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老人と海
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老人と海の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.13pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全245件 161~180 9/13ページ
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この本を手にするまで、和訳としての「老人と海」を読んだことはありませんでした。 若い頃に、英文で読んだだけでした。 今回和訳を読んで見て、その時の印象から大きく変わることはありませんでした。 「訳者あとがき」に“aloud”“out loud”についての訳者の見解が述べられていますが、私の印象としては、老人が独り言を言って鳥やカジキや鮫に話かけるのですが、これらは老人の頭の中の話で、それがたまたま口をついて出ている様な感じで英文を読んだ様に思います。 作品については、老人の人生の最後に何らかの「記念碑」を建てようとする意思が強く感じ取れます。 私もそれなりの年齢になって思うのですが、自分が生きた意味、存在した意味を確認しておきたくなります。 老人のこの「三昼夜」は、まさにそれであった様に思います。 従って、頭と骨だけの巨大なカジキと共に帰ってきた時、満足な眠りについて終わりますが、それはそうしたことを老人が満足した結果だろうと思います。 なかなか身につまされる部分のある物語でした。 | ||||
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中学時代、釣りに熱中していた私にとって、本作の核心はサンチャゴと大魚との長い長い闘争にあった。しかし、今読み直すと、そうではない。サンチャゴと少年マノーリンとの心の交流が、本当に、涙の出るような暖かい交流が、もっとも私の心をうつ。互いの労りが愛おしい。ハバナの浜辺の貧しい生活は、好き好んでの暮らしではないだろう。しかし彼らの幸福は、物質文明に浸りきった私たちから、ずいぶん遠くにあって輝いている。 この少年を青年と誤認した新訳があるらしい。本訳でも 「大シスラーの親父さんは貧乏じゃなかった。あの親父さんもぼくくらいの年のときには、もう大リーグにはいっていたんだよ。」(p.21) 「大シスラー」はGeorge Harold Sisler (1893年生。1915-30年大リーグ在籍)ではない(彼の父は大リーガーではなかったはずだ)。前頁で話題に上っている彼の長男Dick (Richard Alan Sisler: 1920年生)である。そして本書の訳文を信じるなら 「Georgeは貧乏じゃなかった。Georgeもぼくくらいの年のときには、もう大リーグにはいっていたんだよ。」 となるが(その場合「ぼく」は少なくとも22歳)、これでは意味を成さない。ナンセンスだ。 「大シスラー(Dick)がぼくくらいの年のときには、親父さん(George)はもう大リーグにはいっていたんだよ」 という意味のはずである。では「ぼくくらいの年」とは何歳か。Dickが10歳のときGeorgeは引退した。だからせいぜい10歳前後、である。 最後に、作品の「時」はいつか。現役の大ディマジオは不調だったらしいから、1949年または1951年(引退の年)だろう。Dick SislerのPhiladelphia Phillies在籍は1948-51年。「老人と海」発表は1952年だから、1951年 (文中記載から9月)、と考える。 | ||||
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非常に薄い短編小説にも関わらず、読むのに3日間かかってしまいました。 現在の日本の漁村に見られる風景ではないかと思いました。 新聞で大リーグの結果を見るのが唯一の愉しみとする老漁師が 小舟で3日間カジキとサメと格闘する話ですが 帰港後、老漁師を慕う少年が訳もなく泣き続けます。 これが暗喩でしょう。 私たちの周りに静かに暮らす老人老婆も5.5メートルのカジキと戦い、 サメに全てを持って行かれたのかもしれません。 | ||||
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子供の頃に読んだが、猟師がマグロとサメと戦うだけで、印象に残らなかった。 大人になったいま読み返すと、色んな経験が交錯して引き込まれ、本を手放すことができなくなった。 「人間は殺されるもしれない。でも(誇りを失わない限り)負けないんだぞ」 「何を言うんだ、お前にはお前しかついていない。何としてもやるんだ」 自問自答の形で、老人に言わせたヘミングウェイの言葉の数々。 苦しいとき、大変なとき、貴方を奮い立たせてくれるでしょう。 | ||||
