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マチネの終わりに
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マチネの終わりにの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.84pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全387件 141~160 8/20ページ
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物語として仕立てるために、偶然が都合よく重なって行く気がするが、実際の人生もまた偶然に人と巡り合い、そしてすれ違っているように思う。恋愛小説を高評価するのはなんとなく恥ずかしい気がするが、久しぶりに読書を楽しめた。著者は文章表現が巧みで時折説得力のある言葉で小説を裏打ちして行く。同じ内容でもそれらがなければ薄い小説に感じたかもしれない。著者は勿論ギタリストではないが、主人公像を上手く作り上げたように思う。また、読書のリズムを乱さない程度に読みを確認したくなる漢字が使われたり、音楽に限らず様々な表現分野の作家名や作品名が挙げられるので、読書は知識を豊にしてくれると感じる小説でもあった、ただ、この小説を面白くない、入り込めないと思う人も少なくないのではないか、それはワールドワイドに活躍する男性ギタリストと有名映画監督を父に持つ女性国際ジャーナリストは、この作品を読むであろう一般読者にとって羨望の眼差しで見られる世界にいる人々であり、登場人物に感情移入しにくいからであろう。その世界にすでにいるのは著者自身でもあり、その世界から一般読者の心に届く作品が書けるかどうかがこれからの作品に期待したいところである。 | ||||
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本を読んで映画をみる予定でしたが、最初に読んでしまうと固定観念にとらわれる様な気がしたので、映画を先にみました。情景や風景を思い浮かべながら読んだ事により、深みがました様な気がしました。大人の静かで不器用な恋愛、考えさせられる事も多く、改めて人との付き合いで器用さと不器用さとの『差』って何だろうと考えてしまいました。また、二人の女性の生き方の違いにも驚かせられました。 | ||||
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専門的な内容や言葉が多く、すんなり読み進めることができたわけではありませんが、だからこそ深く読み込むことができ、読み応えがありました。感情を表現する言葉の美しさに引き込まれました。 | ||||
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映画も良かったのですが、この本の世界観を感じるためにも、この本を読んで映画をみると良いです。 | ||||
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彼の作品を初めて読みましたが、素晴らしかったです!! 恋愛、音楽、政治、親子関係、文学、信仰などさまざまなテーマが見事に織り込まれ1つの作品を構成しています。漫画を目にしたあと、すぐにKindleを購入し、一晩で一気に読んでしまいました。 ただし、ある程度の教養があった方が楽しめる小説です。ぜひ多くの方に読んでいただきたい。 | ||||
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全然良くなかった。 長年パートナーいながらあの程度の出会いで揺れたり、結婚後、旦那はすぐに他女と不倫とか、母親でありながら夫に子供をあっさり渡すとか、あまりに愛情が希薄で酷すぎた! 薪野も子供いながら愛が産まれてたにあっさり妻子を捨てる。 もう酷すぎ! この作品に感動する人は愛ではない!爆笑 表面的な文学や知識ばかり目立ち本質的な部分が稚拙。 数年離れてたけど簡単には冷めないだけで少し思い出す程度のちょっぴりの愛情。 マネージャーがついた嘘がすれ違いの原因だが徹底的に話し合わず会わずして別れ、一度は別れたたいして愛してもない婚約者に戻ったりなんというズルさと強かさで汚すぎる。爆笑 深い愛情がある人は婚約者いながら出会ったばかりの男に揺れないし、結婚後に浮気されても他の男に一度はいきわざわざ別れた訳だから自業自得なんだから離婚なんか簡単にしないし、婚約者に不満なら きちんと話し合いをしてクリアしなければ結婚はしない。 とにかく中途半端。 これに共感する人は純愛というなの盾をもっただけの裏側が中途半端な希薄な愛情で最低な人間性のタイプなだけ。 責任感がある人または更に深い愛情に答えられない希薄な愛情で最低な人間性の人にはちょうどいい恋愛なのかもしれない。爆笑 これは愛じゃない、単なる恋。恋に毛が生えた愛が正確。 中高年になり3回でプロポーズする事で運命を演出したんだろうけどあまりに酷い希薄なパートナーとの絆に新しい相手とも構築できるのか不思議。 片方だけパートナーがいる設定で良かった気がします。 石田がそのまま婚約者と別れ薪野を忘れられず仕事に没頭してたならまだ良かった。 一途さや信念を感じるけど、旦那と上手くいかなかったから別れて薪野と再会するてあまりに器用でズルすぎない? とにかく出てくる人物が状況等で気持ちがすぐに変わる愛なんだよね。 