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(アンソロジー)
世界推理短編傑作集4
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世界推理短編傑作集4の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.08pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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掲載作品:ヘミングウェイ「殺人者」、フィルポッツ「三死人」、ハメット「スペードという男」、クイーン「キ印ぞろいのお茶の会の冒険」、コッブ「信・望・愛」、バーク「オッターモール氏の手」、チャーテリス「いかさま賭博」、セイヤーズ「疑惑」、ウォルポール「銀の仮面」の9編。 「いかさま賭博」は本書で唯一気に入った話。私がセイント物のファンだから言うのではない。いかさまポーカーがテーマの軽い作品だが、二転三転の化かし合いがとても楽しめた。 「オッターモール氏の手」は、エラリー・クイーンら米国ミステリー界の大御所たちが1949年に選んだベスト短編「黄金の十二」の堂々の第1位に選ばれた作品。当然大いに期待して読んだが文章はやたらと回りくどくてウンザリするし、プ!ロットも大した事ないしどうしてこれがそんな傑作なのか、全然わからない。 ヘミングウェイは、ドライな文体と内容で、その後のハードボイルド・ミステリーに大きな影響を与えたという。ミステリー史的には価値があるのかもしれないが、この「殺人者」そのものは実にあっけない話だった。 「疑惑」も「黄金の十二」に選ばれた一品。悪くはなかったが、同じ毒薬を扱った話なら、クリスティーの「事故」の方がずっとあざやか。 以上、総じて期待外れだった。ミステリー史の勉強ならともかく、読んで楽しむだけならあまりお薦めしません。 | ||||
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