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マチネの終わりに



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【この小説が収録されている参考書籍】
マチネの終わりに

マチネの終わりにの評価: 3.84/5点 レビュー 387件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.84pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全387件 1~20 1/20ページ
No.387:
(5pt)

傑作

傑作です。私なんかが今さらいうまでもないですが。
単純に娯楽としても非常に完成度が高く楽しめますし、教養ある読者なら、またそれだけいろいろと気がつくことがたくさん散りばめられています。
恋愛の行方を追いかける、文化的な生活スタイルのディティールに浸る、現代思想や政治哲学に思考を巡らす、ちょっとした心理描写やセリフの巧みさを味わう、特定の登場人物に感情移入したり憧れを持つ。いろんな楽しみ方ができると思います。
こんな作品を書ける人は、現代の作家では本当にごく稀だと思います。
また、インターネット時代ならいつでも人とつながれるように思いますが、実はそうではなく、そういう時代特有の心のすれ違いがやはりあって、そういった要素も時代的に先取りしている作品と言えるでしょう。
マチネの終わりにAmazon書評・レビュー:マチネの終わりにより
4620108197
No.386:
(5pt)

美しく強く生きる

美しく強く生きることが出来れば、誰も傷付けないのだろうと思った。
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4620108197
No.385:
(4pt)

中古にしてはキレイだと思います

中古ですがキレイな状態でした。送料含めても安く買えたので良かったです。内容は映画より面白いかな。
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4620108197
No.384:
(4pt)

恋愛小説だが、テーマは過去と未来なのかも

過去は変わる、未来によって、変わってしまうし、(変えられる)という台詞が、物語の大事なテーマとして語られます。

彼らの恋愛、人生の行方も気になるところですが、この未来に対するメッセージがあるおかげでラストはポジティブな気持ちに。

筆者がこの作品に込めたものの一つだと思いました。

あまり恋愛小説は読まないのですが、この作品は心に余韻が残りました。
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4620108197
No.383:
(5pt)

あーっ、この話の続きが知りたい!!!

この本を最後まで読んだ1番の感想は、
あーっ、この話の続きが知りたい!!!

だった。

面白くて読みいってしまい、
風呂で3時間以上読み続けてしまった!

おかげで、皮膚がふやけたのか、身体がかゆくなってしまった。

ネタバレになるが、
運命の人に出逢ったのに結ばれない、
つらい話だった。

最後はハッピーエンドになるのかと期待して読み続けたが、
良い方向に行く可能性だけみせて
話が終わってしまった。

とても残念!
この続きがハッピーエンドなのか、
それともやはり、
結ばれないのか。

なんとなく、
結ばれない気がする話だった。

それでも、
2人の愛は続く気がした。

相思相愛になれたのに、
偶然のタイミング、
恋愛感情を持つ第三者からの意図的な妨害、
守りたい亡命してきた友人、
さまざまな理由と
真面目で、
豊富な知識や正義感、
それが2人を別れさせてしまった。

お互いを愛するあまり、
誤解してしまうってこともあるのかなと考えた。

納得するまで、
話し合うのが、
愛するひとへの行動になると僕は思う。

なので、この小説は少し無理がある。
だけれども、その感情表現、
相手を思いやる気持ち、
本人のこころの葛藤が
細やかに文字になっている。

その文章に読みいってしまい、
こころを掴まれてしまった。

こんな恋愛小説は初めて読んだ。
映画があるらしいので、どのように映像にしたのかが
もても楽しみである!
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4620108197
No.382:
(1pt)

心に残る物はなく、わざわざ買う本ではない

冒頭で 実在のモデルが存在する という記述に暗示をかけられた。物語の骨組みはとても魅力的。初対面から恋焦がれ、運命の悪戯、心離れた人が戻っても嫉妬心との葛藤など、、、
ただ肉付けとなる表現、登場人物、挿話がストーリーを台無に。板に付かない難語、響かない音楽表現、登場しなくても全く影響のない音楽関係者達、、、戦争、文学、映画、レストランの場面など、知ったかぶりが鼻についた。
図書館で借りる事をオススメします。
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4620108197
No.381:
(4pt)