それ愛じゃないんだけど。爆笑 愛て状況で簡単に変わらないよ。 色々な事があっても乗り越えて絆になるのが愛なんだけどね。爆笑 本当の愛を知らない人は可哀想すぎる。 病気、不倫モノではない、ピュアな大人の恋愛だが稚拙で無責任で愛情の希薄さから今の日本の中高年の大人の純愛がこの程度の愛だと思うと非常に悲しい。 これで高評価て日本の中高年は終わってる。 恋愛経験少ない人や本当の深い愛情を知らない人にはベスト。 レディースデイでしか見たくなかったから見たけどハーフのポップコーンとゼロコーラを全部食べ終わった後に寝そうになりました。眠さとの戦いでした。 ピュアな恋愛なのはわかりますが大人の恋愛ではない。 トラブった時にとことん話し合いするか、または一度は愛した人との家庭をお互いに守り抜いてから20年後にまだ愛情あるなら結婚すれば素敵だったかも。 本当に中途半端で情けない作品でした。 オプション恋愛は深い恋愛ではありません。 秘めた情熱があるだけで大恋愛ではありません。 その辺に落ちてる恋愛であり、すれ違いで終わる程度の恋愛に価値はありません。爆笑 二度と恋愛を映画館で観ないわ。 ポップコーン&コーラ以外はお金返してほしい! | ||||
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旋律の上で綱渡りをする仕事、報道の中で迷子になる仕事。どちらも四六時中頭を働かせ止まることなく動き続けなければならない、互いに惹かれるのも無理はない。 地方都市が故郷で、東京の人間に馴染むのか煙たがるのか。 三人称で描かれているので作中の二人を、読者(自分は)どこにいればいいのか(どの観点で)読むのかと、速やか進めむ人、舞台になる東京、パリ、ニューヨークに地方差別を感じ嫌悪感で読み進められない人もいるに違いない物凄く繊細な小説だと思う。 それほどまでに、顔と顔を向き合わせない今のネット社会から生まれる恋愛のように情緒が激しく、言葉数も多く、ひとりにのしかかる喪失も互いに見えず得体の知れないもの。それを相手に伝えるのだから小さなことが大きく、年がら年中バタフライ・エフェクトが起きている400ページ、二人の六年間の歩みを存分に堪能出来る作品。 私は読み終えて、映画を観てから更にこの小説の凄みをずっしりと捉えている。 平成という時代に「喪失」をテーマにした村上春樹のベストセラー『ノルウェイの森』と対をなす令和という新しい時代を「生きる」ために今後また何度も読み返したい作品になった。 | ||||
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映画と同じプロットなんだけど、読者に与えるものは、違うと思って読む方がいい。映画は、やはり映画的だから。 作者が伝えたいものは、本の方がより伝わると思うが、読み手が感じるものはその人の環境と経験によって大きく変わる気がする。 物語でも実在の人物であっても、人の人生を見ることは、つねに示唆を与えるが、、、この作品から明確な答なりを求めると幻滅するかもしれない。答えがでないことを経験した人には響くなにかがあると思う | ||||
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この後、男性がどの様な選択をするのかが一番気になる.立場は全く違えども、少なからず同様な経験があれば自分と置き換えて想像してしまうのでは. そして、その事を読者側に考えさせてくれている楽しみがある | ||||
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主人公二人の心の動きがギターの音色と共に読み手に伝わってくるような小説でした。読みごたえがありました。 | ||||
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分かりづらいことが高尚に思われた時代が、少し前にありました。 その時代、哲学、文学、芸術、その他多くの分野で非常に難解なものが増えました。 今はその反動で、分かりやすいものが正義という風潮が強まりつつあります。 分かりやすく話す人にアクセスが集中する。分かりやすい動画の視聴回数が増える。……などなど。 どちらにも良いところ、悪いところがあります。 簡単、過激な表現では伝えきれない真実や、味わい、深みがあるのに対し 難解なものでは表現し得ない、真実や、味わい、深みもあるのです。 著者は比較的小難しい言い回しをしますので、恋愛をテーマに小説を書くと、どこかぎこちないものがあるように思います。 また、小説という分野自体、哲学的や学問的なものとは、実は親和性がよくありません。 堅苦しく、哲学的に、小難しい小説は、何となく凄そうであると思わせてしまう良くないところ、 しかもそれが人気になれば、なおさら、小難しいと言えなくなる、(自分が無知であるだけかもしれないと思ってしまうため)良くないところがあります。 頭で読ませる小説、小難しく言えば悟性で読ませる小説は、心が動きづらくなります。 頭が過剰に働いてしまう現代において、頭を非常に働かせるような小説はあまり必要がありません。 それなら、頭を働かせることと相性のいい、ビジネス書を読む方がいいのです。 小説の良さ。私は、難解さの中にはないと思っています。 しかし、ただ簡単で、薄っぺらい小説もまた危険です。難しいところです。 ここまで、やや小難しく、こねくり回して書きました。 簡単に、素直に言えば、「もうすこし、読みやすいものが好みです」。 | ||||
