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霜の降りる前に
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霜の降りる前にの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.88pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全16件 1~16 1/1ページ
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シリーズ再読開始・・あららリンダが警察官になった。もう1つは今の日本にピッタリの、カルト教団とカルト内閣をテーマにした様な物語。出だしがカルトと思いきや、リンダと家族のお話、お友達との話。中々本題に入らず、リンダの行動に振り廻される刑事たち。ラストはマンケル先生にしては、都合良過ぎでは?? | ||||
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どんなに親しくしている友人でも、愛する人でも、信じている肉親でも、本当に全てを知ることはできない。そのことに気がつかないふりをして、人間はやっと平静に過ごすことができる。 ということを、リンダとアンナ、リンダとクルトやモナ、アンナと父親の関係等を通して描いています。 平凡な生活の中では、うまくやっていけるのに、それを裂く非常事態が起きたときに、揺るぎないと信じていた地面が崩れ落ちる。不安や疑いがどんどん膨らんで、身も心も気も狂わんばかりの混乱に陥ります。それを打開できるのは、自分で探す真実しかないのでしょう。それができるリンダは、やはりクルト・ヴァランダーの娘です。 クルトがいささか精彩を欠くので、★は4つ。 | ||||
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ヴァランダーと娘の活躍にワクワク 作者がなくなってしまったのは残念 | ||||
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カルト教団の人民寺院事件の惨劇を生き延びた男が、教祖ジム・ジョーンズの影響を受けてスウェーデンでテロを企てるというストーリーが展開するが、最後まで読んだ人はこれが2001年9月11日にニューヨークで起きた同時多発テロを意識していることがわかるだろう。著者のあとがきの日付は2002年5月である。 カルト集団のテロが大きな狂気であるとしても、その思考と具体的な行動は冷静かつ合理的になされることが丁寧に描き出されていて、寒々とした恐怖を感じさせる。これをイスラム原理主義でなくキリスト教系のカルトに置き換えて描いたのがマンケルのバランス感覚だと思う。 刑事ヴァランダーシリーズとしては、警官見習いとなった娘のリンダが主人公となっていて、これがヴァランダーに似て感情的かつ単独で行動して危険な目にあうのが、読んでいてやきもきする。 しかし、著者はそれを織り込み済みで物語りを面白くしているのである。 | ||||
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期待して読みました。 別の方も書いていましたが、リンダが友人の住まいに入り込み勝手に食事し、行方不明を理由に日記を読んだり。 警察候補生として考えたとしても不快でした。 突然キレたりするところも・・・・不快だったなぁ いい人で描かれるより人間らしくて良いのかもしれないが、犯人より不快だった。 話もだらだらしていてイライラ感満載の小説だった。 | ||||
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登場人物達の今に至るまでの悲しみ、苦しみ、不完全な人間である家族に対する愛、嫌悪、犯人の悪に対するゆるぎない戦い、 成熟した人間の、そして若く苦い恋を経てきた人間の姿が深く描かれている。もちろん展開のリズム、わくわく感も文句なし。 上巻ともにお勧め。 | ||||
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まず、第一印象。北欧を描いた素晴らしい小説です。ご存知の通り、華やかな欧州本土とは、歴史も人も考え方も違います。まだまだアナログな環境にやっと追いついてきたネット社会。そんな面も読むうちに背景に溶け込んできます。主人公は娘…のはずですが、喧嘩ばかりの父親の背中を追い、心の中では尊敬しているのが読み取れます。やっぱりヴァランダーが活躍します。何度も繰り返し読みたくなる本です。 | ||||
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最後の作品。全作読んでいたので、亡くなられて、残念です。向こうの移民問題など、社会情勢もよく分かり、イギリスのEU離脱なども、納得できました。 | ||||
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視野の広い、筆力の高い、素晴らしい作品でした。読後、丁寧に生活している自分に気付きます。 | ||||
