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マチネの終わりに
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マチネの終わりにの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.84pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全256件 1~20 1/13ページ
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傑作です。私なんかが今さらいうまでもないですが。 単純に娯楽としても非常に完成度が高く楽しめますし、教養ある読者なら、またそれだけいろいろと気がつくことがたくさん散りばめられています。 恋愛の行方を追いかける、文化的な生活スタイルのディティールに浸る、現代思想や政治哲学に思考を巡らす、ちょっとした心理描写やセリフの巧みさを味わう、特定の登場人物に感情移入したり憧れを持つ。いろんな楽しみ方ができると思います。 こんな作品を書ける人は、現代の作家では本当にごく稀だと思います。 また、インターネット時代ならいつでも人とつながれるように思いますが、実はそうではなく、そういう時代特有の心のすれ違いがやはりあって、そういった要素も時代的に先取りしている作品と言えるでしょう。 | ||||
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美しく強く生きることが出来れば、誰も傷付けないのだろうと思った。 | ||||
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中古ですがキレイな状態でした。送料含めても安く買えたので良かったです。内容は映画より面白いかな。 | ||||
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過去は変わる、未来によって、変わってしまうし、(変えられる)という台詞が、物語の大事なテーマとして語られます。 彼らの恋愛、人生の行方も気になるところですが、この未来に対するメッセージがあるおかげでラストはポジティブな気持ちに。 筆者がこの作品に込めたものの一つだと思いました。 あまり恋愛小説は読まないのですが、この作品は心に余韻が残りました。 | ||||
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この本を最後まで読んだ1番の感想は、 あーっ、この話の続きが知りたい!!! だった。 面白くて読みいってしまい、 風呂で3時間以上読み続けてしまった! おかげで、皮膚がふやけたのか、身体がかゆくなってしまった。 ネタバレになるが、 運命の人に出逢ったのに結ばれない、 つらい話だった。 最後はハッピーエンドになるのかと期待して読み続けたが、 良い方向に行く可能性だけみせて 話が終わってしまった。 とても残念! この続きがハッピーエンドなのか、 それともやはり、 結ばれないのか。 なんとなく、 結ばれない気がする話だった。 それでも、 2人の愛は続く気がした。 相思相愛になれたのに、 偶然のタイミング、 恋愛感情を持つ第三者からの意図的な妨害、 守りたい亡命してきた友人、 さまざまな理由と 真面目で、 豊富な知識や正義感、 それが2人を別れさせてしまった。 お互いを愛するあまり、 誤解してしまうってこともあるのかなと考えた。 納得するまで、 話し合うのが、 愛するひとへの行動になると僕は思う。 なので、この小説は少し無理がある。 だけれども、その感情表現、 相手を思いやる気持ち、 本人のこころの葛藤が 細やかに文字になっている。 その文章に読みいってしまい、 こころを掴まれてしまった。 こんな恋愛小説は初めて読んだ。 映画があるらしいので、どのように映像にしたのかが もても楽しみである! | ||||
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音楽的才能に恵まれたギタリストである主人公と聡明で理知的なジャーナリストの大人(プラトニック)な恋愛。2人とも羨望を受けるような経歴から来る自尊心および互いへの尊敬の気持ちが随所に書かれていました。物語としてはお互いが惹かれあっていることに自覚的なのに外的内的要因から何度もすれ違う王道の恋愛小説。物語後半の早苗が罪を打ち明けた時の2人の対応が見どころでした。 | ||||
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ギター奏者とジャーナリストの5年に渡る触れ合いと心の機微を見事に表現した小説。最後までお互いをリスペクトする事が心を揺さぶる。秀逸の一冊だと思います。 | ||||
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映画化もあり有名な本で、数年前に知人に勧められて購入していましたがやっと読む事が出来ました。半ばで他人の恋愛話を聞かされているようなまどろっこしい部分もありましたが、音楽に対する描写など非常に興味深い箇所も多く、知識も増えて勉強になりました。音楽やクラシックギターが好きな人は楽しめる小説だと思います。主人公同士が惹かれ合い、相手と話したいといつも思う気持ちがとても素敵だと思いました。他の作品も読んでみたいです。 | ||||
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なんとも言えず瀟洒で贅沢なラブストーリー。 ここまでの満足感を味わったのは久しぶりだ。 | ||||
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ゆり子を想いながら読んでました。 難しい漢字が多くて難儀しました。 私はピアノを弾くので、今度ゆり子に 聴かせたいと思います。マチネの終わりに | ||||
