鍵の掛かった男

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評判

鍵の掛かった男の評価:

3.56/5点 レビュー 52件。 B ランク

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平均点3.56pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全41件 21〜40 2/3ページ
No.21
(5pt)

和製クイーン健在

大阪中之島に佇む「銀星ホテル」で人生を閉じた
履歴の定かでない老人の死は、自殺ではなく他殺ではなかったのか。
その人柄に惹かれ親しく過ごした先輩作家の依頼を受け、
火村と有栖が捜査に乗り出します。
ところが、火村は大学の仕事のために参加が遅れ
有栖の単独捜査が延々と続きます。
地味な聞き込みが淡々と進むのです。
ところが、ここが面白い。
何の展開も盛り上がりも無いのですが、楽しくて仕方ないのです。
「鍵の掛かった男」の素性が少しづつ少しづつ
つまびらかになり、その履歴が生き生きと色づいてくるだけでなく、
大阪中之島と、そこに建つ銀星ホテルが、
ボクの目の前に、実感を持って姿を現すのです。
ボクは、物語中盤で、
銀製ホテルの客になったような錯覚を覚え、
ああ、あの人はもう居ないのだと、悲しくなってしまいました。
そして、ようやく姿を見せた火村が、
有栖が集めたパズルの断片を組み立てたとき、
絡み合う人生の、残酷な運命が、まざまざと浮かび上がるのです。
作者が社会問題や国のありように没頭していた時期は戸惑いましたが、
(でも、「闇の喇叭」は最良のジュブナイルです。
あの終盤の、痛々しさは、言葉にできません。
ぜひぜひ、若い人に読んでいただきたい。)
「怪しい店」と今作で、ボクたちの好きな有栖川有栖が
ようやく、帰ってきてくれたと、実感しました。
いつまでもいつまでも、ついていきますよ。
鍵の掛かった男 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 鍵の掛かった男 (幻冬舎文庫)より
4344426517
No.20
(4pt)

ブーム再来した

数年前からこの作家の作品を読まなくなって、持っていたシリーズも手放していました。(だんだんチープな感じになっていたので)この本はタイトルに惹かれてたまたま買いました。あまり期待してなかったのですが、これがおもしろくて正直びっくりでした。これをきっかけにブーム再来という感じで、火村探偵シリーズ本を買い漁っています。内容は一人の男の背景をじっくり描いていくストーリー展開で、時間がないときに読むには向きません。はらはらどきどきはありませんがじわじわ盛り上がります。後半までガマンして読むことが大事です。読後には何とも言えない切ない感じになります。たぶんまた数年後に本棚から取りだして読むと思うような本です。(国名シリーズのような短編好みの人にはちょっとつらいかも。)
鍵の掛かった男 Amazon書評・レビュー: 鍵の掛かった男より
4344028333
No.19
(5pt)

傑作長編。

有栖川有栖さんの小説は初見でございますが、これぞミステリ。読んで損はしない!
鍵の掛かった男 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 鍵の掛かった男 (幻冬舎文庫)より
4344426517
No.18
(5pt)

読んだ価値ありました。

読み終わったあとの感想は、単純に「面白かった」でした。幾重にも鍵のかかった男の鍵を探しだし、一つずつ扉を開けていく…
結構後半まで、自殺か他殺かわからなくてそれも良かったです。傑作と言える一冊です。
また、火村、有栖川がちょうど私の年齢と同じぐらいなので震災時の年齢や30代が感じる自殺の動機の考え方に思い入れが出来ました(笑)
鍵の掛かった男 Amazon書評・レビュー: 鍵の掛かった男より
4344028333
No.17
(4pt)

謎解きよりも

火村と有栖の誕生した年が明確に記載されているのが収穫だった。
鍵の掛かった男 Amazon書評・レビュー: 鍵の掛かった男より
4344028333
No.16
(4pt)

大変良かったです

有栖川らしい作品の最後だった気がします。最後の展開が急に展開されるのでそれまでの関係が長すぎる気が
鍵の掛かった男 Amazon書評・レビュー: 鍵の掛かった男より
4344028333
No.15
(5pt)

今回は東野圭吾みたいな内容だ

最近は短編集ばかりだった火村シリーズの待望の長編でシリーズ最長ボリュームである。
今回火村は最期に謎解きで登場するだけ、ほぼ有栖川氏が主人公となる展開だ。
このシリーズは従来はアリバイやら密室などの本格らしいトリック主体のものだったが、今回は本格らしいトリックはかなりシンプルで、それよりも被害者の隠された半生を描く事に主眼が置かれている。
本格派の有栖川氏としては珍しく今回は端的に言えば、東野圭吾が書くようなミステリーに挑戦した作品だ。
かなりの長編ながら展開がうまいので最後まで地味な事件ながら引っ張っていく。
読み応えのある長編ミステリーに仕上がっている。
鍵の掛かった男 Amazon書評・レビュー: 鍵の掛かった男より
4344028333
No.14
(4pt)