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「おれは死ぬまで、お前につきあってやるぞ」 やつもおれにつきあう気だ。 老人の言葉で、思った。 自分は人間社会の中で、生きている、 オブラートに包んだ会話や 保険を掛けた生き方が、身についる。 しかし、彼を見ていると、 体にドスンっと、一撃をもらった。 「そりゃ、人間は殺されるかもしれない。 けれど負けやしないんだぞ」 すでに、彼は4日間の死闘の末、銛もない。 それでも…. 読み応えのある作品である。 | ||||
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いやー渋い! かっこいい! 会話がろくにない小説なのですが、穏やかな海、日差し、荒々しいメカジキとの闘い…、それらの情景が 映画のように浮かびます。 読み終わった後、「ああ、そういえばこれは小説だった」とようやく思い出したほどです。 訳も自然なので、ただでさえ薄いこの小説があっという間に読めてしまいました。 ハードボイルドの大家、ヘミングウェイの表現力はここに極まれり、ですね! | ||||
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お年寄りが漁に出て、カジキ釣ったり、サメと 戦ったりする話です 。 何も得るものはなく、ストーリーも退屈でした。 読んだ後、アマゾンを見たのですが、やたら高 評価が多いのにびっくりしました。 ただ、そのレビューを読むと、それはそれで何を 言っているのかよくわからない。 それどころか、「こういう文学が読み取れるオレ って賢いでしょ?」臭がしてうざいです。 文学作品、素人の私ですが、まず話が面白いか 面白くないかで言ったら面白くないと思いました。 そんな話によく☆5が付けられるなーと普通に疑問。 しいていうなら、サメのシーンは若干ドキドキしま したが、思ったより淡々と終わり、拍子抜けでした。 もしかしたら読解力が高い方には名作なのかもしれ ませんが、普通の人が手を出して、失敗するのを避 けるためにも、☆1に一票入れさせていただきます。 よく分からなかった方へ、 実際のところは、よく分からない人の方が多い気が するので、気にしなくてよいと思います。 読解力の高い人がたくさんレビューしているだけな 気がします。 | ||||
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ヘミングウエイということで読みましたが私にはよくわかりますん。熟読したらよかったのかもしれないが再度読み直す機会があるでしょう、その際、ゆっくり読んでみましょう。 この後、すでに持参していた「誰がために鐘はなる」も読みました。 | ||||
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この本は何度読んでも読むたびに違った感想が思い浮かぶ不思議な魅力あるれる名作。 | ||||
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言わずと知れたヘミングウェイの代表作。カジキマグロとひとりで死闘する老人の姿は誇り高く美しい。そして儚い。 簡潔な文体で描く海という大自然とマッチョな主人公はヘミングウェイ小説の真骨頂。 | ||||
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老漁夫がたった一人でマグロやサメと格闘するという話。自然の厳しさと老人の生き様の表現が上手く、年配の方に勇気を与えてくれる作品だと思います。 | ||||
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老人は今日も酒に酔った勢いで昼近くまで寝て、友達の少年に起こされて目覚める。そして、「また新しい一日が始まるわい」と今日を生きる意欲を燃やし始める。昨日のことはすっかり忘れて、今日の算段をはじめるのである。そして、昼飯を食べ終えると今日もまた天気が良ければ舟を駆り出し相も変わらず、漁に出かけていくのである。別に漁で儲けようとか欲を持たずに一匹も釣れなくても構わないと、船に帆を張り舵を取りつつ櫓を漕ぎ出すのである。もちろん獲物は大きい方がいいがと考えてはいるが。沖に出るに従って緊張し、もしも、大きな獲物がかかった時のために何度漁に出ても身構えてしまうのである。物語の中では超大物のカジキマグロを捕らえるのであるが、しかし、老人も今まで釣ったことのないような大物であり、予想もしなかった苦労が始まるのである。舟の側舷にくくりつけたカジキマグロは無残にも魚の餌食になって、骨だけになってしまう。老人は戦いのためにすっかり疲れてしまい港に帰ってきた時には、もう、日はとっくに暮れてしまっていた。しかし老人は満足し、自分の小屋にようやくたどり着くと友達の少年に挨拶をして「じゃぁ、またあしたなぁ」と言って飯も食べずに昔、港港で遊んで名を挙げたアフリカ時代の夢を見ながら深い眠りにつくのだ。彼は幸福だった。 | ||||