40代の大人が持っているある種達観した価値観が物語をどの方向に運ぶのか

音楽的才能に恵まれたギタリストである主人公と聡明で理知的なジャーナリストの大人(プラトニック)な恋愛。2人とも羨望を受けるような経歴から来る自尊心および互いへの尊敬の気持ちが随所に書かれていました。物語としてはお互いが惹かれあっていることに自覚的なのに外的内的要因から何度もすれ違う王道の恋愛小説。物語後半の早苗が罪を打ち明けた時の2人の対応が見どころでした。
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4620108197
No.380:
(5pt)

五年に渡る触れ合いと心の機微を見事に表現

ギター奏者とジャーナリストの5年に渡る触れ合いと心の機微を見事に表現した小説。最後までお互いをリスペクトする事が心を揺さぶる。秀逸の一冊だと思います。
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4620108197
No.379:
(4pt)

良かったです

映画化もあり有名な本で、数年前に知人に勧められて購入していましたがやっと読む事が出来ました。半ばで他人の恋愛話を聞かされているようなまどろっこしい部分もありましたが、音楽に対する描写など非常に興味深い箇所も多く、知識も増えて勉強になりました。音楽やクラシックギターが好きな人は楽しめる小説だと思います。主人公同士が惹かれ合い、相手と話したいといつも思う気持ちがとても素敵だと思いました。他の作品も読んでみたいです。
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4620108197
No.378:
(1pt)

村上春樹の何番煎じでしょうか

読んだのは随分前。発刊された頃かもしれない。あまりにも村上春樹的でつまらなかった。表現も内容も何もかも。村上春樹はつまらない。登場人物は皆パペットに過ぎない。すべての行動に村上春樹が操る糸が見える。登場人物はだれも「呼吸をしていない。」
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No.377:
(5pt)

久しぶりの満足感

なんとも言えず瀟洒で贅沢なラブストーリー。
ここまでの満足感を味わったのは久しぶりだ。
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No.376:
(1pt)

これは面白いのだろうか

話にテンポが無く登場人物の描写が薄っぺらいと感じました。
私は何故こちらの作品が売れたのか全く理解出来なかった。
平野さんの人間観察眼は薄っぺらいのかなと思います。
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No.375:
(4pt)

また映画見るかも

ゆり子を想いながら読んでました。
難しい漢字が多くて難儀しました。
私はピアノを弾くので、今度ゆり子に
聴かせたいと思います。マチネの終わりに
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No.374:
(4pt)

男女は必ず結ばれるものでもない

男と女は、必ずしも100%相性バッチリな人間同士が結ばれるものでもないと思う。でも、それがまた、人間味があるのだ。星の数ほどいる人の中で出会った二人は、それだけで奇跡である。そのように考えると、相手に多少の欠点があっても、克服できるはず。
蒔野と洋子も、恋人というより 戦友的な関係ではなかっただろうか。今後どのような関係を作っていくのか、興味深い。
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No.373:
(3pt)

女性向き?

男性的にはまあまあかな。ねちこい恋愛ものなので。
とはいえ、普通に読み応えはあります。
ある男、が気に入って昔の作品も読んだクチなので、表現は最近のもののほうが面白いように思う。
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No.372:
(1pt)

読む価値無し

久しぶりにこんなダメなもの読んだ。
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No.371:
(5pt)

素晴らしい作品、としか言えない

久々に夢中で読んだ小説。
読んですぐに、誰かと語り合いたい気持ちになった。この結末で良いのか、という気持ちと、これ以外の、或いはこれ以上の結末はあり得ないという気持ちとが交錯する。
この続きを知りたい、でも知ったらがっかりするかも。ここは読者の想像に委ねられるべきなのだろう。
私自身は素晴らしい作品だと思ったので、酷評も意外に多い事に驚いた一方で、無理もないことかなとも思う。私にしたって、山崎豊子の小説は全く受け付けないのだから。
思うに・・・未婚の若者には理解し難いかもしれない。少なくとも、これから起こりうる素敵な恋を夢見る人には受け入れ難い物語だろう。叶わなかった恋と、日常となった平凡な結婚、それを受け入れた経験がある人には身にしみる内容という気がする。これほどドラマチックな経験をする人はいないだろうとは思うが。
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No.370:
(4pt)

純愛

大人の純愛だと思いました。
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No.369:
(3pt)