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「ある男」を読んで、面白い作家だなあと思って購入しました。小説だけど、本当にありそうなお話と、展開にフィクションと、ノンフィクションの境がわからなくなりました。また、男女それぞれの心の機微を一人の作家が書いたとは思えませんでした。 物語りは、意外な展開を見せ、結末も随分とたっぷりと余韻を残した終わり方でした。 作品に出てくる本や音楽にも興味を抱かせる、今年読んだ本の一押しです。 | ||||
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2度読みました。 とにかく切ないです。すれ違いが生じた胸が締め付けられるラブストーリー。大人ならではの相手の状況を考慮し思いやる気持ちももちろん大事だけど、自分の気持ちも相手にわかる様に常に正直に伝えなければ、、と。後にこんな事にはならなかったのに、と、とても胸が痛く苦しくなりました。 近々映画を観に行きます。 | ||||
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まだ最後まで読んでないのですが、いよいよ最終章に近づいてきて、レビューを書きたくなりました。 この本が多くの方から推されている訳が本当に良くわかりました。 人生をかけて打ち込んだ仕事と、その中での傷。そして関わりのある周囲の人たちの思いや傷。いろいろな傷を誰しもが持っていて、そことの折り合いがつけられないまま、なんとか支え合っている姿が心に残っています。 自分のことにばかり目が行きがちな私。私として生きるできるのではなく、「わたしたち」として生きているのが世の中の本当の姿なんだなと、この物語は教えてくれているように思えます。(個人の感想) | ||||
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再会した二人は、辿ることの出来なかった、かつての恋愛を取り戻すようなことはしないと思う。取り戻す手続きをふまずとも、お互いの深い愛情を確認することは、二人の意思があれば、できるはずだ。 夫婦という形でなくても 恋人という形でなくても 深い信頼と希望と感謝で 2人の人間が結ばれることは 事実と同じくらい、美しい真実だと思う。 2人の人間のあいだにある、事実と真実。 そういった人間の経験が繰り返される中で 私自身も、極めて偶然に この世に生まれてきたのだと思う。 | ||||
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別れを告げる辺りから一気読みをしてしまいました | ||||
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平野啓一郎と聞いて「日蝕」を思い出し、なぜか中島敦を連想する。あの小難しい小説を書く 作家の映画化に興味があった。映画化すると、あの文章を映像で表現はできなず、薄っぺらくなってしまうのでは?と。 小説はいつも飛ばし読みするのだが、この小説は一行一行を丹念に読んだ。ああ、こういう風に表現するんだ、と。並みの小説家には書けない文章だなと感じた。3回あっただけで恋に落ちるのも、私には納得がいった。他人と違っている自分を理解してくれる相手に逢える得る確率はきわめて少ない。ほとんどの人は合わずに一生を終える。3回でも多いくらいだ。主人公を取り巻く人間関係が厚みを与えている。感情表現の描写が少ない?そんなことはないのでは。僕は少し多いぐらいだと思いました。感情表現が多いと、多面的な解釈ができなくなり、読者は一義的な解釈しかできず、薄っぺらくなっちゃうじゃないですか。 主人公たちと一緒に人生の矛盾と苦悩を各ページ毎に味わう小説だと思いいます。あまり重くならないように恋愛小説の体裁をとったのかな? | ||||
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高評価につられて読みましたが途中で流し読みせざる終えませんでした。 40代の恋愛とは思えない浅さ。少女マンガの方がマシな作品があるかと。登場人物の設定もハーフ、コロンビア卒、ヨーロッパ育ちの才女、などまるでマンガのようです。子供騙しな世界観の中で文学や国際情勢などの知識だけが取ってつけたように浮いています。 | ||||
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福山雅治さんと石田ゆり子さんのキャストで映画が公開される前に読もうと購入しました。 ゆっくり時間が流れていくなかで途中から急展開に驚き、引き込まれていきました。 世界情勢も織り込まれ、とてもリアルに感じられます。 大人な二人は真摯で優しく、実在する人物がモデルとあり、こんな魅力的で 素敵な二人が存在するんだと嬉しくもなり、その後はどうなっただろうと読み終わって しばらく余韻に浸っていました。 映画もより楽しみになりました。 | ||||
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最初は音楽関係や海外の話が多く入り込むのに時間がかかりましたが、入り込むと終わりまであっという間でした。 自分が今まで読んできた小説のなかでは5本の指に入りそうです | ||||
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