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古本屋で買った新潮文庫の物を読んだのだけど、改定前の物だと思う。同じ訳者かどうかはわからない。スラスラ読めない箇所が多かったのはヘミングウェイの魅力を半減している。 この本は単純なストーリー、描写、老人の回想、中米島国の入念な取材から出来ている。丁寧に書かれているので、著者を意識することなく、強いメッセージを感じることが出来る。訳は残念だけど、補ってスラスラ読めるほど、何度か読み返したい。 単純なストーリーが苦手な人も多いと思ったけど、高評価なのは驚いた。 | ||||
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昔映画で見たが、本の方が内容を深く把握できてよかった。 また海に出る老人の生命力に感動した。 | ||||
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起承転結ははっきりしてると思われる。 しかしながら、中盤は緩慢な展開が延々と続き、海の情景を見たり思い起こして癒しを感じる人でなければ進めるのが苦痛になるような繰り返し型の場面がいくつかある。 全体を通して、面白がらせてやろうだとか、ここで情動を発生させようといった意図のある冗漫さは無くすっきりしている印象が与えられる。 従ってライトノベルやSF物などにありがちな過激さもなく、どこか大人びた比較的穏やかな、癒しの空間を余す事無く満喫できる人には推奨したい。 | ||||
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海を舞台としたハードボイルドの世界。主人公の漁師サンチャゴは老いという現実に直面し、運にも見放されてしまっているが、漁師としての意地とプライドはまだまだ失っていない。 巨大カジキを釣り上げるまでの数日に渡る格闘は圧巻である。満身創痍の老いた身体に鞭を打ち、強靭な意志と豊富な経験でもって、何度も気を失いかけながら巨大魚との死闘を続ける老人の凄味、執念。とうとう老人は巨大カジキを釣り上げて漁師としての自分の意地とプライドを守り抜いた。しかし結局釣り上げた巨大カジキは鮫に喰い尽くされる。残ったのは、ズタボロになった老人と巨大魚の残骸。鮫に喰い尽くされた巨大カジキの残骸は老人そのもののようだ。 悲惨な物語である。しかしそこに湿っぽさや感傷は無い。青い空のようにカラッとしていて爽快感さえある。精根尽き果てた老人は大好きなライオンの夢を見て、その隣には老人の良き理解者である少年がいる。それで十分だと思った。 | ||||
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名著といわれている本作。 一度は読んでみようとおもったものの・・・。 不漁に苦しむ老人が、長年の経験から仕留めた巨大魚。 それを釣り、運び、港に着くまでの間、老人は様々な事を考える。 そして港に着いた老人をまっていたのは・・・。 というストーリー。 淡々と語られるストーリーは、現代小説になれている僕にとってちょっと退屈な物でした。 特筆するとすれば、老人が食べている魚の描写が美味しそう。 ヘミングウェイは食べ物の描写が優れている、と誰かが言っていたのを思い出しました。 教養として一読する価値はあると思いますが、面白さを求めている人には×かも。 | ||||
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作品名はもちろん知っていましたが、ヘミングウェイゆかりの地「キーウエスト」を旅行する際、ガイド本とともに手にしました。 紀行物やエッセイを読んでから旅行したことはありますが、文学物は初めてでした。 ・・・こうして出会った本がこの作品でよかった、と思いました。 奥深かったです。おかげで旅行も非常に印象深いものとなりました。 ストーリーは至ってシンプルですし分厚い本ではありませんが、名作と言われる作品には人として考えさせられることがたくさん詰まっているのだな、と感じました。 | ||||
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名作だそうですが何が面白いのかまったくわからなかった。魚を釣るまでの過程が淡々と描かれている。ここから何かを読み解ける人はすごいと思うし何を読んでも面白いと思う。 | ||||
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老人の生き様が伝わり自分に置き換えて考えさせられるような気がしました。 | ||||
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