小説の筋は意外とありがち

「未来は常に過去を変えている」という視点は興味深かったし、二人が惹かれあって、東京に洋子がやって来る直前あたりまではなかなか良かった。
トーマス・マンを持ち出したり、洋子のある意味気取った様な会話も品はあり、少し鼻に付くとはいえ感じは悪くなかった。
文章は香気を感じる様な箇所もあるが、読みづらくこれは美文とは異なるのではないかと思う箇所もあり、まだらな印象。
表現ももっと何とかなるんじゃないか、と正直思うところも多かった。パリの洋子の自宅での、ジャリーラを含めた三人での夜は美しい場面なのに、もっとそれが引き立つ様なすっきりとした表現が出来なかったのだろうかと思う。とはいえこの辺りまでは良かった。
だが、三谷が携帯で二人を引き裂いたあたりからは昼ドラの様な展開になってしまい、がっかり。
メールひとつで運命が変わるという事はあるとは思うが、それにしても蒔野は全く行動しないし、洋子は精神状態が良くないとはいえ、すぐに諦めてしまうし、二人の行動には不自然さが否めない。
その後あまりにもすぐにそれぞれが別の相手と結婚してしまうのも、運命の相手と思っていたはずなのに、何だったのか…という感じである。
イラクの戦闘や、芸術と生活や、親子関係など、様々な肉付けをしている割には、本筋はよくあるメロドラマ的なストーリーなのが残念だった。
最後に、洋子の様に知性高く、非常に正しい精神を持つ女性は、素晴らしいのは確かだが、やはり結婚という現実とまみえるのはどうだろうかという思いが残った。それは当然著者の思いでもあるだろう。
リチャードが浮気をして彼女から去ったのも、不愉快であるとはいえ致し方ない気もするし、蒔野が三谷を選び、それを祖父江が「あなたの人生にとって掛け替えのない存在です。」と肯定したのも納得出来るところがある。
平野啓一郎を読んだのは初めてだったが、本作(代表作とされてはいるが)の様なラブストーリーではなく、もっと他の作品の方が面白いのかも知れないと感じた。
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4620108197
No.368:
(2pt)

この時代に小説を生業とすることの難しさ

①これぞ芥川賞作家と唸らせる美しい描写の「純文学パート」
②歴史、音楽、政治経済に至るまで著者の知識と自説をひけらかす「知的スノビズムパート」
③あまりにも無理矢理にドラマチックな展開を生み出す「テレビドラマパート」

普通の作家は、①~③を足して3で割って見たり、作品によって完全に使い分けたりすると思いますが、
本書は部分ごとに①~③が目まぐるしく入れ替わる点が非常に個性的だと思います(ただし①は少なめ)。
例えば「2~3ページ適当に選んで読んでください」と言われたら、読む部分によって、
昭和の純文学作品だと思う人もいれば、その辺のラノベだと思う人もいるでしょう。

私は②の部分は許容できるタチなのですが、三谷がメールを送る③の部分から意欲が失せました。
それ以降、「まさかこんな陳腐な展開にはならないよね?」と危惧した通りにすべてが進んでいく。
著者は中高生ではなくいい歳したおっさんなのですから、
昭和のテレビドラマやアンジャッシュのコントのようなすれ違いではなく、
同じ場所で同じ景色を見ていても生まれる心と心のすれ違いを丁寧に描いてほしかったと思います。
最終的に献身的な三谷を選ぶという流れはむしろ自然とも思えるのですが、
そこに至る過程が「スマホを落としただけなのに」では、ケータイ小説以下と言いたくなります。

…が、多くの読者を惹きつけるため、ひいてはこの時代に小説を生業として生きていくには、
どうしても③のパートが必要になってしまうのでしょうかね。
映像化ありきで、それも単館上映の映画ではビジネスにならないのでしょうか。
芸術性と大衆性の間で行き詰るという主人公の設定は、本作に対する著者の葛藤を表しているのかもしれないと思いました。

結ばれなかった男女の愛について考えるなら、この長編小説よりも、
谷川俊太郎さんの「あなたはそこに」という短い詩をお勧めします。
マチネの終わりにAmazon書評・レビュー:マチネの終わりにより
4620108197

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