、どうも共感することができないので、絵巻物を眺めるような気分で楽しむ感じ。 福山雅治と石田ゆり子で落ち着いた年齢のお二人が演じられたが、原作の主人公たちはもう少し若いし、瑞々しさがあって、それがときどきある、”やっちゃった感”を支えてくれているように思えた。 | ||||
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とても美しい小説です。奥深い。 人生や人を愛することには、色んなグレーがあるものですが、そこを美しく表現された作品だと思います。 運命か自由意思かのところが特に好きでした。 | ||||
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人生の正解が分からない。正解が分からないのが人生なのか?マチネの終わりの後にどうすべきなのでしょうか? | ||||
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嫌いではないですが、薄っぺらいというか…ツッコミどころが多すぎる「プロのキレイな言葉(きちんとした文章)で書かれたケータイ小説」という印象でした。 以下ネタバレになります。 確かに、初めて、または殆ど会った事がないのに驚く程感性が合う人は本当にいて、「初めて会った時から結婚すると思った」と言って長く連れ添うご夫婦を何組知っています。 きっと運命的な出逢いと言われるものなのだろうと思いますが、時野と洋子もそういう結び付きがあるのだろうと冒頭で思い、その辺はとても気持ちよく物語を読んでいました。 …が、別れ方があまりにも酷すぎる。あまりにお粗末すぎる。 会う予定の日に誰かが危篤!スマホ忘れる!すれ違う!お邪魔者が引き裂く! よくケータイ小説で見かけますよ。 あんなにもお互いを解りあっているというのを強調していたのに、掌を返して三谷の時野が書いたものとは全く思えない文章を信じ込む洋子。 主語のない、無理矢理誤解を生むようなメールのやり取り。 誤解したまま別れ、お互いたかが一、二年で別の相手と結婚。 「数回あっただけなのに同じ人間のように解り合える関係」を根底からぶっ壊すのはもう失笑するしかなかったです。 | ||||
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音楽雑誌に映画の特集が掲載されたのを読んで、クラシックギター演奏を趣味とする下名としては見逃せないと原作の本を購入して読みました。文体は少しごつごつしている感じで好みでないですが、話の展開が面白かったです。 | ||||
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【概要】 本書の冒頭にも書かれているが、これは「天才ギタリストの槇野聡史」と「国際ジャーナリストの小峰洋子」の二人の切なさ溢れる恋愛物語です。 二人は三度しか直接会った事は無い関係ではあるものの、互いに精神的まで深く惹かれ合い、その二人の心の機微やもどかしさ、葛藤が素晴らしく描かれています。 【感想】 二人を取り巻く人間関係を含めほんの僅かなきっかけが、大きく二人を惹きつける事にもなる一方、取り戻せない結果にも繋がることを本書を通して感じました。 また文中にある「人は、変えられるのは未来だけだと思い込んでいる。だけど、実際は、未来は常に過去を変えているんです。変えられるとも言えるし、変わってしまうとも言える。過去は、それくらい繊細で、感じやすいものじゃないですか?」という言葉に感銘を受けました。 今は未来を作り上げているとしか考えていなかった私にとって、「過去も変えている」という事は新鮮な発見でしたが、とても納得のいくものでもありました。 このフレーズに出会えた事で、この本を読んでよかったと思うことが出来ました。 内容としては、切なさに次ぐ切なさで胸が痛くなりましたが、最後に少し光を感じて終わる事が出来て良かったのではないかと思います。 | ||||
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ギタリストの蒔野と、ジャーナリストの洋子。運命的に出会った二人の出会いと別れの軌跡。イラク問題などの社会的な問題の上を軽やかに流れていくような文章だなと感じた。ところどころ哲学的なモノローグや会話もあり、全体として解釈に迷う音楽を聞いているような気持ちにさせられた。面白いけど難しい作品だったので、星は3つ。 | ||||
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純愛というものを書きたかったのかなぁっと思う作品です。 | ||||
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平野啓一郎さんの、小説は初めてだったけど。三島由紀夫の、、。と言う紹介文も、脳裏よぎりながら、。読みながら、還暦の私でさえも、胸キューンとしながら、最後のシーン!現実の不倫とか浮気はいけない事だけど、本読みながらの空想?愉しめました。 ありがとうございました。 | ||||
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あまりにも自分と違いすぎる彼等のハイスペックさに鼻白んでしまい、途中で3回くらい投げ出しそうになったのは事実。 が、しかし、第七章からラストまで、時間の経つのも忘れて一気に(ひたすら涙を流しながら)読んだよ。 この物語はもう忘れられない。 この作品にであったことが私の中で今年一番の事件です。 | ||||
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繊細でとてもお洒落な恋愛小説です。 世界的なクラシックギタリスト、そしてパリで活躍するジャーナリストの恋愛話。設定がもうお洒落。素敵。 ただ、お洒落で素敵な小説として片付けさせない、テロ、音楽家のスランプ、夫婦のすれ違い、嫉妬など様々な要素が絡み合い、厚みを増した内容。ヒロインの気持ちに同情して読み進めるというよりは、第三者視点で二人の世界を眺め、感情を動かされる。登場人物に愛情が沸く作品です。 | ||||
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起承転結の転です。 話全体がどう見えるかは読み手の年齢もあるんでしょう。私は登場人物たち、ひいては作者よりかなり年上ですのでなんだか大人がジュニア小説なるものを読んだ様な感覚でいます。 ここはネタバレありきと思うので書きますが、二人が再会出来なくなくなる時の事件が、昭和末期の安いトレンディドラマみたいで、恩師の娘から電話があったあたりでもう先が見えて、三谷さんが出て来たあたりで、せっかくここまでいい感じだったのにと、飛ばしてしまった。それでも話は繋がるくらいの出来栄え。ここで上手くいかなくなるな、このまま進むとは読者は誰も思っていない、ってところで、まさに書き手の腕の見せ所だったのに。 確かに、人生の中でありえない偶然の重なりで思いがけない展開へ行ってしまうってことってあると思いますけど、エンディングからその先を想定させるためにも、二人は会えたんだけど気持ちや価値観がすれ違うとか、思ったほど盛り上がらないとかで、そこから最後へ向けての二人の内面を掘り下げて欲しかった。あんたたち、勝手にすれば、になってしまった。薪野なんて、話にならない男になってしまったではないか。 そもそも、洋子が「子供が欲しいから結婚」と言う価値観を持っている様な女か、って言う、、そこに作者の価値観が、彼自身が洋子という女を描き切れないからこうなったのかなと思っている。 数歩譲っても、洋子的な国際紛争にまで関わる女の生き方や価値観、人間性を、そこに身を投じ切れる人ばかりでないと言いたいのか。薪野だってそうだ。なんか音楽家としても男としても中途半端で、洋子の「設定」の女が果たして生涯惚れ続けるだろうか。また、洋子も実はさほどでもない女だということなのだろうか。 どういう人達を描きたかったのかがわからない。 出会いから相愛になるあたりまでは、それでどうなるんだろう、っていう期待感があったのに「転」以降しらけてしまった。それでも最後まで、どうなるんだろう、、と読み続けた。そんな感じの本。 私はまだ映画は見ていないけれど、見た人に言わせると、ある意味原作の方ですっきりしないところが話としては決まりがついてる、とのこと。見てみようとは思います。 | ||||
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とても良かったです。 映像化された作品にも興味が湧きわした。 | ||||
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