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マチネの終わりに
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マチネの終わりにの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.84pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全387件 241~260 13/20ページ
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友人に勧められて購入。 せつなく、愛おしい、大人の世界観。 久しぶりに心に残る恋愛小説の余韻に浸りました。 | ||||
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9.11 3.11 次々起こる悲劇... これからの世界を、1度きりの人生を、愛する人と。 自分の人生で掛け替えのない一冊となりました。 平野さんありがとう。 | ||||
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文章書きの一員として、読ませてもらっている。味付けはもっと強い方がいい。結局最後まで読みきれなかった。目のせいか疲れた。 | ||||
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なんだろう…女性作家では感じたことのない堅苦しさを文章の端々から感じました。ストーリーはそれなりに面白いのですが、情緒を感じることも、感情を揺さぶられるような、琴線に触れる言葉の紬が全く無いです。 私はストーリーはもちろん、文章の一節でもトキメキを感じたかったのですが、終始それがなく残念でした。 会話文以外の表現があまりにもかたく、情景を想像するには良くても感情も平べったく感じるような文章でした。 定価で買ったのを後悔しています。 | ||||
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運命のいたずら、すれ違い。ても、縁ある人とはどこかで人生が交わる。世界を駆け巡りながら交錯する二人の人生がとても美しい作品でした。 | ||||
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真ん中あたりから一気に読んでしまった。 恋愛小説など普段読まないのですが、最後は鼻水を流し、泣きながら読みました。 | ||||
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前半はかなり示唆的で面白かったけど、中盤で火曜サスペンスになって、終盤でいきなり解決編。 話の種に読むのならお勧めします。 | ||||
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驚きます. 初めての平野作品でした. 文の一文一文を想像すると情景が浮かんでくるようでした. また別の平野作品に挑戦しようと思います | ||||
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たんたんと物語が進んで行く感じがしましたが、とても満足しています。 | ||||
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慣れるまで読みづらかった… 恥ずかしながら常用しない表現が多く、その度に辞書で調べてしまいなかなか進まなかった。 そ、そんな崇高な表現でなくても…と思ったが、慣れてしまうとこの美しい表現、大げさな表現(ごめんなさい)もこの物語をより気高いものにしているようでよかった。 主人公の二人とあまりに環境が違うため(年齢的にも職業や立場的にも)共感することはなかったものの、成熟した大人の恋愛小説でここまで先が気になる展開というのは読んだことがなかった。 この先も心に大切にしまっておきたい言葉がいくつかあって、それだけでもこの本を読む価値があったと思っている。 | ||||
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今まで読んだどんな本よりも心に響くうっとりとした気持ちになりました。いい意味で人生考えさせられました。 | ||||
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恋愛とは何か、才能とは何か、運命とは何か、淫らとは何か、そんなひとつひとつのことについて考え抜かれたひとつの回答が、美しい言葉で表現されていて、読み応えのある作品でした。(この作品を読むと、平野さんが辞書好きというのもうなずけます。) 5回ほど、読み、その度に共感できるキャラクターが増えていくのも楽しい体験でした。 | ||||
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最初の5分の1位を読んだところで、お高く止まった感じの筆者の独特の書き味に嫌気がさして、半年ほど積ん読したままにしていたのですが、最近本の整理をするのに改めて読み直したところ、1日半で一気に読了しました。結果、倦厭せずに読み進めてみて良かったと思いました。 以下、特に共感したところ。 「話が通じ合う喜びということの純粋な喜びが、胸の奥底に恍惚感となって広がっていった」 (29P) 「彼と向かい合っていると、何も特別なことのない単なる日常会話が、人生の無常の喜びと感じられるような一瞬がしばしば訪れた」 (219P) 「この世界は、自分で直接体験するよりも、一旦彼に経験され、彼の言葉を通じて齎された方が、一層精彩さを放つように感じられた」 (219P) 上記の引用の様に感じられる相手に、人生で何度出会えるのでしょうか。個人的にも、年齢や社会的な責任やら、恋愛に関して、自分ではどうしようもできない壁に阻まれて沼の様に沈んでいた時だったので、余計に感情移入してしまいました。感情移入しすぎて苦しかったけれど、ラストまで読んで、幸せな気持ちになれました。 | ||||