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男と女は、必ずしも100%相性バッチリな人間同士が結ばれるものでもないと思う。でも、それがまた、人間味があるのだ。星の数ほどいる人の中で出会った二人は、それだけで奇跡である。そのように考えると、相手に多少の欠点があっても、克服できるはず。 蒔野と洋子も、恋人というより 戦友的な関係ではなかっただろうか。今後どのような関係を作っていくのか、興味深い。 | ||||
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久々に夢中で読んだ小説。 読んですぐに、誰かと語り合いたい気持ちになった。この結末で良いのか、という気持ちと、これ以外の、或いはこれ以上の結末はあり得ないという気持ちとが交錯する。 この続きを知りたい、でも知ったらがっかりするかも。ここは読者の想像に委ねられるべきなのだろう。 私自身は素晴らしい作品だと思ったので、酷評も意外に多い事に驚いた一方で、無理もないことかなとも思う。私にしたって、山崎豊子の小説は全く受け付けないのだから。 思うに・・・未婚の若者には理解し難いかもしれない。少なくとも、これから起こりうる素敵な恋を夢見る人には受け入れ難い物語だろう。叶わなかった恋と、日常となった平凡な結婚、それを受け入れた経験がある人には身にしみる内容という気がする。これほどドラマチックな経験をする人はいないだろうとは思うが。 | ||||
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大人の純愛だと思いました。 | ||||
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実際に過去を変えることはできないが、過去の感情や印象を変えることはできると感じました。 よくも悪くも、今現在の考え方が大きいのだと思いました。 | ||||
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これほど強く心を揺さぶられた作品は、ちょっと思い当たりません。 就寝前の1時間本を読もうと横になって読みだした本書、普段規則正しい早寝早起きの自分ですが、本作第6章に以降の展開は、もうページをめくる手ももどかしいほど先を読まずにはいられない、心臓がバクバクいっている。 そして一気に読み終わったときには、午前3時。 涙があふれている。 この後の二人がどうなるのか、どうなってほしいのか、心が騒ぎ、すぐには眠れない。 精神的に不安定な時期に読むと、感情移入しすぎて非常に苦しいと感じるほど、心が動揺している。 眠れなくなると自分のこれまでの人生、これからの未来に対して色々考えてしまい、悶々としてくる。 洋子の父ソリッチは言う。「自由意志は未来に対してはなくてはならない希望だ。自分には何かができるはずだと、人間は信じる必要がある。だからこそ、過去に対しては悔恨となる。何かできたはずではなかったか、と。運命論の方が慰めになることもある」 これまでの生き方は運命だったのか・・ 「人は、変えられるのは未来だけだと思い込んでいる。だけど、実際は、未来は常に過去を変えているんです。過去はそれくらい繊細で感じやすいものじゃないですか」 これが本書においてもっとも伝えたかったことだと思います。 いま、初めて知った真実により、過去のある時点における事実の受け止め方が変わる、ということがあります。 過去が変わる瞬間のはっとした心の動き。 「午後の演奏会(マチネ)の後に」待っているものは・・ 苦しいほどに素晴らしい作品でした。 | ||||
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安く購入できたうえに、期待以上に綺麗で、包装もきちんとされており、気持ち良く読むことが出来ます。 | ||||
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何も気になるところがなかった! | ||||
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アラフォー男女の愛の物語。 三回しか会ったことのない大人たちが恋におちるものの、何ら進展のないまま別々の人生を歩む、というもどかしさ。国際的なギタリストの男性に、海外で活躍するジャーナリストの女性という取り合わせが、セレブの恋愛模様を見せられているようではある。 ストーリーの骨子は単純なものだが、重厚に肉付けしており読み応えがある。そもそもこの歳で一目惚れというのは?ではあるものの、読んでいるうちに気にならなくなるだろう。 ある作為から離れてしまった二人の行く末は?締めくくりはよろしいかと。 | ||||
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主人公たちのすれ違いの展開を往年のメロドラマ「君の名は」を思い出しつつ読みました。主人公たちを近づけたり、引き離したりする直接・間接の原因に戦争があるのも共通のように思いました。そして、「運命」というものの意味。「過去」あるいは(「歴史」と言い換えてもいいかもしれません)というものの意味。 恋愛小説としても楽しめる作品であり、世界情勢を考えるとっかかりにもなり、人間がどう生きるかを考えることもでき作品でもありました。 | ||||
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人物がそれぞれ一人になった時に感情をあらわにする。 その内情は相手に伝わらず、錯綜していく。 あえて、伝えないほうがいいのか当事者になったとしても分からない。 | ||||
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