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老人と海
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老人と海の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.13pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全245件 221~240 12/13ページ
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初めて読んだときは高校3年だったのだが、正直老人の釣りをただ 淡々と描いただけの作品だと思った。カジキマグロとの駆け引きの場面ではそれこそ興味を引かれはしたものの、何か考えていた壮大な文学作品というよりは、平凡な話だなというのが、正直な感想だった。 しかし、それからヘミングウェイの著名な作品を読んでいくうちに、 彼の人生観や、描写の特徴などが分かってきた。 この作品は彼の晩年の長編、海流の中の島々の三部構想の中の一部分を 独立した小説にしたものであるが、それ故に話の内容もシンプルで分かりやすく、また著者の事実描写に徹した文体や、人生に対するシンプルな思想が上手く表れている。 シンプルな話であるだけに、著者自信の波乱万丈な人生についての描写や、理性的な愛やストイックな人生観など、色々な解釈のできる作品だと思う。 | ||||
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この本は終始老人と一匹の巨大な魚によって繰り広げられるストーリーです。老人の生き様、考え方、なにをとってもかっこいい老人です。人の生き様、駆け引きなどを楽しみたい方にはオススメ | ||||
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心情の動きについての描写がほとんどなかった気がします。 代わりに老人の行動、独り言で心情を表しているんですね。 極端すぎるほどのストイックな小説です。 戦争を経験した作者ならではの。 迫力満点、継続する緊張感。最高です! | ||||
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若かりし時には栄光を手にしていた漁師サンチャゴ。 その彼の生き様が、150ページ足らずに刻み込まれています。 読後、人間ってこんな風に年をとっていくのだなと妙にセンチメンタルな気持ちになりました。 ラストをハッピーエンドで終わらせない所が、それを際立たせています。 たった一人で沖に出て行き、あんなに苦労してわが物にした大物のカジキマグロも、だんだんとサメに食いちぎられていき、港についた時には骨だけになっているというのは悲しすぎる結末です。 ただ、大物を釣り上げようと、一人で必死に格闘する時点での老人は輝いていました。今までの漁師生活で得てきた数々の知恵と技術を使って、釣り上げようとする姿は惹きつけるものがありました。 が、結末は・・・。 本作でもヘミングウェイの表現力は見事で、まるで私も老人の小さな船に乗り込んで共に海に出ているかのようにさえ感じました。 しかし、私にはラストがちょっとスッキリしなかったので、☆4つとさせていただきました。 | ||||
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学生の頃に読んでみて「うーん、、、」「なんだこれは?」という経験を持つ方も25歳を過ぎてから、ぜひぜひもう一度読んでみてください!!! この小さな一冊に、人生の喜び、悲哀、受け継がれていく命のすべてが凝縮され綴られています。 それが決して説教臭くなく、何かを悟そうとする姿勢もなく、ただ静かに、淡々と語られる物語の中に、人間の生きるということのすべてが込められています。 まさに名作中の名作。すばらしい一冊です。 | ||||
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「キャッチ・アンド・リリース」などと仰り、釣りを“遊戯”としか捉えない人たちには決して理解できない崇高な世界。 | ||||
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84日間魚を釣れなかった自分に自信をなくしていた漁師。 彼はマグロと争っていくうちに心境が変化していく・・・。 マグロをすべてサメに食いちぎられて、何も残らなかっただろうか。 いや違う。敗北してもなお残る何かがある。 それは、自分へのほこりかもしれないし、自然に対する敗北感かもしれない。 虚無感と満足感を一緒に感じることができる作品であった。 | ||||
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本作品の主人公は言うまでもなく老人です。一般的に老人というと、年をとり力(様々な意味でも)の弱くなった存在で、年金などの社会制度の存在からもわかる通り、他人からの援助が必要な存在と思われがちです。そのためか、自分でもそう感じている人は少なくないのかもしれません。 そのような老人観の中、本作品は老人の可能性を示しているように感じられました。自分の無意識の中に潜む無力感への挑戦を促し、老人の持っている力を伝えようとしているのではないでしょうか。老人を軽視する社会への警告とも受け取れなくもありません。 しかし、最終的に獲物を鮫に食べられるという事実で、能力の限界を示しているあたり、ただの夢物語として終わっておらず、文学作品としての完成度の高さを窺い知る事が出来ます。 日本は高齢化社会と呼ばれていますが、本作品は老人への配慮の本来のあり方を示してくれているような気がします。年金制度の破綻、老人の孤独死などの社会問題は、老人への配慮一つでかわるものではないでしょうか。今の日本を築いたのは誰なのかを考えれば軽視する事など出来ないはずと、本作品を読んで感じました。 | ||||
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「一番好きな小説は?」と聞かれたときに何と答えるべきか未だに迷う。あれもいいし、これもいいと今まで読んだ本がグルグルと頭の中を巡り、結局は答えが出ずじまいということになってしまう。 そして当然この本も、その選択肢のうちの一つに入り何度も読み返した本だ。 小説というのは、なぜこんなにも人間の内部を揺さぶるのか?そしてこのような素晴らしい作品を書ける人間が羨ましく、そしてとても心憎い。 現代の小説家で、これほど無骨な男性を描ける人物は今のところ見当たらない。もしもそんな小説家が現れたら、僕は絶対に虜になるんだろうなと思っている。 | ||||
