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特捜部Q 吊された少女
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【この小説が収録されている参考書籍】
特捜部Q 吊された少女の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.30pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全20件 1~20 1/1ページ
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相変わらずこのシリーズは面白いです ただ、少し中弛み感はありましたか | ||||
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こうした新興宗教が絡む事件となると、並の才能の作家ならばその教義もしくは教祖を出来事の原因にしがちだが、本書は決してそうはならない。それどころかニューエイジ的な新興宗教の教祖はむしろ「何も考えてはいない」人物として終始描かれる。そしてその教祖に振り回された人々が今回の事件を複雑にしたのだ、と読み終えて言える内容である。加えてシリーズで二度目の「危機」がアサドを襲う。その「危機」がシリーズ続編でどうなっているのかも気になるシリーズ第6作。 | ||||
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特捜部Qシリーズは、楽しく読むことができるのが良いところです。殺人事件なのに、陰鬱さがありません。この作品も、思いがけないところに死体があり、どうしてそんな所に?というのが謎解きのポイントです。 | ||||
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ゴードンにイライラしていた人に朗報。この巻でゴードンは特捜部Qの仲間としてカールたちに認められます。 トラウマ克服カウンセラーが言っていた、フランクは人を操ることを目的に自分の催眠術の技術を盗もうとしていたということ。だとすれば、今回起きているすべての殺人事件は、アトゥ(フランク)に心酔していた者たちが起こしたことであり、アトゥがそうなるように操っていたんじゃないかと思いましたが…。しかし、アトゥ自身がカールたちのゲーブルをペンチで切り、警察と救急車を呼んだことやアルバーテの死の真相を確かめるためにビャーゲに会いに行ったことは何も知らなかったかのような行動にも思える。(逮捕を免れるための工作かも) アトゥが懇意にしていた女が何人も姿を消していたり、しんでいることに何も気づかないほどアホではないと思うので、やっぱり、アトゥが人をあやって殺人というのがこの事件の真相かなって思います。 初期の作品ほど暴力的な殺人は起こらないので事件の規模は下がりますが、相変わらず面白い作品でした。 | ||||
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本が重くて、中身は二段構成になっていてとにかく読みにくい。つかれる。文庫サイズのほうの購入をおすすめします。 ※知りすぎたマルコの映画版が酷すぎて、今後は元の俳優さんにならない限りは映画は観る気がないため小説を読み始めました。キャラクターそれぞれの個性が最高ですね。内容はとても面白かったです。アサドがいい味出してます。 | ||||
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著者は、捕らわれた者の描写をするのが一流で、そこはいつも感心するがさすがに飽きてきた。だいたい、時系列の物語をふたつ平行させて、最後に合体させるというパターンだが、これにも飽きてきた。特に今回は前半が長すぎた。 そして本書を読んで、以前北欧ミステリーにはまったもののやめてしまった理由を思い出した。とにかく登場人物がやりまくるのにうんざりしたのだ。同性愛もあり、兄弟や親子で同じ相手ともあり、老いも若きもあり、それでいておおらかではなく嫉妬や偏見もあり、という背景事情に疲れてしまったのだった。またしばらく離れることになりそうだ。 | ||||
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誤字多くて驚いた。 中身はおもしろかったです。 他の方のレビューにもありましたがキーパーソンの人柄が今ひとつよくわからない。 〈以下ネタバレあり〉 すごーく魅力的で、欲望に忠実で、金銭も巻き上げるけど悪い人じゃないってこと?なんかボヤっとしてる。でも、ブッダもイエスももしかしたらこのようにすごーく魅力的な人だったのかもなあと想像してしまった。 | ||||
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丁寧に読まれており、楽しませて いただきました。 新らたなジャンルの本を見つけられるので 本当に助かります。 | ||||
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いつもどおり胸くそ悪いテーマだなあって思うけど。 以前、映画『スポットライト 世紀のスクープ』を観たのもあって、宗教団体の禁欲かヤリまくりか…っていう極端な思想に傾くのはゲンナリしますな。〈*全宗教団体がそうであると記入した訳ではない〉 ただめっちゃ気になるんだが、この本の中でのアイツの存在が、異常にフワフワしておるのはワザとなの? 読後に、結局アイツはなんだったんだろう…って思ってるんだけど。 今作は、チラチラと日本のことが入ってくるのが妙に嬉しく。 あと、教授の語る宗教の学説がたいへん面白く。 他にもユッシ氏独特の文章が面白い。「ビャアンが主語と述語の間に言葉をガンガン挿入するせいで、よく聞いてないとわからない。」とか笑った。 | ||||