珍しく旅情

大阪市中之島の銀星ホテルで梨田老人が死んだ。年齢は70歳くらい。警察は首つり自殺と判定したが、同宿していたある女流作家は納得できない。そこで推理作家の有栖川有栖に真相解明を依頼したのである。快諾した有栖川は、友人と共に真実の解明に挑む。

中之島は大阪の中心地である。市役所、大銀行、中央公会堂などの歴史的建造物が保存されているばかりでなく、現在も新しい建物が次々建てられてゆく若い土地でもある。こういったことが、他の日本のミステリーと同様に書き込まれ、旅情を掻き立てられる。ホテルの朝食にお粥があって、普通の関東人は食べつづけないだろうが、おいしい梅干が添えてある。でも、一番大阪風なのは有栖川の発言である。「逆転したのに、同じ回の裏に再逆転のホームランを打たれたようなものだ」と言うような趣旨のことを言うが、なるほど。人生を野球にたとえますね。

そうこうしているうちに、友人の大学教員、火村の援助も受けて、彼は真相にせまる。
鍵の掛かった男 Amazon書評・レビュー: 鍵の掛かった男より
4344028333
No.13
(5pt)

すばらしい!

私にとって久々のヒットでした。
アンティークなのに清潔でこじんまりした、こんなホテルに私も泊まってみたい!
読んでる間、まるでこのホテルに滞在しているような錯覚に陥る一冊。
鍵の掛かった男 Amazon書評・レビュー: 鍵の掛かった男より
4344028333
No.12
(5pt)

いつもどおり、期待に応えてくださいます。

今まで何作も読んできましたが、やはり面白いです。今回は、殺人事件ではなく、殺人かどうかわからない、いったい誰なのかわからない人物の人生を探っていきます。謎解きの前に謎がある、といった構成でしょうか。ホテルに集う人々のお話や、ホテルで働く人たちの立ち居振舞いも素敵でした。推理小説でありながらいつもながら表現が美しく、アリス、火村コンビの活躍を今後も期待しています。
鍵の掛かった男 Amazon書評・レビュー: 鍵の掛かった男より
4344028333
No.11
(4pt)

犯人さがしより

犯人さがしより、一人の人間の過去を求めていくお話ですよね。
私は満足しましたが、物足りない読者もいらっしゃるかとは思いました。

それよりも… いつもは人物紹介的に描かれ物語の風景でしかない火村先生のナゾとか秘密とかに皆が言及しすぎじゃないですか??
次の長編で主題になって、シリーズ終了とかに… ならないでほしいです。(気にしすぎ?)
鍵の掛かった男 Amazon書評・レビュー: 鍵の掛かった男より
4344028333
No.10
(5pt)

有栖川有栖の真骨頂!

待ちに待った火村シリーズの13年ぶりの長編に、ドキドキするような興奮と緊張感を抱きながら読ませて頂きました。
長編ミステリ特有の派手な連続殺人がある訳ではなく、一人の男の死の真相に地道に迫っていく展開でありながら、ぐいぐいと本の世界に引き込まれていきました。特にアリスの捜査パートでは「アリス、ここはこうじゃない?」と彼と共に捜査しているような感覚に陥り、その成果を火村先生に褒められた時は何だか自分の事のように嬉しくなりましたね。
火村先生に掛かった鍵も気になりますが、同時にアリスの心の奥も少し覗けたような気がしました。彼が親友の謎に踏み込まないのは、自分の心の鍵に触れて欲しくない裏返しなのかもしれない、そんな印象を持ちました。

ドラマになったことで読者の方も増えるかな?と思い、だいぶ発売から遅くなりたがレビューを投稿させて頂きました。やはり有栖川有栖は長編が素晴らしい!そう再認識させられる作品です。
鍵の掛かった男 Amazon書評・レビュー: 鍵の掛かった男より
4344028333
No.9
(4pt)

二段構えのミステリー

本作は久しぶりに読んだ火村シリーズだったが、発見された死体が自殺か他殺か分からず、まずはそれを解決しなければならないという設定が、本格ミステリーへの挑戦となっている。 確かにミステリーは著者が以前同シリーズで述べたように殺人こそがその前提となっているからだが、ここでは被害者の謎と絡めて、犯人探しだけではない一つのクライマックスとしていて十分堪能できる。 もちろん火村の名探偵ぶりも健在で従来のファンの期待を裏切らないのが嬉しい。
鍵の掛かった男 Amazon書評・レビュー: 鍵の掛かった男より
4344028333
No.8
(5pt)