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漁師として生き、その生き方に少しの疑問も抱いていない老人・・・。 この老人にとっては漁そのものが人生だったのでしょう。 取り、食い、売るための魚は最大の敵でもあり、共に生きていく最も近い隣人でもあったのだと思います。 漁には不漁があり、海の上では苦痛もある。しかしそれに負けて怠けてしまっては魚は当然取れず、食べていく事もできない。 老人は困難にも負けず人生最大の敵に挑みました。 私も困難に負けず、自分の人生を胸を張って生きていきたいものです。 | ||||
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生きてく強さ、グレイの曲じゃないけど、それって何だろう? この作品の主人公からそれを学ぶことが出来るはず。 夢に迷ったとき、人生に影が差した時、是非読んでみて欲しい。 孤独と戦いの意義を綴ったヘミングウェイ作品の真骨頂。 ぜひ御覧あれ。 | ||||
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悲しい話だった…。読んでいてむなしくなった。 ああ、なんだか自然を感じたくなってきたよ。 全体的に緊張感抜群で、あっという間に読みきってしまう。 心理描写が実にうまく、全く飽きというものを感じさせない。 それでいて、何度読んでも面白い、素晴らしい傑作だと思う。 作者の偉大な才能には感服せざるをえない。 | ||||
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老人は、その戦いを最後の最後まで、やめようとしない。それは、老人の全身全霊を賭けた、男の戦いである。だから、「老人と海」はヘミングウェイの作品の中でも、とりわけ男性的な作品といわれる。それは、不漁が続いた後だったから、必死で老人は戦ったのだ、ともいえる。けれど、それは、人間が、何故生きるの?に近い問いかけに匹敵するような戦いなのだ。そこに、最後何も残らなくても、最後の最後まで、戦いつづけるその姿こそ、あらゆる人間の中にある生きていくことの戦いの姿が象徴されていると思う。これを読んで、あらゆる人間は生きることを勇気づけられるのだ。傑作である。 | ||||
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キーウェストへの旅行で フロリダへ向かうフライトの中で本著を読みましたが 読後、キーウェストに着いてからも感動が継続しました。 主人公のモデルとなった、 最近亡くなられたキューバ在住だったのおじさんを想像したり、 (キーウェストはキューバを身近に感じることができるので) キーウェストにあるヘミングウェーが通った バー「Sloppy Joe's」で カウントダウンパーティに参加したりしながら ヘミングウェイを想像したり、 「Captains Tonys Soloon」で壁に名刺カードを貼り付けたり ナショナル・パーク・サービスが管理する ヘミングウェイの家で 何気なく置いてあった猫の像がピカソの作であったり、 最後の1セントで有名な淡水プールを見たり、 ヘミングウェイのたくさんの飼い猫の子孫を眺めたり 彼の書斎を見たりしながら 本著について思いを巡らせてみるのも楽しいものです。 想像力をかきたてる名著です。 | ||||
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この本にあるのは紛れもない挫折だ。人生で一度あるか無いかの大勝負。一度は勝つが、結局は失う。サメに食い荒らされ、骨だけになった大カジキを見て港にいる人が言う。 「あれは何?」 「サメだよ。」 なんて惨めで無様なんだろう。でも、サンチャゴは負けたわけではない。ライオンの夢を見て、きっと翌朝にはまた釣りに行くのだ。 ヘミングウェイは、別の作品でも言っている。「人は、打ちのめされるが、負ける事は無い」 何年かに一度、この本を読み返しては、その事を繰り返し確認したくなる。この本は、僕の人生における句読点だ。 | ||||
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この本にあるのは紛れもない挫折だ。人生で一度あるか無いかの大勝負。一度は勝つが、結局は失う。サメに食い荒らされ、骨だけになった大カジキを見て港にいる人が言う。 「あれは何?」 「サメだよ。」 なんて惨めで無様なんだろう。でも、サンチャゴは負けたわけではない。ライオンの夢を見て、きっと翌朝にはまた釣りに行くのだ。 ヘミングウェイは、別の作品でも言っている。「人は、打ちのめされるが、負ける事は無い」 何年かに一度、この本を読み返しては、その事を繰り返し確認したくなる。この本は、僕の人生における句読点だ。 | ||||
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大声で独り言。老人の独りをヘミングウェイは寂しさ・むなしさをあらわす独特の感情で語ってきます。それは、一種のユーモアでしょうか・・・。なにかを感じさせてくれます。だからといって、なにかを得ようと読まないでくださいね!_(。_。)_ | ||||
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ビールグラスを片手に読みたい本です。 太陽と海。 身寄りがない漁師である老人と、老人を気遣う少年、 コーヒーカップ代わりの空き缶と、魚の油のにおい。 読後にライムを絞ったシイラの刺身が食べたくなります。 多分。 | ||||
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渋すぎる世界観。わかる人にはわかるはず・・・。老人の思考や、行動などはどことなく作者ヘミングウェイの意識が流れ込んでいるように感じられる。うまくは言えないが、ともかく読んでみればわかるはず。読み終えたあとは、不思議なかつてない感動が、心の涙が流れてくるハズ。 | ||||
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