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映画から入りましたが、小説が面白過ぎてハマっています。 こちらも映画化される良いなぁ。 | ||||
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■映画化された4作品は既に見てしまったので、これと「自撮りする女たち」の2作品を買 ってみました。 まず、キャストのイメージがかなり違う印象で、特にカールは、映画よりひょうきんな人物 の様に描写されていました。やはり、ニコライ・リー・カースはキャラが濃すぎたか・・ ■こちらの作品は邦題がエグい表現で、作者の意図からはズレていると思います。別に吊る された訳ではないので・・ 内容は「檻の中の女」の様に、犯人側の話しと捜査する側の話しが並行して進むタイプのク ライム・サスペンスですが、一筋縄ではいかないストーリーでした。 このシリーズは、ヘビーなストーリーが特長で、ハリウッドのミステリーとは世界観が全く 違います。 | ||||
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第六弾である。最新七作目はフライングして先に読んだので、今のところこれが最後だ。 退官する老警官が、自分が捜査してきた二十年前の轢き逃げ事件を引き継いでほしいと依頼してきた。 カールはにべもなく断った。ところが警官は退官式の席上で自殺してしまう。 やむをえず特捜部が再捜査を開始したところ、絡まり合う因縁と更なる犯罪を見出した。 相変わらずダイナミックで波乱万丈だ。ストーリーの起伏が激しいので、退屈はしない。 が、作者の長所である過剰な娯楽性が、本作ではややマイナスに働いているような。 劇画かB級映画みたいなプロットは、本来の小説の面白さとは似て非なるものだ。 後半の連発ドンデン返しは確かに驚くが、やりすぎでかえってチャチな気がする。 カールとアサドがピンチに陥るのは定番だが、今回はあまりに不自然だ。 ローセが『自撮りする女たち』でひどい精神状態にある。本書でどんな影響を受けたのかと思ったら、いやはや。自分探しなんてロクな結果を生まないね。 一作目からの釘打ち銃事件やカールのろくでなしの従兄弟にもページが割かれているが、 すっきりと解決するわけでもなく、鬱になりそうだ。 批判ばかりしたが、特殊な価値観に捕らわれた人々の狂った心理を描く部分は、異様な迫力がある。 弱い人間が多いから、変な商売が成立するんだな。カルトの内幕小説としては秀逸といっていい。 | ||||
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上巻を読み終えて評者が書いたレビューを訂正しなければならない。 何故なら犯人をパラレルで登場させてストーリーを展開してゆく、などと書いてしまったからである。 たしかに犯人はストーリーのなかの重要な登場人物であったが、評者が犯人と目星をつけた人物ではなかった。 下巻を読み進むうちに、ひょっとしてと気になるエピソードがあり疑念を抱いたのではあったのだが・・・。 ネタバレになるから詳しく書くことを避けるが、いままでとは趣が異なる作品である(カールとアサドが窮地に追い込まれるのは相変わらずであるが)。 本作は、17年も前に起きた轢き逃げ殺人というシンプルなテーマであるにも関わらず著者オールスンは、相変わらず時系列を遡ったり、現在に戻したりしながらストーリを進めてゆく。 カルト集団をストーリーの核としながら教祖フランクことアトゥの右腕ともいうピルヨが身籠ると生まれた子供が女の子なら「アマテラス」と命名するなど相変わらずのエピソードを挟み込むから笑ってしまった。 著者オールスンは、とにかく一編を書上げるためにかなり時間をかけて資料を集めたりしているようである。 バルト海に浮かぶボーンホルム島がどのような島なのか想像したり、カール、アサド、ローサの個性の衝突などに魅了されながら六作目まで読むことになってしまった。 本作では、オールスンは、ストーリーを少しひねくり回したきらいもあり(ハーバーザート一家について)評者にとって前5作より面白くはなかった。 が、釘打ち事件やアサドの出自の謎も解明されないままで終えているから次作の文庫本が刊行されたら入手しようかな? <付記> ジョニ・ミッチェルの曲「リバー」が本編で重要な手がかりになるが、彼女の曲で評者が思い出せるのは「青春の光と影」ぐらいであり、ついYOUTUBEで「Joni Mitchell - River 」を、聴いてしまいました。 読者の多くはこのシンガーソングライターの名前さえ知らない世代が多いと思います。 興味があり、気が向いたら聴いてみたら如何? | ||||