これは大傑作

超名作揃いの「江神二郎シリーズ」に比べ、個人的に「火村英生シリーズ」は心の震える作品が皆無でしたが、遂に出ました大傑作が。 一人の男の人間味溢れる壮絶な人生と、犯人のクズっぷりの落差も○。 より深い人間ドラマにシフトした滋味豊かな作風に、有栖川さんの円熟を感じます。 火村やアリスが20年前の阪神大震災の時と同じ34歳のまま、現代においてスマホをいじっているファンタジー設定には、やっぱり笑ってしまいますけど。
鍵の掛かった男 Amazon書評・レビュー: 鍵の掛かった男より
4344028333
No.7
(4pt)

推理小説というより、有栖川有栖の大阪LOVE本として読むと、面白いかも。

自殺として処理されたが、本当は他殺だったのでは?という疑いを持った先輩作家に頼まれて、アリスと火村が、死んだ男の調査に乗り出すが、彼の経歴は謎に包まれた『鍵のかかった男』だった。

火村は勤務先の大学が入試の時期なので忙しく、最初はアリス一人で調べ始める。それがなかなか良い。火村が登場すると、特急列車のように、すぐ事件が解決することが多いが、アリス一人だと、まるで鈍行列車のようにのんびりゆっくりで、読んでいる自分も、あれこれ考える時間的余裕がある。
それに、この小説って、一種の旅情ミステリ。
目次の次に、大阪中之島界隈の地図が載っている。中之島って、二つの川に挟まれた中洲のような所なのだ。由緒ありそうな名前の橋がいっぱい架かり、北には、歓楽街で有名な北新地がある。
こういう地図を見ると、ああ、行ってみたいなぁと旅ごころを刺激されるね。
有栖川有栖って、旅情ミステリの才能があると思うよ。江神シリーズなど読んでると、ああ、京都に行きたい! 特に、同志社大学の生協に!とつくづく思うもの。
鍵の掛かった男 Amazon書評・レビュー: 鍵の掛かった男より
4344028333
No.6
(4pt)

サザエさんを実感(>_<)

火村とアリスの会話は楽しいし、ニヤニヤしちゃうんですが、肝心の謎解きが・・・。 扱っている事件がちょっと物足りなかったかな。 分かってはいるのですが、スマホを使っている火村准教授に寂しさを感じました。 昔は彼は年上だったのに(苦笑) 恋してるのか?と訊かれて「はあぁん?」と返す彼がやっぱりずっと大好きです!
鍵の掛かった男 Amazon書評・レビュー: 鍵の掛かった男より
4344028333
No.5
(4pt)

だらだら登って、一気に気持ちよく駆け下りたが、最後に脚が攣った?

プロット上、止むを得ないとは云え、梨田稔の死をめぐる謎の説明や伏線張りのための前半部分が冗長過ぎる。 (正直やや辟易した。 )やっと登り切ったところで252頁から物語が一気に炸裂し、そこからは一気に読まされたが(その意味では前半部にもちろん意味はあるのだが)、結末部では「えっ、こんなことで人一人殺すんか」というのが正直な感想であった。 面白かったことは面白かったのですが、以上二点を差し引いて、★4つとさせて頂きました。
鍵の掛かった男 Amazon書評・レビュー: 鍵の掛かった男より
4344028333
No.4
(5pt)

やっぱり間違いない!有栖川有栖!

やっと出た!ちょうど1人で有栖川有栖祭りを開催していた中での発売で、嬉しくて一気に読んでしまった。 アリスが1人で捜査している中盤頃までも物語の進行はもちろん、街の描写や文章も面白かったがやはり!火村が出てきてから俄然物語がおもしろくなる。 ラストもよかった。 ただ、一ヶ所セリフにミスがあったような?ホテルオーナーが言ったらしいセリフが訛ったおっさんの口調になってないか…?
鍵の掛かった男 Amazon書評・レビュー: 鍵の掛かった男より
4344028333
No.3
(5pt)

のめり込みます

待望の火村シリーズ長編です。 待った甲斐がありました。 内容は濃密で引き込まれます。 骨のある本格ミステリであり、非常にロジカルです。 久々に読み応えのある内容で大満足です。
鍵の掛かった男 Amazon書評・レビュー: 鍵の掛かった男より
4344028333
No.2
(5pt)

待望の長編!

長年待った甲斐がありました。 超長編でありながら一人の男の人生の謎に、どんどん引き込まれて先を知りたくなり飽きさせない文章が魅力的です。
鍵の掛かった男 Amazon書評・レビュー: 鍵の掛かった男より
4344028333