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上下まとめての感想。 ヴァランダーシリーズ第九作。今回は娘リンダの視点で進むのでいつもと違う所為か、なかなか読み進まなかった。 行方不明の友人アンナの部屋にピッキングしてまで侵入し、日記を盗み読み、部屋にある食べ物を勝手に食べ、ベッドで寝て自動車まで借りる。 そしてそれを父クルト・ヴァランダーは諫めるのかと思いきや、やはり勝手に食べ物を食べバスルームを借りる。さすが親子である。 事件の方はアンナの件と動物虐殺事件につながりが見えてきてからは面白くなってくる。 シリーズはあと二作あるらしい。 | ||||
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上巻のレビューでも書いたかもしれないが、 マンケルの書くミステリーでの捜査は直感、行き当たりばったり、偶然、感情に左右されすぎている。 だいたい悪は他の国(東欧、アフリカ、中国、南米)からやってくる。(植民地支配の原罪?) だいたい外的環境が個人を狂わせ残虐な犯罪を起こさせる。 少なくとも日本においてはあまりないパターンの犯罪。 最初はそれが新鮮でもあった。 しかし同じことの繰り返し。 犯罪が現実離れしているのはよいが、捜査手法に説得力がないため物語としても成り立たなくなってきているのではないか? 細部にこだわらないマンケルは警察小説、ミステリー書くのが難しくなってきてるのはないか? 主人公をリンダに変えてもその問題は解決できなかったようだ。 | ||||
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ヴァランダー物を今まで全部読んできた。 ヴァランダーの振る舞いはずいぶん無鉄砲で感情的だと最初から感じてきた。 ヴァランダーの直感で進む捜査、スウェーデン警察の適当さも気になっていた。 この本を読んで確信した。 作者が非常識なのだ。 アンナは失踪した友人のうちにピッキングで侵入し日記を読んだり、車無断で借りたり、寝たり、留守電を聞いたり。 警察見習いのやることだろうか? 挙句の果てはヴァランダーまでシャワー浴びて下着で食事したり。 アンナは警察官見習い、ヴァランダーは刑事。 いくらスウェーデン人が豪快だったとしてもありえんだろう。 このでたらめさをアンナが無事でも事件に巻き込まれていてもどうやって収拾するんだろう。 事件の真相よりそっちが興味あるわw | ||||
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北欧ミステリの重鎮ヘニング・マンケルが昨1915年10月に亡くなったという。ヴァランダーシリーズも本作を含め3作という。まさに巨星落つの感。もっと読みたかった。 | ||||
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ヘニング・マンケルのヴァランダーシリーズの中でもちょっと趣が違う娘リンダが主人公。 これも、ヴァランダー同様にもがきながら進んでいく面白さ。 まだまだこの作家の作品を読みたいのに、もう、新作が読めないのが残念でたまらない。 | ||||
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ヴァランダーシリーズを読んでいる方にはおなじみだろうが、クルトの娘リンダを主人公にした作品。ただし、正確には「ヴァランダーシリーズ」(全10作)ではなく、下巻のカバー裏の紹介文にある「シリーズ第九集」という言葉はおかしい。 家具職人など、様々な仕事のなかで迷った末、まもなく30歳になるリンダは警察官になることを選ぶ。2001年8月末、イースタ署着任目前、友人のアンナが行く不明になる。どうやら、アンナが小さい頃に失踪した父親が関係しているのではと考えたリンダは、クルトが止めるにも関わらず、捜索を始めてしまう。 ピープルズテンプル事件(人民寺院事件)が背景にある。クルトはリンダが娘であることもあり、アンナの行方不明、その捜索の過程でリンダ自身が襲われた事件に関しても、娘の意見に耳を傾けない。読者としてみれば、もう少し娘の話をまともに聞いてやれよと思いたくなるが、これまでの2人の関係を知ると、仕方ない側面もある。ただ、全体の3分の2を過ぎたあたりから、これまでのクルトらしい部分が出てきて、一気にクライマックスまで突き進む。 352ページあたりに書かれていることが、著者の訴えたかったことだろう。このすぐ後の場面や、原著の発表時期、物語の設定日時などを見ると、日ごろの著者の社会的発言とリンクする部分がかなりある。 本書は「ヴァランダーシリーズ」第9作『ピラミッド』(邦訳は未刊)の後に発表されているが、そこでクルトの女性関係に動きがあったことを感じさせる描写がある。そこを含め、なぜ原著刊行順に邦訳しなかったのか、疑問である。 | ||||
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ヴァランダ―・シリーズは全作読んできたが、今回は娘のリンダを主人公にしたせいで、ちっとも面白くない。リンダはずっと脇役で出て来ていたが、何がしたいんだかよくわからない困ったちゃんだったし、それは今作でも変わらず言動に説得力を欠き、全く感情移入できない。上下で結構な値段になるので、よほどのファンでなければ手を出す必要のないものである。 | ||||
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