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初、平野啓一郎。ラストからの二人がどうなるのかドキドキします。終わりは始まり、偶然は必然。意味深な序章は読後に読み返すと味わいがあります。CDも欲しくなりますね。 | ||||
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2006年、クラシック・ギタリストの蒔野聡史は38歳。2つ年上の小峰洋子はフランスRFP通信の記者。これは二人の出逢いと別れにまつわる5年半の物語。 ------------------------- 40歳前後の男女の恋愛が中心ですが、背景にはバルカン半島や中東地域での紛争やそれによってもたらされるPTSD、サブプライムローン破綻による世界規模の恐慌、東日本大震災直後に自粛を強要した世間の狂騒、といった2010年前後の諸相が顔をのぞかせます。 しかし、いかんせん、そうした時代背景が短兵急で未消化なまま差し出されている印象がぬぐえません。 「カラシニコフの銃弾が飛び交う世界で、俺のバッハに、どれほどのありがたみがあるのか」(106頁) 「グローバル化されたこの世界の巨大なシステムは、人間の不確定性をできるだけ縮減して、予測的に織り込みながら、ただ遅滞なく機能し続けることだけを目的としている。紛争でさえ、当然起きることとして前提としながら。善行にせよ悪行にせよ、人間一人の影響力が、社会全体の中で、一体何になるって。」(370頁) こうした言葉には確かに頷くべきところはありますが、唐突かつ硬質すぎて、少なからず鼻白む思いがするのです。 硬質といえば言葉の選択が過剰に豪奢であると同時に流麗さに欠けていると私には感じられ、読み進めるうえで多少の忍耐と力みが求められるものでした。どことなくヨーロッパ文学の翻訳文のように読めます。 作者は序に「彼らの生には色々と謎も多く、最後までどうしても理解できなかった点もある。私から見てさえ、二人はいかにも遠い存在なので、読者は、直接的な共感をあまり性急に求めすぎると、肩透かしを喰らうかもしれない」(9頁)と予防線を張ってはいますが、まさに作者の懸念どおり、蒔野と洋子の間の恋愛に感情移入できなかったというのが偽らざる感想です。 唯一何かを得たという気持ちになれたのは次の言葉です。 「人は、変えられるのは未来だけだと思い込んでいる。だけど、実際は未来は常に過去を変えてるんです。変えられるとも言えるし、変わってしまうとも言える。」(50-51頁) 今を生きるその方法と形態によって、あの日々の持つ意味合いが変わってしまう。そんな新しい視座を獲得できたような気がします。 それにしても、この蒔野と洋子の別れを生んだ<仕掛け>に私は既視感を覚えながら頁を繰っていました。そして物語も後段に差し掛かったころに気づいたのです。この<仕掛け>は、佐藤正午が2000年に発表した小説『』にとてもよく似ているのではないか、と。 蒔野と洋子の別れを引き起こしたのは蒔野のマネージャーの三谷(みたに)です。そして『ジャンプ』の主人公の名もまた三谷(みたに)でした。おそらくは偶然の一致にすぎないのでしょうが、それでもよく似た物語展開を目の当たりにして、二つの小説を比較せずにはいられません。私の中では17年前に読んだ『ジャンプ』の印象がいまだに強すぎて、どうしても先行作品のほうに軍配を挙げたくなるのです。 先行作品ついでに言うと、別れたあの人にもし長い歳月の後に再会したら…という思いを描いた小説ならば、私は宮本輝の『』をお勧めします。思い返すと、この『錦繍』の主人公夫婦も再会を通じて、過去の持つ意味が大きく変わっていくことを知るのです。 | ||||
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文章はとても魅力的で一気に読みました。 ただしストーリーは、え?と首を傾げたくなる点も多々あり、こんな矛盾が成り立つということにある種驚きを覚えました。 お互いに国際的に活躍し、数カ国語を話す人物として描かれているにも関わらず、あまりにお互いに言葉によるコミュニケーションをとらず、察することに頼りすぎたことによるすれ違い、ヒロインがパリで暮らす戦地にも赴いて取材するような自立した女性なのに、当然のように結婚という形にこだわるという設定にも違和感があります。 ちょっと甘くて、ちょっと現実離れした、でもファンタジーじゃないラブストーリーを読みたい方にはいいと思います。 | ||||
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そう思いつつ最終盤を読み進むのは久しぶりでした。 二人の行き違いが大きすぎて、もどかしい話の流れではありますが、 そもそも恋はそういうものだったかもしれません。 これまで読んだ恋愛小説のベストの一つだと思いました。 | ||||
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何度も読み返し、その度に、 心が強く揺さぶられる稀有な本。 この本に出会えて、本当に幸せです。 ありがとうございました。 | ||||
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様々な、描写は繊細で調査もよくされており、ある種、小説として優れていると思います。 ただ主軸のストーリーがただの女性の嫉妬の短絡的な行動で大きく左右されてしまっているのがとても残念でした。 | ||||
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久しぶりに本を読みましたが、心に残る作品となりました。 途中までは言葉が難しくて読むのに時間がかかりましたが、途中からは、どうして??そうじゃないのに…と感情移入してしまい、逆に一気には読めませんでした。 胸が締め付けられるような物語だったけど、この先どうなったのかと気になります。 | ||||
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