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ユッシ・エーズラ・オールスンの特捜部Qシーリーズ五作目まで読み終え、やはり六作目の『特捜部Q―吊された少女』(上・下)を入手してしまった。 著者の名前を、このレビューで初めて本の表紙を見ずにやっと書くことが出来たのが情けない。 そもそもデンマーク人(北欧諸国共通か)の名前は、ややこしく覚え難く、新しく登場する人物が出てくる度(何度か出てきているのだが)表紙カバー裏の「登場人物」ページを見ることになる。 さて、この特捜部Qシリーズの魅力の多くは、主人公カール警部補とその部下のアサド、ローサ、そして五作目からこのチームに加わったゴードンなど個性あふれる人物を設定していることに尽きる。 カールの一人称で描写しながら、ほとんどパラレルで犯人を登場させ、犯人の独り語りで時系列を行き来してストーリーが進行してゆく。 著者オールスンのストーリーテラーとしての才能が、特捜部Qが如何にして犯人にたどり着くのかという興味を持続させページを繰らせる。 回を重ねる毎にテーマが異なるが、本作ではカルト集団をとりあげ、複雑な人間模様を描きながらストーを展開してゆく。 とにかくこのジャンルの作品は、読ませてナンボであり、ごちゃごちゃ文句をつけたい方は、読むのをやめなさい、と、評者はアドバイスしておきたい。 著者のストーリー構想と登場する人物造形の繊細さに魅了されながら「吊るされた女」下巻を読みはじめよう。 | ||||
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エグいシーンはあんまりなかったからグイグイ読める。キャラが立ちすぎてて、事件のことが一瞬どうでもよくなる。 | ||||
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カールと二人の個性的な助手の二人や事件の背景や登場人物にはいつもながら引き込まれていきます。 | ||||
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待望の新作!と期待して読んだのですが、ちょっと期待が強すぎたのかもしれません。 半分まで読むのにとても時間がかかりました。 読み終わった後も、あの人はなんであんな行動を取ったんだろう?と腑に落ちない登場人物が2人、いや3人かな? そして、事件だけでなくカールの私生活もかなり消化不良気味で、この後どんな展開になるのか気になったまま終わってしまいました。 主人公のカールがなぜあそこまで家族や親せきや一部の同僚から嫌われているのかも謎です。 唯一進展があったのは、この人まだいたの?と思うくらい影が薄かったゴードンが、ついに特捜部Qの一員として認められたことくらいでしょうか? ひとつ出版社にリクエストしたいのは、大雑把なものでいいから小説出てくる地名が載った地図を冒頭に載せてほしいです。 ボーンホルム島とエーランド島が最初の頃は(いや、正直に言うとかなり後半になるまで)ごっちゃになっていました。 読み終わってからネットで調べて位置を確認しましたが・・・ | ||||
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個性的なQのメンバーが今回も活躍。 ある警官から送られたメッセージにより、17年前の”事故”を捜査 タイトルはそこから来ている 前半はスローテンポ。 スピリチュアルや太陽信仰など、宗教的な話が続く。 こういった内容に興味がないと、何だかな〜という気分になる 途中、カールとハーディの事件の捜査もおりこまれている。 こちらを早く解決する作品を読みたい。 今までのシリーズのなかでは、展開的にも内容的にも今ひとつだった。 | ||||
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今回は、特捜部Qのメンバー3人(カール、アサド、ローセ)がデンマークの東南端のボーンホルム島で17年前に起こった交通事故の調査に行きます。 日本人にとってなじみの薄い地名や人名がたくさん出てくるので、読み進めていくうちに、誰が誰だかわからなくなりました。 でも、それが気にならないくらい面白く、一気に読んでしまいました。 シリーズの今までの作品よりも、警察内部の政治的なかけひきや、カールの家族とのシーンが少ないです。 また、今回は、特捜部Qのメンバーの変わった言動が少なく、特捜部Qらしさが薄くなっているようにも感じました(読み手が慣れてしまったせいかもしれませんが)。 | ||||
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17年前にボーンホルムで起きた轢き逃げ事件。その捜査に執念を燃やし続けた警官の 奇矯な自殺から物語が大きく動きはじめる本書は「特捜部Q」シリーズの第6作です。 おなじみの「特捜部Q」のメンバー(カール・マーク、アサド、ローセ+新メンバーのゴードン)が その迷宮入り事件の謎に挑みますが、関係者の不可解な死など謎は深まるばかり。 新興宗教、スピリチュアル、太陽信仰、ヒプノセラピーなどさまざまな要素が捜査線上に浮上します。 正直申し上げて今までの「特捜部Q」シリーズに比べると前半は話の進み方がやや遅く、 牧歌的に感じられるほどですが、後半に物語はぐいぐい加速し、最後はやはり劇的な展開に。 マークとアサドの友情にも、感動的ともいえる新たな章がつけ加わります。 マークと相棒ハーディが巻き込まれた過去の銃撃事件の真相も次第に明らかになり、 マークの親戚同士のトラブルも新たな局面に突入。孤独感を覚えるマークにとって アサドの存在が大きくなっていく過程も本書の読みどころの一つです。 『吊るされた少女』という邦題からなにか猟奇的な事件を想像される方も いらっしゃると思いますが、そういった内容ではないのでご安心ください (勿論ハラハラさせられるシーンは多々ありますが)。 ちょうど今世界を揺るがしているシリア問題。アサドの謎めいた過去が次第に明らかになるにつれ 物語は今後ますます陰影を増していくことでしょう。 推理小説としての躍動感ある面白さを味わうばかりでなく、カール、アサド、ローセの活躍と友情を読むために これからもこの「特捜部Q」シリーズを読み続けたいと思います。 | ||||
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